堤防のカワハギ、釣れたのは胴突きよりテンビン仕掛けだった。

投げ釣り

こんにちは釣具マニアです。



船釣りでは有名なカワハギ。

最近では堤防の釣り物として晩秋から冬の釣り物としてメジャーになってきました。

しかし言うほど関東周辺では釣れないのです。



ところが伊豆半島 特に駿河湾側では

よ~く 堤防でカワハギが釣れました。



もう船に乗ってカワハギ狙うより簡単だったので

皆さんも何かの機会

伊豆の堤防で釣りをするならお試し下さい。



それで・・・

気になるのは釣り方ですよね。



実際に釣れた堤防のカワハギ釣りですが・・・

仕掛けは驚くことに胴突き仕掛けより

片テンビン仕掛けの方が釣れてしまったんですよ。



自分は船釣りでもカワハギ釣りをしますが

胴突き仕掛けと比べると

アタリの出方が大きくて

めっちゃ釣れました。



という事でポイント、時期 仕掛から竿まで

カワハギが釣れた時の事を少し脚色しつつ・・・。

そのあと真面目に解説していきたいとおもいます。



ある所に・・・

本カワハギ追い求めて3千里も彷徨ったと

喚き散らかしている馬鹿 二人がいました。



その二人

1フランダースの馬鹿パシリッシュ

あらい糞 ラスかす



今日は

ララランランラン
ララランランラン
ララランランランランランランランラン♪

と浮かれています・・・。



実は明日は伊豆の堤防でカワハギ釣りなのです。



情報では伊豆の某西にある堤防あたりで

カワハギが釣れるらしい・・・。



らしいというのは

あまり詳しい情報がないからなのです。



このような、微かな希望にすがるほどカワハギが釣れない二人。



カワハギを狙い神奈川の堤防を彷徨い。

船釣りでカワハギを釣りに行って
二人でたった2匹しか釣れなかったんです・・・。



透明拘束の沼津インターを降りて

一路目的の堤防へ

と思いましたが・・・。



たどり着いた休息をとるための漁港。



この漁港 沼津名産を食べさせてくれる食事処が沢山、軒を列ねております。

まさに

海産物が広がる世界名作劇場や~~。・.。*・.。*(〃´∀`)☆・.。*・.。*



この食事処みたダメな二人・・・。

「おおお~~~寿司~すっし~ (☆▽☆)

「おおお~~~生サクラエビ~~ (☆▽☆)

「うおおお~~~沼津疥癬丼! (☆▽☆)

