こんにちは釣具マニアです。
クランクベイトの専用ロッドとして
グラスのコンポジットが脚光を浴びてますね。
シマノのゾディアスシリーズの中にグラスコンポジットロッドがあります。
なんと！値段は１５０００円と各社のグラスコンポジットの中で
破格の値段と話題です。
ゾディアスがカーボンモノコックハンドルを搭載してから注目を浴びてる中
さらに注目を浴びてるグラスコンポジットロッド（クランキング専用ロッド）
について解説します。
お手頃価格だから使いたいけど・・・・
クランクベイトを使うのにグラスコンポジットは如何なのよ！
と 迷っている方に読んでいただきたい記事になります。
早速、結論から言ってしまえば
グラスコンポジットロッドはクランクベイト専用として使っても
上手い人ならいざ知らず、初心者には非常にストレスがかかってしまうロッドです。
初心者ほどMLクラスのカーボンバーサタイルロッドを使いましょう。
えっ！ クランキングロッドがダメで 何でカーボンロッドなのかですって？
バスプロが使っていて良いと言っていたんだぞ！
そうですか・・・バスプロですか・・・。
彼らは違うんですよ・・・。
騙した訳ではないです。
嘘もありません。
ただ彼らは上手いんですよ。
まだ分かんないですか・・・。
それではある日のグラスコンポジットの出来事話しましょう・・・・。
私はスペアリブだ！
失礼スペシャリストだ！
昨日バーベキューで食べたスペアリブが美味かったので間違えた！
スペシャリストというのはだな、その道での専門家ということだ。
尖がってるくらいにその道でのレベルが高いので普通の人には理解できないものだ。
所で私には苦手な人がいる。
それはゼネラリストだ。
私の天敵と言ってもいい！
何でもそつなくこなしやがって！ この八方美人が！
ああ、興奮して私の名前を言ってなかったですね。
私はある宗教に入っている。
私が入信してるのは
ゾディアス教 真庭派（まにわは）
名前は印法 天痛（いんほう てんつう）です。
所でゾディアス教には二つの派があって
私が所属してるのが真庭派で
もう一つが薔薇娑耐流派はなのだ。
真庭派は唯一を追求するのに対して
薔薇娑耐流派はみんな平等で無くてはいけないとの教え。
相容れないのである。
そして驚くことに
その敵対関係にある宗派の人物が私の会社の上司でもある。
上司の名前は
赤尾瓶感肌 クレイジ ノエビア（あかおびんかんはだ くれいじ のえびあ）と言い
何にでもケチをつけて口うるさい女性上司なのだ。
さてノエビアですが
自分が博識を鼻にかけ何でもできるのよ。
肌が敏感だけど。
あかおびんと何の関係もないの。
という上司です。
宗派も心情も真っ二つの二人・・・。
今日も今日とて激しく対立するのでした。
この前も・・・
「ちょっと～ 天痛、このワームの動きが悪いのは何でなのよ！」
「ノエビアそれは無理です、私にはワームは専門外です」
「なによ～、無能ね！ 仕事を選ぶつもり、だから巻物ばかりなのよ！」
ムカつく奴です。
ある時ですね得意先のリップラップ商事から大口の契約が取れそうになったのですが
丁度、私のクランキングの知識が役にたったのを根に持ってるんですね。
「ノエビア、それではリップラップ商事に契約の打ち合わせに行きますよ」
「ちょっと待ちなさい、今日は暑くて汗をかきそう」
ぷしゅ～ぷしゅ～
えいとふぉ～
まただ・・・またスプレーを体中に吹きかけてる・・・・。
ぴゅしゅぷしゅ～
えいとふぉ～
「ノエビア またシリコングリですか？」
「何よ！ エチケットじゃないのシリコングリスを吹きかけるのは」
「何でシリコングリスを吹き掛けてるんですか？」
「馬鹿ねあんた、そんな事も分からないの～
だから、馬鹿みたいに巻物しか扱わないのよ」
「・・・・ ｜￣ω￣A；」
「あのね～ カーボンロッドは表面をすべすべにしなと い・け・な・い・の
･.｡*･.｡*(〃´∀｀)☆･.｡*･.｡* 」
「・・・・ (￣■￣)」
「わかった」
「はあ・・・そうですか
でもフッ素グリスの方が長期間、お肌がツルツルと聞きますけど・・・・」
「・・・・ (￣■￣)」
「ああ、フッ素グリス高いですからね～ ノエビアじゃ無理ですよね～」
「おだまり！ なんて女性に対して失礼な事をいうのよ
鈍感にもほどがあるは、だからグラス出身者はダメなのよ」
「・・・・」
ネチネチと嫌味な話が多いので黙る事にします。
それでもリップラップ商事に行く道すがら
