こんにちは釣具マニアです。
ウキフカセ釣りでは大量の撒き餌を使います。
理由は魚を集める事にあります。
なので
ハッキリ言えば撒き餌さ無しでは魚が釣れません。
それでも撒き餌を使わないで済まそうというのは
取り扱いがとても面倒なエサだからです。
ガチでウキフカセ釣りをすれば
６ｋｇのオキアミブロックと集魚剤を二袋ぐらいは使います。
大量ですね・・・。
それだけでなく
オキアミブロックから流れ出る汁が超危険な代物で。
これが車内に漏れてしまうと
臭くなって溜まりません。
しかも
一度ついた臭いは中々取れないので厄介です。
その為
撒き餌さ無しでなんとかならない物かと・・・。
もっと気軽にウキフカセで竿を出したいと思いまして
色々試しました。
しかし
撒き餌なしではやっぱり思う様に釣れませんませんでした。
それは
魚影のメッチャ濃い所だと
付け餌だけでも
コッパメジナなどの小魚を釣れました。
でも時期が悪かったり
関東近郊で魚影が薄い所では
やっぱり 撒き餌なしでは厳しい物があります。
それで思ったのが
撒き餌を極力使わないウキフカセなんです。
それで
行きついたのが超ライト カゴ釣り。
オキアミブロックを使わずに
撒き餌なしでウキフカセが出来る感覚です。
道具もワゴンレベルの竿とリールでOKなので
誰でも揃えられます。
ざっくりと言うと下の様な仕掛けになるるのですが
これの良い所は撒き餌さが
超簡単に。
臭くなく。
危なく無く。
安上がりで。
済んでしまうという所です。
超ライトカゴ釣リの仕掛け
これだけでは
何故 超ライトカゴ釣りが
撒き餌を無しのウキフカセの代用になるか
分からないと思いますので・・・
ある男が超ライトカゴ釣りに出会うまでの話を
してみたいと思います。
門邪 下呂一（もんじゃ げろいち）は
ゲンナリとした表情で考えていた。
パッカンに大量に残った撒き餌に
ハエがブンブン ブブン！
と唸りながら集ってるのを見て
これは何とかしないといけないと思ったのだ。
お手軽にウキフカセを楽しみたい
と思っている下呂一には
集魚剤もオキアミブロックも
出来れば使いたくない邪魔な存在でしかなかった。
現に使った撒き餌は
多すぎて余ってしまっている・・・。
これでも買ったのは
一番小さなオキアミブロック１．５ｋｇなのだ。
釣具店の親父に
「そのオキアミブロックの汁が漏れ出ない様に
厳重に包んでくれぬか」
と言うと親父は露骨に嫌な顔をして
「何ですかおな？客さん
レジ袋に入れるんで
それ以降はお客さんが何とかしてくださいよ」
と言うではないか・・・。
私はオキアミブロックの危険性を必死に訴えた！
「少しでも漏れて
体に付着したり、車内を汚染したら大掛かりな
除染作業をしなくてはいけないではないか」
「あんたねえ、オキアミブロックを
核廃棄物扱いするのなら
釣りは止めた方がいいですよ」
「厳しすぎる云いようではないか」」
「そんな事はみんな承知しながら
それでも釣れるためには
被ばくしてもしょうがないと
撒き餌を使っているのですよ
貴方一人の為にそのような手間暇かかる事はできません」
ここまで言われると折れるしかなく
渋々オキアミブロックを買う事にした。
「それでは１．５ｋｇのオキアミブロックを
３分の１の５００グラムに分けてくれぬか」
「ヘイ、料金は１．５ｋｇのままならようござんすよ」
「それを三分の１の金額にして欲しいのだ」
「バカ言うんじゃないよ！」
と言われて
最終的には１．５ｋｇのオキアミブロックと集魚剤を買うしかなかった。
それで今
使いきれずに撒き餌さが余ってしまったと言う訳だ・・・。
「このコマセはどうしよう・・・」
海に捨てるれば、海はコマセで汚れ
トリチウムのように蓄積して
汚染の濃度がどんどん強くなる。
とはいえ
この様な危ない物を持ち帰る事は出来ない。
もし何かの間違いが合って
オキアミ汁が漏れ出ててしまうと
除染するのに最低２週間も掛かってしまうからだ。
「でもなあ、コマセを撒かないと魚が釣れないし・・・」
