こんにちは釣り具マニアです。
今回は話題の代用フロータント フッ素グリスが専用フロータントと比べて
どのくらいの実力があるのか気になる方。
またはドライフライがすぐに沈むと悩んでる方向けの記事になります。
最近ですね、自転車に使うフッ素グリスが
ドライフライのフロータントとして驚異的と話題なんです。
自転車に使うようなグリスが
本当に専用品のフロータントを上回る浮力を持つのでしょうか?
ちょっと信じられない気がしますが・・・。
実際、釣具マニアはシリコングリスとかフッ素グリスも試したことがあるんですよ・・・。
言うて驚異的という感じはなかったのですが・・・。
結論から言えばフッ素グリスなら何でもいいわけではなかったのです。
話題のフッ素グリスはAZ BGR-001
ドライフライの浮力の持続力がすごい事になってます。
フロータントの最終決定版と呼べる持久力なので使って見るとびっくりしますよ。
今、お使いのフロータントからの乗り換えをおすすめします。
という事でフッ素グリスがすごいと分かるような顛末を一節語りましょう。
今日はフライフィッシャー3人が都内のプールに来ております。
連日の熱い日差しから逃れるようにくりだしてきました。
夏の蒸し暑さにむさくるしい男3人・・・。
気温が5度上がって、湿度が10%上がったような気分です。 ( ̄ー ̄;
「熱いな~ (⌒_⌒;」
「何で男3人でプールなのだ・・・渓流でいいではないか (_ _|||)」
「こう熱いと、渓流だって熱いんだよ、ウエーダー履いてベストを着たら地獄のような暑さだ結局、渓流のプールに立ちこんで涼むのがおちだぞ」
「確かに・・・それでウエーダーを履かない、ベスト着ないで都内のプールなのだな」
「まあな~」
この3人内そろいもそろってかなづちなのです。
泳げないくせにプールとは・・・。
せめてプールつながりという、どこまで釣りバカ何でしょう。
さてこの3人の名前ですが
縞々のパンツが
具里 刷忠(ぐり すりただ)
そして
やや青みががったグレーのパンツを履いているのが
撫流 団次郎(ぶる だんじろう)
黒いパンツを履いているのが
只野 黒(ただの くろ)
です。
「ふう~熱いな~プールに入ろうかな~」
縞々パンツが額をぬぐいながら呻いた。
ガタガタ言わないでプールに入ればいいのだが・・・。
なんとこのプール水深が3mもある野外プールなのです、
完全にプールのセレクトを間違えていると言っていいでしょう。
「 刷忠 さあ、フロータント使えばプールに入っても大丈夫だよ」
「人をドライフライみたいに言うな」
「じゃあ、フロータント無しで入るか?」
「いや…フロータント欲しい」
いったい彼らがフロータント言ってるの何のことなのでしょうか?
フロータントはフライフィッシャーがドライフライを塗す浮力剤なのですが・・。
今言ってる浮力材はと言うと・・・
ドーナツ状の水に浮く奴です。
という事で
縞々パンツはドーナツ状の水に浮く奴に体を通すとプールの中にプレゼンテーション。
ジャボ~ン!!
「・・・・こここれは!! (☆▽☆)」
自分の水中に浮かぶ状態をみて何かに気が付いたようですが・・。
「どうした、刷忠」
「見てみろこの俺の姿を!」
「はあ・・・」
「分からないか?この頭だけ出して胴体が沈んで漂う姿は・・・」
「フローテイングカディスピューパ!! ( ̄▼ ̄)」
ちょっと説明しよう!
フローティングカディスピューパとは
水生昆虫が脱皮する直前、
もしくは羽化に失敗して頭だけ出して流れている状態。
良い子のみんなはマネしないでね!
