ベイトフィネスリールとフロロカーボンの組合せは、無理すぎ。

バス

こんにちは釣具マニアです。

ベイトフィネスリールの推奨ラインはフロロカーボンだそうだ・・・。

正直、釣具マニアは えっ!と言う感じしかない。

いったい何時からベイトフィネスリールはフロロカーボンが推奨と言う話になったのだろうか?

早春になり水も温む頃になりますと、バスが本格的に釣れ出す様になります、関東では田んぼの水かきが始まると泥まみれな水が流入してしまうので春のバスフィッシングシーズンは短い。

4月の2週間が勝負の期間となるのだ!

という事で、変態Aがベイトフィネスタックルを揃えたというのでバスフィッシングに付き合わなければいけない事になってしまった・・・。

はあ~めんどうくせえ~・・・(´Д`。)

「おい、見ろよ釣具マニア、俺のオニューのベイトフィネスタックルを!」

やっぱりこの変態は自分の道具を自慢したいだけなのだ・・・。

「それに比べてなんだ、今日のお前のタックルは冴えないというか、枯れたようなタックルだな」

まったく、上から見下ろすような言い方である。

「何かさ、今日の俺って、このベイトタックルと同じで輝いてない?ねえ、ねえてば、ねえ!」

ああ、本当にめんどうくさい奴だ。

「では、我がベイトフィネスの記念すべきファーストキャストを行いま~す」

「ハイハイ、早くしろ」

「あれ?釣具マニア、テープカットみたいなの無いのかな、ワイン割るとかさ」

「たかだか、変態が一投するだけでそんな事するか!」

「あっそう!随分と冷たいな、まっいいか、では、記念すべき第一投、振りかぶって投げました!」 「あれっ?・・・」

「どうしたんだよ?」

「いや、慣れてないからかな?それではミノーに換えてと・・・アウトコーナー低めを狙って~振りかぶって投げました!」

「あでっ?・・・」

「どうした、アウトコーナーに決まったか?」

「いや、ワンバウンドの暴投だ・・・、う~んブレーキのセッティングが悪いのかな~?」

「・・・・・」

「では、ブレーキのセッティングを換えて、アウトコーナー低めに鋭いカーブを!振りかぶって投げました!」

ブシュブシュ~

「・・・・」

「デ、デットボ~ル!!」

「・・・・」

「きき、危険球でしたので、た、退場します!」

「まて、まて、たった3投で帰ろうとすんじゃねえよ!付きあわされた俺のみにもなってみろ!」

「だって、上手くいかないんだもん!」

「中二病かお前は!」

「プギィー!!  o(*≧д≦)o

「はあ~タックル貸して見ろ!」

「はい・・・」

「!・・・」

「どうしましたか先生?」

「あのさ、何でベイトフィネスリールにフロロカーボン巻いてんだよ」

「巻いてると言われましても・・・釣り道具屋が巻いたものでして・・・」

「そういう事じゃなくて、何でフロロカーボンを好んで巻いてんだ」

「好みの事を言われましても、千差万別色々ありまして、釣り道具屋がフロロの締まり方の方がいいなんて言うもんですからな、ハイ」

「なんだ?その丁度良い締まり方とは・・・」

「ええっと、何でもナイロンはキツイらしいんですよ」

「はあ?」

「いやね、自分は締まり方はですね・・・何と言うか・・・」

「おい!」

「はい・・・」

「変態、今釣りの話をしているよな?」

「たぶん・・・」

「なんで、そんなに顔がヌラヌラと皮脂で光って好色そうな顔なんだ」

「へへっ、やあ、それは~・・・」

「もう少し憶測で聞くけどな、もしかしたら、ナイロンラインを巻くとスプールが変形するとか言われたか?」

「・・・・」

「どうなんだ変態」

「さいでやんす」

「何でそんな話を信じた?」

「だって亀甲縛りとか、暴れると締りがきつくなるじゃないか!」

「はい?・・・」

「知らないのか!」

「しらねえよ・・・亀甲縛りが何だか分からない、そもそも、じゃあ他のリールに変えようなんて選択肢を何でとらなかったんだ」

「だって、スプールの穴抜け加工の亀甲模様が気に入ったから・・」

はあ~めんどうくせえ・・・・
(´Д`。)



ベイトフィネスリールはスピニングでしか投げられないようなルアーをベイトタックルで投げられるというコンセプトのリールです。

確かにナイロン4lb、フロロ3lbの細いラインを使用して、根ずれで魚に擦られてバラした経験も多く、悔しい思いをいました。

もし、6lb、8lbのラインであれば硬い根に擦られても取れたバスは結構あるのではないかと思います。

それで

この思いを実現しようとしたのがベイトフィネスリール。

スピニングでは扱えないようなやや太めなラインでノーシンカーワームなどをバスに送り込むことで、警戒心が強く口を使わなくなったバスをラインブレイクする事なく捕る新コンセプトのバスタックルです。

ところでベイトフィネスのリールに巻くラインはフロロカーボン推奨なんて話しが実しやかに伝わっておりますが、その話は違うんじゃないかと思います。



ベイトフィネスリールはナイロンラインが扱いやすい

冷静になって考えて見ましょう。

メーカーさんは軽いルアーを投げるのに一生懸命スプールを軽くする努力をしています。



こんなデータがあります。

フロロカーボンラインの比重は1.78

ナイロンラインの比重は1.14



フロロカーボンラインの方が圧倒的に重いですよね。

これってどういうことかと言うと、

フロロカーボンラインを巻くと言う事は、一生懸命スプールを軽くした甲斐も無くスプールが重たくなるということですよ。

結果を言えば実釣ではルアーが飛ばない、バックラッシュが発生し易いということじゃないですか。


最近のベイトキャステイングリール

ベイトキャステイングリールはキャストしたときスプールの回転速度とルアーの飛行速度が同じ時に最もルアーが飛びます。

軽いルアーを投げる為にスプールを軽くして、スプールにかけるブレーキの力を弱くして、スプールが回る力を即時伝わるように制御して、スプールの回転を同調させる事でトラブルがないように飛距離が伸びるようにしています。



言ってる事が分かりますでしょうか?