と一人考えている次第なのである。
そんな所に磯竿に小さなカゴを付けた
女性釣り師がやって来て
釣りを始めた。
どうやら夕マズメに的を絞って釣りをするらしい。
女性の人はウィダーインゼリーの様な袋を取り出して
キャプを外し
それを直接小さなロケットカゴに突っ込むと
袋を押してペースト状の何かを流しいれていた。
そして
えいっと！
ヘロヘロなキャストで飛ばすのであった。
むむむむ・・・
カゴ釣りようだが大して飛んではいない。
当然だ
使っている竿はウキフカセ竿なのだから・・・。
何故カゴ釣りなのに遠投磯竿を使わないのかを
私はどうしても知りたくて
その女性に聞いてみる事にした。
もしもし 貴方の釣り方は何ですか
「あら、知りませんの・・・超ライトカゴ釣りですわ」
「なんと！ そんな物あったのですか」
と驚いていると
「まあ知りませんの、それではわらわが教えてたもう」
と言うと
女はそのタックルの説明をしだした。
これは取り扱い注意の撒き餌が極端に少なくて
そして
釣れてからウキフカセのように魚の引き味が味わえる
お手軽で楽しい釣りなのじゃ」
「えええ～～～」
驚くと。
この田舎者め！
と言う感じで
「見て見よ
この様な小さなロケットかごにちょっとだけ撒き餌を入れるだけで
撒き餌を撒き散らす必要がない
メッチャ効率的なシステムなのじゃ」
「えええ～～～」
「故にオキアミは少量入れるだけなのじゃ」
「気になるのですが
それはどのくらい保存が効くものでしょうか？」
「保存期間は１年間だか
家にストックしておいても大丈夫だ
気が向いた時にお気楽に持ちだして釣りができると言う訳だ」
「えええ～～～」
３度目の驚きを口にする下呂一。
「あいわかったな」
「ははっ」
「因みにわらわの名前はアミ姫じゃ」
「はあ・・・(꒪ཀ꒪)」
下呂一は聞いてねえよと思いながら
この少し頭がおかしい女から
アミ姫の詳しい情報を聞き出さねばと思った。
「どこで売ってるのですか」
と問うと・・・。
呆れた表情で
「何処の釣り道具屋でも買えるではないか
おぬし、何も知らないのだな」
「なんだって、いつの間にそんな便利な物ができていたのか」
「お主が 田舎者ゆえ 教えて遣わすが
この、呂毛津吐籠（ロケットカゴ）なる物が肝で
コマセが超少なくなるというシステムなのだ」
「えっ！システムですが」
種を明かせば大した事が無いと思ったが・・・
よくよく仕掛けのシステムを調べてみると
なるほど
撒き餌を極力使わない良くできたシステムである事が分かった。
「まだこのくらいで驚いてはならぬ
よいか
この釣り方の凄い所は
カゴ釣りにも関わらず
魚の引きが楽しめる事にあるのじゃ」
「ええええ～～～！」
４度目の驚きである。
「まだまだあるぞ
このアミ姫の臭いを嗅いでみやれ」
「えっ・・・」
躊躇する下呂一。
いいから嗅ぐのだと言われ
恐る恐る嗅いでみると
なんと悪臭どころかフルーティーな香りがただよっているではないか！
そんな馬鹿なと
自分の危機物たる撒き餌の臭いを嗅ぐと・・・
「おええええええ～～～」
１０００万シーベルトぐらいの悪臭だ。
悪臭が鼻を破壊するように直撃する。
下呂一は急に吐き気をもよおして
海にむかって
もんじゃ焼きを撒き散らかしてしまった。
「ハア、ハア、ゼエ、ゼエ、副作用で髪が抜けそうだ」
フレーメン反応で口が歪むような顔になった下呂一。
アミ姫が
「そんな物は鉄板の前で撒き散らせ」
と宣うのだが
誰が食べるのだろうか・・・？
やっぱり撒き餌さは少ないに限るのである。
何故 撒き餌が無しでウキフカセ釣りをしたいのか
撒き餌なしでウキフカセをしたいのは
２、ウキフカセで木っ端メジナのような小さい魚でも楽しめる。
という理由からでは無いでしょうか？
少なくても私自身はそうでした。
では
何故 撒き餌のオキアミブロックを使いたくないのか？
もう一つ何故
撒き餌を使わないのにウキフカセ釣りなのか？
これを知る事で
撒き餌無しのウキフカセに