おわり
「おお~・.。*・.。*(〃´∀`)☆・.。*・.。* 」
パチパチパチと
黒パンツと青グレーパンツが一様に驚いた表情で手をたたいて感嘆しています・・・。
どうしようもない釣りバカです。
縞々パンツに触発されたのか、
今度は青グレーパンツがフローテイングマットを持ち出してきました。
「団次郎それは何だ!」
「これか、これはフローテイングマットだ、
そしてそれに両手を広げて寝るように体を浮かべると・・・」
「おおお~・.。*・.。*(〃´∀`)☆・.。*・.。* 」
「スピナーじゃないか Σ(゚Д゚|||)」
「スペントバジャーだ! Σ(゚Д゚|||)」
青グレーのパンツ、自慢そうに鼻をふくらましております。
水面にベッタリと浮くドライフライの事なんですが・・・
ちょっと説明しよう!
スピナーとは水生昆虫の成虫の事です。
そのスピナーが力つきて羽を広げ漂う姿のドライフライパターンが
スペントバジャーです。
良い子のみんなはマネしないでね。
おわり
ところが・・・
急な突風に吹かれて、フローティングマットがひっくり返えってしまいました。
突然の事です、そして かなづちの青グレーのパンツ!
アップ、アップ言いながら沈んでいきます・・・。
「ぶる~だ~ん」
と叫ぶや慌てた、縞々パンツが助けにいくと・・・。
苦し紛れにこなき爺のように抱き着かれた縞々パンツ。
慌ててパニックになっている青グレーパンツに
ウキ輪の吹込み口の栓を偶然にも抜かれてしまいました。
「おわ~~ ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ」
これは・・・。
フローテイングカディスピューパとスペントバジャーが絡まる様。
それを見ていた、ただの黒パンが
これは大変だと右往左往するのですが、
かなづちだけに何の対策も打ち出せないまま騒いでおります。
そして・・・。
「今助けるぞ よ~し」
と何を考えているのかプールの中に飛び込むではありませんか!
結果・・・。
「助けて~助けて~ o(゚д゚o≡o゚д゚)o」
アホです・・・。
パニックになって縞々パンツと青グレーパンツに抱き着くものですから、
ますます、悲惨な状況になってきました。
それは
フローテイングカディスピューパとスペントバジャーとパラシュートアントンが
絡みついて、揉まれて沈んで様のような・・・。
親父3人が絡みついたその姿は・・・・。
まさに地獄絵図!
そこに
「大丈夫ですか~お客さん!そんなに絡みつかないでくださ~い」
「アップ、アップ、たすけえて~たすけて~」
大丈夫でですよ、ハイハイと何人かの泳ぎ上手の監視員から助けられるのです。
「ハア、ハア、大丈夫ですか?」
「ええ・・・ゲホゲホ、大丈夫です・・・
しかしこんな事になろうとは、監視員さんすいませんでした」
「いえいえ」
「しかし3人を助け尚且つ、まだそんな余裕があるとは・・・」
「いや、大したことでは・・・」
親父3人に尊敬のまなざしを向けられる監視員さん・・・。
これもまさに地獄絵図!
ただの黒パンが監視員さんに
「もしかしてあなたは今最強と話題のフロータント、AZフッ素グリスでは!!」
「おおお~」
驚きの表情を浮かべる縞々と青グレー
フライフィッシャーではない監視員さん訳が判るはずもなく
「いや・・・ | ̄ω ̄A;」
常識的なフライフィツシャーならこんな発想はしません。
「キモ・・・ (꒪ཀ꒪)」
とつぶやくのでした。
どうやら溺れたことで、脳に酸素が回らなかったのでしょう
酸欠で脳の一部が損傷したような事をほざきだしたフライフィッシャー3人でした。
ドライフライはフロータントを塗らないと沈んでしまいます。
しかしその効能もそんなに長続きしないのが現実です。
だからですね、浮力が長続きするフロータントに憧れるんですよ。
さて最近、代用フロータントがすごい浮力だと話題ですが
本当の所はどうなんでしょうか・・・。
言うても代用です。
専用に作られたものではありませんし、値段も安いわけではなさそうです。
それではこれから話題のフロータントについて
詳細な説明をしていきたいと思います。
「ハイハイ、早くしてね」
ドライフライはフロータントを使っても沈む
他のフライパターンと違いドライフライは水面に浮かせるフライです。
しかし浮かせるフライなのに実際使えば使うほど沈んでしまうのです。
ドライフライは、水が沁み込みだすと表面張力が失われて沈んでしまうのですが
沈んでしまうとドライフライを見失ってしまいますね。
これでは釣りになりません。
それでフロータントと呼ばれる撥水効果があり
表面張力が持続する薬品を塗布するのですが・・・。
フロータントを使っても数投で沈んでしまいます。
これは本当にイライラすることで
もうドライフライなんて止めるかと思うのです。
とはいえ
水を割って飛び出す魚を見ると非常にエキサイティングで面白いので
やっぱりドライフライを使ってしまうんですよ。
ですから
皆さんドライフライができるだけ長く浮いていられる
フロータントを色々探してみるのです。
ところで皆さんフロータントはただ浮力を持続するだけのものと思ってませんか?
