こんにちは釣具マニアです。
せっかく買った釣り道具ですが
寿命を全うするまで使い倒した釣り道具は少ない筈です。
多くの釣り道具は途中
不注意で使えなくなってしまいます。
原因は破損と紛失ですが
今回は紛失してしまう釣り道具を極力無くして
寿命を全うしようという話です。
釣り道具の紛失というのは
主に根掛かりと落水です。
そいう時の回収ツールというのはあるのですが
その回収ツールでもメーカーさんが
想定してない方法で
さらなる釣り道具の回収を目指そうという話になります。
ある秋の日・・・
私が水郷地帯で
バスフィッシングを楽しんでいた時の事である。
突然声を掛けて来たオヤジがいた。
「そこのバスの兄ちゃん
儂の高級ヘラ竿をそのルアーで救ったって~なヾ(◎o◎,,;)ノ」
突然助けてくれと言わて戸惑ってしまった。
「えっ! 僕ですか| ̄ω ̄A;」
「あんた一人しか、いないんだから決まってるじゃないの」
「まあ、そうですけど
ヘラ竿を救えと言われても・・・
僕はヒーローじゃありませんし
変身も出来ませんし、光速で移動も出いません。
空も飛べ無し、ロボットの操縦も出来ませんから
ましてや グレネードランチャーも持っていませんし()´д`()」
「なんか面倒くさい性格の奴じゃのう・・・
アメコミ映画じゃあるまいし
どんだけ特殊能力が必要なんだよ
いいかい
兄さんがさっきから投げているルアーを投げて
竿を引っ掛けてくれればいいんだよ」
「竿を引っ掛ける?」
「そうじゃ」
「何処の竿?」
「あそこに漂ってる竿」
オヤジはユックリ移動する水面に浮いた竿を指さした
「ああ・・・あの安臭い竿ヾ( ̄∇ ̄=」
「安臭いとはなんだ!
少ない給料をからコツコツと貯めてやっと購入した高級ヘラ竿だぞ
は、早よう救出してくれ
そうしないと竿がどんどん遠くにいってしまうではないか」
どうやら魚が掛かって竿事持っていかれたらしい・・・。
不注意ななオヤジだと思っていると・・・
ゆっくり動いていたヘラ竿が少しスピードを上げて
沖の方にどんどん移動しだすではありませんか!
「ああ、ヤバイ! 遠くに言ってしまうと
竿が回収できなくるう~~。:゚(。ノω\。)゚・。」
悲鳴を上げたオヤジ
早く早くと私に回収しろと急き立てます。
私は自分の持っているトップウォータールアーの中で
一番大きなペンシルベイトを取り出した。
遠くまで飛ぶし フックも大きく
竿を救出しやすいという判断からだ。
私は竿に向かったそのペンシルベイトを投げた。
ピュウ~~~
風を切って飛んでいったペンシルベイトは
竿から大きく右に逸れて飛んでしまった。
ミスキャスト!
「ああ~兄ちゃん何でそんなに外れるんや~
もう少し確り狙って~な~ヾ(◎o◎,,;)ノ」
うるさいオヤジである。
私は再度狙うべくペンシルベイトをドックウォークさせながら回収した。
「兄ちゃん何でドッグウォークさせる必要がある?
早くもう一度投げて~な」
うるさいオヤジである・・・。
ペンシルベイトだからドッグウオークさせて何が悪いと思ったが
大人しくただ巻きする事にした。
巻き上げたペンシルベイトを今度は狙い澄まして
投げてみた・・・。
ペンシルベイトは高く飛んで竿を通り越して落ちた
そして竿に向かって引いてみたが
スナッグレス性の高いダブルフックのせいか
竿を引っ掛けずに乗り越えてしまった・・・。(꒪ཫ꒪; )ヤバイ
「兄ちゃん勘弁してえな~ 儂のヘラ竿が~
有名メーカーのヘラ竿が~~~ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ
ウルトラマンだって3分以内に怪獣倒しまっせ~
それなのに、ドッグウォークさせるは乗り越えるは
何分かかっておまんのや~~ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ」
非常に不愉快なオヤジである。(꒪ཀ꒪)
せっかく助けてやろうとしてるのに
もう竿を救出するのは止めようかな・・・。
そう思ったその時
何処からともなく聞こえてくる声。
「パラソルローングキャスト!!(☆▽☆)」
「パラソルアクセスリーリング~~(☆▽☆)」
「パラソルキャッチ(☆▽☆)」
掛け声と共に傘の骨みたいな物を縦横無尽に振り回す筋肉質の男が現われ
そしてあっさりと
ヘラ竿を救出したのである。
「あ、あんさんありがとな~
何やら訳の分からんもの振り回して
高級ヘラ竿が救出してくれはってありがとうござんす」
とヘラ竿を握って涙にくれるヘラ釣りのオヤジ・・・
そしてチラッと
涙を拭いて私を見ると
「それに比べてあんたという人は・・・」
と物凄く軽蔑した眼差しを向けるのだ・・・。
「ハ~ハッハッハ オヤジさん彼を責めてはいけないよ
彼はラインの先にルアーを結んでいるだけの
下手くそで残念な一般人なのだ
決して悪気があった訳じゃない!
