最初は取り扱いが慣れるまで、安い磯竿から始めよう

磯、堤防
出典 Amazon

こんにちは釣具マニアです。

磯釣りを始めたいが、後で良い物が欲しくなり、買い直すくらいなら、高くても良い物を買おうと思ってる人がいたらちょっと、待ってください。

初心者の方は竿の扱い方を知らないと思います。

結論から言えば、磯竿は買い直そう。

安い竿から初めて竿の扱いに慣れたら自分が求める良い竿を買いましょう。

これから理由などを話すので参考にしてください。



電話が掛かってきた・・・・

スマホを見るとネチネチさんの表示。

ちょっと出たくは無かったのですが、延々とネチネチと鳴り止まない着信音に根負けして出てしまった。



「あ~ 釣具マニア君」

「どうも・・・お久しぶりです」

「随分電話に出るまで時間が掛かったみたいだが・・・」

「いま電話から離れていたので・・・」

「離れていたのか、ダメではないか、電話は常に肌身離さず、もって置かないと、不足の事態に対応できないのだぞ・・・ネチネチ、ネチネチ、ネチネチ、ネチネチ、ネチネチ・・・・・以降略」

この時点でかなりゲッソリです・・・・。



「じつわだな、磯竿を買ったのだが、君に言われた通りの竿を買ったら折れてしまったぞ、どうしてくれる?」

「・・・・・」

「もしもし? 聞いてるのか?」

「ええ、聞いています・・・」

「かなり値段の高い磯竿だったんだ」

「はあ・・・でも。自分は最初は安物から始めた方がいいからと・・・」

実はネチネチさんから磯釣りをするから、お薦めの竿を言えというので、安物の竿を薦めたんですが・・・・・。



俺をバカにしてるのか、金がある俺に相応しい竿を推奨しろと。

でも初心者は竿の扱いが下手だから傷が付きやすいのでと理由を説明したが聞いてもらえず。

その後、竿の扱いなど俺には無用だとかネチネチと長い間文句を言われて・・・。

根負けしてメーカーの結構高い竿を薦めたのです・・・。

そうしたら、こんな電話が掛かってきたと言う訳です。



「なんだ 釣具マニア君、俺の扱いが下手だから竿が折れたとでも言いたいのかね」

「いや~、傷でも付いたんじゃないですか、扱いが不慣れで」

「なんだと!ネチネチネチネチネチネチ・・・・以降略」

また長い事文句を言い出しました・・・・。

それで・・・。

「・・・・安物の竿が高い竿に比べて折れるわけがないではないか、だって値段が高いのだぞ」

「値段が高いのはレジンの量が少ないからです」

「まて、釣具マニア、レジンとはなんだ!俺の知らない事を言って煙に巻こうと言う魂胆か」

「・・・・ええと、レジンとは接着材です」

「接着剤がどうしたというのだ!」

「竿は接着材で繊維間をまとめてるのです」

「じゃあ、その接着剤が少ないとは・・・ケチってると言う事か!」

そうとりましたか・・・。



「接着材をケチってはダメではないか、何故もっと早く言わないのだ、貴様!俺にそんな竿を買わしたのか」

ちょっと切れて来ました・・・。



「例えばですよ、貴方のようなネチネチの粘着質な接着材がまとわりついた竿は周りからあーだ、こーだ言われても、粘性が強いから、まったく傷が付かないし、多少傷がついても、平気で、ふてぶてしいから折れない、これが貴方のような安物竿です」

「・・・・・」

「対してレジンの少ない竿はネチネチな接着材が少ない分、竿捌きが軽くて操作感がよい、ただレジンが少ない分感度が高いので、まわりから、あーだ、こーだいわれると貴方と違い一旦傷が付くと折れやすいんですよね、高性能だから」

「き、き、貴様~許さんぞ!

