ちょっと難しいレバーリール、ダイワとシマノどちらが扱い易い?

磯、堤防
出典 Amazon

こんにちは釣具マニアです。

磯フカセで使うレバーブレーキ付きのリール。

値段も高いし、買って使う意味があるのかでしょうか?



結構操作方法が面倒だし、二の足を踏む人もいるのではないかと思います。

元々上級者用のリールでしたので扱いは普通のスピニングリールに比べれば難しい。

最近は色々工夫されて一般でも扱えるようになりましが初心者にはまだ敷居が高いリールとも言えます。



結論からガチで磯釣りをやりたい人は買って使うメリットはあります。

だだしメーカーはシマノかダイワの2社だけです。



レバーリールを作っていてるメーカーはダイワとシマノがありますが、

総合的に比較しても優劣が付きません。

レバーリールの基本的な部分にフォーカスして比較をしていますので、ご自分が使いや易いと思えるところを参考としていただければと思います。



ある日の某地磯で磯釣りをする事になった

ボーナスをもらったのでレバーブレーキ付きのリールを買ってしまった。

待ち合わせ場所に行き、挨拶もそこそこにして釣り上手のRさんに誇らしげにレバーリールを差し出した。



「買っちゃいましたよ、シマノのレバーリール」

新品のレバーリールは傷もなくキラキラと輝くように見えた。

「う~ん 新品はいいね、なにガチで磯釣りするの?」

「いや~ガチというか、カッコイイじゃないですか、レバー付きリール、上級者みたいでしょ」

「まあ~ガチな感じだよね」

「Rさんもレバーリールですか」

「一応レバーリールだけど、あんまり扱えている感じゃないんだよね」

「えっ、Rさんでもですか」

「私は最初、普通のスピニングリールを使っていたのだよ釣具マニア君」

「えっ、そうなんですか?」

「それで大メジナばかりが掛かった日があって何回も竿をのされてね~1匹も取れなかった」

「なるほど、それで買ったのがこれですか」



どれどれとRさんのリールを覗く釣具マニア。

「はあ、ダイワのレバーリール、ですかあ、どちらがいいか正直迷ったんですよね」

「そうか~迷っても無駄だよな優劣が付かないんだよ」

「じゃあ、何でダイワなんですか?」

「型落ちで安く売ってから!」

「それだけ!」

「それだけ」



「なんか無いんですか、シマノのここが良いとか、シマノはブレーキ力が凄いとか、扱いやすさはシマノだとか」

「シマノ、シマノばっかり連呼しているな」

「だって釣り道具屋さんでシマノは全部ダイワより上なんて言ってましたよ!」



「釣具マニア君 某釣り道具屋 Jはシマノを押したとするよね」

「はあ・・・」

「今度は某釣り道具屋 Kで買うとするな」

「はあ・・・」

「すると某釣り道具屋 Kはダイワ最高というわけだ」

「えっ・・・」

「優劣があったとしてもそうする」

「・・・・・」



「Rさんはどっちですかね?」

「私にはフリーだ決まりはない、いいものはいい、悪い物は悪いだけ」

「つまり・・・」

「その場そのとき~ 良い気分♪」

「セブンイレブンですか・・・」



「レバーリールはダイワとシマノ比較した事があるけど、ライン捌きとか、扱いやすさ2社それぞれ改良して今のリールがあるから実力伯仲でどちらか良いなんて事はない」

「じゃあ・・・」

「見たて気に入った物を買え」

「そんなものですか(´_`。)

「まあ、でも次に買うときはやっぱりダイワかな」

「ほら~あるじゃないですか!」

「違うよ、俺はダイワを使い慣れてるからさ」

「使い慣れてるなんて・・・」

「レバーリールは元々上級者用だから、扱いがなれてないとトラブルが気になる」

「あんまりピンと来ませんね?」



「たとえば、インコのピーちゃんが卵から生まれたとするな」

「随分リールの話から飛びますね」

「まあ、聴けって」

「インコのピーちゃんが卵から孵化して最初に見たのがダイワのレバーリールだった」

「はあ・・・(_ _|||)

「インコのピーちゃんは初めて見たダイワが気に入った」

「はあ・・・(_ _|||)

「インコのピーちゃんにシマノを見せたけれども、インコのピーちゃんはダイワに慣れてしまったのだ、シマノに慣れたいと思わない・・・」

刷り込みかよ・・・・(*_ _)



「ええと・・・・」

「レバーリールの扱いを体で覚えるだろ、だからさ~ピーちゃんは慣れたダイワを使う事になる」

「わかったか?(o・_・)ノ

「すこしも・・・(_ _)



「君も頭が悪いね、釣具マニア君」

「はあ・・・(_ _|||)

「じゃあインコのピヨちゃんが孵化して始めて見たのがシマノのレバーリールだった!」

繰り返しかよ・・・・(*_ _)

「インコのピヨちゃんにダイワを見せたけども、インコのピヨちゃんはシマノに慣れてしまったのだ、ダイワに慣れたいと思わない!」

「・・・・(_ _|||)

「これがインコのピーちゃん慣れたレバーリールを使う説だ!Ψ( ̄∀ ̄)Ψ



「・・・・・ (_ _|||)

「わかったか!!(#`皿´)

ゲンナリ・・・(_ _|||)

ベテランのRさん

釣りは上手いのですが、レバーリールのように取り扱いが難しいです・・・・。

レバーリールは慣れたら素晴らしい結果をもたらしてくれますが・・・。

シマノもダイワもピーちゃんでした。



レバーブレーキが無いリールを使うどうなるの?

