ねじ込み式ハンドルで長寿命 スピニングリールのガクブル問題は深刻です。

エリアフィッシング
出典 Amazon

こんにちは釣具マニアです。



スピニングリールの寿命はどのくらいなのでしょう?

こんな事を考えてスピニングリールを

買っている人はあまりいないですよね・・・。



日本の釣り道具メーカーは壊れないのが普通です。



それでも

1年使いこむと 寿命が短い物か 長い物かは分かります。



では 質問の仕方を変えてみましょう。



エントリーモデルのスピニングリールで

一番最初に壊れる所は何処でしょう?



これなら答えられます。

答えはハンドルの部分です。

原因は供回り式のハンドルだから。



エントリーモデルのスピニングリールは使い込んでいくと

一番最初にハンドルの部分にガタが来ます。



これはジギングにような負荷が強い釣りでは顕著にあらわれます。



それだけではなく、アクションがただ巻きの釣りでも

最初壊れるのはハンドル部分。



つまり

リールはハンドルから先に悪くなるので

ハンドルの寿命がリールの寿命ともいえます・・・。



だからリールが長く使えるように丈夫になるようにして欲しい!

という事で 高級機に搭載されてきたのが

ねじ込み式ハンドル。



地味~~ですが

これだけでスピニングリールの寿命が大きく変わるんです。



それでは・・・

地味故に

ねじ込み式ハンドルを馬鹿にして

取り合わなかった男の話をしてみましょう。



彼の名前は中気田 岳悔流 (ちゅうきだ がくぶるー)

彼はしょっちゅガクガク ブルブルしている。



寒いと ガクガク、ブルブルして。 (((゜Д゜;)))

怖いと ガクガク ブルブルして。 (((゜Д゜;)))

疲れて ガクガク ブルブルして。 (((゜Д゜;)))

イキって ガクガク ブルブルする。 (((゜Д゜;)))



何しろガクガクブルブルする体質なのだ・・・。

そんなガクガクブルブルな彼は釣りが好き。



所が

好きな割には・・・釣り道具に対してのこだわりが微塵もないのである。

そのことで悲劇を起こるとも知らないで・・・。



中気田が得意な釣りスタイルは シェイキング 。



常にガクガクブルブルが止まらないから (((゜Д゜;)))

いつでも、どこでも、竿を持つだけで

激しくガクガクブルブルすることができるからである。



ある時・・・

シェイキングする事が止まない 中気田に

ハンドルを変える様に進言してみ事がある。



「なあ、中気田 それだけシェイキングが半端ないと
ハンドルに負荷が掛かってリールがもたないかもしれないぞ・・・」

「はあ・・・ハンドル?、ハンドルなんてどれも同じだろ」

「それが違うんだよ、ねじ込み式ハンドルだったら
ガクガクブルブルと シェイキングしても
ハンドルがガクガクブルブルしなくなるんだ」

「はっはっはっ!」
大笑いした中気田。
ふいに真剣な表情になり

「きさま 俺のガクガクブルブルに文句をいうな! o(゚д゚o≡o゚д゚)o

というのである・・・

「ガクガクブルブルの事に・・・口を挟まれるのは嫌なようで・・・。



「いやいや、ハンドルの事だから!」

「うるさい!」

口になかで入歯をガクガクブルブルさせて

怒鳴る中気出の反応をみて

これはダメだと思い (꒪ཫ꒪; )ヤバイ

この話をする事は止めてしまった・・・。



その後 ハンドルの話はお互いする事もなく時は過ぎた・・・。



最近、何故か 中気出 のガクガクブルブルアクションには精彩がない。



今日も釣りを始めてから4時間。何の反応のない。

釣りに行くたびにこんな事が続いているのである。



しかも・・・

「お魚~の~みなさ~~~ん へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ

釣れなくて声まで震えてガクブルしています・・・。



手首にも力が入らないようで

グニャグニャと頼りないように動いているのです・・・。



こんな状態で4時間も

ガクブルガクブルしていてよく疲れないものだ。



しばらくして・・・・

「おわあ~~~ ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ

と大声を上げる  中気出。



「手が~~ 手が~~~」

どうやら長年釣りで

ガクガクブルブルしてきたつけがまわってみたようです。



痛みにうずくまって手首を抑えながら・・・。

「手に力が入らないのだ、ちゃんと・・・ちゃんとハンドルが 
回せないィィィ~~~ (((゜Д゜;)))

最後は金切り音みたいな叫び声をあげている・・・。



手首の状態が悪くて相当のショックを受けているようだ。



足元に投げ出されている、タックルを拾ってみたら

不思議な事に気が付いた。



スピニングリールのハンドルがブラブラと揺れているのである・・・。

これは一体・・・?