変わる釣り方の意味が分かと思います。
オキアミブロックを取り扱うのが嫌な理由
オキアミはブロックは取り扱い注意の危険なエサです。
釣り道具店で凍っている時はいいですが
ちょっとでも溶けて
そのオキアミ汁が車の車内に漏れ出た時には
それは大変です。
時間経過と共に凶悪な臭いに変化するオキアミ汁は
取り扱いが厳重注意なエサなのです。
しかし このオキアミ汁こそが
魚を寄せる元なのです。
また、凍らしたオキアミブロックを
釣り場で解凍して
集魚剤と混ぜるのも面倒です。
マジで放射性物質を扱う様な慎重さが必要とされる訳です。
オキアミの取り扱いに詳しい記事がありますので
そちらもお読みください。
少ない量の撒き餌でも効果的な超ライトカゴ釣り
実はウキフカセのように
撒き餌の量が少なくても
十分釣れる釣りがあります。
それが超ライトカゴ釣りです。
小さいロケットカゴに撒き餌を詰めて
そのロケットカゴから撒かれたコマセで魚を寄せます。
非常に合理的な釣り方で
魚の棚までコマセと仕掛けを運んで
誰が扱ってもコマセが同調するので
無駄にコマセを撒かなくても
確り魚を寄せて食わせる事ができます。
オカッパリの釣りのなかで最強の効率的な釣り方です。
普通はそれなりに遠投できる強い竿を使うのですが
それでは
ウキフカセの様に魚が掛かった時に面白くありません。
極端な例ですが
タナゴのような小さい魚を釣る場合
魚のサイズに合わして
メチャクチャ繊細な竿を使うではありませんか
それと同じ考えです。
１．２５号から２号の上物竿（磯竿）なら
木っ端メジナでも面白いです。
３０ｃｍなら超楽しめます。
ウキフカセが面白いのは魚の引きが味わえるから
ウキフカセで釣りたいのは
引き味を楽しみたいので
上物竿を使いたいからです。
それで
考えたのが
上物竿と遠投カゴ竿
丁度中間点的な２号竿を使うという事でした。
１．２５号、１．５号、１．７５号、そして一番強い２号がラインナップされています
一番弱い３号から４号、５号がラインナップされています。
自分は超ライトカゴ釣りと言っています。
超ライトカゴ釣りはどんな釣り方？
そもそもが遠投カゴ竿では無いので
背負えるカゴは小さくなります。
勿論飛距離だって遠投竿に比べれば落ちます。
しかし
ドングリウキを投げるよりは
圧倒的な飛距離が出ますよ。
そもそもウキフカセ釣りは
飛距離がどうのこうのいう釣りではありませんからね。
（撒き餌を大量に撒いて寄せるから）
それだから使う竿は丁度中間的に位置の磯竿２号なのです。
この２号竿は
サビキ釣り用の万能竿としてもよく使われており。
釣り道具屋さんでも
オリジナルブランドが格安で売られている
手に入り易い竿です。
遠投性は落ちますが
その代わり 魚が掛かった時の引き味は
ウキフカセに近い代物です。
小型のロケットカゴで吹き流す。
超ライトカゴ釣りでは
極力小さなロケットカゴを使います。
肝は胴突きではなく吹き流しの仕掛けにする事。
ロケットカゴは天秤付きの物を使用します。
胴突き仕掛けはコマセが同調しないので
コマセが無駄になり
スレて警戒心が強くなった魚は口を使わないからです。
ウキは軽さで選べば発泡ウキ
さて出来るだけ軽くしたいので
ウキの重さにも気を使ってください。
その為超ライトカゴ釣りでは
発泡のウキを使います。
この理由は２点
- 磯竿２号のキャストに必要な竿の反発を失わない事。
- 仕掛け全体の重さを軽くする事で
釣れた魚の引き味を最大限にする為です。
これは理想の撒き餌無しでウキフカセに
極力近づける為のタックルの設定になります。
タックルが激安で撒き餌が少ない超ライトカゴ釣り
上の図が超ライトカゴ釣りのタックルと仕掛けです。
竿は磯竿２号。
スピニングリールはダイワなら２５００、シマノはC3000
発布ウキは中通しの６号。
ロケットカゴは（小）天秤付き。
オモリはナス型６号のオモリを使用。
ハリスの号数と針はケースバイケースですが
フロロライン１．２５号、針はグレ針は４号を使う事が多いです。