ノエビアがまくしたてます。
「ああ、暑いは～」
ぷしゅぷしゅ～
えいとふぉ～
「すいません ノエビア タクシーの中でシリコングリスを吹くのやめてください」
「あら、どうして、あなたも少しすべすべにして敏感になりなさいよ、
本当にグラス出身者は鈍感なんだから」
「はあ・・・」
「ちょっと運転手さんクーラー効いてないんじゃないの～」
「・・・・ (꒪ཀ꒪)」
「やだ～ もう～ 汗で私のブランクがべたべた～」
「・・・・ (꒪ཀ꒪)」
「高弾性カーボンは敏感なのよグラスと違って！」
ぷしゅ～ぷしゅ～
えいとふぉ～
ふきふき ((((*。_ 。)_
すると タクシーが道路の段差を乗り超えた衝撃が！！
ガタンガタン
「キャッ！
何なの運転手！ 気負つけなさい！ (#｀皿´)」
「はあ・・・ （￣ー￣；」
ちょっとした段差でもギャースカ文句をいうノエビアに対して
不服顔の運転手さん・・・。
「何！ 私は高弾性カーボンなのよ、
しかもミディアムライト学部出身のバーサタイル学科なんだから
無駄にボトムノックするんじゃないわよ！！」
と厳しいような訳の分からん発言に・・・。
「はあ・・・」
「分からないのバスのくせに！」
「いえいえ、バスの運転手じゃ無くてタクシーです （￣～￣）」
「そんな切り返し、しなくていいのよ、このバス！」
「・・・・ (￣■￣)」
「何がいけないのかまだ分からないの！」
「さあ・・・」
「もう、分からないなら教えてあげる ｡：ﾟ(｡ﾉω＼｡)ﾟ･｡
私は高級な高弾性カーボンだから振動が伝わりやすいの
肌も体も感度が敏感だから～」
頭がおおかしいのでしょうか？
「・・・・ (￣■￣)」
運転手は降りかかった災いにボー然として困ったようしながらに天痛を振り返ると・・・
「ええと～天痛さんは流石にグラス出身ですね～
タフで粘りがあるから、こんな上司でも我慢できるんですね～ ｜￣ω￣A；」
「ほっとけ！ Σ(￣ロ￣lll) 」
という事でグラスロッドのキャストフィールは良いものの・・・
感度には劣る為
一部のクランキングマニアしか使いません。
ワームもできるバーサタイルのMLクラスのカーボンロッドの方が
初心者には扱いやすいと思います。
えっ・・・ 今までの話の展開から、
とてもカーボンロッドが扱いやすいと思えないですって。
・・・ちょっと構成を間違えたかもしれません。
それでは変な方向にいってしまった話を補う意味でもう少し深彫りしながら
クランキングはグラスコンポジットなのか？
カーボンロッドなのか？
どちらがいいのか話していきますね。
バスプロがグラスコンポジットを使ってるが・・・・。
上手い人が使う物が必ずしも使いやすいものとは限りません。
何の話しだと思います？
グラスコンポジットの事ですって。
グラスコンポジットは使い慣れた、
バスフィッシングのスキルが高い人には素晴らしいロッドですが
それほどでもない・・・
人にとっては扱いずらいロッドなんですよ。
専用ロッドだからと
誰でもクランキングした時に相応のメリットがあるとは思わないでください。
それほどでもない釣具マニアが
「げっ！ なんだこのロッド」
と思ってしまったのです・・・・。
それではどうしてこんな事になるのか
グラスコンポジットとカーボンロッドを比較しながら
メリット・デメリットを比べてみましょう。
グラスコンポジットのメリット・デメリット
グラスコンポジットには2種類あります。
カーボン含有率多めのグラスコンポジット
と
グラス含有率多めのグラスコンポジット
どうでもいいでもいいように見えますが
かなり感触が違います。
ここで取り上げるのは 柔らかめの
グラス含有量が多いグラスコンポジット
ゾディアスのクランキングロッドになります。
グラスコンポジットのメリット
グラスコンポジットのメリットはいくつかあります。
- バスのバイトを弾かない。
- バスが掛かってもバラしにくい。
- 空気抵抗がある軽いルアーでも投げやすい。
- ルアーのウエイトの範囲が広い。
と4つぐらいあります。
人にもよるでしょうがグラスコンポジットの中で最も重要と思えるのが
空気抵抗がある軽いルアーでも投げやすいところではないでしょうか
グラスコンポジットはキャストした時のフィールが快適で
思わず投げて巻きつづけてしまうような魅力的な感触のロッドです。
この感触だけでも価値はあるのですが・・・。
それでは何故
と思ってしまったのでしょうか？
