絶望!リールフットが折れた時は二つの選択肢しかない(購入かメーカー修理で高額)

アクセサリー

こんにちは釣具マニアです。



ほんの不注意から

転んでタックルを地面にたたきつけてしまった。



そして・・・

リールフットが折れてしまった。



こんな経験をしてしまった人が少なからずいると思います。



このリールフットの破損ですが

修理できるのか気になる所です。



ハッキリ言えば

リールフットはハウジングの一部なので、

簡単に接着剤で修理する事はできません。



高い修理費を払ってメーカーに直してもらうか

諦めて新しいリールを買うかの

2つの選択肢しかありません。



何とかなんないの!

お思いでしょうが

これが難しいんですよ。

メカニック好き以外は・・・。



という事で

今回の記事は不幸にもスピニングリールのリールフットを

ブチ折ってしまった

メカ音痴の貴方に引導を渡す記事となっています。



諦めの悪い私が

なんとか安く修理しようと

試すも最終的には匙を投げてしまった話です・・・。



この記事を見つけて

もしかしたら、直るのではと!

希望を持たれたかた・・・。

アーメンそーめん冷ソーメン。



スピニングリールのリールフットには

結構負荷が掛かって撓む所です。

そんな負荷が掛かる所が折れたのです

簡単に直る訳ないじゃないですか!



それではその場しのぎの補修をして

絶望と希望を繰り返し

最後には絶望したリールフット修理の話をお聞きください・・・。



たった~た~た~♪

補強の星からや~~ってきた~♪

お困り事はすぐ電話

リール補修ならお任せよ~~

プロがプラスチックを補修する、プロペースト~~~♪



画面に映されていた映像が切れると

「なんだこれは・・・ ( ̄■ ̄)」



樹脂補修狡向株式株式会社(じゅしほしゅうずるむけ かぶしきがいしゃ)の社長

アドルフ・フォン・補臭蔵(あどるふ・ふぉん・ほしゅぞう)がつぶやいた・・・。



「はっ! わが社の補修材のコマーシャルでございます ( ̄▼ ̄)

「はあ?・・・どこの広告代理店にたのんだのだ | ̄ω ̄A;

「ラー痛(らーつう)ですけど」

「・・・何だその広告代理店の名前は」



「え~~と 拉麺屋 痛飲社(らーめんや つういんしゃ)
略してラー痛です。 (A;´・ω・)フキフキ

「なんだラーメン屋で餃子でビールその後
〆のラーメンを広める広告代理店か」

「いやだな~
そんなアホな宣伝をする広告代理店なんかありませんよ、
ラーメン屋でラーメン頼まないで
酒ばっか痛飲する事を広めてる広告代理店です」

「・・・なんで、痛飲しないといけないのだ
普通に飲めないのか? (*_ _)



「さあ・・・」



「おい」

「ハイ」

「その会社の沿革はどうなってる」

「はい 当時の室町幕府 足利義澄が将軍の時、
政府の広報活動機関として
設立文亀元年・・・ (((( 。_ 。)_

「もういい!!」



「で、我が社の補修材はどのよなコンセプトで売り出そうとしてるのかね」

「え~~~と資料によりますと・・・
今まで不可能とされていた、
スピニングリールのリールフットの補修
または再生でマーケットの需要を掘り起こし
まあ! すご~~い  (☆▽☆)
と言う衝撃を世間に与えつつブランドイメージを向上させる
となっております。」



「オイ!」

「ハイ」

「スピニングリールのリールフットを折る奴は世間ではどのくらい居るのかね」

「さあ・・・」



「さあ~~だと!」

「ハイ」

「大丈夫なのか?」

「たぶんですね・・・今まで諦めていたリールフットが直るとなる
バズる! はずです。」



「なんだそれは・・・そんなものでバズるか Σ( ̄ロ ̄lll) 」

「と言うのはですね社長
リールフットはそれほど難しい補修なのです。
出来たら革命的です。
我が補修ズルムケ株式会社が飛躍するまたとないチャンスですよ。
今まで諦めてたリールフットが直るなんて す・て・き となり
補修ズルムケ株式会社のプラスチックの補修に
雪崩をうって我社のもとに集うでしょう!
そして我々は帝国を築くことができるのです ( 〇□〇)ハァハァ



樹脂補修狡向株式株式会社の広報部長が

目を釣りあげて憑りつかれたように喚んでいます。



「ゲ、ゲッペルス君! 怪しい雰囲気になってきたぞ」

「いえいえ、まだ序の口です。
今密かに、エポキシパテと組み合わせて万全な
補修ができるよう着々とプロジェクトが進行中です。
かなった暁には
帝国を築き上げることができるでしょう! ( 〇□〇)ハァハァ

「ゲ・・・下痢P君は・・・」

「ゲッペルスです」



数年後この下痢pのたくらみにより

エポキシパテと同盟を結んだ樹脂補修狡向株式株式会社

強固にリールフットが治る

樹脂補修ズルムケ第3帝国株式会社と名前を変えて

プラスチックの補修市場に名乗り出たのでありました。



リールフット補修に栄光あれ!!

