柳の下の鯰レンジャーは鱒レンジャーを大きく超える超高強度の折れないロッドだった

ナマズフィッシング

こんにちは釣具マニアです。



最近 これは凄い!

と再認識してるのがグラスソリッドの強度です。



グラスソリッドは強い!と思っていましたが

大きな魚を掛て再認識した次第です。



良く釣竿の事で剛性が~~~

強度が~~~

と言いますが・・・

ほとんどの人が強度と剛性を同じ事のように思っています。



この二つは違っていて

強度というのは折れない(破断強度)

剛性というのは硬い(歪まない)

という事で意味合いが違います。



このような説明だとピンとこないので



イメージを具現化すると

剛性のある竿はカーボンロッド

強度のある竿がグラスロッドとなります。



そう簡単に割り切れるものではありませんが

最近注目しているのがグラスソリッド竿の強度。



何十年も前から存在するロッド素材を何で今頃?

と思う人もいるので

グラスソリッドの強度の凄さが分かる話をいたしましょう。



私は筋肉質で硬い高剛性クンです。



黒光りする私の筋肉は

禍々しいまでに凶暴に見えるほどなのです。( ꒪Д꒪)ノ



さて・・・そんな私

ある時、想定外の魚を掛けてしまった。



その魚とは怪魚。



筋肉質で黒光りして強そうに思えた私ですが

怪魚の引きは想像を超えていました。



とはいえ

黒光りする私です。

まあ・・・掛けた時は大丈夫と思って怪魚の引きに対応していたのですが・・・



何という事か!

そのパワフルなその引き込みに

私は根元付近まで曲げられてしまったのです。



根元はギシギシと悲鳴を上げだして

「はああ~~ や、やばい・・・(꒪ཫ꒪; )ヤバイ



ついに!

バッキャロン!

「折れた~」

「わ、私の硬い海援隊が~~~。:゚(。ノω\。)゚・。



それを横目にみて苦笑いを浮かべていたロッドがあった。



ガイドパーツ

リールシート

ワインディングチェックからして

安物臭が漂うそのロッドは・・・

高強度君。



もう50年前から存在したオールドな竿の素材。

世間からは忘れ去られたいた素材の竿です。



試しに振って見ると

ベニョベニョのダルダル・・・へ( ̄ ̄へ)(ノ ̄ ̄)ノ



安物臭が漂う見た目と、その柔らかさ故

とてもじゃないが怪魚など戦える物では無いと思われていました。



しかし

高強度君は曲がってからが凄いんです!キャ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



そんな高強度君の強さを証明するように

高剛性君と同じように怪魚が掛かかりました。



高強度君は魚が掛かるや・・・

バットまで深く深く曲がってしまいました。



所詮、オールドな竿の素材

ここまでかと思われましたが・・・



高強度君は根元まで曲がってからが凄かった!



根元が鋭角に曲がっても

粘りに粘って折れそうで全く折れないのです。



「どうだ! 俺の白い海援隊は!!」

と叫ぶ高強度君。



信じられない光景です・・・。



あの安物臭が漂う高強度君が

怪魚の強い引きにこれほど立ち向かう事が出来るとは!



高強度君の白い海援隊はビクともしません。



「どうだ、俺のベニャベニャフニャフニャな海援隊の強さは!」

意気軒高な高強度君。



そうです、古くて、安臭い高強度君の海援隊は曲がってからが凄かったんです!