磯釣りで使われているレバーリール。

もしレバーブレーキが無い普通のリールを使うと何か不都合があるのでしょうか?



磯釣りの対象魚はメジナです。

メジナは針掛りすると根に潜ろうとする習性があります。

根に潜られない為にはラインは出してはいけません。

その為、リールのドラグは硬く閉める。

後は竿の弾性でためて、魚を浮かして取り込みます。



ただ磯には根が多く点在していて、少しでも油断してると根の中に潜られてしまう・・・。


こうなると針掛りしたメジナは諦めざるをえません。

これがレバーブレーキが無いリールにおこることです。



レバーブレーキが必要な時

根に潜られない為にはラインは出してはいけません。



その為、リールのドラグは硬く閉める。

後は竿の弾性でためて、魚を浮かして取り込みます。

この竿の弾性でためる事で、メジナは取れますが。



根が多く、きつすぎる、メジナが大きい場合。

竿が伸されてしまいメジナが根に潜られてしまいます。

このような竿の弾性だけでは取れないメジナを取るのがレバーブレーキ付きのリールです。


弾性でためる

磯竿が長いのは足元から海面までの距離があるからだけではありません。

竿の長さが長いと竿のクッションをきかすことができます。



実際にどのような事をするかといいますと。

竿を45度にすると竿のクッションが一番効きやすい。

この角度を保ってメジナの突っ込みを抑え、そして弱らせます。



先ほどから言っていた竿の弾性を生かすというのがこのようなことですが、

ただ大きなメジナの引きは強いので、釣り手側がメジナの突っ込みに耐えきれないで竿がのされる時があります。

こうなるとラインと竿、並行(直線に)なってしまうので、竿の弾性が生かせなくなります。



このように、のされる状況は瞬間的に起こるので、瞬時に体制を立て直す必要があります。

つまり竿が伸されそうになったら

瞬間的にラインを出して、竿に角度を付けることが大事なんです。



レバーブレーキは瞬間的にラインを出して竿の角度が付いたら止める。

これがレバーブレーキで瞬間的なメジナの突っ込みをかわして、メジナを取るために開発さ

れた磯釣り専用のブレーキシステムです。



レバーブレーキの使い方

レバーブレーキの使い方は一言で言うと。

面倒くさい。



なぜかと言うと・・・。

操作ミスが起こりやすいからです。

どんな操作ミスが起こるかよくある実例を紹介します。



やっちまったレバーブレーキ操作ミス

①レバーにロックが掛からないのに気付かず、そのままにしてしまいローターが逆転。
ラインが勝手に放出。
ラインが絡まってリールスプールに巻き込んでしまう事態が発生します。
②レバーのロックが掛かってない状態であわせてしまった・・・。
滅多に無いのですが、ローターが急速に逆転してラインが出まくりになります。ラインがらみ、ローターから内部に侵入したラインが内部のスプールシャフトに絡みついたりと、踏んだりけったり。
③使い始めの人に多いのですが、今度は逆にメジナの鋭い突っ込みで思わずレバーを引いてフルロック状態になってしまう時があります。
フルロックでラインが出せないので竿が伸されてしまい、メジナに根に潜られてしまいメジナは取れません。

こんな操作ミスを無くす為にダイワ、シマノのレバーブレーキは使いやすいように工夫を凝ら

されています。



レバーリールにはこんな工夫がされている(シマノ・ダイワの比較)

シマノ、ダイワとも一般の人が扱えるように工夫をしてきました。

下記にはレバー付きリールの機能として実釣りに影響があるところにフォーカスを当てて説明します。



ワンタッチで切り替えられるレバー

レバーリールはワンタッチでオン、オフの切り替えが出きる。

オンオフの切り替えなんて必要ないじゃない!

