真夏の渓流で釣れるフライパターンとマテリアル

フライ

こんにちは釣具マニアです。



フライフィッシングですが自然渓流で

最初の1匹を手にするのが大変だったという人もいます。



確かに大変なのかもしれませんが・・・・。

今はHow Tow情報が色々と掲載してるので

道具の初期費用さえあまりケチらなければそんなに高い壁ではないかと思います。



それでも・・・フライフィッシングで釣れない・・・

ドライフライで釣りたい・・・。



このような人を多く見かけます。

そんな方は 真夏はチャンスですよ。



真夏ほどドライフライで釣れるシーズンはありません。

あるフライパターンを流せば・・・。



今回はフライフィッシングを初めてはみたけど・・・。

ドライフライで全く釣れない方向けの記事になります。



結論を言うと真夏はテレストリアルフライを使ってください。



メイフライパターンで色々と試行錯誤・・・。

そのような試行錯誤は意味はありません。



フライの大きさ、ステージまで変えていらっしゃる方がいますが、

真夏には合わないパターンなので

釣れないのです。



あっ・・・怒ってますか?

じゃあ騙されたと思ってテレストリアルフライを流してくださいよ。

反応が10倍くらいは違うので驚くと思いますよ。



魚はこんなにいたんだ・・・

とかwwwww。



えっ・・・嘘だろうですって・・・。

それならある、お魚さんの

ひと夏の経験を話しますので それでご判断してください。



ミーンミンミン♪

ジージージージー♪

森の中が騒然として喧しい。

セミの数が最盛期の8月中頃である。



夕方になればヒグラシの鳴き声に変わるのだろうが・・・・。



午前11時の炎天下の渓流、

渓流が一番騒音に包まれる季節と時間帯だ。



フィーディングレーンで

「また、フタバコカゲロウが流れてきた・・・・ (*_ _)

何度も同じ所にフタバコカゲロウが流れてくる。



この時期ハッチすらしないフタバコカゲロウが何度も流れてくるのは

イミテーションのフライであるからだ。



「はあ~ ( ̄Д)=3

とため息をついたのは

フタバコカゲロウらしきものを見つめてる魚だ。



フィーディングレーンで上を流れてくる偽物を見つめてため息をついてる。

この魚なのだが 齢 10年のヤマメだ・・・・。

食事の量より質を重視する彼女は在り来りな食べ物に少し食傷気味。



世間では非常にセレクティブとかいわれてるようだ。



そのためヤマメ仲間からはセレブ ヤマメ リバーサイド白金台と呼ばれている

女王さまヤマメだ。

住んでる所は渓流の淵にあるタワーマンション。



食べ歩きが趣味のセレブ ヤマメ。

「フタバコカゲロウなんかじゃ~ (´∩`。)

とポツリとつぶやくと・・・

「フッ~」

と一つ溜息をついた。



もう少し美味しそう物が無い物かと

岩陰の方に回ってみると・・・・。



今度は本物のピンチョロがピンピンしながら泳いでいたので

「パクっ」

「・・・・ | ̄ω ̄A;

思わず食べてしまった。



「安っぽい味ね! (#`皿´)

苦々しい顔でつぶやいた・・・。



「食事が真夏らしくないわ・・・
なんか、こう萌えるような真夏らしき食材は流れてこないものかしら」

というと

「セバスチャン! o(>皿<)o

と大声で執事を呼ぶのであった。



「ハイハイのハイです (~ ̄▽ ̄)~

召使のアブラハヤ 名前はセバスチャンチャン アグネスちゃんである。



慌ててセレブ ヤマメのもとにやってきた・・・。



「食い飽きたは」

「と言いますと・・・ (ー ー;)

「なんなの 渓流の女王と呼ばれる齢10年のセレブ ヤマメに対してこの下郎の食事は」

「はて・・・そんなもんですか?(ー ー;)



「セバスチャン!」

「何でございましょうか ご主人様(ー ー;)