補修 リペア!

補修 リペア!

熱狂するリールフットの補修に歓声を上げる民衆たち・・・。



そんな熱狂する補修 第3帝国株式会社 は

この後、簡単に崩壊するのであった。



諦めていた、折れたリールフットが直ると聞いて殺到する民衆たち。

売り上げはうなぎ上り。

しかし このままでは済まなかったのです・・・。



折れたリールフットを接着したら

直に折れてしまったと

怒涛のクレーム電話が掛かってきてしまったのだ。



社内では鳴りやまぬ電話。



「えっ! 接着して使ったら直に折れたですか・・・
すいません」

「えっ!金返せですか・・・
それは私では判断が・・・」

クレーム電話の対応するヒムラー室長の焦燥した声が響き渡る。



それを横目に苦々しい顔つきでちょび髭をしごきながら

広報部長のゲッペルスを睨みつける

アドルフ・フォン・ほしゅぞう社長



「ゲッペルス君、リールフットが接着しても
すぐに折れるとクレームの嵐なんだが
確りとテストはしたのかね」

「はあ、テストですか全然してません」

「おい! それで絶対リールフットが折れないと宣伝したのか」

「プロパガンダですから嘘も方便ですよ」

「き、きみ・・・」

唖然とするほしゅぞう社長



「こういう時は逃げるが勝ちです」

とヘラヘラ笑うゲッペルスの様子を見て

「は、破滅だ!」

と頭を抱えてしまった。



その社長の様子を見て

またヘラヘラ笑いながら

「そんなにガッカリしないで下さいよほしゅぞう社長
今度は折れた竿がカンタンナオールという
商品を開発するから大丈夫ですよ」

「・・・(꒪꒪)

ポジティブな広報部長ゲッペルス君でした。



リールフットは魚が掛かった時

かなり負荷が掛かる所です。

接着如きで折れる前の耐久性が戻るとは思えません。



スピニングリールのリールフット時の選択肢は2つしかない

スピニングリールの話になるのですが

構造上 スピニングリールのリールフットは

本体といっても・・・

つるはしの柄のようなものです。



折れてしまったら柄は取り換えられるでしょう

しかし接着はしません・・・。



柄が取り替えられない人は新しく買うしかない。



柄を取り換えられる人は

柄をだけを買って取り換えて直します。



つるはしの柄は何年立っても

ホームセンターで売っているし

取り換えるのも難しくありません。



スピニングリールはつるはしより

もっと厳しく

廃版後5年しか部品を持たないので

古くなったリールのリールフットは手に入らない。



よしんば

折れたリールフットのパーツが手に入ったとしても

修理はそう簡単ではない。



リールフットはハウジングの一部なので

リールを全部バラシて

メインギアから組み直す必要があります。



リールフットは柄というより

リールの内部構造を覆うハウジングの一部なのです。



なので

自分で直すには難易度が高いかもしれません。



もし

メーカーに頼んだとしても

部品代と修理費用で高額になります。



整理すると

  • 一般的にはメーカに頼んで修理する
  • 修理代が高額なので新しくスピニングリールを買う

のどちらかではないかと思います。



普通じゃない人は

  • メーカーから部品を取りよせ、自分で組み直す
  • 古いリールでメーカーに部品が無い場合は
    ヤフオクで部品を入札して自分でリールを組み上げる

面倒臭く

それなりの知識がないと難しいですね。



それでは 

エントリークラスに毛が生えた古いリールで

部品全く手に入らない場合はどうなるでしょう?



