ウキフカセで狙う尺越えデカアジへの道 (釣り方、地合い、ポイント、仕掛け)

磯、堤防

こんにちは釣具マニアです。



初心者に人気のアジ釣りですが

これが尺越えともなると

なかなか釣る事ができません。



それもそのはず

船釣だって30cmオーバーともなると

姿を見る事なんて稀なのですから・・・。



ところがですね

地磯で30cmオーバーの尺アジが

ウキフカセで釣れてしまうのです。



磯釣りとはいえオカッパリで

中々目にする事がない尺アジ連発なんで

信じられますか?



ちょっとだけ条件があるのですか

通えばきっと尺アジ連発に遭遇するのではないかと思います。



その条件ですが

それは地合いです。



その地合いですが

種明かしすれば簡単で

夜にアジを狙う事です。



昼間は小粒サイズのアジしか釣れなくても

夜の地磯は大型アジが姿を見せます。



まあ 真っ暗になった地磯で夜釣りと言うのは不安でしょうが

だからこそデカアジが接岸するのです。



磯釣りと言えばウキフカセ釣り

このウキフカセでデカアジを狙いましょう。



という事で

今回は中々釣る事が出来ない30cm越えのデカアジを

どうやってウキフカセで釣るのか

という記事となります。



まずは 

小アジばかりで

デカアジが釣れなかった男が

デカアジに出会うまでの話を聞いてやってください。



「ふう~」

もう朝の7時ごろである。



今日こそはと思い

朝の5時から釣りを始めたものの

もまともなアジが釣れない。



南蛮漬けにするようなコアジは釣れるのだが・・・。



俺が釣りたいのは

タタキにするような

でっぷりと太ったアジが中々釣れないのだ。



この男

世良井ノ伝質(よよいのでんしち)という。



タタキにするような

でっぷりと太ったアジを狙っているらしいのだが

釣れる気配が微塵も感じられない男だ。



しかたなく

トリックサビキで釣れるコアジでお茶を濁しているのだ。



と不貞腐れて鼻糞をほじくり返している所に

二人連れのウキフカセ師が談笑しながらやって来た。

どうやら釣果に恵まれて

ご機嫌なご様子。



「いやあ~~~ グレはダメだったがな」

「ああ、今日は釣れなかった」

「でもいいじゃないか アジが回った来たからかな」

「狙って釣ったんだよ狙って」

「うむ、35cm以上で40cm級も混じったからな」

「おお~ 30cmは釣れるけど40cm級は中々の大物だ」

私はそんな話を耳にしてしまった。



鼻の穴にツ突っ込んだ人差し指が

驚きのあまりさらに深く突っ込んでしまった。

「痛たたた~~~」



「はあ~~30cmのアジ???
聞き捨てならいい話しではなかいか」

とひとりごちると

脱兎のごとく

そんな話をしているウキフカセ師に駆け寄った。



「もし ウキフカセの旦那、まっておくんなせい」

「・・・| ̄ω ̄A;

口調が岡っ引きである。



何だと振り向いたウキフカセ師に

上物竿を見せて

「こういう者だ。Σ(゚Д゚|||)

「はあ・・・何ですか?」

「ご、御用だ」

「・・・(꒪꒪)

何だこいつはと顔を見合わせるウキフカセ師二人。



「今 デカアジが釣れたと言ったな」

「はあ・・・| ̄ω ̄A;

「聞き捨てならねえな」

「はあ・・・| ̄ω ̄A;

「番所に来てもらうぜ」

「あんた岡っ引きか!ヾ(◎o◎,,;)ノ



「いや・・・何時になってもアジが釣れないウウキフカセ師だΨ( ̄∀ ̄)Ψ



ちょっと危ない男の出現に

二人とも脂汗を流して頷き合うウキフカセ師の二人は

逆らっては怪我をしたらたまらんと

罪状を・・・

もとい!

