こんにちは釣具マニアです。
渓流も禁猟期に入りフライフィッシングは終了かといいますと
実は終わっていないんですね。
翌年の解禁に合わしてやらなければならない重要な事があります。
それはフライタイイング。
翌年のフライフィッシングのためにフライをストックしておかなければいけません。
禁漁期だからと言ってフライフィッシングに終わりはないのです。
この時期にせっせとフライをストックしておかないと、
釣行前にフライを巻く事になってしまいます。
寝不足で釣りに行くのはごめんですよね?
えっ・・買うからいい・・。
完成日は売っていますが、一つ500円ぐらいしますよ。
スプーンなどのルアーならロストしなければ使い続けられますが、
ドライフライはそんなに耐久性はありません。
1回魚が咥えれば、浮力が落ちてしまうので使えませんし、
何回も流せばこれまた浮力が落ちるので水面を流せません。
10本使えば5000円がなくなります。
経済的にはやはり自分で巻くのが有利です。
またフライフィッシングはフライタイイングがフライフィッシングの一部。
タイイングする事もフライフィッシングの楽しみですね。
自分で巻いたフライで魚が釣れると、感動も一入です。
そして、自分で工夫して巻いたフライの方が釣れるのも事実なんです。
フライフィッシングはタイイングも含めてとっつきずらい所はありますが
一言言えばルアーより確実にトラウトは釣れます。
是非タイイングをマスターしてください。
特に水面を割ってトラウトが飛び出すドライフライはフライの花形と言ってもいいでしょう。
さてドライフライを巻く上で最も重要なマテリアルと言えば[ハックル]です。
ドライフライの全てのパターンに使われると言ってもいいでしょう。
このハックルですが4パターンあります。
コックネックルハックル
コックサドルハックル
ハックルのメーカーがメッツと、ホワイティング
つまりハックルの選択肢は大きく分けて4パターンあるわけですね。
4パターンどのハックルケープを購入したほうがいいのでしょう?
結論から言いますと
ホワイティングのコックネックハックルが一番のおすすめです。
時はさかのぼる事500年前・・・。
ホワイティング王国のドイン領とメッツ領の隣り合わせの領国がありました。
ホワイティング王国の支配力が弱まり領国間での争いが絶え間なく繰り返されていました。
ドイン領とメッツ領でもは絶えず戦争を繰り返して、
すでに戦争は100年も続いていたのです・・・。
ホワイティング王国、ドイン領にある教会。
そこのホフマン神父。
ホフマン神父はドイン領の領主でもあります。
彼は従来の鶏を改良して、作られたのが自分の名前を取ったホフマンという鶏を養鶏していました。
ホフマンの鶏から良質な羽が取れました。
それはもう素晴らしい羽でホワイティング王国の貴族たちは争って、
ホフマン神父の鶏の羽を買ったのです。
ドイン領はその為、非常に豊かな領として知られたいました。
ドイン領に接するメッツ領は天災と疫病が続き、メッツ領の国庫は非常に切迫した財政状況でした。
「隣りは豊かなのに我が領はなぜこんなに貧乏なのだ( ̄ー ̄)」
メッツ領の領主、メップス。
ホフマン領がうらやましくもありそれ故に異常な憎しみを覚えていました。
そんな時、メップスに耳打ちしたのが大臣のサードル。
どうやら、ホフマン神父が養鶏する羽がドイン領の富の源泉であると耳打ちしたのす。
「サードル、それは本当か羽如きが何でそんなに高く売れだ(°◇°;)」
「御領主様、何でもドライフライを巻くのに無二の存在の羽でして、並ぶものがないコックネックルという羽だそうです| ̄ω ̄A;」
「何! ドライフライのハックルだと!! わが領でも何とかホフマンのような羽を養鶏できぬか!( 〇□〇)」
「私目にいい考えがあります、ホフマンの鶏を盗んできて、我が領地で増やせばいいのですよ( ̄▼ ̄)」
「なるほどの~ お主も悪よのう~( ̄▼ ̄)」
「お褒め頂 光栄にございます( ̄▼ ̄)」
二人は薄笑いを浮かべながら、太って垂れ下がった脂肪を震わせて
「どへへへ、どへっへΨ( ̄∀ ̄)Ψ」
と笑い合うのでした・・・。
暫くして・・・。
ホフマンから盗み出した鶏のつがいの子供たちを育て増やしました。
サードル大臣、この鶏をメップス候爵ご披見をと持っていったのでした・・・。
「殿下、これがホフマンの羽が取れる鶏でございます」
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「どれどれ、これがホフマンを真似た羽であるか~」
「ハハ~」
「こんな羽に価値があるものなのか?( ̄▼ ̄)」
メップスは差し出された鶏の羽を毟り取りました。
