包丁を研いでも切れないとお嘆きの方、短時間で研ぐのは簡単です

メンテナンス

こんにちは釣具マニアです。



あのですね・・・・

釣りに行ってちょっと高級魚が釣れました。

喜び勇んで家も持ち帰ったはいいけれど

包丁が切れないので、

魚の身がグズグズのボロボロになったという経験はございませんか?



確かにそんな事があった!
と言う方・・・。

それで、その後どうされました?

包丁を研いだ。
なるほど・・・。

それで魚は上手く捌けましたか?
えっ・・・相変わらずのグズグズのボロボロですって・・・。

つまり包丁が思うように研げなかったという事ですよね?



皆さん、魚を捌こうとして包丁を研いだはいいけれど・・・。

研いでも研いでも時間ばかり立って疲れた・・・。

中々包丁に思ったような刃が付かないという経験はございませんか?



どうしてなんだろうと思いますよね?

実は最初がいけないんですよ。



でも

このような事は簡単に解決できます。

もっと刃物を削れる砥石をを使ってください。



砥石はシャプトンの#320がおすすめ



この砥石からスタートすれば包丁は短時間で研げて切れるようになります。



それでは シャプトンの砥石を刃の黒幕を使わなかったばかりに

没落して二度と日の目を見ることが無かった伝統ある研ぎ師の話をいたしましょう。



私は代々刃物研ぎ師として名流の分家として枝分かれして・・・。



それから更に枝分けれして・・・。



何が何だか分からなくなって来るくらいに枝分かれした。

伝統ある3流刃物研ぎ師の家に生れた。



薬あるトキは やくによひ

酒あるトキは さけによひ

曲がるトキは 乗り物によう・・・。

こんにちは いつも何かでラリッている。

今日も よかいち

78代当主 逆 爆沈(さかさ ばくちん)と言う物です。



本日は週に一度の神聖なる、刃物研ぎをする日である。

我が爆沈家では この日に依頼された刃物を研ぎ、収入の糧となすのだ。



刃物に聖なる力を宿らせるために

それ相応の用意が必要だ。

それが伝統ある刃物研ぎ師の家で研いだ刃物のなのだ。



「それでは・・・装束に着替えて神聖なる気持ちで、刃物を研ごうぞえ~~」

「装束はこれにて」

「・・・・ 半透明じゃのう・・? (꒪ཫ꒪; )ヤバイ

「はっ! 当家の伝統にのっとりまして、ポリ塩化ビニールの装束でございます」



「随分と浅い伝統ではないか?」

「何分にも当家の予算も苦しいので・・・」

「冠は何処か?」

「ポリ塩化ビニールの装束と一体化しております」

「であるか・・・ (꒪ཫ꒪; )

爆沈はビニール製の装束を羽織るとフードを被った。



砥石台の前にしゃがみ

半透明のビニールカッパの裾を払う。



真剣な眼差しで砥石を見つめて、慎重な手つきで木桶の中に砥石を沈めると・・・

「い~ち、にぃ~い、さぁ~ん、しっ」

と120回数える始めた。



「むむむ・・・ぷくぷくと泡が多すぎる・・・劣悪な砥石ではないだろうな
試しに刃を当ててみよう」

シュシュシュシュ

「何だこれはクソ柔らかい砥石ではないか!」



家裁の黒子 砥汁(くろこ とぎじる)は下を見たまま

「はっ・・・」

と声を出すだけで、その後、何の返答もしないのである。



「とぎじる! 全く研削力がないではないか、なんというメーカーの砥石だ」

「はっ!シマちゅうでございます」

「聞いたことがないな・・・」

「・・・・ | ̄ω ̄A;



「して、今回使う番手は何番ぞえ?」

「#1000でございます」

「クソ・・・
始めから砥石が#1000では使えないではないか、
中砥石のシマ・・・なんだったけ?」

「シマちゅうでございます ( ̄▼ ̄)

「それ、それ! ホームセンターではないか! ヾ(◎o◎,,;)ノ

「はっ・・・ 」



「もう少しまともな砥石は用意できないのか」

「な、何分にも当家は伝統ある3流の家系でございますれば・・・」



「うるさいな、3流でもシャプトンぐらい買えないのか?」

「ヤバトンですか !!(☆▽☆)

「貴様、おちょくってるのか? 
味噌か? そんなに味噌と とんかつのコラボレーションが好きなのか ( ゚Д゚)㌦ァ!

