こんにちは釣具マニアです。
ライトなタックルでの船釣りを楽しむ事をライトタックルと呼ばれてます。
その中でもベテランからビギナーまで人気のライトタックルのアジ釣り
30号~40号の軽いアジビシを使う事でアジの引き味が楽しめ。
子供からベテラン、女性から男性までの幅広い層に受け入れられて人気を博してます。
釣具マニアも新鮮なアジのたたきと、なめろうが食べたくなると思い出したようにアジを釣りに行きます、今回はTさんがマイタックルを新調したこともあり、ライトタックルアジに行く事に決まりました。
Tさん、貸し竿はから脱却してマイタックルを揃えたと言う事でした。
竿とリールだけかと思いきや、なんとロッドキーパーまで。
「Tさん、貸し竿止めて自前のタックルをそろえたんですか?」
「ええ、釣具マニアさん、私も自前のタックルに、そろそろしようかと思いまして、奮発してライトタックルをそろえちゃいましたよ」
「へえー、ロッドキーパーまで買ったんですか」
「ええ、これですが、なんと! なんと!! なんと!!! 1万4千円~ です」
「なんか、ずいぶん力はいってますね」
「釣り道具屋さんに勧められまして」
「へえ~」
「このロッドキーパーをお使いになると、腕が疲れませんよ! と言われまして~」
「はあ、はあ・・・確かに」
「それでですね、この竿なんですが、丁寧な作りこみをしていて大変コストが掛かる竿ですので、今ある現品3本限りで、もうメーカーが作らないそうで」
たぶん在庫整理です・・・。
「はあ、はあ・・・・コストが掛かる作り方とは何ですかね?」
「そんなの私に分かる訳ないじゃないですか!」
「・・・・」
「何で黙るんですか!」
「テレビショッピング見た事あります・・・」
「興味ありません!」
キッパリ!
「・・・・」
そんな話をしていると本日のポイントに到着。
船長の始めてくださいの合図にアジビシを静かに落とすと、コマセを激しく振ってから、ロッドキーパーに置きます。
暫くすると、ロッドキーパーにおいて置いた竿にアタリがあり、竿がグングンと曲がりだします。
きました!アジ君です、この分だと今日のアジ君は機嫌が良さそう。
隣りの、Tさんにもアジが掛かったらしく竿が曲がってます。
5月の日差しは明るく、アジが釣れ始めると、笑い声と、叫び声が響き、船中がパーティピーポーのよう沸き立ちます。
そんな状況で午前中には30匹のアジを確保することができたので、置き竿にしたまま海を眺め、景色をツマミにビールをグビグビと飲むのです。
5月も後半の日差しは夏のようでも、蒸し暑さがない分、心地よいな~と思いつつ、今夜はアジのタタキと、なめろう で冷酒もいいかな、〆はアジのなめろうをご飯に乗せてほうじ茶を掛けて食べるか~なんて想像するのでした。
「もしもし、釣具マニアさん顔が大分弛緩してますけど、釣りをしないんですか?」
「ああ~ホゲ~ アジ、アジ きゅきゅ~のポイポイ」
Tさんに急に声をかけられたので訳の分からない独り言と共に現実に舞い戻ってまいりました。
「えっ、と、その、今日は既定数に達したの、ロッドキーパーにかけっぱなしです」
「そうですか、自分もそうしようかな・・・」
「Tさん、ビール飲みますか、余計に持ってきてるので、のんびりと行きましょう」
「いいですか、じゃあ、ご馳走になります」
グビ、グビ、グビ
「ふー 釣具マニアさん」
「はい~」
「釣りっていいですね」
「いいでしょ~」
「ロッドキーパーに、竿をおいて置くと楽ですよね、竿置いたままでも、ヘッドが動くから、片手でチョイチョイ動かすだけでコマセ撒けるし」
「ビールはゆっくり飲めるしねえ」
「でも、船中見回すと、竿受けの人も多いですね」
「ああ、竿受けの人はねえ、手持ちでガチのアジ釣りの人なんですよ、まあ、ロッドキーパーまで買えなかったビギナーもいますが、後はですね、まれですがセパレートハンドルじゃない竿使うと痕が付くんですね~」
「何ですか、痕が作って・・・」
「あれ、Tさんの竿 セパレートハンドルじゃないんですね、・・・あの痕の事知らないですか・・・ ええっと・・・何でもないです・・・・」
Tさんは知らないようです、痕が付く事を、まあ、ここは黙っておく事にします・・・。
午後の日差しも和らいだ頃に船長から今日はここで上がります、と言う合図と共に乗船客は仕掛けを片付け始めます。
Tさんも竿を片付け始めて、リールを外して、ロッドキーパーから竿を外すと、竿のグリップエンドに装着したロッドキーパーのヘッドまでご丁寧に外そうとしているではありませんか!