勝手にむしられた鶏は怒り心頭です、暴れに暴れて羽を無き散らしてメップスに反撃を加えます。
「ゴケ~、クワワワワ、コケ~」
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2019/10/0764707938108b67082894d371899b91_w.jpg)
舞い飛ぶ羽・・・。
「イテテテヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ」
羽だらけになったメップスを見て
「殿下の何時からマレフィセントに・・・」
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2019/10/614e-o37QLL._AC_SL1024_-580x1024.jpg)
「やかましい、早く〆て羽を売って儲けぬか、二度と世の元に汚らわしい鶏を持ってくるではないぞ」
「はは~殿下、量産するにはもう少し経費が必要でございます」
「なんだと、まだ金を出せと言うのか、リボ払いでいいか?」
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2019/10/c691cf623ca22c63b8ac65c9dbf647a5_w.jpg)
「陛下、分割は嫌でございます」
そんな訳で渋々ながら資金をだしたメップス、莫大な利益を夢見てコックネックハックル量産が始まったのです。
さてメッツ領から量産し輸出されたコックネックハックル。
ホフマン神父のコックネックハックルの半額で売りに出されたのです。
「さあ~メッツ領産のコックネックハックルはホフマンのハックルの半額だよ!!
Ψ( ̄∀ ̄)Ψ」
釣り道具屋商人はメッツ領のハックルを半額だと売り出したのでした。
半額のコックネックハックルは当初爆発的に売れましが
次第に右肩下がりで売れなくなってしまいました。
コルクネックハックルは在庫の山が次第に積みあがっていくのでした・・・。
1年後・・・。
メップスとサードル積みあがった在庫を見て呆然としてしまいました。
「どうするんだ、サードルこの在庫の山は( ̄■ ̄)」
「へ、陛下まさかこんな事になろうとは、おかしいな~( ̄ー ̄;」
「出した資金が回収できないではないか( ̄■ ̄)」
「そういわれましても・・・| ̄ω ̄A;」
「何で半額なのに売れないのだ()´д`()」
「はあ、何でも釣り針に巻いたときのクオリティが悪いとか・・・( ̄~ ̄)」
「たがが鶏の羽ではないか(¬з¬)σ」
「そう言われましても・・・それでですね、一つ考えがあるのです、鶏の羽ではなく唐揚げのチエーン店を開いて資金を回収しましょうΨ( ̄∀ ̄)Ψ」
「唐揚げ~」
「タキザワタッキー フライドチキンでございます」
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2019/10/df2c73526f37fe88e590936cffcbd51c_w.jpg)
「なるほど儲かりそうだな( ̄▼ ̄)」
「そうです、揚げているのでこれもフライでございます( ̄▼ ̄)」
「うまい!( ̄▼ ̄)」
こうして羽が売れない鶏はタキザワタッキーフライドチキンとして販売されました・・・。
数ヵ月後。
「サードル売れないではないか( ̄■ ̄)」
「そうですね、秘伝の粉をまぶしたのですが・・・・」
「どんな味付けの粉をまぶしたのだ」
「タイ風カレーに紀州梅と伯方の塩を加えてバナナをトッピングしました!」
「・・・・(_ _|||)」
「何か・・・?」
「そんな得たいの知れない味付けの物を売ってたのか・・・・」
「更に肉が硬いなんて言われてまして・・・( ̄■ ̄)」
「ダメではないか( ̄■ ̄)」
「借金が積みあがって返済できない状況です、利払いもままなりません( ̄ー ̄;」
「リボ払いだからな~」
「む~( ̄¬ ̄*)」
欲をかいてしまったためメップス候は破産してしまいました。
数年後・・・
「皆さん、メッツ領再興のために募金をお願いしますヾ( ̄∇ ̄=」
街頭で盛んに募金の募るメップスとサードル・・・。
「募金をお願いします~ヾ( ̄∇ ̄=」
道行く人がかつての領主の哀れな姿をみてわずかばかりのお金を募金箱にと入れる姿が・・・・。
「ありがとうございますヾ( ̄∇ ̄=」
「羽をどうぞヾ( ̄∇ ̄=」
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2019/10/d48d529489c37c018cf2cb528abb1101_w.jpg)
ドライフライの羽が募金者の胸に飾られるのでした・・・。