「中気出 ハンドルがグラグラしてるぞ」

「ふっ・・いつのころだろうか・・・
ハンドルがガクガクブルブルがひどくなってな Oo。。( ̄¬ ̄*)

「中気出しっかりしろ!」



「私のハンドルは操り人形のマリオネット ブラブラガクガク ギコチナイ・・・」

と・・・・

遠くを見つめて独り言。

「おいおい確りしてくれよ」



「いつから・・・こんなにハンドルが悪くなったのだ Σ(゚Д゚|||)

「さあ・・・ ()´д`()

私はリールのハンドルキャップを開けて

ハンドルの状態を確認してみた。



「ハンドルシャフトが角が無くなるほど摩耗してるじゃないか! (|||O⌓O;)

「そうなんだ・・・」

「こ、これは スピニングが寿命を迎えた
ガクガクブルブルの症状。 (꒪꒪)

供回り式ハンドル特有に起こる 終焉の合図。



「供回り式ハンドルがこんな事になるとは・・・」

「何故、ねじ込み式ハンドルのスピニングリールに替えなかったのだ」

「知らなかった、いや・・・知っていたけど 高を括っていたかもしれない
こんなにガクガクブルブルするとは・・・ (ー△ー;)



そして・・・ポツリと呟くように言うのである

「ねじ込み式ハンドルならこんな事にはならなかったのにな ( ̄Д)=3



「知っていたのか! 供回り式ハンドルがガクガクブルブルすることを ヾ(◎o◎,,;)ノ

「ああ、俺のガクガクブルブルが
2倍にガクガクブルブルになって
もうコントロールできなくなってきた時からな・・・ y( ̄Д ̄)。oO

「どうするのだ?」

「そうだなあ・・・なあ」

とため息をつく中気田。 (ー△ー;)



「ねじ込み式ハンドルのスピニングリールに買い替えるしかあるまい」

「ねじ込み式ハンドルのスピニングリールは高いのだろう?」

「実はアブガルシアのスーペリアが1万円以下でねじ込み式なのだ」

「え!、マジ (°◇°;)

「マジだ」



「なんだ~それを買えばいいじゃないか~ (~ ̄▽ ̄)~

と今まで使っていたスピニングリールを湖にポイと簡単に捨ててしまった。



今まで苦楽を共にしてきたスピニングリールをアッサリ捨ててしまう

中気田の非常なまでの行いに 

私はガクガクブルブルするのでした・・・。 (꒪ཫ꒪; )ヤバイ

スピニングリールの寿命を決めるハンドルの方式

ベイトリールと違い

スピニングリールはハンドルを左右どちらかに組み替える事が出来ます。



ハンドルを入れ替えられるのだから、

左右どちらでも巻けるので便利に思えますが・・・。



実はこのことが理由で

スピニングリール早く寿命をむかえてしまうのです。



この元となるのが

ハンドルシャフトの固定方式。



ハンドルの固定方式には

  • 供回り式
  • ねじ込み式

の2種類があるが スピニングリールの寿命が長いのが

ねじ込み式ハンドル



そして寿命が短いのが

供回り式ハンドル



その証拠にエントリーモデルは供回りハンドルを採用しているのに対して

中高級機のスピニングリールはすべてねじ込み式ハンドルになっている。

ステラ・ソルティガはねじ込み式ハンドルなのです。

スピニングリールの供回りハンドルは短命

供回りハンドルのスピニングリールは何で短命なのでしょうか?