ポイントと地合いを白状するのであった。



釣れた場所を聞いた岡っ引きの伝質

「え! あの地磯で!」

と口をアングリと開けっぱなしである。



「ええそうです、グレ釣りの合間で釣れるようになって
今では狙ってデカアジが
釣れるようになったのです」

「なるほど、他にも情報があるだろう」

「・・・(⌒_⌒; タラタラ

躊躇するウキフカセ師。



「言うんだ!」

「デ、デカアジは警戒心が薄れるのか夜に接岸してくるんです」

「なに~」

「後は・・・」

「おい! それ以上は( ꒪Д꒪)ノ

慌てて止めるウキフカセ師の一人。



言ってはならない秘密があるようです・・・。



「まだ、何かあるのか!」

「・・・( ̄ー ̄;

「言うんだ、言わないとこの上物竿が黙っちゃいないぜ」

「・・・( ̄ー ̄;

言い渋るウキフカセ師二人に対して更に威圧する伝質。



「市中引き回しの上、
磔獄門になっても構わないのかえ
今、白状すなら黙って目を瞑っていいんだぜ」

ついに観念したのか

「実は夜のデカアジを釣る為の
特別な付け餌がありまして・・・()´д`()

と驚くべきことを話し出した。



「何だって!(゜ロ゜)ギョェ

「ヘイ、普通は撒き餌のオキアミを付け餌にするんですが・・・」

「早く言え!」

と急き立てる伝質。



「青イソメを付けるんでやんす」

「な、なんだって!
そうか・・・青イソメか・・・
やっと合点が言ってぜ
俺のような技術がある人間が釣れねえなんて
おかしいと思ってたんだぜ
青イソメかよ畜生」

と下手くそのくせに

青イソメのせいで釣れないと

あたかも上級者を気取る下手くその伝質。



「あの、帰ってもよろしいでしょうか?」

と、もうキ〇ガイに関わるのは

こりごりという表情でこの場を去りたがるウキフカセ師。



「もう他に他に言い漏らしてる事はないな」

「ありませんよ」

「そうか、これからひとっ走り
アジ釣りに言ってくるぜ邪魔したな」

と、御用だ御用だと喚きながら

脱兎のごとく走り去る伝質。



それを呆けた顔で見ているフカセ釣り師がいたのでした。



さっそく 釣り道具屋で青イソメを購入した伝質は

デカアジを狙う事に・・・。



次第に空が暗くなり

夜も更けてきた頃。



伝質が垂らした仕掛けに反応がありました。



ウキがゆっくりと沈んでいき

波間に消えて行くのを目にした伝質は

これはアジだと

ロッドストロークを聞かしてゆっくりと竿を合わせました。



ググググン!

強烈な引き込みが襲ってきた。



「奴だ・・・奴が現れたのだ」

暫く竿をためて引き込みに耐えていると

その魚は浮いてきた・・・。



そして 目にしたのは

尺越えのデカアジ!



慌てるな、はやる心を抑えて

新調にやり取りをする事数分。

無事たもに納める事が出来たのです。



伝質は釣れたデカアジをまじまじと眺めてから

大事そうにクーラーボックスにしまいました。



そして

親指と中指で調子を取りながら

「よよよい、よよよい、よよよいよい」

と言いながら

胸を一つたたいて

「目出度いな」

と言うのである。



まだ朝マズメまで時間がある深夜の4時にであった。

「うるせんな!静か釣れ」

と言う他の釣り人も声もまったく気にならない

朗らかの表情の伝質であった。



どうですか

デカアジをウキフカセで釣りませんが

食味良し!