ドライフライにはステージと言う物があり
ドライフライのステージ
ステージとはドライフライが浮かぶ状態の事です。
水生昆虫は水面に浮いている時の状態は微妙に違うのです。
ざっくり言うと水面を境として浮き方が違います。
ステージは3つあってハイフロート、水面ベッタリ、水面ぶら下がりに分けられます。
ハイフロート
フラッタリング、脱皮して水面を近くを飛び回ってる時。
水面ベッタリ
死んだ成虫が流れている時またはカゲロウの亜成虫(ダン)、成虫(スピナー)の状態。
水面ぶら下がり
さなぎから脱皮するために水面に浮かんだ状態、
羽化に失敗してかろうじて頭だけが浮きながら水面を浮いてる状態。
この3つのステージとフロータントのタイプには密接な関連性があります。
どういうことかと言えば
フロータントはそのドライフライのステージをコントロールする物なのです。
ここでもう一つ重要な事を
皆さんドライフライのステージにこだわるのは何故かわかりますか?
どのステージがよいかは状況次第なので、皆さん試してください。
各タイプのドライフライ フロータントの説明
専用のドライフライ フロータントのタイプには
形態の違いにより幾つかのタイプがあります。
タイプは3つ
- パウダータイプ
- ジェルタイプ
- リキッドタイプ
パウダータイプのフロータント
パウダータイプのフロータントは細かい粉を
ドライフライに塗布することで浮力を得ます。
また、中には脱水性のシリカゲルにより水分を取り去り強制的に乾かすこともできます。
そのため、専用フロータントになかでは
回復とハイフロートの状態をフライに与えることが可能です。
ジェルタイプのフロータント
携帯性がよく、スポットの部分(ウィング)に
塗布することでドライフライのステージをコントロールすることができます。
浮力はそんなに高く無いので 長続きしない・・・ ウイングがCDCだと相性が悪い
リキッドタイプのフロータント
浮力の持続時間が長い、浮力はパウダーとジェルの中間。
リキッドなので瓶を落とすと大変です。
液体なので流れてしまって・・・。
フロータントの持続時間
ドライフライはフロータント無しでも静かな水面なら浮いていられるでしょう。
ただドライフライを使う場面はほとんどの場合流れがある渓流です。
フロータント無しではすぐに水に揉まれて沈んでしまいます。
このような水が流れて所っでフロータントを使う事でどのくらいは流せるかと言えば
それ以上流すこともできますが、水濡れをある程度の所で乾かしてしまわないと
その後、浮力を復活させるのが大変になります。
つまりフロータントを再度塗り直すメンテナンスする訳です・・・が
浮力が完全復活する訳ではありません。
これを聞いてみなさなん、ドライフライの事をどう思いますか?
たぶん面倒くさいと思うのではないでしょうか。
数回流すだけでメンテナンスですよ!
もしですよ
今までのドライフライの持続時間が2倍になったらどうでしょうか?