6角のハンドルをシャフトを

メインギアの6角の穴に通して反対側で留めるのが供回り式の固定方式。

たとえば

最初はシャフトとメインギア同士のクリアランスが0だったとします。



この状態から

ハンドルを回しては止める動作を繰り返えせば

摩耗して、クリアランスが広がってしまうでしょう。



クリアランスが広がった分だけ

ハンドルを回した時にガタが大きくなる。



実際の供回り式ハンドルは

クリアランスが0という事は無いので

供回り式と言う時点で最初から多少のガタツキがあります。



ネジ式と違い操作感にキレがないのはこのような理由なのです。



なんとかガタツキを直そうとして

シムを入れた方もいるようですが・・・

このような事はシャフトと6角穴の隙間で起こる事ですから

シムを入れても何の解決にならない。



使えば使うほどガタが大きくなって

使っていて不快になり

使いたくないと思った時点で寿命を迎えることになる。



ショアジギングのように

負荷を掛けつつ急にハンドルを止めたり、動かしたりすれば

この部分が一番摩耗しやすいので

最初にガタが発生する部分となります。



だから供回り式のハンドルは短命のスピニングリールになるのです。

ねじ込み式ハンドルは長寿命

出典 Amazon

ねじ込み式ハンドルのシャフトはネジです。



シャフトのネジ事、直接メインギアにでねじ込むので

ハンドルのガタツキは無い。



つまり

供回り式ハンドルの状態でいえば クリアランスが0の状態。



スピニングリールのハンドルを急速に

回したり止めたりするような使い方をしても

摩耗しないのでガタは発生しない。



それでスピニングリールの寿命は長くなるのです。



今までねじ込み式ハンドルは

それなりの値段のスピニングリールにしか採用されていませんでした。



安物のスピニングリールは

すべて供回り式ハンドルで耐久性はないのが常識。



そんな中で一機種だけ

1万円欠ける価格で

ねじ込み式ハンドルを搭載しているスピニングリールがあります。



でも・・・・

唯一ねじ込み式ハンドルなのに何で目立たないのでしょう?



実は1万円を少し欠ける価格帯は

コスパが高い優秀なスピニングリールの激戦区だったのです。

1万円以下 レガリスVSスーぺリアVSナスキーどれがコスパ最強?

1万円を少し欠ける価格帯の激戦区スピニングリールは

コスパが高く、各社しのぎを削っております。



こも価格帯の販売数がスピニングリールは最も多いからです。



具体的なハイCP機種は

下記のような3機種になると思います。

ダイワはレガリス
シマノはナスキー
アブガルシアはスーペリア


この機種の中で最も長寿命なスピニングリールが

アブガルシアのスーペリア



長寿命の理由は・・・

この展開ですから分かりますよね?

ねじ込み式ハンドルだからです。



1万円以下でねじ込み式ハンドルはスーペリアしかありません。



たたスピニングリールは寿命だけでは選ぶ訳ではありませんので

3機種の特長を並べてみました。

激戦区のハイCPスピニングリールのメリット並べてみた

ハイCP機種でも全部似た物という事はなく

それぞれに特徴があります。

ダイワ レブロス:軽量、ドラグが良くてライントラブルが少ない。
シマノ ナスキー:ハンドルに巻き心地が秀逸。
アブガルシア スーペリア:ねじ込み式ハンドル長寿命でタフ。


人それぞれ使うリールに求めたい物があるので

タフさだけでは選べませんが・・・。



長寿命のリールは普通は高額

丈夫という所は地味な部分ですがコストが掛かる所だからです。



丈夫という所にどれだけコストがかかるかと言うと・・・。



ハンドルだけをねじ込み式にして

他の所はおかまいなし なら 

スピニングリールの総合的な耐久性は上がらないかもしれません・・・。



でも

スーペリアはちょっと違います

1万円以下なのに見せかけの耐久性を演出していません。



その証拠にボディの材質をメタルにして剛性を上げていますね。

1万円以下では貴重な ねじ込み式ハンドル スーペリア

何故ねじ込み式ハンドルだけでは見せかけの耐久性なのでしょうか?