と言う 人もいるが、誤って、初心者がラインを出してしまわないように、レバーブレーキでオンオフを切り替えられるようになった。



常にオン状態だったブレーキもこのストッパーで上級者専用のリールか一般の人まで扱えるよる。



レバーブレーキは引き上げるストッパーがオフレバーブレーキが作動する状態。

引き下げるとストッパーがオンになりローターにストッパーがかかりまわらなくなる。

引き下げるとストッパーがオンになりローターにストッパーがかかりまわらなくなる。

出典 ダイワ
出典 シマノ


レバー操作は両社とも指の動きを考慮してるので使いやすい。



レバーリールのスプール

仕掛けを潮に載せて流す為にはラインが絡まない事が重要です。



その為シマノ、ダイワは違う形でラインが絡まないようにスプール形状が工夫されている。



ダイワのスプール形状は逆テーパーなのだがレバーリールのスプールはきつい逆テーパー。

テーパーがきついの前のラインを拾わなくので絡まった状態でラインが出なくなる。

出典 ダイワ


シマノはAR-Cスプール(スプールエッジ)でラインを整流して絡まないようにしている。

出典 シマノ

※ 糸捌きに関してはダイワの逆テーパーの方がトラブルは少ないように思える。



フェザリング

フカセ釣りではウキを潮に乗せて流さなければならない。

その時に必要なのがフェザリングです。

潮に乗せてラインを出す場合スプールエッジに人差し指を当てて、ラインの出方をコントールします。

ここは重要なとこですが、スプールエッジに人差し指が届くように設計されているかで糸裁きはまったく変わってくる。

出典 ダイワ

聞いた事がないメーカーのスピニングリールはスプールエッジまで離れすぎてたり、近すぎてたりして使いにくい。

フェザリングはさすがシマノとダイワ。

使いやすくて優劣はないです。



レバーブレーキの止める力はどのくらい?

レバーブレーキの止める力はシマノとダイワどちらが大きいのでしょうか?

はっきり言えば2社共、オーバースペックというぐらい利きます。



具体的に言えば

メジナの40cmの引き込みの1kgぐらい。

2社のレバーブレーキは私が人差し指で軽く閉める様な感じでも簡単に5kgの制動力がでる。

フルで握れば10kgは超える。



正直5kgから10kgまでの引き込みをする魚に出会う事は自分ではないだろうと思う。

出合ったとしてもハリスが耐えられないのでレバーブレーキの制動力に優劣は付けられないで



フロントドラグ機能

レバーリールには当初フロンとドラグは搭載されていなかった。

レバーでローターにブレーキを掛ければ事足りると思えたかです。



ただ、使い始めの人に多いのですが、メジナの鋭い突っ込みで思わずレバーを引いてフルロッ

ク状態になってしまう時があります。



突っ込み時はレバーにより竿に適正な角度をもたせるよう操作します。

初心者はこんな時あわててレバーを押し上げてしまう。



レバーを慌てて、きつく押し上げるとラインが出ないので竿が伸されてしまいますよね。

こんな時にドラグがジワッと出るくらいの調節をしていると竿が伸されることは回避できます。

出典シマノ

これも扱いが難しいレバーリールを一般の人が扱えるようになった機能です。



2社ともこのフロントドラグ機能に問題はない

ジワッとドラグ出るすべりかたはTDAドラグのダイワの方が上のように感じますが、実際はそれほどドラグの滑り出しには差が無いように思えます。



レバーリールを使った一連の動作

ベールをあけて通常のスピニングリールのように仕掛を流したいポイントに投げる。
ここでフェザリングをして余計な糸ふけが出ないようにする。
指でフェザリングしながら仕掛けを潮の流れに乗せるようにラインの出方を調整する。
浮きが沈んだらベールアームを閉める。
レバーブレーキを握ってレバーを押し上げる。
魚の引きが弱いなら握ったまま、強い引きで竿が伸されそうになったら、レバーを緩めてラインを出しながら竿の角度を調節する。
出典 ダイワ
魚を玉網に入れたらレバーを離して終了。


主旨

シマノ、ダイワのレバーリールの機能について基本的なところにフォーカスをあてました。

使い方を含めて機能を解説しましたが、重要なのは自分が使って扱いやすいのが一番だと思います。

シマノ、ダイワともレバーリールに改良を加えて今に至ってますが、

随分と扱いやすくなったというのが私の印象です。



まとめ

ガチで磯釣りしたいならレバーリールを使おう、慣れたら取れない大メジナが取れるようになる。

ライトユーザーは普通のスピニングで問題ない。

浮きフカセの取り込み、ライン捌きではシマノ、ダイワ共に工夫を凝らして扱いやすくなった。

シマノ、ダイワの基本的な機能にフォーカスを当てたが優劣は付けられないほど実力は伯仲している。

シマノかダイワなら ぶっちゃけ第一印象で選んでかまわない。 



ダイワのエントリーモデルのレバーリール ラグザス
重量が270gと昔に比べれば軽くなった。

エントリーモデルとはいえレバーリールは高価だ、ザイオンボディ、マグシールドなど

錆防止機能などダイワの最新テクノロジーが惜しげもなく搭載されている。

出典 Amazon
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シマノのエントリーモデルのレバーリール BB-X ラリッサ
重量は270gとダイワより10g軽い、 HAGANE ボディ(金属採用の剛性が高いボディ)なのにダイワより軽くなってる。最新テクノロジーが惜しげもなく搭載されているのはダイワと同じだ。

出典 Amazon
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シマノ、ダイワ以外は何処か扱い難いところがあるので薦められない。



釣具マニアの報告でした。

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