し、しまった・・・

これだと後3年間はネチネチさんのレジンにまとわり付かれてしまう。



そして・・・。



釣具マニア君!君は仕事に対しても・・ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘     「・・・いや、その、今のはですね・・・(A;´・ω・)フキフキ」     ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ・・・以降略。



助けてくれ~私の心の表面コートが剥がされていく・・・。



だから、こうなるのだ、この前も・・・ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、     「すいません、謝りますから・・・( 〇□〇)」       ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘、ネチネチ、粘粘・・・以降略。



1時間後・・・

「わかったな、釣具マニア君、今後は気をつけたまえ(# ゚Д゚)つ

ガチャッ! ツー、ツー・・・・

魂が浮遊してる状態 ( ̄¬ ̄*)



「釣具マニアさん、釣具マニアさん!」

ネチネチさんの電話攻撃を喰らったので、心配した同僚が声を掛けてきたのですが・・・。

「・・・・( ̄¬ ̄*)

返答なし

「おーい釣具マニアさんがネチネチさんの攻撃で白くなってるぞ」

「・・・・・Oo。。( ̄¬ ̄*)

「本当だ・・・口から白い煙が出てるぞ」

「今日は使えないかも知れないな」

「今日だけですむのか~」

「そうですかね~」

「だって、この人、心が折れてるぞ」

「・・・・(_ _|||)
「・・・・(_ _|||)

口先は教授なみ・・・・行動は粘着質の ネチネチさん 。

取り扱いは注意です。

そうでないと、竿も心もへし折られますから・・・。



初心者が高価な軽い磯竿を買って、よくする過ち

いきなり釣り経験が少ない初心者が高い磯竿を買うと失敗してしまう可能性があります。

磯は鋭利な岩、貝殻らなどの岩礁帯で竿に傷が付きやすい。



そして、高価な磯竿は傷に弱い。

一旦深い傷が付いてしまうと、竿の2、3節あたりは曲がったとき破断する可能性が高いのです。



傷が付くのは表面のコートが弱いと言う訳ではい。

表面は安い竿に比べれば強いし傷は付きにくい。

高級磯竿は軽くて、強くて、曲がっても魚を浮かせるパワーがあって、感度が良い。

良い事尽くめですが、その代償として・・・。



一旦付いた傷には弱いのです。



高級磯竿の作り

高い磯竿は複雑で手間が掛かる工程を経ている、具体的なことは割愛させていただきますが、竿の厚さは薄くできている。

高級磯竿は薄いから弱いわけではない。

魚を釣るための曲げ強度は強いし、軽い。

大きな魚をためて浮かせる力もある。

ただ竿が薄い分、傷には弱い、また竿のレジン(カーボンを取りまとめる接着剤)の量が少ない分、傷が付いた時、カーボン繊維へのダメージが大きいのも傷に弱い原因だ。



安物磯竿

安物磯竿は重い、そして持った感じがダルイ。

カーボン繊維の弾性率が高くないし、レジンの量も多いから、強度を出す為に竿を厚く作る必要がある。

また使用するカーボンシートも高級竿と比べて厚い物で竿を作るから必然的に竿が厚くなる。

ただ竿が厚くて、レジンが多いのが逆に傷に対するダメージは極めて軽微なものにします。


堤防から始めよう長さは4.5m

磯竿は5.3mが標準的な長さとされている。

足場が悪い為、岸際に立てないのでこの長さは必要とされているからです。



ただ、すぐに磯場に立ってメジナ等を釣るといっても潮の流れ、流し方、取り込みのテクニック、竿捌き、潮に対する浮きの選別などを的確にしないと、思ったようには魚は釣れません。