グラスコンポジットはデメリットも強烈なんですよ。
それではデメリットにフォーカスを当ててみましょう。
グラスコンポジットのデメリット
- ロッドに感度がない。
- キャスティングの精度が低い。
- 根掛かりする。
- バスを掛けずらい。
- 重たい。
- ワームは絶対無理。
結構ありますね。
この中で最重要なデメリットは2つ
ロッドに感度が無い事と根掛かりする事です。
グラスは本当にそこまで感度がないの？
と思うでしょうが
ロッド素材の弾性率と感度はほとんどイコールに近いです。
バスロッドに使うカーボンは中弾性から高弾性ですね。
弾性率は３０ｔから４５ｔまで
では・・・・
グラスの弾性率はどのくらいだと思いますか？
グラスの弾性率はたったの８ｔでしかありません。
高弾性カーボンの8分の1の弾性率です。
他に良い所があるのでグラスを使っているのですが
感度に関しては確実にカーボンロッドより劣る事が分かっていただけたでしょうか？
感度が無いとですね
特にクランクベイトを根掛かりが多発するゴロタ石周りで
ボトムノックさせる時には感触が薄くて恐怖でしかありません。
こういう所にバスがいるのだからしょうがないのですが・・・。
ゴロタ石周りでは石に当たって弾く感触がやばすぎるほど鈍くて・・・。
（ルアーが弾かれないで石に絡むような感触）
マジで根がかる！
というルアーロストの恐怖と闘わなければいけないことです。
大げさなと思うでしょうが・・・・。
皆さんは 目隠しして急な山道を歩けますか？
目が見えると安心して山道は歩けるようにですね。
ロッドの感度があると、ボトムに何かあるか分かるので
安心してゴロタ石などのハードボトムをボトムノックできるんですよ。
感度が鈍いグラスコンポジットはボトムの状況も把握しづらいし
クランクベイトの回避行動も取りずらいでスタックの確率が高まります。
これが超ストレスになるんですよ。
このようなグラスコンポジットのデメリットの反対がカーボンロッドです。
カーボンロッドのメリット・デメリット
デメリット
- バスのバイトを弾く。
- 空気抵抗がある軽いルアーが投げづらい
メリット
- バスを掛け易い
- 感度がある。
- 根掛かりしない
- 軽い。
- バーサタイルでルアーの適用範囲が広い。
メリット・デメリットによるカーボンロッドの特徴
まるでグラスコンポジットの逆ですね。
つまりカーボンロッドは投げづらいけど
感度が高いのでルアーの動きとボトムの感触が把握しやすいのです。
グラスコンポジットに対して目を開いて山道を歩いてる感じがする。
のがカーボンロッドだと思います。
しかも最近はベイトリールの性能が良くなりました。
軽い物でも投げられるのでオカッパリで皆さんが軽いシャロークランクを投げても
昔のようにキャスティングでストレスになる事がありません。
それより底質把握とバスのバイトがあった時の掛けていくストレスのなさの方が
全体的には有利だと思います。
掛調子が好きな人が大多数、ヒット率は掛調子
グラスコンポジットのイメージを持っていただくために
別の釣りについて話しをしましょう。
エリアフィッシングのロッドはパラボリックアクションですよね。
乗せてから掛けるようにして魚の口にフックセット。
または巻き合わせとか・・・
意外と針掛かりに慣れるのに時間がかかります。
乗せ調子に慣れたんだけど・・・
結局の所 好みが重要です。
皆さんはただ魚が乗るのが楽しいですか？
パラボリックのロッドでトラウトを乗せる釣りが楽しいか？
アジングロッド・バスロッドを使った1例です。
アジングロッドとかバスロッドをエリアで使うと
アタリに対して硬いロッドで掛けていく感じになります。
これが意外と楽しい。
自ら掛けに行く感じが人にとっては重要なのだと思います。
エリアでアジングロッドとかバスロッドで楽しむのは
皆さん素人くさいからやらないのかと思ったら・・・
意外と掛けていく硬い竿が好きで、
掛調子のロッドで楽しまれてる方も居るんですね。
しかも掛けるだけなら・・・
アジングロッドの方が釣れる数が多かったりします。
釣具マニアが使った場合での話ですけど・・・。
乗せる、ばらさない、釣れるの構図は人によって違うし
当てはまらないかもかもしれません。
グラスコンポジットとカーボンロッドをもう少し整理してみる。
グラスコンポジット
じゃあグラスコンポジットはエリアロッドと同じ認識でいいのか？
と思いますよね。
ちょっと違います。