しつこい・・・



さて・・・

グラスソリッドロッドといえば

鱒レンジャーですが



下野(しもつけ)のレンジャーシリーズの中では

鱒ではなくナマズ向けのグラスソリッドロッドがあります。



柳の下のドジョウのように思われたレンジャーと冠された鯰専用ロッドです。



所がこのロッド 二番煎じどころか

鱒レンジャーに比べてさらに根元が太いため

そこら辺の竿では

比べ物にならないくらいの高強度ロッドです。



それでは

鯰レンジャーのグラスソリッドの強度を活かした

大物狙いの使い道がアリまくり

という話をしてみようと思います。



グラスソリッドロッドの強度

一時期、釣竿は

カーボンの弾性率を競う様な時期がありました。



カタログの紹介文を読むと

弾性率40tカーボンマテリアルのカーボンブランクスが~

と弾性率を競う売い文句ばかり・・・。



その内 竿の軽さを競うようになると

低レジンの筋肉質を売り物にした

カーボンブランクスを競うようになりました。



これは今でもフラッグシップモデルに受け継がれることですが・・・・

このように特別な事をしているのだから

高い竿は剛性も強度も高いと思われています。



所で

剛性と強度というのは別物で・・・



剛性は変形しない硬さ

強度は曲がっても折れない強さ

とそれぞれ違います。



実際には45tカーボンより

8tのグラスロッドの方が曲がっても折れないという事が起きます。



そしてチューブラより

ソリッドになると身が詰まっている分

曲がったと時の強度はもっと強くなります。

グラスソリッドの代表格鱒レンジャーの強度

鱒レンジャーというロッドがあります。



昔の素材というか

グラスソリッド製なので安く作れます。



先ほど説明したように

グラスソリッドは曲げ強度に関しては最強です。



竿としては重く感度が無い事から古い素材と敬遠されきましたが

エリアフィッシングでの親和性の高さから

今では多くの人に知られる有名ロッドとなりました。



エリアフィッシング合うロッドですが

その後いろいろな釣りに鱒レンジャーが使われるようになると

一様に驚いてしまったのが

鱒レンジャーの曲げ強度の強さ。



大きな魚が掛かるとグニャグニャ曲がるので

魚に主導権を取られることがありますが・・・



障害物(根)さえなければ

ロッドはバットからかなりの角度で曲がっても折れずに耐え抜くので

大きな魚でも捕れてしまいます。



そして見た目のチープさを超える

強度っぷりには唖然とします。



このグラスソリッドの竿の値段ですが僅か2000円です。

ちょっとびっくりですよね・・・。

柳の下の鯰レンジャーは買う価値アリ

このような事から鱒レンジャーは多くの釣り人に愛される有名なロッドになりました。



だって20倍、30倍の値段の竿より

曲げ強度が強いのですから

そのくらいの値段だったら使ってみるか

とういう話になるじゃないですか。



その鱒レンジャーを発売しているのが

大橋漁具という釣具卸売の会社。



主に下野ブランドで淡水で使う竿を中心に

鱒レンジャーを製造販売しています。



その鱒レンジャーの系譜に鯰レンジャーというロッドがあるのですが

明らかに鱒レンジャーの係累とわかるネーミング。



ブランクスはもちろんグラスソリッド

6.6fと長めのロッドのなのでグリップジョイント、

ガングリップのベイトキャスティングロッド。



装着パーツは鱒レンジャーと同じような

海外パーツですがロッド耐久性には問題ありません。



でも 皆さん考えても見てください

鯰レンジャーというくらいですから

マスより大きいナマズ相手のロッドです。



その為ブランクスが同じグラスソリッドでも

太さが違います。



鱒レンジャーの先径1.4mm 元径は 6.9mm



鯰レンジャーの先径1.8mm 元径は 7.8mm



という事は

元径が太い分 鯰レンジャーの方が

更に強度が高い事はまちがいがありません。



鱒レンジャーでもデカい魚が取れるのですから

鯰レンジャーは怪魚ロッドとしか言いようが無いではありませんか!

怪魚ロッドと呼ばれる竿は意外と高い

怪魚と呼ばれる魚がいます。



淡水でいうと

雷魚、レンギョ、草魚、大鯰、アカメ等のメチャクチャ大きな魚。



海なら

ヒラマサ・カンパチ、ガーラ、タマン等

このような大型の魚を取る竿は高い。



タマン専用とか、ガーラ専用とかありますよね。



怪魚を釣るのだから・・・

お値段が結構お高くても素材を吟味した高い竿が必要だ!

と思われそうですが

本当にそうなのでしょうか?



主導権を奪われても

竿が折れなければ取れる可能性はあります・・・。

グラスソリッドは超高強度なのに

釣り場の状況によりますが・・・

根に潜られない様に無理やり魚を起こすリフティングパワーとか

手前を躱すために

どうしても長い竿が必用な所というのはあります。



でも大体の所では

曲げ強度さえあれば後はライン、リールの問題です。



短くて、柔らかいとはいえ

強度がある鯰レンジャーなら

いろんな種類の怪魚でも取れてしまうと思うのです。



正直

この記事で怪魚として上げた魚を

すべて鯰レンジャーで試した事はありません。

(怪魚はやたらめったら釣れないので・・・。)



ですが

バカでかいレンギョを掛けた時の鯰レンジャーの強度は

十分他の怪魚であっても

折れずに、取れる強さだと思った次第です。



ロッドでアクションを付けるような釣りには向きませんが

ただ巻きやブッコンでの置き釣りには向いています。



怪魚狙いですと仰々しいタックルつかって

残念な釣果より



見た目安竿で貧弱に見えても

怪魚掛かったら強いんです

という竿の方がプレッシャーが無くて楽です。

鯰レンジャーを本来のナマズゲームで使ってた時の評価

出典 Amazon

鯰レンジャーはナマズをルアーで釣る為の専用ロッドです。



正直グラスソリッドなので

チューブラカーボンブランクスのような感度はありません。



とはいえ

ノイジー系のトップウォーターを主体とするナマズゲームに使うので

手に伝わる感度と言うのはそれほど必要ではないのです。



メーカーもそのことは分っていて

ナマズゲームに向いているのは

グラスソリッドだという事で鯰レンジャーを作っています。

鯰レンジャーが他社の鯰専用ロッドより上回っている所

鯰レンジャーは感度の代わりにもっているのが

圧倒的な曲げ強度の強さ。


6.6fの全長と元径7.8mmの見た目でより

超デカイ怪魚でも折れない強さを持っています。



その強さにより

鯰レンジャーはナマズ釣りの ※抜き上げでは

※ランディングがやり易い。

他を寄せ付けない圧倒的な強みを持っています。



ナマズゲームは足場の高さにより抜き上げる事が多く。

その為

普通はランディングツールを持ち運ぶのですが・・・



ランディングツールは携帯するのは忘れたり

大きさ次第でランディングツールを使わないで

抜き上げたいと思っている人も多く

そういう人には最適なロッドです。



何しろ抜き上げて折れる心配がありませし

値段も6000円台とお求めやすい価格なので

ガンガン ナマズを抜き上げて荒い使い方をしてもOK。



気を使わない分

釣りに集中できるので

バンバンルアーをキャストしてテンポよく探っていくことができます。



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抜き上げに関するランディングツールの詳細記事もあるので

興味がある人は読んでください。



まとめると

鱒レンジャーでも大型シーバス、ハマチ、コブダイが取れたという話が
かなり寄せられています。

鱒レンジャーは僅か2,3000円で買えるグラスソリッドのロッド

大型魚が取れるのはグラスソリッドの曲げ強度のお陰。

同じコンセプトで鯰レンジャーとうロッドがある。

鯰レンジャーは鱒レンジャーと比べて元径がさらに太く強くなったロッド。

鯰レンジャーはナマズゲームでの抜き上げがやり易い。

鯰レンジャーは怪魚用、ナマズゲーム 釣りの使用範囲が広い。

僅か5,6000円でお求めやすい価格。



釣具マニアの報告でした。

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