「もうピンチョロはいらないわよ、なんか違う食べ物をお出しなさい」

「と・・・申しましても・・・最近日照りで川虫も少なくなっておりまして」

「そこを何とかするのがお前の仕事でしょ」

「それではヒゲナガカワトビケラなどはいかかでしょうか?」

「昨日たっぷり食べた・・・」

「そうですか・・・」



「クロカワ虫では・・・」

「ヒゲナガの幼虫じゃないの! 余計手を抜かないでよ!」

「真夏ですからね~ (*x_x)

「考えなさい」

「アントなんか如何でしょうか?」

「何それ川虫?」

「いえ、蟻でございます ( ̄▼ ̄)

「アリ?」



「陸生昆虫でございますよ」

「食べた事ないわね・・・ (ー△ー;)

セバスチャンチャン アグネスちゃんはその時思った。

去年の今頃も陸生昆虫なんて聞いたことがないといっていたな
もう忘れたのか・・・。 へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ



「どこで食べられるのかしら」

「ブッシュの下でお持ちいただければ食べられます」

「何で今まで黙ってたの、そんな事は早く言いなさい!」

セバスチャンチャン アグネスちゃんは

またまた、去年と同じだと思ったのでした・・・・。 へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ



さて ブッシュの下に待機した

セレブ ヤマメとセバスチャンチャン アグネスちゃん。



ブッシュを見上げてアントが落ちてくるのを待っています。



すると・・・。

黒い物が

ポトリ。

落ちてきました。



早速飛びついた セレブ ヤマメ。

「パックリ、もぐもぐ」

激ウマ~。



「ひゃっは~ Ψ( ̄∀ ̄)Ψ

あまりの美味さのために奇声を上げりセレブ ヤマメ。



ついでに落ちてきた黒い甲虫もついでに

「パックリ、もぐもぐ」

激ウマ~

「うひゃっは~・.。*・.。*(〃´∀`)☆・.。*・.。*

奇声のレベルがワンオクターブ上がりました。



落ちてくる陸生昆虫を貪るように食べるセレブ ヤマメ。



落ちてくる陸生昆虫の黒い脚が 絶妙に食欲を誘います。

黒の足がエロ過ぎて最高~

と 一声吠えると

陸生昆虫をバクバク食べるのでした。



「セバスチャ!」

「ハイ!」

「夜も食べたいから、陸生昆虫を捕獲して持ってきなさい!」

「えっ!・・・ 時間外ですけど 残業代は付くのでしょうか?」

「初めから陸生昆虫が落ちてくる所に連れてこないお前がいけない」

「そんなご無体な 承服できません!」

「なんですって!」



拳を・・・・ではなく。

尾っぽを振り上げられて慌てて逃げだすセバスチャンチャン。



セバスチャンチャンの雇い主はとってもブラックな雇い主。

黒い甲虫が好きなブラック企業のオーナーなのでした。 (



しかしこの悪行もついに終了の時が来ました。

なんとセレブ ヤマメが8月も終わるころ・・・

テレストリアルフライに騙されて釣られてしまったでした。 ( *´艸`)



撲殺されてキャッチ & イートの刑になったセレブヤマメ

非業の最後を遂げるのでした・・・。 (꒪꒪)



しかし・・・齢10年の海戦山千のヤマメをだますとは

テレストリアルフライ・・・恐るべし。 (꒪꒪)

真夏はテレストリアルフライ

真夏の渓流はテレストリアルフライです。



使う理由は簡単で圧倒的に釣れるからですね。



皆さんはドライフライで釣れない時はフライを沈めますよね?

それは理由があって

水面に捕食活動で上がって行くことは外敵に捕らわれやすくリスキーだからです。



ですから

魚が食欲より警戒心が高い場合は

水面より水中の餌を捕食する行動になります。



ですが

テレストリアルに変えると事情が違って

沈めるニンフより魚が釣れてしまうんですね。

魚の警戒心を上回るほど夏のトラウトはテレストリアルフライを望んでいるんです。



でも・・・思いますよね

本当に好みの変化で警戒心を上回る事なんてあるのでしょうか。

メイフライパターンより10倍釣れる理由

同じ水面に浮くドライフライなのに

メイフライパターンより10倍反応が違うなんて信じられますか?