付けたままにしてよ・・・・。
サポートを外すと、Tさんにとって都合が良くない事が分かってしまいます・・・。
そうTさんの竿のグリップには足跡マークが付く事を。
「あっ!・・・・・」
「・・・・・」
気が付いてしまったようです・・・。
「グ、グリップに痕が付いてる・・・・」
「・・・・」
「釣具マニアさん、私の新品の竿に痕が付いてます」
「えっ、痕ですか、痕が付くのは皆、同じですよ、自分のもほら」
「あっ、痕が付いてます」
「ねえ、足跡のマークみたいですね」
「しかし・・・」
「足跡マークが付くなんて釣りをした証拠です、ありがたいですね!」
「はあ・・・そんなもんですか・・・」
「そうですよ これは崇高なるフィッシングマークですよ!」
「はあ・・・」
「では二人で海の神様に祈りましょう」
「はあ・・・」
「ありがとうございます!」
「・・・・」
「さあ! Tさんも!」
「はあ・・・・」
「では!手と手を合わせて」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
「いやあ、これでTさん次の釣りでも爆釣り間違いありませんよ」
「そうですか~」
何とか機嫌が良くなってきたみたいです。
そういうわけで船が走り出してしまうので二人でテキパキと後片付けに励む事に。
ただ焦りすぎたせいか、臭いイワシミンチが何故か飛び散ってしまいTさんのグリップエンドにべっちゃちとくっ付いてしまいました。
「あっ!」
「ありゃりゃりゃ~」
「・・・・・」
「釣具マニアさん、何で飛び散ったイワシミンチ擦り付けるんですか?」
「こ、これですか! これは~マーキングです!Σ( ̄ロ ̄lll)」
「はあ?」
「さあ、また海の神に祈りましょう」
「・・・・・」
「ありがとうございます!」
今度は一緒にお祈りしてくれません・・・
で・・・
「ありがたくないは!!イワシミンチ投げてやるo(*≧д≦)o」
やはり怒り出してしまいました。
「止めろ、あっ、汚い! 服にも付いた!o(*≧д≦)o」
「お客さ~ん、早く片付けてくださいよ、船出せないじゃないですか!!(# ゚Д゚)つ」
「はい・・・・(_ _|||)」
「はい・・・・(_ _|||)」
ライトタックルアジの乗合客はロッドキーパか竿受けのどちらかを使っています。
ロッドキーパーは竿を固定して仕掛けを落とせることができるため、手持ちをより楽ですが、竿のEVAグリップに取り付け痕が付ついてしまいます。
ロッドキーパーに取り付けると痕が付く!
ロッドキーパーに竿を取り付けるには第一精工ならサポート、ダイワならヘッドと呼ばれるパーツを竿のグリップに取り付けなければいけません。
このサポートパーツはEVA製のグリップ部分に取り付けると、グリップに痕が付いてしまうんですね。
海水を浴びやすい船釣りではメンテナンスのし易さからほとんどの船竿のグリップはEVAと呼ばれる黒い固めのスポンジみたいな素材が使われています。
この素材ですがヘッドパーツを取り付けると、その取り付け紺が残ります。
付いた痕は、残念ながら元に戻すことはできない。
コンパクトで船竿に痕をつけない
竿の値段が高い竿をお持ちの方がグリップに残る取り付け痕を嫌い、竿受けにする方もいらっしゃいます。
楽よりも手持ちをとると言う事でしょうか。
竿受けは魚を掛けた時、餌を付ける時に竿が動かないようにする事と竿を落としてしまうような事がないよう、尻手ロープを結びつける役目があります。
特にテクニカルな釣り(湾フグ、かわはぎ等)は手持ちしてないと釣れないので殆どの方が竿受けを使っています。
値段は1000円ぐらい、自作する人もいるようですか、私は見た事ないですね。
竿受けはヤマシタの竿安め、ダイワのチョイ置きホルダーが有名ですが、どちらも竿受けの性能差なんてありません、船中は殆どヤマシタですが単に先に発売していただけで買い換える必要性がないからだと思います。
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選ぶなら自分が気に入った方を選べばいいと思っています
セパレートハンドルならロッドキーパーを付けても痕が付かない
結論から言えばセパレートハンドルのEVAが無いブランクむき出しの所にヘッドパーツを付ければ取り付け痕が付きません、でも、ロッドキーパーの竿受け部がリールの取り付け位置に来てしまう竿があります。
上の画像 EVAグリップ&セパレートハンドルの画像にEVAが乗ってない部分(竿そのものの部分)参照
下の図を見てくださいロッドキーパーですが、セパレートハンドルのブランクの所にクランプヘッドを取り付けても竿受けの二股のところにリールが来ると竿を固定する事はできません。
できれば自分の竿がリールが邪魔で竿受けに乗らないか確認したほうがいいです。
痕がついてもいいような安い竿を使う
如何してもロッドキーパーを使いたい、楽したい人は安い竿を使うことをおすすめします。
最近でライトタックルなら安くて良い船竿がたくさんあります。
プロマリンのバトルスティックなどは実績もあるし安竿のなのに評判の良い竿です。セパレートハンドルで痕も付かない
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ただ、ロッドキーパーがないと釣りにならに対象魚もいるわけで、セパハン以外は水深が深い魚はもう痕が付くことを覚悟した方が、いいのではないかと思います。
ロッドキーパの取り付け痕対策をまとめると
セパレートハンドルではない船竿のEVAグリップに痕をつけたくない人は竿受け
如何してもロッドキーパーを使い人は、セパレートハンドル・激安竿
セパレートハンドルを選ぶ (注意)セパハンでもまれにロッドキーパに据わりの悪い竿がある
取り付け痕なんて関係ないね!と思ってる人は、ガチに釣りしたいなら竿受け、楽に釣りをしたいならロッドキーパー。
最期にロッドキーパーか竿受けは使ってください、なぜなら尻手ロープにどちらかに繋いでおかないとタックルが落水して二度と手元には帰ってこなくなります。
釣具マニアからの報告でした。
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