こんにちは釣具マニアです。
延べ竿で巨大魚を釣るのは中々エキサイティングです。
というのは
リールが無いので
強く引かれた時にラインが出せない。
竿のしなりと強度で耐え抜かなければいけないからです。
魚の引きを竿を立てて弾性と強度で耐えぬく!
折れるかも知れないと思いつつも
軋む竿を
悲鳴の様な糸鳴り悲鳴をあげる筋肉。
魚とのタイマン
男の釣りですね!
と、このようなビックフィッシュとのやり取りをするのですから
最強の延べ竿が求められ・・・。
最強という事ですから
現在の竿の中でも
最高の素材が必要だと思われます。
そして最強の延べ竿として
作られたのがシマノ ボーダレス GL。
値段は実売で5,6万円でしょか・・・
高いですね。
でも
もっと安い竿グラスロッドの延べ竿で
ビックフィッシュと対決する事が出来ると言ったら
信じることができますか?
最強延べ竿の陰に隠れ
注目されなかった激安グラス延べ竿の
意外な真実について迫っていきたいと思います。
まずは
最強と延べ竿を自慢しまくりの男と
激安延べ竿を普段使いしているい男が
ビックフィッシュとどのように向かいあっていたかの
話をしてみましょう・・・。
時は遡る事
叫喚(きょうかん)3年の世
反吐市中(へどしちゅう)を流れる
阿羅川(あらかわ)での出来事である。
剛力自慢の奈ノ 亜呂伊之介 高学(なの あろいのすけ こうがく)は
自慢の剛竿を持ちて釣りに来ていた。
生来が傲慢な男で
突然 釣りをしている人たちに中に割り込むと
わが物顔で6mを超える竿を振り回した。
「キィエ~~~o(゚д゚o≡o゚д゚)o」
怪鳥のような甲高い嬌声を張上げると
上段から下段へと
右から左へと
左から右へと
竿を振り回す物だから
周囲の釣り人達は慌てふためいてヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ
釣り座から逃げるようにいなくなってしまった・・・。
何故このような暴挙に対して
皆ただ逃げるだけなのかというと・・・。
この男
「何! 儂がここの剛竿 某打霊洲 次郎 忠充を試し振りを妨害しようとは無礼千万!
そのそっ首 この剛竿でブチ落としてくれようぞ」
と変な名前を付けた竿を振り回して
暴れまわるものだから
頭のおかしい、無い類の無敵の人と思われ
誰も文句をいわなくなってしまったのだ。(꒪ཫ꒪; )ヤバイ
この日も
さんざっぱら自慢の竿を
ビュン、ビュンと振り回して満足すると
誰もいなくなった釣り座に腰をかけた。
「今日はビックフィッシュが釣れそうな良き日和だな~」
と呟くと乱れた髷を直して
仕掛けを投入し、のんびりとした様子で
腰の扇子を取り出して煽ぎだした。
そして
竿を振って体を動かして吹き出した汗をぬぐうのであった。
亜呂伊之介、剛竿を過信しての油断というのが見て取れる。・.。*・.。*(〃´∀`)☆・.。*・.。*
水面に浮かんだウキも
同じ様にのんびりとした物で
たまに船が通った時に起こる波でユラリ、ユラリと揺れるだけなのである。
そんなのんびりした雰囲気の中で 亜呂伊之介
こっくり、こっくりとしだすと
鼻から鼻提灯を膨らませて
眠りこけてしまった。
「ぐが~~、 ぐが~~~Oo。。( ̄¬ ̄*)」
その時を待っていたかのように、
ユラリと揺れていたウキがピタリと止まると
突然消し込むように消えた・・・。
一瞬のウキの消し込みのあと
ガクンと倒れるように穂先が水面に突き刺さるように動くと
やっと異変に気が付いた亜呂伊之介。
水面に引きずり込まれ寸前の竿尻を辛うじて掴むと
なんとか竿を立てようとするのだが
ビックフィッシュらしく中々思うに任せづ竿が立てられない。
「竿が立てられない~~」
歯を食い縛り渾身の力を込めるも
防戦一方で
竿はどんどん水中に潜り込んでいく・・・。
この攻防の決着だが
更にパワーをあげた魚の引きで終焉を迎えた。
亜呂伊之介は
「竿が引きずり込まれる~~~」
と言うと
大事な大事な
剛竿 某打霊洲 次郎 忠充から手が放せず
魚と共に川に引きずり込まれてしまった。
亜呂伊之介は何もする事ができず
水中に引きずり込まれ
そして
岩にしこたま頭を打ち付けてしまった。=͟͟͞͞=͟͟͞͞三❆)’дº);,’:
そのまま亜呂伊之介は気絶
ついには竿を手放してしまい。
川面に仰向けになって浮かびあがった。
気絶した亜呂伊之介は
服ははだけそして朝でもないのに裾から
失った剛竿の代わりに
股間の剛竿を見事に付き立たしながら
ゆっくりと下流に流れていくのでありました・・・。
あわれ亜呂伊之介!