食事処の店先で魚介類のメニューを見て発狂しております・・・。



「パシリッシュ! これは食べぬと後悔することになるぞ」

「確かに確かに、食わねば 一世一代の不覚!」

「くおうぞえ~~ (~ ̄▽ ̄)~

「くわねば~~~ (~ ̄▽ ̄)~

何しに来たんでしょうか・・・この二人・・・。



カワハギを訪ねて船でコケにされ

神奈川の某堤防でも踏みつぶされて

カワハギを求めてはや3年の月日が流れているというのに

危機感がありません・・・。



漁港の食事処に駆けこんで一心不乱に箸を動かしております。



しばらくして胃が落ち着いた根でしょうか

ゆっくりと、お茶などを喫しておりますと・・・。 y( ̄Д ̄)。oO



「ラスかす~ お腹も膨れたことだし、そろそろ出発するか~」

やっとやる気が出たようです。



「そうだな~ 温泉は何処にするか~」

「そうだな~ 海が見える露天風呂だろう~」

完全に目的を忘れています・・・。



温泉を探しつつ一路西へ車を走らせていると

とある漁港で釣りをする人たが見えます。



「ラスかす~」

「なんだ~パシリッシュ」

「俺たち何しに来たんだっけ ( ̄■ ̄)」

「それは~山海の珍味を味わいつつ、温泉につかって・・・」

「あれっ・・・? 何しに来たんだっけ・・・」

「・・・・ ( ̄■ ̄)」



やっと思い出したラスかすとパシリッシュ急ぎ釣り道具屋さんでエサを買い

カワハギ狙いの堤防の検討を始めます。



「見てみろ、ここのポイントが潮通しは良くて良さそうだ」

「マテマテ・・・ここも良さげではないか」

「むむ・・・」

「見てみろ ここの堤防は名物のカニが食べられそうだぞ」

「おおお~決まったな」

一体この二人はカワハギを本当に釣るつもりがあるのでしょうか・・・・。



カニが名物の堤防についた二人。

「カニが食べられるの食事処は何処かな・・・」

完全に観光モードになっています・・・。



「そうだな~~」

と悩んでおりますと・・・

通りすがり釣り人の会話が聞こえてきます。



「お前 伊豆まで来てカワハギ狙いなの」

「真鯛なんて確率低いだろう・・・」

「高級魚を狙わないのか」

「釣れてなんぼだろう・・・カワハギでも釣れればいいよ」

「・・・・ ( ̄■ ̄)」
「・・・・ ( ̄■ ̄)」



先ほど釣り人さんが話していたカワハギの話は
ラスかすとパシリッシュに衝撃を与えました。

「カワハギの価値は 無いらしいな・・・」

「俺たちの感覚で言えばネンブツダイ的な扱いかな」

「それだけ簡単に釣れるのか・・・」

「彷徨い歩いて3年 目立った釣果が無い俺たちに・・・」

「春が・・・」



そして・・・先ほど話していた釣り人の後をストーカーのように付け回しています。



そして

くだんの釣り人が仕掛けをセットしだすと。

「どうやら ここがカワハギのポイントのようだな・・・」

「こんな所で本当に釣れるのか」

「さあ・・・」

と釣り人を観察し始めました・・・。



すると・・・なんという事でしょう 船釣りでも滅多に釣れない

25cmぐらいのカワハギが簡単に釣れてるではありませんか!



「げえええ~~~釣れたぞ! (((゜Д゜;)))



それを見た

ラスかすとパシリッシュ、額を寄せて何かひそひそと話し合う事 

数分・・・。



先ずはパシリッシュ・・・が

ララランランラン

ララランランランランランランランラン♪

と鼻歌を歌いながら何気に釣り人に近づいて行くではありませんか。



「この花は私なの・・・やっと綺麗に咲きました」

わけのわからない独り言を言っております。



そこに飛び出てきたラスかす

「パシリッシュどうしたの? 何があなたをこんな事に!」

「誰かだれか~~助けて~~パシリッシュが~~」

驚いた表情で気が触れた二人の見ていた釣り人さん・・・。



そんな釣り人さんを急に睨みつけて

ラスかすが

「あなたたち 助けてください!」

「はあ・・・」



虚突かれた釣り人さん

「どんな仕掛けでカワハギを釣っているのですか」

と急に問いかけられてビックリしています。



急転直下、気色の悪い寸劇からの展開に気が動転してしまい

「ええと、テンビン仕掛けで 青イソメでカワハギが釣れます。」

「釣針は?」

「釣針は流線針がいいですよ」

と正直に答えてしまってるではありませんか。



追い打ちをかけるように追加の質問をするラスかす

「して、誘い方の肝は何でしょうか?」

「ええ・・・とリフト&フォールです」

「なるほど・・・」



ここまで聞き出したラスかすとパシリッシュ

また 額を寄せて ヒソヒソと話をしております・・・。



そして釣り人の後ろに行くと

「しまった~~毒を毒を飲んでしまった~~」

また気が触れた演技を始めだしました・・・。



「どうしたパシリッシュ」

「お腹が~お腹が痛いの」

「なに~ 先ほど落ちて
ハエがたかっていた鳥のカラ揚げを拾い食いしたからだ!」

野良犬なのでしょうか・・・。



「助けて~~~」

「ゲロゲロ~」

後ろで気味の悪い二人組の寸劇に身の危険を感じた釣り人さん・・・。

気味悪そうな顔をしてどこかに行ってしまいました。



見事、ポイントをゲットして

ついにエルドラドの巡り付いたようです・・・。



そして カワハギ釣りの秘訣を聞き出した二人

やっと本気になって急いで釣り支度をします。



ついに

究極の堤防カワハギ仕掛け

実は

ありふれた テンビン仕掛けをセットして 普通にキャスト!!