超ライトタックルの撒き餌さ
基本 撒き餌さはアミ姫のみ。
アミ姫はオキアミではなく
アミエビを使用した撒き餌です。
集魚効果オキアミより強いのですが匂いが更に強烈ですが
アミ姫には臭いの欠点はありません。
信じられない事に
フルーティーな香りがするんですよ
まさに撒き餌の欠点を無くした画期的なエサです。
集魚剤も加えなくても集魚力があるので
アミ姫だけで完結します。
つまり
アミ姫 楽天市場はこちら
アミ姫 Amazonはこちら
超ライトカゴ釣りに使う磯竿２号
磯竿の２号竿ですが
離島の大物用の竿と
サビキ万能竿と分かれています。
超ライトタックルで使うのは安いサビキ万能竿の方で
かなり安い価格で手に入ります。
メーカー品ならエントリーモデルの
ダイワならリバティクラブ磯風２号 ４．５～５．３ｍ
ダイワ(DAIWA) リバティクラブ磯風 ２号 Amazonはこちら
シマノならホリディ イソ ２号 ４．５～５．３ｍ
シマノ(SHIMANO) ホリデー磯 ２号 Amazonはこちら
を買えばまず間違いはありません。
もっと安い物をお求めなら
プロマリンのブルーベイ磯なら
更に半額程度で買えます。
プロマリン(PRO MARINE)CB ﾌﾞﾙｰﾍﾞｲ磯 2号 Amazonはこちら
また
釣具店のワゴンでサビキ竿用として売られている竿も
磯竿２号相当なので
予算が少ない方はそちらの方を選ぶのも手です。
長さの使い分けは
足場の良い波止、堤防なら４．５ｍ
テトラ帯、地磯なら５．３ｍ
が使い易いです。
超ライトトカゴ釣に使うスピニングリール
磯竿２号と合わせるスピニングのリールの大きさは
大きさは
ダイワなら２５００番
ダイワ ジョイナス ２５００
ダイワ ジョイナス 2500 Amazonはこちら
ダイワ ジョイナス 2500 Amazonはこちら
シマノならC３０００番
シマノ 19 シエナC３０００
シマノ シエナ C３０００ Amazonはこちら
糸巻量はナイロン２号が２００ｍ以上
PEラインなら１．５号２００ｍ以上。
高級なスピニングリールを使う必要はなく
極端なオシュレーション（並行巻き）の偏りが無ければ全然OKです。
超ライトカゴ釣りライン
ウキフカセでは無いので
繊細な浮力調整は必要ありません。
とはいえ
手芸で使う様なゴワゴワのナイロンラインを止めましょう。
ナイロンで安くておすすめなのが
レグロンワールドプレミアム。
ボビン巻きですが
普通にウキフカセで使えるコスパの良いラインです。
またPＥラインを使うのも面白いです。
ナイロンラインに比べて
ラインを細くできるので
飛距離がアップします。
また魚の掛けた時の引き味も
ダイレクトな感じで楽しめます。
超ライトカゴ釣りのロケットカゴ 天秤付き
超ライトカゴ釣りのキーポイントになる道具ですが
値段は昼食程度で手に入る激安のカゴです。
状況に合わしてオキアミの撒く量を調整する事が出来きるのが良いですね。
ロストしたり、破損してもそれほど苦になりません。
海幸漁具 ロケットカゴ(天秤付) 小 楽天市場はこちら
海幸漁具 ロケットカゴ(天秤付) 小 Amazonはこちら
超ライトカゴ釣りの発泡中通し６号ウキ
そもそも飛距離を出す釣りでは無いので
ウキの軽さを優先します。
飛距離が必要な釣りではないので
ウイングのような余計な物はいりません。
中通しの発泡ウキが一番扱い易かったです。
サンナーフロート ６号 楽天市場はこちらSANNA(サンナー) サンナーフロート 適合浮力6号 Amazonはこちら
まとめると
撒き餌を完全に無くする事はできないけど極力少なくする方法がる。
アミ姫は撒き餌さの
臭い、汚れる。残ったら持ち運ぶのに注意が必要という欠点を
すべて解消してくれる。
アミ姫と超ライトカゴ釣りで撒き餌無しのウキフカセに近い釣りができる。
超ライトカゴ釣りはかなり安上がりで釣りが楽しめる釣り方である。
釣具マニアの報告でした。
コメント