ハックルを簡単にまねて作れると高をくくった末にこんな事になってしまいました。
ドライフライのハックルは簡単には作れないハックルなんですよ。
ホワイティング(ホフマン)のコックネックハックルはドラフライのマテリアル用に鶏をなん
世代にもわたって品種改良した羽だけの為に鶏から取り出したハックルです。
育成方法、気候などに気を使い作り上げたハックルは他では作れない唯一無二ハックルと言っ
ていいでしょう。
フライタイイングすると分かるのですが、高品質のドライフライが巻けます。
それでは何処が高品位なのかこれから具体的に話していきます。
フライフィッシングの花形、ドライフライ
フライフィッシングを語る上でドライフライは欠かせないフライパターンです。
水中を釣るなら餌釣りが一番釣れますが、
水面ではドライフライに勝る物は無いくらいに釣れます。
水面を割って飛び出すトラウト攻略は非常にエキサイティングで
ドライフライがフライフィッシングの花形と言われるのも分かります。
フライフィッシングを始めるなら是非ドライフライを使ってみてください。
そこにはフライフィッシングが持っているエキスが
最大限集約されているといってもいいでしょう。
ドライフライに必用なマテリアル
カゲロウ、トビケラなどの成虫を模したのがドライフライです。
ドライフライに必用なマテリアはフック(釣針)、スレッド(糸)、ウイング(羽、合成素材)、ボディ(合成繊維)、テール(羽のファイバー)。
最期にレッグ(脚)用の 「ハックル」 に分かれます。
この中で一番重要なのがハックルと呼ばれる素材です。
他の素材はフック以外は正直こだわらなくて代用が利くものが多く、
値段も安いマテリアルです。
ただハックルだけは代用が聞きません。
このハックルはドライフライ専用に養育された鶏の雄の首部分の羽です。
首周りから肩までを羽の集合体を取り出したものが
フライショップなどに売り出されています。
この状態をコックネックルハックルケープといい。
このコックネックハックルはドライフライ専用のハックルとして使われ
マテリアルの中では一番高額で重要なマテリアルです。
ドライフライのハックルなぜ重要か
といえば水面に表面張力で浮くためのレッグを構成するからなんです。
ドライフライは水面に浮いてこそのフライですから、
このハックルの品質が重要になってきます。
ドライフライのレッグ(足)に使うハックルのファイバーは水切れがよく張りが必要です。
そうでないとドライフライは水面張力を失い、すぐに水中に没してしまうからです。
ハックルはは代用が利かない重要なマテリアルなのです。
このハックルですがいくつか種類があります。
どのような迷わないようにハックルの種類を説明します。
重要なマテリアル ハックルはどちら?
ドライフライに使うハックルを大別すると
コックネックハックル
サドルハックル
この二つに分かれます
コックネックかコックサドルか
コックサドルが有利な点
コックサドルはストーク(羽の芯)が長いため
同じサイズのドライフライを大量に巻く時に使用します。
欠点はサイズをあまり選べない事。
コックネックハックルは違う大きさのフライを巻くことはできますが
ピッタリ同じサイズのハックルを取り出すことには向いていません。
フライのサイズも大きめでほぼ決まってる。
例えば#10を中心に同じサイズのドライフライを量産したい人はサドルを使います。
バスバグ、グラスホッパー、などの大き目のフライ。
コックネックハックルが有利な点
一般的には釣り場は多岐に渡るはずです。
色々な渓流、湖、管理釣り場でもフライパターンは変わりますがあります。
季節によってもフライパターンは変わります。
色々な場所でフライフィッシングをするなら
ハックルのサイズに幅があるほうがサイズの幅があるフライが巻けて有利です。
コックネックハックルを選んだほうが実情に合うと思います。
コックネックのメーカーは何を買っても同じか
ハックルのメーカーはホワイティングとメッツに分かれます。
どちらもドライフライ用のコックネックハックルですが
価格が全然違います。
メッツはホワイティングの半額ほどで手に入るので初心者の方はメッツの方を選ぶようです。
ベテランはホワイティングを選ぶ傾向があります。
これには理由があってメッツとホワイティングは価格以上に品質の差があるからなんです。
ホワイティングとメッツの比較
ちょっと釣り道具屋さんでメッツとホワイティングが置いてある傾向を見てみましょうか。
結構偏見があるかもしれませんが・・・。
大手量販店、はメッツを置いてます。
プロショップ、フライ専門店は圧倒的にホワイティングを置いてます。
このような傾向の理由は何処から来るのでしょうか?