釣り人さんが言っていたように

リフト&フォールを繰り返します。



すると・・・

「グググッ ガガン」

と鋭い当たりが 魚の引きを楽しみつつリールを巻き上げると

何と 23cmの肝パンカワハギをゲット!



この後二人は貪るようにカワハギを釣り上げます・・・。

ナイス カワハギ!

グッド カワハギ!

と歓喜の声。



そして次第に興奮してきたのか・・・。

「1匹残らず釣り尽くせ! ( ꒪Д꒪)ノ 」とか

「小さいワッペンサイズさえも残すな! ( ꒪Д꒪)ノ 」とか

「このポイント我らが焦土にしてくれようぞ! ( ꒪Д꒪)ノ 」とか

悪魔のような表情になってわめきたてます。



このようにイキっていますが

この仕掛けはあえて、エサを飲み込ませる仕掛け。



カッターみたいな歯を持つカワハギはハリスを傷つけるため

一度カワハギに飲み込まれたハリスは使えません。



損耗率が激しいのですが

その代わり釣れる確率が上がるのです。



つまり

もうすぐ仕掛けが底を付くことに気が付いていません。 ( *´艸`)

しばらくして

「あで・・・・ 仕掛けが~~ 仕掛けが~~ (꒪ཫ꒪; )ヤバイ

とサイレンのように叫ぶ声が響き渡るのでした。 ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ

伊豆半島周辺の堤防でカワハギ釣り

魚影が薄いと本当の事が分からないかもしれません・・・。



堤防のカワハギ釣りという事で 関東の堤防を釣り歩いた事があるが

大した釣果には恵まれなかった。



そんな所、伊豆の某堤防で釣りをしている人のバケツをのぞくと

カワハギが五匹程度入っているのを見ました。



堤防釣りでまとまってカワハギが釣れたのを見たのはこれが初めてだった。



聞いてみるとちょい投げで釣れたとの事。

堤防でカワハギが釣れるのは本当だったのだ。



早速釣り道具屋さんへ

ここで驚くべきことが

堤防でのカワハギ仕掛けはないとのこと



伊豆半島の駿河湾側では カワハギを狙う人がいないのだ・・・。



カワハギのエサで有名なアサリも置いてないくらいだ。



取り合えず青イソメを買い

胴突き仕掛けも一緒に購入してみた・・・。

カワハギは胴突き仕掛けではあまり釣れない

カワハギが釣れてる堤防に行ってみた。



ほとんどの人はエギ、マダイ狙いの置き竿

または 遠投両軸のカゴ釣りだ。

誰一人としてカワハギを狙ってる人がいない。



お手本がいないのだから

手探りで釣り方を探るしかない。



まずは・・・カワハギ釣りでは有名な胴突き仕掛けで試してみるが・・・。



投げてみると ベラなどの外道が掛かるくらい

カワハギらしきアタリはあるのだが・・・全く掛けられない。



そんな事をしているうちに

根掛かりでロストして仕掛けを全部使ってしまった。



どうやら今回もカワハギはお預けのようだと諦めかけたが

時間だけはあるから

大型のシロギス狙いの仕掛けに青イソメを付けて投げてみた。



すると物凄く明確なアタリがあってカワハギが釣れてしまった。

簡単に釣れたのは普通の天秤仕掛けだった

竿もリールもラインも同じなのに

胴突き仕掛けから テンビンの仕掛けに替えただけで

カワハギの釣れ方が劇的に違います。



試行錯誤と言うのがおこがましいですが・・・

堤防で何回も釣行してカワハギが釣れまくった仕掛けをご紹介します。

堤防のカワハギ仕掛け

この仕掛けを見て、釣りをしたことがある人なら

メチャクチャ普通やん!

