こんにちは釣具マニアです。
釣りは、ほんのちょっとした事で、大きく釣果が変わってしいます。
特別、難しい事はでは無く、気が付くことが重要で、またそれを意識してするかしないかでも、釣果に差がついてしまいます。
隣りの人がバンバン魚を釣っているのに、自分が釣れない・・・。
何も違ってないはず・・・、腕が違う?・・・運がない・・・
違います貴方は気が付いていないだけです、ちょっとした事に。
今回は堤防に焦点を当てますが
ちょっとした事とは堤防によくある車止めに取り付ける
竿掛けだったのです。
ファミリーフィッシングの代名詞な堤防釣り、初心者でも簡単に釣れそうですが・・・
隣りにお座りになったベテラン、いや常連風の釣り人。
トリックサビキ仕掛で一人でアジをガンガン釣り上げています。
釣具マニアと自称変態フィッシャーマンAは同じトリック仕掛けでもまったくと言うほど反応がなく、沈黙が続いております。
横目で何が違うんだろうと観察しますが、何処が違うかが分かりません。
「おい。Aなんで俺たち釣れないんだろうな?」
「やっぱ、竿が違うんじゃないの竿が」
「お前、股間触りながら竿が違うとか言うの止めろよ、夜の繁華街じゃないんだから」
「竿がさ、高感度なんじゃないの、俺のような高弾性カーボンロッド」
まだ股間触りながら竿の話をしています、相変わらずの変態ぷり・・・・。
「お前さ、変態なんだからあの人に釣れる秘訣聞いてこいよ」
「はあ?何で俺がよ」
「だって、お前変態だろ!」
「いや、いや、其処、違うでしょ!変態だから聞きに行く理由分かりませんから」
変態の認識はあるようです・・・。
「いいからさ、変態と図図しいは紙一重なんだよ!」
「もしかしたら ≒ 的な感じ? 」
なにやら水バケツに濡らした指で近似値の記号を地面に書いていますが・・・。
「いいから!行けよ!」
「ハイハイ分かりました~」
変態A 股間を触りながら、隣の常連さんの方へ・・・・。
「へへへ、イヤー釣れてますね~、何ですか、竿が違うんですか?やっぱ腕ですかね?凄いな~一人だけ釣れて、いよ!」
股間は相変わらず触っております・・・。
「えっ!竿掛けが・・・本当に! 素晴らしい!いや貴方と同じですな、それで竿掛け使うと釣れるんですな、それでは失礼します」
満面に笑みを浮かべた変態Aが駆けてくると勝利のVサイン。
「A、何か分かった?」
「分かった!」
「何々?」
「お・し・え・な・い」
「・・・・・」
三脚の竿掛けを用意すると、トリックサビキを落として竿掛けに竿を掛けました????。
「何してるの?」
「釣具マニアまあ、見てろって、釣れるからさ」
「はあ?」
「早くコイコイ、アジ~、アジ~」
「・・・・」
30分過ぎました。
「早くコイコイ アジ~アジ~」
1時間経過
「・・・・」
「アレ?」
「何時釣れるんだよ!」
「おかしいな、騙されたか?」
「・・・・・」
もう、埒があかないので、自分で常連さんに聞きに行く事にしました。
「あの~、良く釣れますね、なんか竿掛けに掛けると釣れるなんて聞いたんですけど・・・」
「ああ、さっきの幇間みたいな方のお友達が何かですか?」
「・・・・そうなんですけど」
「話し最期まで聞かないで行っちゃうもんだから・・・・」
「やっぱり」
「竿掛けに掛けるとは言いましたが、意味が違うんですよ」
「はあ、それは?」
「これ、車止めに竿掛けを固定してますよね、今使ってる竿は磯竿なんですけど、手持ちでトリックサビキ落とすより、腕一本、護岸より先に落とすことが出きるから釣れるんですよ」
「へえ~そんなものですか、たったそれだけで」
「釣りなんてちょっとした所が違うだけで釣れる、釣れないなんて変わりますよ」
「じゃあ、あそこで三脚の竿掛けで釣りしてる奴は?」
「手持より釣れないですよ、だって三脚の竿掛けに掛けたから、腕一本先というか、逆に護岸すれすれに落てますよ、ヘチ釣りみたいにじゃあないですか」
「なるほど、ありがとうございました、参考になります」
自分の釣り場に戻ると早速変態Aが股間を触りながら聞いてきました。
「あれ、何か聞いて来たのかな~、」
「いや、これこれ、しかじかで~」
「なるほど、うむうむ」
「でも、俺そんな竿掛け持ってきてないよ」
「へへへ」
と笑う変態A、自分の車に戻り何やら、ごそごそと漁っていると・・・・
「あった!これこれ!」
車止めの幅が狭い幸運もあり、ボート用の竿掛けがギリギリ止めることができるみたいです。
急いで車止めに竿掛けをセットするとトリックサビキに仕掛けをすりすりと擦り付けてアミエビを付着、仕掛けを投入すると、すぐに穂先が入る食いアタリが!