最初は堤防のテトラ帯アタリから始めて竿の扱いも含めて練習したほうがいいです。



なんでテトラ帯から始めた方がいいかには5つの理由がある。

①エッジが鋭い磯場の岩礁帯よりテトラの方が傷が付き難い。

②釣り人のアクセスが楽なので練習に丁度良い。

③堤防のテトラ帯から平らな堤防に戻れば穂先、仕掛がらみみが直しやすい。

④4.5mでも仕掛けが流しやすい。

重要
⑤4.5mにすると持ち重りが解消されるので竿の自重が重い安竿でも取り回しがし易い。


持ち重り関してはめちゃくちゃ重要なんでもっと説明します。

ちょっと面倒くさいですが付いてきてください。

5.3mの竿の自重が205g リールシートの位置で竿を持つと 梃子の原理で3600gの重さを感じる。


4.5mの竿の自重が150g リールシートの位置で竿を持つと 梃子の原理で2250gの重さを感じる。

自重実際に竿を水平に伸ばして釣りをしたときの竿の重さの感じ方は違います。



竿は高級ロッドほど軽いですが竿を短くしてしまえば軽くなる。

安い竿でもその差を簡単に埋められます。

釣り人は5.3mの竿と比べると4.5mでは1350g軽い重量差を感じている。

堤防で4.5mの安い磯竿からはじめたほうがいい理由です。



最初は予算少なめで格安タックルで取り組む

高級磯竿は7万円

安物磯竿は8千円

その価格差は6万2千円

フラッグシップモデルじゃなくても2万ぐらい差はあります。



高級磯竿に傷が付いたら嫌ですよね、また折れてしまえば心的ダメージが大きいです。

安い磯竿は傷が付いても、折れにくい、傷を気にしなくて使える。

買い直し前提で最初の磯竿を買うのありだ思いますよ。

そいて、慣れるまで竿捌きを練習しましょう。



使って慣れるしかない

最初から、竿捌きが上手い人はいないです。



釣り始めると魚を釣る事に夢中になるのが普通です。



夢中になるので

道具に対しての注意が向かない。

竿に傷が付く行為をしても気が付かないのも普通です。



初心者もベテランも釣りに夢中になるのは変わりはないですよ、ただベテランは竿の扱いは体が覚えているので傷をつけません。



竿に傷が付く行為

①むやみに地面に置かない。

②魚の針を外す時、地面において傷つける。

③穂先がらみ直す時無意識に地面において傷をつける。

④竿賭けに掛けておく、地面に平置きして、間違って蹴飛ばしたり、踏みつけたりすると、大きなダメージが付く。



俺は気をつける!大丈夫だ!

という人もいるかと思いますが、意外とやっちゃうんですよ。



磯竿の号数は1,5号から2号

磯竿は号数表示されているが、竿のパワーと思ってもいいと思います。

号数が少ないほど細いハリスが使えて、号数が大きいほど太いハリスが使える。



1.5号が標準的な号数とされていて、特に初めの一本は1.5号がいいと思います。



少ない予算の磯竿でも品質は大切

価格が安いからといっても安ければ良いというものではありません、激安すぎると、竿の厚さが不均一な物が多く厚さの一番薄い部分から竿が破断する可能性があります。



安くても質の良い磯竿といえば

はやはりシマノのホリデー磯が一番コスパが良いです。

何と言っても10年以上売れ続けたコスパの良い磯竿と評判ですから。



10年前に比べ、より強くなってるでお買い得だと思います。

訳のわからん聞いた事が無い激安磯竿と比べたら結構抜けて高い性能の磯竿です。

シマノ ホリデー磯 1.5号 450

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もう少し長くて5m、地磯で使うのもアリ

また、地磯でも使いたいという人が少し短い5mの磯竿を買うのもアリだと思います。

持ち重りは長さ30cm差でもかなり大きく変わります。

有名メーカーではありませんが、安い竿で5mの長さは少ない。

お薦めしたいのは 有名メーカーではありませんが 意外と信頼のあるのがプロマリン。

40cmのメジナも普通に浮かしてしまう安いながらも良磯竿です

プロマリン(PRO MARINE) ソルティーフォース磯 1.5-500

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まとめると

  • 最初の1本は安い磯竿。
  • 傷が付いてもショックが少ないように安い磯竿。
  • 竿が重いなら持ち重りしないように短いものを選ぶ。
  • 安くても品質は重要 中国製は穂先のガイドが取り付けがいい加減ちゃんと選ぼう。
  • 地磯で5mの長さの磯竿もあり、持ち重りは30cm短くしても結構変わる
  • 竿の取り回しに慣れたら自分が欲しかった高い磯竿を買い直そう。

釣具マニアの報告でした

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