釣り味よし!なので満足する事間違いなしです。



地合いは夜 アジのウキフカセ

大きなアジを釣るのに大事な事は場所と地合いです。



場所は堤防より地磯
地合いは明るい時よりです。

に大きなアジは接岸します。



いくらコマセを撒いても

場所も地合いも合わないのなら

デカアジなんて釣れません。



地磯の場所は言えませんが

釣り道具店などで話を聞くのがいいかもと思います。



ただし

1級ポイントと言うのは人が知らない所なので

自分で探すしかありませんが・・・。



では デカアジ狙いのウキフカセ仕掛けをについて説明していきましょう。

デカアジ狙いのウキフカセ仕掛け

デカアジだからと

特別な高価なタックルは要りません。



しかし

それなりに調整した仕掛けなどが必要となります。

仕掛けの全体の中で肝になるのはハリスです



アジは大きくなる程

警戒心が強くなります。



そいつに口を使わせるために

ハリスを出来るだけ細くしたり

ウキの浮力を調整する必要があります。



特別な事をする必要はなく既存の道具

ちょっとだけ気を使う程度で十分だと思います。



それでは

これからデカアジを釣りを楽しむための

タックルと仕掛けの詳細説明をしていきます。

デカアジを楽しめるのはチヌ竿

上物竿にはグレ竿とチヌ竿がありますが

グレ(メジナ)と違い

根に入り込まないアジには

胴調子で柔らかいチヌ竿を使うと

凄く引き味が楽しめる事が出来ます。



また口切れし易いアジには

胴にのる調子の竿がバレづらくて有利です。



ただ

安く揃えたいと思う人には

ちょっちょだけ問題があるかもしれません。



グレ竿とチヌ竿の価格を比べると

安い価格帯にチヌ竿は無いからです。



特に06、0号などの柔らかいチヌ竿ありません。

チヌ竿が圧倒的に有利と言う訳ではなく

手持ちグレ竿でもそれなりに使えます。



どちらかと言うと

万能的に使えるのはグレ竿ですから

そちらの方を選んでも良いわけです。

アジ狙いの撒き餌と付けエサ

ウキフカセは2種類のエサを使います。

撒き餌と付けエサです。



撒き餌ですが

基本的にはオキアミブロックに集魚剤を加えた物を使います。

(グレ、チヌ釣りと同じ。)



集魚剤は大きく分けて

上でバラケるエサと

沈みやすいエサの2種類ありますが

アジのウキフカセでは沈みやすい集魚剤を自分は使います。


魚は上に浮かした方が釣り易いのですが

(だから上物釣りという)



デカアジは

撒き餌を沈めて寄せた方が釣れるような気がします・・・。

(そもそも 底より50cm以上切った所を遊泳しているので
沈めた方が釣れる!
と言うのが沈める集魚剤を使った理由です。
気持ちも大事)



なので

グレ系の上でバラケる集魚剤より

チヌ系の沈む集魚剤をいます。



使うのは定番のチヌパワー。

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ただ

アジじゃなくてもグレでも何でも良いから釣りたい

グレと言う保険を掛けたい方は

グレパワーを選択するものあり



と言うのは

夜は釣れるグレもデカいのです。

付けエサはアジキラーの青イソメ

撒き餌がオキアミなので

同じオキアミを付けエサにするのが

理にかなっているように思えますが・・・



それは違います。



同じエサを同調させなければ見切られると思うでしょうが

撒き餌は魚を寄せるための物。



撒き餌と付けエサの関係は

牛丼で寄せて

最後にステーキを見せて

食わせるみたいな感じでしょうか・・・。



アジ、特にデカアジの場合

青イソメは大好物な付けエサです。



食い込み易くなるように
青イソメの頭を落として使います。


房総で夜釣りをされる方。



船釣りではつけエサとして

青イソメをごく当たり前につけています。



夜釣りでは表面が反射するので

かなり効果的で

自分ではよく釣れると思っています。

アジの当たり方、アワセのタイミング

アジのウキフカセで

ウキに出るアタリですが

スパっと消し込むと言うより

ゆっくり沈んでいくようウキが消し込みます。



浮きに反応が出たら即合わせではなく。



十分食わせてから

(ウキが沈み込んでから)