ハッキリ言えば品質です、しかも値段差を納得できほど品質が違うのです。
メッツが安い理由
メッツがホワイティングと比べて劣る所がいくつかあります。
1、ストークが硬くて先のほうが切れやすい
2、ファイバーに張りがない。
3、ファイバーの長さが均一なところが少ない
一つ一つ説明していきましょう。
ストークが硬くて先のほうが切れやすい
募金でよく見る赤い羽根があるでしょう
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2019/10/d48d529489c37c018cf2cb528abb1101_w.jpg)
羽の形は魚の骨に似ていますね。
重ね合わして見ましょう。
芯(中骨)はストークと呼び。
枝(小骨)はファイバーと呼びます。
メッツはストークが硬いのでフライを巻く時に巻きにくい。
しなやかじゃありません、特にパラダンのウイングに巻くときに巻き難いと感じました。
ハックルプライヤーでストークの先端部分を挟むとテンションを掛けすぎると切れてしまう
傾向があるみたいでここも巻きづらいと感じます。
ファイバーに張りがない
メッツのファイバーは張りが少し足りない。
これはフライの耐久性にも影響があります。
フライの耐久性はどれだけ水面に浮いていられるかの持続時間です。
ファイバーの張りは表面張力に影響しますのでこの持続時間に影響します。
つまり、すぐに水面張力を失い水中に没しやすい。
ファイバーの長さが均一ではないところ
ここがホワイティングとの違いで重要な所です。
ハックルはストークに魚の骨のような小骨が生えていますこれをファイバーと言います。
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2019/10/db1b03d81ffb3b0e4f2f5adb19227ded_w.jpg)
ストークの頭から尻までファイバーの長さが同じなのがホワイティング。
頭から尻までファイバーの長さが変わってしまうのがメッツ。
メッツはストークに生えているファイバーの長さが均一ではないとは
均一なファイバーの区間が短いということです。
つまりですね18#のドライフライを巻こうとしたら、
巻いて内にファイバーが長くなって16#とか14#の大きなフライになりやすいのです。
自分が思ったフライサイズが巻きにくい。
そんなハックルなので意図したサイズ
特に18#、16#のサイズはあまり見つからないので実は不経済です。
ホワイティングが高い理由
上記のようなメッツの欠点が無いのがホワイティングです。
逆説的になりますが
1、ストークがしなやかでフライが巻きやすい。
2、ファイバーに張りがあるのでドライフライの水面に浮き持続時間が長い
3、フライサイズのコントロールが容易
4、ファイバーの長さが均一な区間が長いのでケープから取れるハックルの使える量が多い。
プロショップ、専門店でホワイティングを購う人は
この事を知ってるから倍の値段でも買って行きます。
メッツ ドライフライハックル(初心者におすすめ)
グレードは最上位1から3まで。
サドルは大き目のフライを均一に巻けます。
通常のドライフライパターンはコックネックルハックルをお求め下さい。
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/71lvCLPINsL._AC_SL1280_-428x1024.jpg)
初心者におすすめメッツのコックネックハックル Amazonはこちらから
ガチで最初に買うべきコックネックハックのカラーは
さて、フライタイイングを始めようとハックルケープを選ぶ段になると・・・
最初につまずくのが・・・ハックルカラー。
いくつもの種類がある中でどれを選んだらいいか分からないですよね
釣具マニアがおすすめするのはブラック。
ちょっとおいしいハックルカラーです。
ホワイティング ドライフライハックル(ガチで高品位のドライフライ巻きたい人)
ホワイティングはグレードが分かれています。
最上位はゴールド、シルバー、ブロンズ
最高位ほどミッジサイズまで幅広く取れてボリュームがあります。
使うフライサイズが#14から#18中心ならブロンズで十分です。
ホワイティングコックハックル 1/2ネック
釣具マニアの報告でした。
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