これが分かると スーペリアは何故 自重が重くなっても

メタルボディにしたのか分かってきます。



スピニングリールで最初にガタがくるのはハンドルの固定部分ですが

ガタが来るのはここだけではなく

ハンドルに固定しているメインギアに症状が現れます。



メインギアの材質の強度もありますが・・・。

強度の高いアルミのギアを使うのは今では当たり前。



メインギアが摩耗しガタが来るか来ないかを決めるのは

ギアを包むボディ(ハウジング)の材質です。

ボディ(ハウジング)が歪むとギアの摩耗が速い

スピニングリールのボディ(ハウジング)が樹脂の場合

負荷が掛かった時、ボディは歪み易い



スピニングリールだから歪んでも魚は釣れるでしょうが

これが工作機械なら歪んだ分だけ 内部機械も歪むので諸元通りには動かなくなり

設計通りの物は作れないでしょう。



ですから工作機械は頑丈なボディ(ハウジング)で

内部の機械を歪まにようしているのです。



樹脂ボディのスピニングりールで遊泳力の強い

または大きな 大きな魚が掛かるとリールに掛かる負荷が強くなるの

使い手が分かるぐらいボデイも歪みます。



歪んだボディに合わしてギアも歪んで駆動するので

ギアの歯面の噛み合わせが偏ります。



このような事が繰り返されると

ギアに偏った摩耗が発生しガタつきます。

ギアの歯面が偏ってすり減るので
ハンドルだけではギアの噛み合わせが悪くなり
それでガタが発生する。


整理すると

スピニングリールのガタが起きる順番は

最初にハンドル→次にメインギアの順番で ガタが大きなる。

魚は釣れるが、寿命は短くなる。



解決策

3つぐらいは対策して欲しい所・・。

ガタが来ないようにするにはねじ込み式ハンドル。

強度の高い材質のメインギア。

強度の高いボディの材質。

ただ巻きでも小型のスピニングでもねじ込み式は必要

ねじ込み式ハンドルは負荷が高い釣りだけで いいのでは?

という人がいます。



例えば

ショアジギング以外なら関係ないのでは?

とか

小型のスピニングリールでは関係がないのでは?

特に小型のスピニングリールは必要がないと思われがち・・・。



ただ巻きを多用する

ブラックバス、エリア、シーバス、メバリング、アジングなどは

負荷が少ないので供回り式でも大丈夫なのではと・・・

ということでしょう。



実際にはどうなんでしょうかね?



短期間でガタは来ません。



でも、ルアーフィッシングのような

常に投げては巻き、巻いては投げる事を延々とする釣りでは

ハンドルの固定部分に少ないながら長時間、負荷がかかっています。



なので、はいつかはガタが来ます。

これが早く来るか、来ないかの違い 。



数年後、感覚的なものになりますが・・・。



供回り式でハンドルのガタが2だったとして

ねじ込み式ハンドル0.5ぐらいしかないとしたら

貴方はどちらを求めるでしょうか?



メーカー品の供回り式ハンドルのスピニングリールを愛用していた人がいました。



気に入って使っていましたが

最終的にはハンドルが操り人形の腕のように

ガタガタになったリールを見たことがあります。



エントリーモデルとはいえ

数々の魚を釣った愛着のあるスピニングリールが

使えなくなるのは悲しい物ですね。



それは

長年ブラックバスに使っていた小型のスピニングリールでした。



もし

置き竿の釣り、サビキ釣りのように

リールのハンドルを回さないという事なら 

安物の供回り式ハンドルで十分だと思います。



でも ルアーフィッシングをしてみたいというなら

考え直してみた方がいいと思います。



参考に素晴らしい機能があるにも関わらず

不評なリールの末路をご紹介しましょう。

供回り式ハンドル ダイワ エクセラーが不評

出典 Amazon

ダイワのエクセラーというスピニングリール。



マグシールド、メタルボディを搭載してコスパが良いように思えますが・・・。



ですが

ハンドルが供回り式の為に

せっかくマグシールド、メタルボディを搭載しても

すぐにハンドルにガタが来ると不評です。



これがレガリスとそれほど値段が変わらなかったら

皆さん文句も言わないでしょうが・・・

販売価格がレガリスの上位だった事で不評を招いたのです。



マグシールドを辞めてねじ込み式にすればこんな事にはならないのでは・・・

と思える機種。



Amazonではレガリスの下位機種のレブロスと販売価格が同じというありさまで・・・

それならレブロス買うよりお買い得。



というレベルまで値段が下がってしまいました。

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ねじ込み式ハンドルのスーペリアを求める人は

出典 Amazon

スーペリアは特長はねじ込み式ハンドルだけではなく

ボディ(ハウジング)をメタルにしてる事です。



基礎的な所はバッチリで長寿命。

ここの価格帯では一番ショアジギ向きです。



巻きの軽さ、滑らかさはでダイワ レガリス シマノ ナスキーのに劣りますが

言うても激戦区でこの2機種と戦うスピニングリール。



ソコソコの巻き感はあり。

ドラグ等もルアーフィッシングとして不足のない物になっています。



なるだけ安くショアジギングのスピニングリールで

カッコ良い物はないかとお探しの方。



スピニングリールを長い間、フィールをそのままに使い込みたい。

と思っている人には相性が良いスピニングリールだと思います。

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まとめると

スピニングリールで最初にガタが来やすいのはハンドル部分。

ハンドルにガタが来るのは供回り式ハンドル。

ハンドルにガタが来ないのはねじ込み式ハンドル。

ねじ込み式のハンドルだけではなく、ボディが強い事も大事。

実例! ハンドルが供回り式だったために不評だったダイワ エクセラー。

1万円以下で耐久性を求めるならアブガルシア スーペリア。



釣具マニアの報告でした。

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