十分なロッドストロークを取って

聞くように合わせるのがコツです

ウキフカセの大型アジ狙いの仕掛け

デカアジを釣るのにメチャクチャ特別な仕掛けを作る必要はありません。



しかし

それなりにデカアジを釣り易い仕掛けを作るべきです。

少しだけ気にすればいい所なので

そのポイントをこれから解説していきます。

デカアジはウキの浮力調整が超大事

アジのウキフカセでは

ウキの浮力をギリギリにするのが超大切です。


デカアジにエサを食わせるには

浮力抵抗が少ない方が良いからです。



さて

ウキは浮力は無い方が良いという事ですが

どのような ウキを選んだら良いかと言いますと

ケースバイケースと言うのが正直な所。



夜釣りなので

電気ウキを使う事だけは間違いありません。

アジ狙いは棒ウキか円錐ウキか

ウキの抵抗がなく消し込みやすいのは

円錐ウキより棒ウキです。



アジのウキフカセでは

浮力抵抗が少ない方が有利という事を書きました・・・。



であれば

使うのは棒ウキという事になります。



更に棒ウキにも種類があって自立式と非自立式があります。

言って字のごとく

ウキだけで自立するのが自立式

オモリを嚙まさないとウキが立たないのが非自立式です。



使い方は

水深が浅い場合自立式の棒ウキ。

水深が深い場合非自立式の棒ウキを使った方が扱いやすい。



水深が深い時に使う非自立の棒ウキですが

非常に仕掛け馴染みがよく

ストレスがありません。



デカアジ釣りでは

出来れば非自立式の坊ウキだけを使いたい所です。

(何故、非自立式かというと
浅場より深場の方がデカアジが釣れる)



しかし

風が強かったり、波が高かったりと

海が荒れ気味の場合は

円錐ウキを使った選択をされた方が良いかと思います。



円錐ウキは仕掛け馴染みが悪いのですが

荒れた海で棒ウキを使うと

ウキのトップが倒れて

アタリが取り辛らいからです。



地磯でも湾外ともなると

静謐ではない事が多いので

円錐ウキを使う機会が多くなるのは

そういう理由があるからです。

アジだからと侮るなかれ細ハリスを使え

細ハリスと太ハリスでは

魚の食いがまったく違うと自分は思っています。



魚はハリスの太さで食いが変わるので

細いハリスの方が圧倒的に有利

これはアジでも同じです。



これは

付け餌が不自然に漂うとか

ハリス自体が太くて見切られる

のではないかと思う時は度々あったからです。



さらにデカアジになると

賢くなってるので

ハリスを太くすると直に見切られます。



安易にハリスを太くするのは止めてください。

ハリスだけはお金が掛かっても
信頼の置けるハリスを使う事を強くおすすめします。


因みに

細いハリスを使う場合

チヌ竿の方がハリス切れがおきないので有利



この記事ではチヌ竿を推奨しています。

そして

ウキフカセでアジを狙いたいのは

釣り味を重視しているからだと思います。



そういう事からチヌ竿を使うのは

合理的な選択ではないかと思うのです。



ウキフカセのデカアジ釣り理想的な仕掛けとタックル

チヌ竿



スピニングリール

せっかく上物竿(グレ竿・チヌ竿)を使うのだから

LB(レバーブレーキ)のスピニングリールを

と思うでしょうが

慣れてないと扱い難いです。



したがって

チヌ、グレをガチで釣るのではなかったら

磯釣りだかとLBを使う必要はありません。



リールより竿にお金を掛けた方が

タックルバランスとしては優れていると思いますよ。

アジがデカいとはいえ

根ずれなどの心配がないなら

安いエントリーモデルで十分ではないでしょうか。



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電気ウキ

円錐ウキ チャップオン



棒ウキ ハピソン2点発光高輝度磯ウキ

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道糸



ハリス



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アジ針6号

まとめると

ウキフカセでデカアジを釣る秘訣は場所と地合い

デカアジは夜の磯釣りが吉

アジのアタリはウキが沈み込むまで焦っらずに待つ。

電気ウキの浮力はギリギリに抑える。

撒き餌は沈む集魚剤を混ぜる

デカアジタックルの秘訣はチヌ竿と優れたハリス



釣具マニアの報告でした。

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