「きた~アジ~」
「・・・・・」
「また来たアジ~」
「・・・・」
「ガハハハハ、入れ食いアジ~」
変態Aのムカつく笑い声がノイズのように響き渡ります。
「ねえねえ、釣具マニア釣れてる、ねえねえ、釣れてるの?」
「・・・・」
「しょうがないな、じゃあ、これを御裾分け」
たまに引っ掛ってくるカタクチイワシを釣具マニアのクーラーにいれやがって、実に腹立たしい!クーラーに入ったイワシを捨てると。
堤防に居ついている猫がまたいで通り過ぎていきました。
「あれ、猫がまたいだ、釣具マニアは猫またぎ!ガハハハハ~」
「・・・・・」
どうやら今日は諦めるしかないようです。
日が暮れて、満足な釣果に満面の笑みの変態A、クーラーをわざと開けたり、閉めたり、傾けたりして中身が見えるようにする攻撃にさらされながら耐え難気を耐え、忍び難きを忍び、頑張りましたが残念ながら本日はストップフィッシングとなりました。
荒んだ気持ちで釣り道具を片付けていると・・・
「あああああ~~」
なにやら悲鳴が?
変態Aが始祖鳥のようなポーズで呆然と水面を見つめています・・・・
「竿が、竿が~」
「どうやら何かの拍子に竿掛けから外れて竿とリールが海に没収されたようです。
「釣具マニア~俺の竿が~俺の竿が~」
半泣き状態の変体A、竿、竿、言いながら股間を弄ることは止めません!
因果応報!!
みなさん尻手ベルトと尻手ロープは忘れずに!・・・・でした。
魚を釣るには、ちょっとした事を見逃さない注意力が必要かも知れませんね。
よくある事ですが、隣りの人が爆釣りしてるのに、自分が釣れない。
理由は何かが違うから釣れないのだと思います。
堤防での釣り方はトリック仕掛+竿掛けが一番釣れる
トリック仕掛けについて
トリック仕掛は魚が食い渋った時に有効ですが、最近の漁港では慢性的に食いが渋いので常時有効な仕掛けです。
仕掛けの特長はトリック針と呼ばれる、針にコマセ餌が付着しやすい針が結ばれており、仕掛けの両端を持ってコマセブロックになすり付けることで、6,7本のトリック針に簡単に餌付けすることができます。
このトリック仕掛ですが、擬餌針と違い餌が付いているので釣果が圧倒的に違いますし、餌付けの手返しも6、7本の枝針になすりつけることで返しが圧倒的に早い。
最近はトリック仕掛けでも食い渋り
地域により魚種は変わりますが関東の人が多いメジャーな堤防でもアジ、サバ、サッパが面白いように釣れましたが、いまでトリック仕掛けでも食いが渋い。
堤防でトリックサビキ仕掛と竿掛けの組み合わせで釣れる理由。
回遊レーンと回遊層を直撃
例えばアジを狙うとしましょう、アジは堤防護岸を沿いを回遊するとしても、護岸より4mから5m先が回遊レーンとなります(他の回遊魚でも同じ)
通常手持ちでは5.3m磯竿を手持ちで狙おうとしても釣り座の位置から腕1本分回遊レーンから外れてしまいます。
手持ちで回遊レーンと回遊層を狙うのは危険
堤防よりギリギリに竿を出すには人が護岸際に座るしかありませんが、車止めに竿掛けを固定すれば、護岸際で人が座ることも、座った人が落水する危険も無い。
また護岸際で座って魚を釣ることは餌付け、取り込みなどで手返しを悪化、そうした行動も落水の危険が伴う。
竿掛けに磯竿を固定する事で得るメリット
回遊レーンは分かった、だが回遊層の把握、仕掛けを定位させることが容易とはどういうことなのという疑問が残りそうです。