ただ・・・このパラソルがないだけなのだ
ハ~ハッハッハ( ꒪Д꒪)ノ」
慰め処かボロクソに言われて様な気がする・・・。
彼が携えている傘の骨みたいなパラソルと言う物は何なのであろうか?
これでヘラ竿を救出したと思うと
物凄く興味が湧いてきた。
「あの その傘の骨みたいな奴は?」
「なに!これに気が付いたが
これは ウキトリパラソル ヘラ竿も取れチャウンというアイテムだ」
「どう使うんでしょうか?」
「これをな 投げるのだ」
「はあ・・・投げる?」
「そうだ掛け声を上げて投げるのだ」
「掛け声?」
「ふむ、それでは見せてやろう」
パラソルを持った筋肉質の男は一呼吸置くと
「行けパトラッシュ!_(≧。≦_)」
と叫んで傘の骨を投げ込んだ。
「ほええ~(;゚Д゚)
と愛犬に骨を投げる要領でキャストした。
「傘の骨はパトラッシュが骨を喰わてえ戻ってくるように
ヘラ竿が回収できるのだ」
「すごいですね」
すると
ピーピーピーと男の持っている無線機が鳴りだした。
「むむ・・・次の事件が発生したようだ
それでは次のヘラ竿を落水させた人が待ってるのでサラバだ!Ψ( ̄∀ ̄)Ψ」
「はあ・・」
ヘラ竿の回収してヒーロー気取りの男が去っていった・・・。
ヘラ釣りを始めようとしていた私
俺もウキトリパラソル ヘラ竿も取れチャウン
を買ってみようかな・・・
そして他の人のヘラ竿回収して
1割の金銭を謝礼として要求すれば儲かるかも
ウヒヒヒヒ・・・。
釣り道具を紛失しないためにツールは必要です。
釣り道具を紛失しないためのツールは必要です。
金額として回収ツール代が掛かりますが
そんな物はすぐに回収できてしまうからです。
それだけ釣り道具を紛失してしまうという事ですね。
釣り道具を紛失しないための方法は大きく分けて3つに分かれています。
②ルアーなどが根掛かりした時のルアー回収機
この二つはよく知られています。
そして3つ目が
釣り道具を落水してしまい回収できないで
紛失している人が非常に多い!
すぐに③の説明をしたい所ですが
理解をより深めていただけるために
3つの回収方法の概要を説明いたします。
落下防止の尻手ロープ
竿が落下しないための防止対策です。
竿尻に尻手ベルトを取り付け
尻手ベルトに尻手ロープを繋ぎ竿掛け、柵等に固定して
竿が落水する事を防止します。
船釣りではほとんどの人がしているタックルの落下防止対策ですが
オカッパリでは
このような対策をする人は極端に少なくなります。
船釣りのように座ったままの釣りと比べて
ラン&ガンを主体とするようなルアーフィッシングでは
尻手ロープが邪魔になるので使われません。
置き竿の釣りで僅かに尻手ロープを使われるのみです。
一番安上がりで
釣り道具を守る方法ですが
置き竿の釣で装着しないため落水してしまうのは
油断と言うしかありません。
ルアー回収機
ルアー回収機は根掛かりしたルアーを回収するものです。
ラインの先にルアーが結ばれているというのが
回収できる条件なります。
つまり
ルアー以外回収でき無いという事になるのですが・・・
中には地引網のような物もあり
ラインが結ばれていなくても回収する事ができる物があります。
磯場などのゴツゴツした根のような所では使えませんが
湖沼などフラットな所では
沈んでしまった釣り道具の回収に勤しんでしまった事も・・・
第3の釣り道具回収ツール ウキトリパラソル
ウキトリパラソルは円錐ウキを主に回収するために作られたものです。
ウキフカセ釣りでは
多くの円錐ウキを救って(掬って)くれて
非常に助かりましたが
実はウキトリパラソルが助けてくれたのは
ウキだけでは無かったのです。
ウキトリパラソルが回収したのは
ウキよりもっと高額な物
数万円の釣り竿です。
ウキ以外でウキトリパラソルが回収出来た物
ウキ以外でウキトリパラソルが回収出来た物は
- 延べ竿(ヘラ竿・鯉竿)
- ロッドの穂先
- フローティングルアー
脅威 ウキトリパラソルは落水した釣り道具の救出例
海・湖・池・川に落ちてしまった釣り道具は
玉網でも回収できますが
所詮5,6mの範囲でしかありません。
ウキトリパラソルはそもそも円錐ウキを回収するために作ったもの。
円錐ウキは5mの上物竿の先に浮いているものです。
当然ながら軽い円錐ウキでも10m。
重たい物な20m以上は飛ばせるので
その範囲のウキを回収するために作られたのが
ウキトリパラソル。
つまりウキトリパラソルは
玉網で掬えるよりもっと長距離の範囲をカバーする事ができるという事で。