エリアロッドはバッドまでデロデロで柔らかいですが
グラスコンポジットはバットを太くして
カーボンをプラスした事でバットがしっかりしている。
話を戻すと弾性率でグラスは８ｔという話をしましたね。
覚えていますか？
ロッドのティップはグラスメインですからたとえバットをカーボンで補強したとしても
柔らかいのでバスがクランクベイトを吸い込みやすいんですよ。
そのためクランキング用のグラスコンポジットは バスを乗せるというより
ワンテンポ遅らせてから掛ける感じなので
タイミングが分かるとエリアロッドほどストレスがかからないのです 。
キャスト精度はエリアロッドより方向性が良く中間から穂先までがしなやかなのが特徴。
そのためエリアロッドより快感です。
問題
やはりボトムノックの感度が問題で
使い慣れた人はクランクベイトがスタックしそうなときは瞬時にテンションを緩めて
上手くかわせるが初心者には難しいと思います。
カーボンロッド
カーボンロッドは逆にファーストテーパーの感度ギンギンの方が底質感度が優れ
バスのバイトの感触が気持ちよかったり・・・。
掛けて行くときのリニアな感触の方がストレスが無いので
こちらの方が面白いという人もいます。
最近はベイトリールの進化が凄いので
軽量級シャロークランクのキャスタビリティが凄く向上してるのために
ワーミングロッドでクランクベイトを使うのが全然ありだと思うようになってきました。
そんな尖ったロッド出なくても
エントリーモデルのライトアクションのベイトフィネスとか
MLのバーサタイルロッドは対応範囲の広いロッドでクランキングは十分楽しめます。
特にオカッパリはロッドの本数を持てない分
クランクベイトにはエントリーモデルのバーサタイルロッドの方がいいと思います。
オカッパリの方は魚探としてのクランクベイトを運用することも重要になります。
そういう意味ではシステムクランクの考え方と
カーボンロッドを組み合しては如何でしょうか？
システムクランクの詳しい記事は下記に
問題
逆にカーボンロッドでありながら偏にソフトティップなカーボンロッドがあります
その方が 石にスタックしやすくクランキングには中途半端な感じがします。
バスアングラー スキル別 おすすめクランキングロッド
初心者
MLバーサタイル カーボンロッド
ダイワ バス X 632MLB、662MLB
バス X 632MLB、662MLB Amazonはこちら
メジャークラフト バスパラ BXC-632ML
バスパラ BXC-632ML Amazonはこちら
シマノ バスワン XT１６２ML2
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アブガルシア バスフィールドBSFC-652ML
オカッパリで何でもできる、シャロークランクも引きつつ、ワームまたは他のルアーも1本でこなしたい人には向いています。
各社エントリーモデルの売れ筋ロッドでもあります。
中級者
感度の高いLからMLクラスのファーストテーパ カーボンロッド
ダイワ リベリオン 631MLFB
リベリオン 631MLFB Amazonはこちら
シマノ ポイズンアドレナ センターカット2ピース 166ML-2
ポイズンアドレナ センターカット2ピース 166ML-2 Amazonはこちら
中級クラスの高弾性カーボン、低レジンの感度が優先 先調子のワーミングロッド。
積極的にゴロタ石エリアでバスを掛けて行く人に最適。
上級者・クランキング中毒者
グラスコンポジット
クランキングのスペシャリストはグラスコンポジットでしょう。
甘噛みみたいなバイトまで乗せて掛けるにはグラスコンポジットが必要です。
ゴロタ石周りでのクランクベイトの取り扱いにはテクニックがいるかもしれませんが
キャストのしやすさはリズムがつかみやさは
扱えれば釣れるバスの数が増えると思います。
1万円台であるのがうれしいですね。
２０ゾディアス 170M-G／170M-G/2 Amazonはこちら
まとめると
グラスコンポジットは初心者が手を出すな。
初心者はエントリーモデルのバーサタイルロッドMLクラス。
ベイトリールの進化で感度ギンギンのカーボンロッドがクランキングは面白い。
グラスコンポジットはクランキングを極めたい人にはお勧め。
釣具マニアの報告でした。
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