こんにちは釣具マニアです
湾奥で一番難しいと言われている湾フグ釣り。
奥が深い割には装備はシンプルなので、結構人気があります。
初心者と上手い人の差が歴然としていて、
一度嵌ると更にその先に、またその先に物があるような奥が深い釣りです。
このようにテクニック必要な釣りですが、仕掛けは意外とシンプル。、
ベテランの殆どの人は自作でカットウ仕掛けを作っています。
何で自作するのかって・・・?
実は自作の方が釣れるからですよ。
今日は工作好きな自称H君
釣具マニア
そして、そして。
いつも憂鬱なフランスさんの三人です。
実は今日、H君の家にいる。
何でかといいますと・・・。
先週行った湾フグ釣りでH君の仕掛けが大ヒットだったからです。
しかもH君自作のカットウ仕掛け。
我々もカットウを自作すべくH君の家に訪問してカットウ仕掛けを伝授してもらいに来たわけです。
机の上に仕掛けを作るための道具一式を前に
3人が雁首をそろえていた。
「ユーたち、何で市販仕掛けより自作仕掛けが釣れるのか、分かるのかな~」
フランスさんが指を鳴らしながらのたまった。
「フランスさん、分からないから自作仕掛け伝授してもらいに来たんでしょ!」
「おかしいじゃないか、ユーたち、何で市販は工場で作っいてるのに手作業如きに遅れをとるのかね」
「市販は標準品でチューンなんかしてないからだよ」
とH君、机に置かれたボックスを掴んで差し出すと
「見てよ、このフグのオモリ」
何十種類ものカラフルに塗られたオモリがボックスの中に所狭しと、置いてある
「これは、凄いね~ 一つ一つオモリのカラーをチューンした訳だ」
と感心するフランスさん
「所でこのオモリはどんな特殊塗料を使ってるんだい」
「いや塗料は夜光以外は全部マニキュアです」
「マ、マニキュア・・・?」
「ええマニキュアですが・・・」
「マニキュアというと、お姉さんがファッション雑誌めくりながら、ヤダ~これ可愛い~なんて言いながら爪に塗る塗料の事か!Σ(゚Д゚|||)」
マニキュアについての注釈がおかしな事になっているフランスさん・・・。n(ー_ー?)ン?
「ええ、まあ、女性が爪に塗るマニキュアですが・・・・( ̄■ ̄)」
「ユ、ユーも、ヤダ~これ、 か・わ・い・い~ なんて言いながら塗るのか?Σ(゚Д゚|||)」
「何でそんな事を言いながら塗らないといかんのですか?」
「フランスさん、マニキュアで昔なんかありましたか?」
「えっ・・・・無いよ、無い無い、全然無い、何を言ってるのかな、H君、釣具マニア君
僕はマニキュアなんて今まで一顧だにしないんだからな!!
(# ゚Д゚)つ 」
眉間に皺を浮かべて憤るフランスさん。
「・・・・」
「・・・・」
思いっきり、よろしからぬ事があったみたいです・・・。(ー△ー;)
「フランスさん、まあ、マニキュアは100均で買えますし、ベースでホワイト塗ってからいろんな色を塗ると鮮やかに色が出ますから」
「安上がりだね・・・」
「信じないかも知れませんが、オモリの色が違うだけで、アタリが倍増するほど変わるときがあります」
「H君、フグも これ、か・わ・い・い~なんて感じで反応するのか! Σ(゚Д゚|||)」
「さあ・・・( ̄■ ̄)」
「H君、河豚(フグ)だから、二枚貝めくりながら、ヤダ~これ、な~に、貝柱の所が可愛い~ オモリはローズピンクがいいの~なんて事なのか! Σ(゚Д゚|||) 」
「はあ・・・・( ̄■ ̄)」
「ブヒ、プピ~なんて鳴きながら、何~ 河豚美はローズなの~
私はターコイズブルーが可愛い~の~ なんて事なのか! Σ(゚Д゚|||) 」
「いや・・・( ̄■ ̄) 」
フランスさんどうやらマニキュアには相当私怨があるようです。| ̄ω ̄A;
これ以上話がややこしくならないように、話題を変えたH君。
「塗料の質は置いといてカラーチェンジは有効です、自作だと取替えられるので反応のあるオモリカラーを探す事ができます」
「・・・・」
「次は親針からカットウ針までの長さについての考察です」
H君話を断ち割るようにして強引に進めてきます。
「ここが一番重要です」
とH君人差し指を注目するように立てました。
「アタリが出るのは親針からカットウ針までの長さが長い方です、
でもカットウ針までの長さが長いとフグは掛けづらくなります」
「・・・・」
「しかし短く しすぎるとアタリが極端に少なくなります」
「・・・・・」
「だいたい、13cmから11・5cmまでの間で 長さを調節します。
「どうやって調節するのだね~」
「13cm、12cm、11.5cmの長さに作られたカットウ針を用意して
アタリがあるのに掛からないなら長め
アタリが少ないなら短め
餌の大きさが小さいなら短め
大きいなら長め
後は潮の流れなど見て長さを変えていきます」
「そんなに長さは重要なのかね~」
「超絶重要です」
「なんか面倒くさい~」
と釣具マニア。
「長さに気を配らない人にはフグは釣れませんよ~、だから自作なんです」
更に
「カットウ針とハリスを結ぶループノットが一番大変です。