通常、回遊層(棚または魚がいる深さ)を把握するには仕掛けを下ろして海底を確認、そこから、リールを1回転、2回転と探るよう棚をあげて回遊層を探り、反応がある所でそのまま待つという作業、手持ちで長時間定位するのが非常に厳しい作業です、またトリック仕掛けは釣れる回遊層で仕掛けを待つことがキモですから、ここで竿掛けに竿を固定する事で仕掛けそのものが留まります。
はっきり言えば、これが釣れるんです
もっと要約すれば竿掛けを使えばこれが容易にできるんですね。
テクニックなんかいりません。竿掛けを使えば誰でも釣れます。
どんな竿掛けが良いのか
車止めに止める場合
護岸堤防での車止めに固定する事を目的とした竿掛けがあります
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たまにある・・・幅が広い堤防の車止め。
竿掛けが 止められない!
車止めの前で途方に暮れてしまいますよね・・・。
このような時でも幅広な車止めにも対応できる
スーパー受太郎240がおすすめです。
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護岸沿いが柵の場合
日本の堤防では護岸が柵の場合があります。柵のパイプに取り付ける竿掛けがあります。
効果は同じで回遊ゾーンを直撃、仕掛けを定位することができるので同じように釣れます。
スーパーパイプ受太郎
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補足(タックル)
磯竿、ないしチヌ竿が必用で4.5mから5.3m1号から2号の物で安い竿で十分、おすすめはチヌの上物竿ですが(因みに釣具マニアですが今は無きマミヤOPの古い5.3m1号のチヌ竿を愛用)安い竿ではありません。
スピニングリール
釣り道具屋でワゴンに入っているスピニングリールで十分、手持ちがあるな手持ちの物を使ってください、大きさは小型から中型(ダイワいうなら1000から2500クラス)
あと尻手ロープ、尻手ベルトは用意してくださいね、タックルを海に落とす事故を防ぎます。
タックルバランス(価格バランス)
ここで言うタックルバランスはリールの竿の重量配分ではなく。価格のバランスです。
どういうことかというと。
例えば2万円の磯竿と2万円のリール合計4万のタックルで手持ちでトリック仕掛けを扱った場合と
5千円の磯竿と2千円のリールで、5千円のスーパー浮太郎=合計1万2千円のタックルでトリック仕掛けを使った場合、釣れるのは竿掛けを使った1万2千円のタックルの方です。
信じられないでしょうか?
では・・・堤防で釣りをする機会があるなら周りの釣り人を観察してみてください。
柵とか車止めに竿掛けを取り付けている人がいるはずです。
彼らは周りの釣り人に比べて魚を釣っています。
最期に
釣れるのは、その釣り方が効率的で理にかなった釣り方だからです、偶然などでありません、もし偶然とゆうのなら、たまたま理にかなった事をしていたと言う事になりますが・・・・後が続かないと思いますよ。
道具一つ一つのポテンシャルを引き出すのはその道具が意図したことを把握して忠実に行う事だと思います。
今回は竿掛けに焦点を当ててみました、竿掛け一つで釣果をコミットできるなら安いモンです。
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