キャストして届く範囲であれは回収できるます。
ウキトリパラソルの事が分かった所で
ウキ以外の回収できる物について
もう少し細かい説明をしていきたいと思います。
ウキトリパラソルで回収できた竿の穂先
2ピースロッドの穂先を風で飛ばされて
ウキトリパラソルで回収した事があります。
堤防での出来事ですが
特にL字の擁壁みたいな堤防と違い
吹き曝しの堤防には注意が必要。
そういう堤防が沖堤防に多く
穂先が風で吹き飛ばされてしまいました。
幸いウキトリパラソルを持って来ていたので
無事に回収する事が出来たのです。
その2ピースの自分にとっては高額なルアーロッドでした。
もしも持っていなかったらと思うと・・・
ゾッとします。
それは茨木の堤防ですが
足場が高く玉網の届く範囲よりだいぶ離れていたので
遠投性能があるウキトリパラソルで無事救出出来たのです。
落水した原因は
ロッドケースを開けて
油断した時に強風で吹き飛ばされたのです。
継いで、リールをセットしてない穂先は
超軽いので穂先が飛ばされることは結構あります。
ウキトリパラソルで回収できたヘラ竿・鯉竿
ヘラ竿を魚に持っていかれて右往左往されている方がいらっしゃいます。
昔はバス釣りの方に
「に、兄ちゃんあのヘラ竿を
そのルアーで引っ掛けて回収してくれ」
なんて頼んできましたが・・・
最近はバス釣りの兄ちゃんが周囲にいませので
ルアー飛ばして回収する事ができません。
尻手ロープでも付けとけば
魚に持っていかれる事もないでしょうが・・・
打ち込み、竿を立てて寄せたる中で
尻手ロープはかなりウザイ存在。
なので尻手ロープを付けないのなら
ヘラ竿は自分で回収する事を想定しましょう。
野釣りで使う長尺ヘラ竿は10万円を軽く超える価格です。
それに比べてウキトリパラソルは1000円台で買えるので
回収できたら元の回収どころではありません。
ウキトリパラソルで回収できたフーローテイングのルアー
今では少ないですが・・・
バス釣りをしていると
フローティングルアーがドンブラコッコと流れてきて
沖合に漂ってる事があります。
これをですね
ウキトリパラソルで回収するのです。
あのですね
誤解してもらっては困るのですが・・・
あくまで自然保護の観点から回収していたのであって
パクっていたのではありません・・・。
ウキトリパラソルの使い方
ウキトリパラソルは単体では使えません。
使わないロッドにスピニングリールセットして
3号以上の太いナイロンライン、又はPEラインを結んで
ルアーをキャストするようにして
ウキトリパラソルを飛ばしましょう。
推奨は携帯しやすい振出のシーバスロッド。
Amazonで売ってる中華製のあれです・・・。
まあ・・・ルアーでヘラ竿回収するのと同じような感じなんですけどね
ウキトリパラソルの注意点
不幸にもウキトリパラソルを使う場面はやって来た時
ほとんどの人はウキトリパラソウルの準備をしていません。
落水した釣り道具が
長時間同じ所に留まっているなら良いのですが・・・
遠くに流れてしまうとか
暫く浮いていて沈んでしまう物は
モタモタしていたら回収できなくなってしまいます。
災害時の人の生存率は72時間立つと急速に悪化します・・・
釣り道具も落水後の
回収に至るまでの時間が早い方が
圧倒的に回収する確率が高くなります。
皆さん回収ツールは確り用意してから釣りをしましょう。
ウキトリパラソル
ウキトリパラソルにはダイワと釣武者製の物があるが
ほぼ同じ物と思っていい。
釣武者はダイワと協力関係にあるメーカーだからです。
遠投F仕様のウキトリパラソルは値段が高いだけで
それほどメリットがないと思います。
普通のウキトリパラソルでも
リーリングスピードで浮き沈みが調整できるので
態々フローティングバージョンを使うまでもないのではないでしょうか?
一番安いダイワのウキトリパラソウルで十分だと思います。
ウキトリパラソル 楽天市場はこちらウキトリパラソル Amazonはこちら
ウキトリパラソル Yahooショッピングはこちら
まとめると
ウキトリパラソルで延べ竿の回収が出来る。
浮いている物、遠くにある物が回収できるのがウキトリパラソルである。
回収できるのはウキだけじゃない。
ワゴンセールの振出シーバスロッドタックルが一番扱い易かった。
釣り具マニアの報告でした。
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