さてその1時間後の事。
知ってか知らずか
引きずり込まれた亜呂伊之介が釣りをしていた釣り座に
居を構える男がいた。
この男べナべナの無名の安物の延べ竿をビニール袋から取り出して
同じ様な釣りをするのであった。
しかし亜呂伊之介と違い
男の持っていた竿は
だらんとした張りがない竿。
よく見るよ他にも違いがあって
竿尻にバンドを取り付け
バンドのリングにロープが結びつけられていた。
そのロープを近くに打ち込まれたピトンみたいな物に結ぶと
「なったな」
と男は呟き
これまた鼻提灯を膨らませて眠ってしまったのであった。
しばらくのんびりとした時が過ぎ
同じ様にユラリ、ユラリとのんびりと揺れていたウキが
突然ピタリと止まった。
ウキは突然消し込み少し時間をおいてから
竿先が水面に突っ込んだ。
この男も亜呂伊之介と同じ様に慌てると思いきや
薄笑いを浮かべて竿を握っているではないか!
この男
具裸酢 三四郎というのだが
貧弱な体つき。
竿までもヘナヘナ。
とてもじゃないがビックフィッシュに対抗できないと思いきや
強い引きでも粘ること粘る事!
しかしである
掛かった魚は数多くの釣り人を引きずり込んだ歴戦のビックフィッシュ!
先ほど亜呂伊之介を引きずり込んだ突進力を見せると
ついには男の竿を伸してしまった。
これで終わりかと思った瞬間
男は何の躊躇もなく突然竿を放してしまった!
さぞガッカリとしているのかと思ったが
この男
水の中に引きずり込まれる竿を余裕の笑みで見ているのである。
その男の手には確りロープが握られていて
竿と繋がっているではありませんか!
その男は手に持ったロープを
巧みに繰り出したり、引張ったりして
ビックフィッシュの引き込みをいなすものだから
流石のビックフィッシュもついには
まいってしまった。
ついには水中に引き込まれた竿の
竿尻を握ると
竿を立てて
しなやかな竿の弾性でビックフィッシュをいなすのでした。
疲れ果てたビックフィッシュは
ついに水面から空気を吸い込んで
グッタリと疲れた感じで玉網に入れられ
釣り上げられてしまったのだ。
しかし、せっかく釣り上げたビックフィッシュを見ても
いきり立つどころか
かったるそうにしているだけなのだ・・・(´Д`。)。
感激したした素振りも見せないのは
べナべナの激安の竿で釣り上げたかせいかもしれない・・・。
亜呂伊之介の竿と違い
激安で30分の1価格の延べ竿には
俺の竿だけが釣れるのだという特別な高揚する感情がないので
つまらないのかもしれない・・・。
人とは勝手な物である・・・。
ガイドロッドよりゲーム性を感じる延べ竿
ガイドロッドと延べ竿を比べると
掛かった魚が小さくても延べ竿の方が感触を楽しめます。
故に延べ竿は小さい魚に対して使う物思われていますが・・・
ビックフィッシュ(怪魚)を延べ竿を使う事で
よりドキドキして
緊迫したやり取りを楽しめます。
ビックフィッシュを延べ竿で釣る快感
ビックフィッシュを延べ竿で釣るとどうなるか?
竿が限界までまがり
竿が伸されない様に
両足を踏ん張り
または竿を担ぐようにして
力の限り竿を立てる力と力のせめぎ合いになります。
軋む竿と。
風鳴りする糸。
軋む筋肉。
このような緊迫感がある魚とのやり取りが
凄く楽しい。
ガイドロッドは強く引かれた時
リールのドラグが滑るので
延べ竿のような緊迫感のあるやり取りができません。
つまり 竿の弾性だけで勝負する延べ竿は
伸されても折れないような
高強度のブランクが必要だという事です・・・。
では 曲げても折れない強度とはどういうことでしょう。
ビックフィッシュを釣る延べ竿のブランクとは
日本の内水面のビックフィッシュの代表格といえば鯉。
他には雷魚、ナマズなどもそうです。
北海道、東北等では サケなどの
70cm、80cm級のビックフィッシュが竿を曲げてくれます。
しかしアベレージでという事になると
都内の河川域でも釣れるレン魚こそがビックフィッシュ!