例えばオリンピックの競技にあるカーリングですが、あの漬物石みたいなものがありますよね、目で見ても結構重そうです。

この漬物石をストーンというそうですが。

ストーンは氷上ということも有りますがゆっくりと動いてる割には止まりません。



もしストーンが木製だったらどうでしょう?

最初に同じスピードを与えてもすぐに止まってしまいますよね、もし進行方向にモップ見たいので拭く代わりに砂でもばら撒いたらすぐに止まってしまいませんか。

この砂のような働きがベイトキャステイングリールのブレーキとスプールを軽くする関係に似ています。

ルアーが軽いと漬物石を引っ張るエネルギーが得られません、ただ木製であれば引っ張って進ませることができます。

だから軽いルアーでもスプールが同調して飛ばせることができます。

そして木製のストーンは軽いために少しのブレーキ力でも止まることができます。



軽いルアーを投げやすく、ルアーの飛ぶスピードにあわせてスプールの回転数を同調させるようにブレーキを調整できるようにしているのに、わざわざ漬物石のように重くすることが適正だとおもいますか?



フロロラインを巻くと言う事は漬物石みたいなスプールに変えるということです。

ナイロンラインは比重が軽いです、スプールに巻いたときのスプール重量はフロロラインを巻いたときより軽くなります。

これは木製のストーンです、だから軽いルアーが飛ばしやすくて、トラブルが少ないんです、

やはりベイトフィネスリールはナイロンラインが向いているのです。


もう一つナイロンが扱いやすい理由が



ナイロンラインはフロロカーボンに比べて柔らかいためキャストした時にキャスティングのタイミングの幅が広く

それに比べるとフロロラインではキャスティングのリリースポイントが狭くなって投げ難い。

特にこの傾向はロッドが短くなるほど強く、右利きの人は狙ったポイントより右に逸れる傾向があります。

感度という事であれば

ナイロンラインの伸び率は25.5%

フロロカーボンの伸び率は24.5%

とたった1%の差です

感度が良い低伸度ラインのPEは3.5%だという事を考えると

あまりメリットが無いといえますよね。



長々と説明してきましたがやはり、推奨ラインはナイロンラインなんですよ

まとめると

ナイロンラインは投げやすくて
トラブルが少ない
飛ぶ

という事です。



なんにしても、ナイロンラインは〆こむ力が強く、細いラインであればあるほどスプールを締め付けますが、スプールの肉抜き加工をしすぎでナイロンを巻けないというのであれば、本末転倒そのリールは不良品です。



ベイトフィネスリールのブレーキ、適してるのはマグネットか遠心か?

さてラインはナイロンとしても肝心のベイトフィネスリール、軽い物を投げるのはマグネットブレーキか遠心どちらのブレーキシステムが良いかという話になってくると思います。



結論から言えばマグネットブレーキ。



遠心ブレーキは立ち上がりスプールの回転が速ければ早いほど2乗のブレーキ力がかかってしまうがマグネットブレーキはがスプールにかかるブレーキ力は比例するようにかかるため軽いルアーを飛ばす事に向いています。

つまり軽い物にマッチングしやすいブレーキシステムなのです。

正直使った感想を言えば、ABU、でもなく、シマノでもなく

ベイトフィネスであればダイワかなというのが釣具マニアの感想です。

(注:一釣り道具バカの感想ですから・・・)

ダイワのベイトキャスティングリール

従来ダイワのマグフォースは空気抵抗のあるルアーに対してすごく投げやすいブレーキシステムでした、しかし低回転でのルアーの伸びが欠点で、最期の伸びが少なく失速する欠点がありました。

その為遠心力でインダクトローターを飛ばして高回転での時だけ磁界の影響を受けるようにしたのがマグフォースV、この機構を調整したのがマグフォースZ、更にスプールを軽量化してスプールの慣性を極力なくしてきたのがエアブレーキ。

何度もテストして調整して、パーツを見直してできたのが今のダイワのブレーキシステムですが、これが一番フィネスに向くと思っています。



ダイワのSVスプールいいですよ軽い物でも伸びていきます。

特に軽いルアーはルアーの形状、材質で凄く細かいブレーキ調整が必要なんですよ

ここ本当に重要でダイワのブレーキは外部ダイヤルで20段階、あのですね、
フィネスでは1クリック外部ダイヤル調整しただけでルアーの飛び方変わりますよ。


微調整しだいで結構飛ぶ距離変わります、いちいちサイドプレート開けてられないし、ブレーキの調整の細やかさはダイワが抜けてます。



スティーズのG1ジェラルミンスプール&エアブレーキなんて軽いルアーピッチング、スキッピングした時の伸び方半端ねーなんて思います、お値段高いですけどね。

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アルファスはTWになり飛距離、扱いやすさを含めて値段を比べたら他社のベイトフィネスを圧倒してます。

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ダイワのブレーキシステム の記事を掲載しました。

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