だとしたら
全体としてフライのメンテンナンスも半分に減ります。
そして復活後も浮力時間が長くなるので
従来の半分八掛けぐらいまでフロータントを塗布しなくて良くなりますよね。
それでこんなフロータントがあるんですよ
しかも 代用のフロータントなのに持続力がすごいんです。
本当! 代用品なのにフロータントの持久力2倍
話題の代用フロータントですが。
信じられない事に専用フロータントより 代用品のフロータントの方が 性能が上回ります。
フッ素グリースAZ BGR-001 純度100% がドライフライフロータントとして最強な訳
最強の理由は4つ
②グリスなので部分的に塗れる(ステージをコントロールできる)。
③携帯性が良く落としても流れない。
④パウダーと組み合わせると濡れたフライも完全復活。
①浮力の持続時間がパウダーの2倍はある(体感ですよ)
昔からのジェルタイプに比べてフッ素グリス100%は油膜が残らないのが特徴です。
だから油膜が残らない分沈み難いのです。
ジェルタイプのフロータントはシリコン系が多いのですが
シリコンに対してフッ素の撥水能力は2倍から3倍
自分がフッ素グリースAZ BGR-001に切り替えた時
専用のフロータントの中で
自分は持続時間が長いのはリキッドタイプだと思っていました。
フロータントで一番重要視してるのは持続時間です。
使った感想はフッ素グリースAZ BGR-001は
リキッドタイプより持続時間が2倍はあると思っています。
フライパターンによって違いはあると思いますが
エルクヘアカディス、CDCソラックスダン、パラシュートダン、スペントフライ
どのフライでも2倍以上の浮力の持続力がありました。
②グリスなので部分的に塗れる(ステージをコントロールできる)
ステージコントロールできるのはジェルとパウダーです。
ただスポットに塗布という事で言えば
ステージのコントロールはジェルタイプのフロータントに頼らざるを得ませんでした。
しかしジェルタイプが浮力が低く持続力もそんなには無いため
すぐに沈んでしまうという欠点がありました。
しかも
ウイングによく使われるマテリアル※CDCとの相性も悪かったのです。
ダウンジャケットに入っている水鳥羽毛みたいなものです。
ダウンジャケットの羽は空気を蓄えやすいから温かい。
CDCも空気を蓄えるので少量で浮力が得られるうえ空気を蓄えた様は銀色に輝くのでトラウトに対して非常に魅惑的なマテリアルのです。
代用フロータントAZ BGR-001 フッ素グリースはそのすべてを解決しました。
グリスなのでスポットに濡れるのはもちろんですが、
持続時間と浮力がジェルに比べて圧倒的なのです。
しかもCDCとの相性も良いためこれで完全にステージをコントロールできます。
③携帯性が良く落としても流れない
グリスはリキッドと比べて固形なので落としても流れだしません。
④ パウダーと組み合わせると濡れたフライも完全復活
フッ素グリースAZ BGR-001 はパウダータイプのフロータントと組み合わせることで
最高のパホーマンスを発揮できます。
1、浮力の回復度が早く、沈むようになってしまったフライでも
完全に近いほど回復させることができる。
持続力の次に重要なのが回復力という事です。
※ドライフライのフロータントは最初にフッ素グリースAZ BGR-001を塗布してください。
2、パウダーを使う事でハイフロートのステージが作れる。
ハイフロートの状態を維持するのは難しいのです。
もちろん
フッ素グリースAZ BGR-001 だとハイフロートの状態も長く作れます。
という事で
フッ素グリースAZ BGR-001は代用品ながら最強フロータントなのです。
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回復するのに合わせて使いたいパウダータイプのフロータント
※シリカゲル入りのタイプ1をお求めください。
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まとめると
どんなマテリアルのフライでも持続時間が2倍以上。
グリスなのでスポットに濡れるからステージのコントロールもできる
回復力が早い。
さらにパウダータイプを組み合わせることで、沈んでしまったドライフライも復活させる。
釣具マニアの報告でした。
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