このようなきが強い魚を釣るの延べ竿は
それなりに強いブランクが必要です。
シマノさんではボーダレス
ダイワではサーモンハンター
高強度カーボン繊維にナノアロイを取り交ぜたて作られた延べ竿なので
お値段は6万円とかなりお高い延べ竿です。
この価格を聞いて
延べ竿でゾクゾクする魚とのやり取りをしてみたいと
興味をもったひとも
値段の高さで腰が引けてしまいます・・・。
やはり
ビックフィッシュを捕るには
高い延べ竿じゃないといけないのでしょうか?
延べ竿の高額な最新素材の話の前に
ビックフィッシュを捕るための
竿に必要な構造について少し話しておきましょう
ビックフィッシュを取る延べ竿は振り出しが絶対条件。
延べ竿には
継ぎの無い1本物。
継ぎがある竿でも
並継ぎと振り出し竿があります。
継この中で継ぎが無い1本の延べ竿が一番最適なのですが
5mの長い竿を持ち歩くという事になり現実的ではありません。
延べ竿の継ぎがある物は
振出と並継ぎになるのですが
ビックフィッシュは振り出しの延べ竿しか使えません。
何故?並継ぎではなく振り出しの延べ竿なのか
釣り道具屋さんに行ってワゴンに入っている激安延べ竿を見ると
100% 継ぎは振出市の竿です。
延べ竿ではヘラ竿が安い物が振り出し
高い竿が並継ぎになっているのですが
ダイワのサーモンハンター、シマノのボーダレス
お高いのに振り出しの延べ竿です。
理由は伸された時に
節がスッポ抜けないから・・・
並継ぎは節が抜けるから使えないのです。
振出は玉口がストッパーのような役目をしているので
スッポ抜ける事がありません。
安物竿はすべてスッポ抜けない振出しです。
ナノアロイのカーボンロッドが本当に最強の延べ竿?
延べ竿で最強と言えば
ダイワなら 遡 サーモンハンター
シマノならボーダレスです。
この竿には曲げ強度が強いナノアロイが使われています。
曲げ強度が強い=折れない竿。
ですから
ビックフィッシュを取る為のアプローチとしては
間違いはないと思いますが・・・
一般人には受け入れられない方法だと思います。
なぜなら
延べ竿でビックフィッシュを釣るという・・・
あまり認知されていない釣りのくせに
竿の値段がメチャクチャ高すぎます!
そこで代案ですが・・・
実はビックフィッシュを捕るためには
そのような高価格な竿は必要ありません。
激安のグラスファイバーでも
ビックフィッシュは取れるからです。
カツオの1本釣りで使われるのはグラスファイバー
漁業でカツオの1本釣りと言うのを聞いた事が有ると思います。
延べ竿でカツオを釣るのですが
使われる竿の素材はグラスファイバーです。
趣味のものではなく
事業で使われるものなので
使えない物を選択する筈がありませんよね。
なにしろ収益に関わる問題なので
妥協は出来ないからです。
えっ!そんな激安グラスロッドで大丈夫なの?
グラスロッドの延べ竿は
釣り道具屋のワゴンセールで売っています。
価格は千円台から2千円台まで非常にリーズナブル。
グラスロッドが安いのは古い素材で
欠点も多いからです。
グラスロッドの欠点は
- 重い
- 感度がない
- 張りがない(反発力がない)
ですが・・・
ビックフィッシュを捕るためには
たいした欠点にならなのです。
それより
グラスファイバーの最大のメリット
ビックフィッシュ狙いの延べ竿として成り立たせているのです。
昔から鯉釣りで実績のあるグラスロッド
荒川などの都内の河川で
レン魚、鯉りなどでグラスファイバーを使われている方を目にします。
特にレン魚は1mを超える物が掛かるのですが
問題なく釣れます。
カーボンの延べ竿もいいのですが
グラスロッドは安くて
曲げ強度が強いので十分対抗できますよ。
グラス延べ竿の欠点による影響は?