時期と場所を区切って人に例えて話してみましょう。



人は観光地などを訪れると

警戒心というか、財布のひもが緩くなります。

普段はガチガチのはずなのに・・・。



これが場所が違っただけで財布の紐も食べたい物も変わります。



あなたが海の観光地に行ったとします。

そこにはオムライスが美味しい中華料理店がありました。



隣には 名物新鮮海鮮丼、地魚の美味しい刺身が食べられますという

のぼりが立っている

いかにも地元漁師が営んでます的なお店が並んでました。



中華料理店のオムライスを選びますか?

オムライスが好きだったとしても・・・

今じゃないですよね?



もう一ついきましょう。

花火大会で花火が上がっています。



屋台にはタコ焼きと焼きそばが売っていました。

もう一つの屋台には海鮮丼が売ってました。

花火見ながら海鮮丼はねえだろう

とこうなるじゃないないですか。

選ぶのは銀だこより・・・くそ不味いたこ焼きを選びませんか?



ヤマメ、イワナも同じだと思いませんか

メイフライを夏の真昼間に流しても

今じゃねえよ!

なんですよ。



だから

同じ区画をメイフライを流しても何も反応がない・・・。

ヤマメが1匹も水面を割って飛び出いてこねえ・・・。

とまあ こんな事になってしまうんですね。



ところが

テレストリアルフライを流すと

10匹ぐらいは魚が水面を割って飛び出してきます。



テレストリアルと言えども同じドライフライなのにですよ。

ニンフよりも釣れるマッチ・ザ・テレストリアル

別の区画をニンフでルースニングをしたとします。

マーカーにでる反応はメイフライパターンより圧倒的に多いです。



ニンフパターンは浅瀬でも有効で

ドライフライで釣れそうなところからも魚を引き出しますが

真夏のテレストリアルに比べたらバイトの数は半分ぐらいでしかありません。



ニンフは流れのゆるい鏡状の所とかではどのようなフライより有効ですが

瀬では真夏のテレストリアルに負けてしまうのです。



何が言いたいかというと

テレストリアルフライは警戒心の強いトラウトを

水面まで引っ張りだす強いパターンだという事なんです。



真夏の渓流では

浅瀬ではテレストリアル。

淵とか流れがゆるい鏡状の所をニンフを流しておけば

釣果は間違いなく上がります。

テレストリアルフライを使ってる人が少ない

ドライフライはメイフライに決まってるでしょう!



このような固定観念で

テレストリアルを際物扱いしていないでしょうか?



フライフィッシャーにたまに会いますけど・・・

メイフライを使って釣れないと言っています。



面倒くさいフライパターンなんか気にせず。

ただテレストリアルさえ流せば釣れるのにですよ・・・。



1年で最も簡単にドライフライで釣れるシーズンを

何で無駄にするのでしょうか?