普通は諦めて買い直しですが・・・

自分の場合は違いました。

色々な 接着剤でリールフットの接着を試みる

リールフット側のボディパーツが手に入らなかったので

ダメもとという軽い気持で接着してみました。

瞬間接着剤

リールフットは魚が掛かると

大変負荷が掛かるところです。

瞬間接着剤をダメもとで試しましたが

やっぱり役不足でした・・・。



一度折れた所から簡単に折れてしまいました。



プロリペア

出典 Amazon

次に着目したのはプロリペア。



プラスチックの樹脂を溶剤で溶かし

粉の樹脂と溶剤を会わして

溶接するように接着する方法です。



何度か割れたプラスチックの補修に成功したので

もしかしたらと思いましたが・・・

魚が掛かり大きな負荷が掛かると脆い物です。



瞬間接着剤より強いのですが

結局は同じように折れてしまいました。

ボンディツク

出典 Amazon

接着剤というより

樹脂のパテと言った感じです。



ルアーなどの補修に使ってましたが。

値段が高いうえに

プラリペアよりやや劣る強度でした。

接着方法は全部失敗したのです。

最後の手段・・・プラリペア+エポキシパテで強度が増す複合補修!

負荷が掛かると一番弱い所から折れます。

応力は単位面積あたりに掛かる力ですから 

細ければ細いほど応力の力は大きくなります。

リールフットは折れた所が弱いわけですから

それなら折れた所を太くしてあげれば

かかる応力の力は弱くなる訳です

この考え方が合ってるか合っていないか試してみました。

リールフットを接着して補強で太くする方法。

リールフットの一番弱い所から壊れるので、

肝はパテを使い太くして破損部分の単位面積当あたりの力を減らします。

ここからが手順になります。



①最初に破損部分の面積だけでは接合した強度が弱いので

プロリペアの樹脂でより多く囲えるように周辺部を削る。

持っているならルーター、無い場合は棒やすりで削る。



ミニルーター

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ダイヤモンドヤスリ 100均でもOK

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②パテで埋めるように破損部面にプラリペアで接着&盛る

プラリペアキット 下地のカラーは各種あり

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③更に緩いテーパーでリールフットを削り

そこに、エポキシパテで当初のリールフットより太くなるように補強する。



エポキシパテ

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エポキシパテを盛る事で一番弱い所にかかる応力を防ぎます。


取り合えず この方法で補修したリールフットは折れていませんが・・・

※金属ボディではこの方法は使えません


スピニングリールの樹脂ボディは
グラスまたはカーボン繊維をレジンで固めた物です。
リールフットもボディの一部ですから
折れた為に繊維自体が断裂しています。
断裂してしまった繊維を繋ぐことはできないのです。
その為
折れる前の強度は復活できない可能性が大です。

工作の時間が掛かる事と

材料、工具代など買い揃えるとなると

結構金が掛かります。



買い直すか。



時間が掛かったとしても

根気よく時間を掛てボディのパーツを探して

リールを組み直した方が良いように思います・・・。



スピニングリール組み直しの注意点

  • シマノの場合ローラクラッチは間違えて ※分解しない。
例:ローラクラッチを分解するネジは外さない(2本)
ローラクラッチをボディに止めているネジだけ外す(3本)
分解図であらかじめ確かめてから外す。
メーカーサイトからPDFを入手。


  • ダイワの場合マグオイルは流れ出るので、無かったものとして諦める。


この二つは必ずわきまえて置いてください。



素人でもスマホで写真を撮りながら

慎重に分解組み直せば何とかなるかもしれませんが

昔のリールと比べて部品点数は多いので

分解する事に慣れていないと大変です。



ただし

少なくても私がやった方法よりましだと思います。



このやり方は ボディパーツが古すぎて

どうしても取り寄せできない

思い入れがあるリールのみ有効な方法だと思います。



従来の耐久性には責任は負えませんが・・・。



これまでのリールフットの補修方法の中で一番強いとは思います。



リールフットは少し不格好になりますが・・・。



ここまで読んでいた方

リールフットが折れた場合、

二つの選択肢しかない事が分かっていただけたでしょうか?

補足、プラリペアに似た物が100円均一にあります。

プラリペアに似た物が100均一に売っています。

いや・・・売っていたですか。



ネイルで爪に盛る樹脂のようなものなのですが



使い方ですがプロリペアとほぼ同じという物なのですが

最近は目にしませんね

(おやじはネイル関係は知らないので・・・)



あればラッキーで

色々な補修に使えます。

強度は分りませんが・・・

ルアーのリップ破損ぐらいは使えるのではないでしょうか。

まとめると

スピニングリールのリールフットは簡単には直らない。

リールフットが折れた時の選択肢は2つ。

一つは新しくリールを買い直す。

もう一つは高額な修理費用を払ってもメーカーに直してもらう。

例外で一部の人だけはボディーパーツを取り寄せて分解、組み直す。

部品が手に入らない古い物はプラリペア+エポキシパテが最終版のリールフット補修。

最後の締めに100均一でプラリペアに似た物があるよ!



釣具マニアの報告でした。

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