と思うでしょう。



そうなんです!普通なんです。

シロギスの天秤仕掛けで 針は流線の8号の赤針

ハリスがフロロ1.5号 幹糸2.5号のありふれた投げ釣り仕掛け。



まず テンビンですが浮き上がり易いジェット天秤を使用します。

カワハギの特エサはアサリより青イソメだった

アサリを持ち込んで試したことがありましたが・・・。

この仕掛けで アサリの反応は良くありませんでした。



エサが無くなり易いというのもありますが

同じ仕掛けでもアタリの出方がまるっきり違うのです。



アサリでは「クックン」という感じのショートバイトのアタリですが
青イソメは「ガガガガガガン!」と激しい感じでアタリが出ます。

もちろん合わせやすいのは青イソメですが・・・

その代わり エサはよく飲み込まれていました。

誘い方はズル引きじゃないよリフト&フォール

投げ釣りでは・・・底を探る様な感じでズルズルと底を引いていきますが。

カワハギ狙いの場合

縦のシャクリ



①リフト&フォール 
②食わせの間にズル引き

という事を繰り返します。



青イソメを浮き上がらせて、漂わせるのが肝



そのためにテンビンは浮き上がり易いジェット天秤を使用します。

漂わせるのは餌を違和感なく吸い込ませるためで

そのため吸い込まれやすい流線針を使用します。



エサだけを取られることが少ないのですが飲み込まれやすいのが欠点。

それでも釣れることを優先してこのような仕掛けになりました。



飲み込まれてハリスが傷みやすいので

仕掛けの予備は多めにもっていってます。

大体1日釣りをすると10セット以上は使っていました。


ですので仕掛けは自作するか

安い仕掛けを探して使っていました。

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ショートロッドよりロングロッド

水深が20m~30mぐらいの深い水深を狙います。



堤防でこのくらいの水深があるのが駿河湾の堤防ですね。



そのぐらいの水深の所までキャストしないといけないのですから

ある程度は飛距離の出る物は欲しい。



言うても60mから100mぐらいまで飛ばせれば事足ります。

リフト&フォールの為 竿は短いちょい投げより

安くても長い投げ竿が圧倒的にやり易いです。

堤防カワハギ釣りに使うラインとリールについて

極端なはなしスピニングリールなら何でもよいレベルです。

ただし

天秤仕掛けの投げ釣りですからPEラインを使用します。



本格的な投げ釣り用のラインではなくて激安で十分ですが

自分の投げた飛距離がわかり易いという事なら 

10m刻みのマルチカラーラインが使い易いでしょう。

出典 ウミネコ

国産の投げ釣り専用ラインを使うほどではありません。

放浪カモメライン 10m刻みのマルチカラーライン

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放浪カモメラインの号数で0.8号

国産に換算して 1.2号がおすすめです。

時期は11月から1月まで 最盛期は12月

堤防のカワハギ釣りは季節が合わないとあまり釣れません。

時期は10月後半から始まり12月が最盛期

1月まで釣れ続きます。

伊豆の釣れる堤防の肝とは・・・!

伊豆半島は半島を挟んで

相模湾側の東伊豆

駿河湾側の西伊豆に分かれます。



水深の浅い所でもカワハギは釣れますが

魚影もサイズも段違いなのが駿河湾側の西伊豆



外側、内側関係なく水深が20mから30m水深に届く堤防が狙い目ですよ。



人がいないから釣れないという事はありません。

こういうところが竿抜けして場荒れしてない方が

カワハギは釣れます。



カワハギ釣りで釣り場、漁協等に迷惑が掛かるといけないので特定しませんが

そのような所を探してカワハギを釣ってください。

まとめると

堤防のカワハギ釣りは意外にも天秤仕掛けの方が釣れる。

天秤仕掛けでカワハギを釣る場合、消耗が激しいのストックは10セット以上は用意したい。

消耗が多いので、安い仕掛か自作がおすすめ。

ポイントは駿河湾側の西伊豆。

堤防カワハギが釣り易い時期は11月から1月まで。



釣具マニアの報告でした。

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