グラスの欠点についてもう少し説明しましょう
わかって使えば対処できるからです。
グラス竿は重たい
常に手持ちするような釣りでは
グラスロッドは使いたくありませんが・・・
待ちかまえて、エサで寄せる釣でしたら
重さは何の問題もありません。
竿掛けに置けば良いですし
ヘラブナの様に瞬時に手首を使って合わせる釣りでもないなら
(ビックフィッシュの釣りは合わせるのは難しくない)
重くても十分対応できます。
グラス竿は感度がない
竿の伝わるアタリではなく
ウキにでるアタリを取る釣りなら感度の悪さは関係ありません。
グラス竿は張りがない(反発がない)
グラスの竿の使用感はふり抜けが悪く感じるのですが
それさえ許容できれば納得して使えると思います。
またカーボンのような高反発ロッドは
遠投性が求められる釣りには必要ですが
そうでない場合
張りの無さは是非もんではありません。
こいう事から
安くて曲げ強度をがるグラスロッドを好んで使い人も多いのです。
グラスを使う優位な所はこれ以外にもあります。
それを説明しておきましょう
きっとグラス延べ竿を使って見ようと思いますよ。
ビックフィッシュで必要な尻手ロープで魚の突進をいなす。
ガイドロッドと違い
延べ竿は
ビックフィッシュとの綱引きのような状態
竿を伸されるともう後がありません。
ビックフィッシュの引きに合わして
ですから耐えに耐えて
もう一段上の突進をくらえば
竿を手放すか
竿を持ったまま水中に引きずり込まれるしかなくなってしまいます。
そうならない様に頑張る!
と言っても
伸される時は伸されてしまいます。
そういう最悪の事態に対処するのが尻手ロープ。
これにリールのような役割をさせるのです。
尻栓、又は尻手ベルトにロープを結ぶことで
手放しても
魚の引きに合わして
ロープを出したり、手繰るたりする事ができます。
とはいえ
高額なロッドの場合
やはり 竿を離す事に躊躇してしまいます。
何ぜでしょう?
水中の中は常にフラットになっている訳ではありません。
岩、テトラなどがあるので
魚に引きずりまわされ挟まったり。
擦られたりします。
竿が折れてたり
傷がついてしまう可能性もあるという事ですが・・・
高額な延べ竿ほど躊躇してしまうと思います。
でも安い竿ならどうでしょうか?
最強カーボンロッドとグラスロッド価格差30倍
高額な最強延べ竿は
竿を手放す段階になって最大の弱点を晒します。
恐れ多くも
6万円の延べ竿だらかです!!
引き込まれそうなっても
そう簡単に手放せるでしょうか?
では グラスロッドの値段といえば
たったの2千円です。
水中に放り投げて岩に擦れて傷がついても
たとえ折れたとしても
そんな値段ですから
躊躇なく手放せるとお思いませんか?
プロマリン(PRO MARINE) PG 光流DX
巨鯉釣りでかなりの実績ありの延べ竿です。
伸されても折れない粘りがあり
バラス時は針が外れるか
曲がって外れるかでメチャクチャ丈夫。
重たいけど
540、450の長い竿の方が魚の引きをいなせるので有利です。
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尻手ベルト
安物で十分機能します。
安い物、デザイン気に入って物を使えばいいかと思います。
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尻手ロープ
尻手ロープと言うより
タコ糸を使っています。
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ホムセンで売っているロープで
結べて切れない物なら何でもOK。
尻手ロープを使う時は
指サックは手袋は必ず付けておきましょう
摩擦で火傷します。
補足 中国製カーボンロッドの強度は?
最強カーボンロッド
激安グラスロッド
この価格の間に
激安中国製カーボンロッドと言う物があります。
ナノアロイでもない普通のカーボン
グラスに比べれても曲げ強度は弱いので
両社と比べて折れやすい。
それにもまして 厳しいのが
ブランクに厚みの差が存在するのが厄介です。
巻き芯にカーボンのシートを巻きつける作業などは自動化されておらず
人がやるものなので
技量の差がでるものです。
ましてや 安売りに為
品質管理などされていない物が多く
竿の厚みの薄い所からポッキリ通れてしまいます。
普通に使う分には問題はありませんが
ビックフィッシュを釣る延べ竿としては遠慮したいと思います。
まとめると
延べ竿は竿の弾性だけで勝負するエキサイティングな釣り。
竿の弾性ゆえに最強のカーボンロッドが必用と思われる。
曲げ強度の強さならグラスロッドでもなかなかの物。
最強カーボンロッドとグラスロッドの価格差30倍。
安竿ゆえに手放せる激安グラスロッドの方が釣り易い。
釣具マニアの報告でした。
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