「矢場とんは好きでございます」

「・・・・ ( ̄■ ̄)」



爆沈、疲れたような顔をして

「これでは、爆沈に包丁を研いでもらったら、爆沈したみたいに言われかねないぞ!」

と無能な家裁にいうのだが・・・

「ぷっ! ( *´艸`)

「笑ったな、笑ったであろう」

「いえ・・・」



「お前も家裁なのだから、
シャプトンの#320くらいは使わないと
お家のメンツが保てなくなるぐらいは判れ!」

「#320に頼るのは女子供の所業、やはり天然砥石で当家の伝統を守るべきとか存じます」

「貴様 なんだホームセンターの砥石をだしおって! よくもぬけぬけと
何が天然砥石だ脳内が天然だな、このボケ」

「それも、これも、ご当主がぼんくら過ぎて
研いだ包丁も脳味噌の切れ味も欠しいのが原因なのでございます」

「なんだと!」



このように切れ味の悪いディスり合いが続くのですが

いっこうにまともな刃物が研げないな逆 爆沈



結局シャプトン#320が買えずに

お家断絶のうえ磔獄門の刑に処せられて

滅亡してしていったのでございます・・・。



世間では・・・まあ3流だからいいや

と瞬殺で忘れ去られるのでした。



やはりシャプトン#320ぐらいはないと

このようになるという教訓ですね。

おしまし。



刃物に刃を付けるのは研削力とは

刃物に刃が付くというのは、どういった状態でしょうか?



包丁を研いだ時、

研ぎ面の反対側にかえりが刃先にあらわれることです。

かえり:研ぎ面の反対側の刃先にあらわれる、削りカスで、刃物が研げた証明でもある)



指の腹で触ると分かりますが刃が付くと明確に引っ掛かりが確認できます。

このかえりが出るのは、どのような砥石が一番早いのでしょう?

中砥石#1000 定番説

ご家庭では1000番程度の粒度の砥石を使って

包丁を研ぐのが定番と言われています。



包丁は砥石の番手が高い砥石ほど切れ味が鋭くなりますが、

家庭なら#1000程度で研いだ包丁の切れ味で十分でしょ。

と言っているのです。



随分と馬鹿にしてると思いませんか?

また1000番の砥石だけで刃が付きやすいという事ではありません


最終的には#1000程度で仕上げるという意味です。

いまいち、よく分からない説明ですね・・・・。

ご家庭で使っている包丁の状態

ご家庭で一番多く使われている包丁は牛刀か三徳包丁がほとんどです。



この牛刀と三徳包丁ですが、ほとんど長い間研がれていません。

ですから全然切れないですよね! 



こんな状態の包丁を鈍ら(なまくら)と言い

刃先は鈍っているので、

刃付けとしては初期の状態からやり直しという事になります。



このような状態の包丁に

#1000の中砥石では研削力が足りないのです。

簡単にかえりを付ける砥石は粒度+硬度

#1000の中砥石では研削力が無いので、時間が掛かかります。

特に安物は砥石に硬度が無いのでさらに時間が掛かる。



ですから、粒度を下げ、硬度がある荒砥石を使う事で鈍ら包丁に

手早くかえりを付けやすくする事ができるのです。

研削力が高い硬い砥石とはどんな砥石?

研削力は砥石の粒度だけでは測れません。

なぜなら、砥石の硬い、柔らかいで刃の付くスピードが違うからです。

粘土みたいな砥石とセラミック砥石を比べると

刃が付くスピードはセラミック砥石が圧倒的に優れています。

包丁が切れるようになるには 最初の整地(かえりを出す)が大事

刃が付かないのは中途半端に研いでいるからです。



100均一包丁なら何とかなるでしょうが・・・。



お使いの包丁が本割の包丁とか白紙以上のハガネの場合は

刃が硬くて研げないことが多いのです。



刃付けは整地と同じで最初にしっかり整えることが大事。

整地がしっかり出来てない所に家を立てても問題が多い家になってしまうでしょう?