メイフライで高度なテクニックを駆使して

修行僧みたいな感じでやられてるのならば別です。



釣れないから サイズを落として、 見難い小さいフライを流したり。



使ったことが無いような長いロングリーダーで

アッチコッチの枝に引っ掛かったり。



手間をかける所が間違ってると

頑張ったにも関わらず何の成果の出ません。

フライパターンをマーケティングに例えよう

お客が真に求める商品とサービスに合わして

商品を工夫して販売するのが マーケティングと呼ばれていますが。



魚も同じで

魚の気持ちに刺さらないフライでは何の反応もしてくれません。

フライフィッシャーが一生懸命精密でリアルなフライを巻いて

それを渓流で流しても報われることはないでしょう。



所が巻いたフライが魚の心に刺さる様なフライだった場合です。

フライフィッシングで上手くない事でも簡単に見逃してくれます。



どういう事かというと。

  • フィーディングレーンに乗らなくても。
  • ドラグが多少かかっても。
  • 真昼間の釣れない時間帯でも。

テレストリアルフライはガップリ トラウトちゃんが咥えちゃうんですね。

通常フライを流すときには このような場合は釣れないのですが・・・



真夏のテレストリアルは魚のニーズが合っていたんですね。



過去に専門雑誌でテレストリアルの特集を組んで、釣れますよと言ってるのに

テレストリアルフライを巻かない、使わないのは何故・・・

と思います。



この記事は控えめに書いているつもりです。



C&Rとか

自然渓流を利用したフライ専門の管釣りレベルなら

真昼間に1キャスト、1バイトぐらいの威力があります。



大げさな記事と思う方もいるでしょう。

しかし3シーズン同じ結果が続いてます。

当日持ってきたテレストリアルパターンのフライは全部使ってしまう事も。

自分の中ではテレストリアルフライほど真夏に鉄板のフライパターンはありません。



なので 大量にテレストリアルフライを消費します。


完成品を使っているとすぐに金がなくなります。


自分でフライタイイングしないと、とてもじゃないけど追いつきません。

テレストリアルならどんなパターンでも同じ

ここまで読んで下さった方は

テレストリアルフライ、テレストリアルフライ言うけど

どの? テレストリアルフライのパターンだよ。



イワイイワナだとか・・・

色々あるでしょう? それを教えてよ!

と思いますよね。



実は

テレストリアルフライ(陸生昆虫)だったら何でもOKです。

これではあまりにも無責任なので・・・

テレストリアルフライを巻く時の肝となる部分を話しましょう。



釣れるテレストリアルパターンで共通していることが一つだけあります。

それはマテリアルです。

すべてのテレストリアルに必ず欲しいマテリアル

自分がすべてのテレストリアルフライに共通して使っているマテリアルがあります。



ここまで勿体ぶった言い方だと

手に入らない貴重なマテリアルと思えるでしょう?



違うんですよ

使っているのはごく一般的な普通のコックネックハックル。



ただハックルカラーがブラックだった事以外は。

ブラックのコックネックハックル

ブラックカラーのコックネックハックルは

フライショップに行けば必ず置いてあるくらいの、 よく使われるハックルカラーです。



このハックルケープを使ったテレストリアルが釣れる理由ですが

陸にいる昆虫の足を思い浮かべてください。

テントウムシ

アリ

コガネムシよりもっと小さい甲虫



全部ではありませんが 渓流にいそうな陸生昆虫の脚の部分が黒くはないでしょうか?



コックネックハックルはドライフライを水面張力で浮かべる働きもありますが

昆虫の脚をイミテーションした物なのです。



ですからブラックのコックネックハックルを使う事で

陸生昆虫として認識されて

魚が警戒心を忘れて飛び出てくるのです。



もう少しブラック ハックルケープの凄さを喧伝させていただきます。



ブラックカラーハックルケープはテレストリアル以外でも鉄板のハックルカラーです。



オドリバエとか小さい羽虫が春夏秋冬いっぱい飛んでるじゃないですか

これの脚はみんな黒色なんですよね。

脚が黒の昆虫なんて、ごまんといる物ですから

どれかに合ってしまうんですよね。



#12でも#22だって・・・。



そもそもブラックカラーはコックネックハックルの中で

超釣れるハックルケープなんですよ。



最も簡単で量産できるテレストリアルフライ

アント パラシュート

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浮力の持続時間が長いパラシュートパターンのテレストリアルフライ

フライタイイングが簡単で使用するマテリアルの種類が少ない。
フライフィッシング fly tying / simple ant~アントパラシュート~ miyagikebari (4K) fly fishing
マテリアルは

黒のスレッド 8/0

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ブラック コックネックハックル

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おすすめ激安フックでも。

マルト(土肥富)フライタイイングの動画で使用されていたフライフック



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ぜひ夏にお試しください。

まとめると

真夏はどんなフライよりテレストリアルフライが強い。

釣れるので大量にテレストリアルフライが必用、自分で巻こう。

テレストリアルフライの肝はブラック コックネック ハックル。

マテリアルの種類が少ないアント パラシュートはフライを量産するのには向いている。



釣具マニアの報告でした。

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