ですから最初に荒砥石で刃先全体に渡って確りかえりを出すことが

早く研げて、切れる刃先を付ける秘訣なのです。

シャプトン#320 刃の黒幕の使い方

かえりを簡単に出せる砥石は何がよいかと言いますと

おすすめなのがシャプトンの#320



セラミック砥石でお求めやすい価格で簡単に手に入ります。

とにかく かえり が簡単に出るので 手早く包丁が研げます。



これは誰が使っても同じなので、研ぎに慣れていない人ほど

打ってつけな砥石ですね。

シャプトン#320で研ぎ始めた場合と中砥石で研ぎ始めた場合の違い

自分で試してみて驚いたのですが

荒砥石でしっかり、研いでかえりを出してから
中砥石で研ぐとビックリするぐらい素人でも切れる刃が付きます。


例1

シャプトン #320 → シャプトン #2000

切れ味鋭く 研ぎあがる時間も短い



例2

柔らかい茶色の中砥石 #1000 → シャプトン#2000

時間がかかる。

何故か? 切れ味も悪い。

切刃に確りかえりを出していなかったからです。

刃物にもっと切れ味を出すには。

例1で研いだ包丁にシャプトン#5000をあてると

購入当初の本刃付けした切れ味が戻ります。



例2で研いだ包丁は多少鋭くなるなあ・・・で終わってしまいます



例3

シャプトン #320 → 柔らかい中砥石#1000

例2に比べて圧倒的に早く刃が付いて切れ味も出ます。



つまり始めが肝心、たまにしか包丁を研がないご家庭こそ

スタートでシャプトン #320を使うべきなのです

包丁を荒砥石から研ぎあげる時間はどのくらい

最初から粒度が高い砥石で研ぐほど手間取ります。



悪い例

鈍らになった包丁を研ぐ場合ですが

最初に#1000 次は#2000で研ぐ 40分

次に

#2000から#5000で研ぐ 20分ぐらいはかかかります。



長々と時間を掛けて砥石の番手を変えても切れ味は大したことはありません

これでは、中々は刃が付かないので

途中で嫌になって止めてしまいますよね

#320から#2000番に番手を飛ばしたら研ぐ時間は早くなる

もしシャプトンの#320で研いだあと

#2000まで飛ばしたら、どうでしょうか?



これが意外と確りと切れる刃が付くんですね。

良い例

実験したら#320→#2000の組み合わせ。

20分で#2000の刃が付きました。

何故 こんなに早く刃が付くのでしょう?



これは確りかえりをだして

不要なかえりを#2000で落として、刃先を整えた から切れる刃が付いたんです。



かえりを 落とすのは番手が高くてもそれほど手間がかからないのです。

ですからある程度、番手を飛ばすのは早く研げる方法なのです。

両刃包丁はなおさらシャプトン#320を使わないと研げない

初心者ほど両刃包丁を研ぐ場合、荒砥石が必用です。



理由は

片刃の和包丁と違い

切刃の幅がない包丁を一定の角度を保って研ぎ続けるのは非常にむずかしいからです。



この事を和包丁と比較して説明します。

和包丁は切刃の幅が大体12mmもあるので砥石の面に押し付ければ

簡単に角度を保つことができます。



ところが

洋包丁のような両刃包丁は 切刃の幅は爪楊枝の半分ぐらいなので

自分の感覚だけで一定角度を保たなければいけないのです。



簡単なようですが・・・

手首が動いてしまうので

慣れない人が 角度が変わらない様に

研ぎ面を多く往復することは 非常に疲れます。

更に両刃包丁は裏面になるともっと難しくなるので、

かえりを付けるのに時間がかかるのです。



最悪なのが

途中で かえりが十分に出ないのに諦めてしまうという事。



これでは 素晴らしい包丁でも

宝の持ち腐れです。



最初に研削力が高いセラミックの荒砥石を持ってくるのは

研ぎ面を往復する回数を 少なくして かえり を出すためなのです。



是非 #320の砥石で刃渡り全体に確りとして かえりを出してください

自分が研いだ包丁があっさり切れる包丁に変わるのは感動ですよ。

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補足、刃物を研ぐのは面直しが大事

刃先全体に渡って確りかえりを出すには砥石の面が平らであることが重要です。

刃物を研ぐうえでは基礎的な事なので

荒砥石とセットでお考え下さい。

まとめると

研削力が強い#320のセラミック砥石で
しっかり かえり を出すと包丁は切れる刃が付く。

かえりが付けば 砥石の番手を飛ばしても切れる包丁を研ぐことができる。

中砥石一つで研いだ方が早く研げるように思えるが、荒砥石から始めた方が早い。

両刃の洋包丁は刃を付けるのが難しい、なので、少ない時間でかえりを出す事が大事。



釣具マニアの報告でした。

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