理由は結ぶより作ろうとする長さが狂いやすいことなんですね」
と言うや、H君 電気工事の人が使う工具を持ち出してきました。
「なんだそれは」
「ホームセンターで買ってきたのか?」
「いえ、これは釣り道具屋さんで買ってきました」
「そんなのホムセンで買えばいいじゃん!」
「こんな極小ステンレスクリップ留める工具はホムセンにはありません」
「まじなの・・・」
「列記とした釣道具メーカが売ってるものです、つまり釣りの仕掛けを作る為の専用工具です」
「本当に!ホムセンでは極小がないんだな」
ホームセンターにありそうなので念押しで聞いてみると。
「ありません!」
「今、釣具マニアさんが念押ししましたが、このハンドプレッサーがあると1地番難しいところが簡単にできます。
針までの長さを思った通りに作るのは中々うまくいきません12cmのはずが13.5cmになったり11cmになったりします」
「そのハンドプレッサーなる工具を使うと、どうなるんだ」
「ハリスの長さを決めて工具で挟むだけです」
「むむむむ・・・」
むむむ顔の釣具マニア
「後は簡単ですからカットウ仕掛けが自在にチューンできるようになります」
「H君・・・」
「ハンドプレッサーを使うと思うがままの事ができるのだな・・・」
「ええと・・・カットウ仕掛けはできます・・・」
「思うがまま・・・( 〇□〇)」
フランスさん目が飛んでます・・・。
「釣具マニアさんフランスさんの様子がおかしいですね・・・」
「思うがままにならない人生だったんだよ (_ _|||)」
「最近上手くいかないと悩んでたみたいですよ」
「仕掛けだけでも思うがままになればね~(_ _|||)
ハンドプレッサーがあればカットウ仕掛けは思うがままです・・・。ヾ( ̄∇ ̄=
湾フグ仕掛は自作ばかり
湾フグ船の乗船客を見渡すとほとんどの人が仕掛を自作しています。
市販品を使っている人は始めたばかりの人が多く。
ベテランほど仕掛けは自作する。
湾フグ仕掛けの自作は釣れる。
市販品を買わずに湾フグ仕掛けを自作する人が多いのは、
自作仕掛けが釣れるからです。
自動車レースで市販車をそのまま使ってレースに出る人はいないですよね。
ワークスでチューンナップしないとレースでは勝てないでしょう。
湾フグ仕掛けも同じです。
チューンしたほうが市販品に比べて釣れる仕掛けが作れます。
自動車と違うところは
自動車のチューンナップは金が掛かって、工場に頼まなければできないが
湾フグ仕掛けのチューンは自分でできて、金が掛からないという事です。
湾フグ仕掛けを作るのは簡単| ハンドプレッサーを手に入れて下さい
自動車のチューンナップはいろんな工具が必要です。
湾フグ仕掛けを作るにはハンドプレッサーという工具が一つあれば十分。
後は簡単に自分の思う通りにチューンナップが出きる。
ただ闇雲に作っても釣れる仕掛けは作れないですよね。
気にする所の基本は2点です。
これから、肝の部分をお話しますので、まだ読み進めてください。
湾フグ仕掛け胆は何
湾フグ仕掛けのキモは基本的なところで二つです
オモリの色と カットウ針までの長さが肝の部分。
オモリはカラーと重さが重要です。
フグはオモリのカラーが違うだけでアタリの数が変わります。
オモリも軽いほうがフグは釣れます。
ただオモリが軽いと潮の流れで仕掛けが流れてしまうので
底立ちが取れるぐらいに重くしたほうが釣れる。
オモリは小まめに変えてみてください。
カラーも含めてですよ。
オモリを自在に変えられる仕掛が釣れる仕掛けです
市販品はないですよね
もう一つはカットウ針までの長さを意図的に決められるかです。
一番重要!カットウ針までの長さ
フグは潮の流れ、餌の大きさ、釣ろうとしているフグのサイズでハリス長さを変更する事で
アタリの出方も、掛かり方も結構変わります。
釣具マニアは11.5cmから13cmまでのハリス長さの違うものを用意しています。
通常派は13cm
掛からないなと思ったら12cm
群れが小さいなら11.5cmまで落とします
逆にアタリが少ないなら長いハリスの方を使用します。
湾フグ氏掛けのオモリの色
湾フグ仕掛けのオモリカラーは基本の3色は
オレンジ、白、夜光のグリーン。
市販仕掛けのオモリの色もこの3色だけはあります。
この3色をローテーションしてアタリが多いほうを選べばいいのですが、
これ以外のカラーがアタル時も多々あります。
オモリは基本的にはナツメ方か丸型の中通しオモリですが
塗料は100均のマニキュアで十分です。
あったら絶対買っておいてください
超絶アタリがでるカラー
これは自作できないのですがオレンジの夜光塗料はフグのあたり方が違います。
この顔料が塗られた中通オモリがあれば絶対買って組み込んでください。
仕掛けは回収、リユースで安上がり
自動車は一度クラッシュしたら、廃棄。
湾フグ仕掛はもう一度結び直せばリユースが出きる。
面倒な所はないです。
面倒な所はハンドプレッサーで簡単に結べますから時間も金も掛かりません。
ハンドプレッサーが必要な理由
湾フグ仕掛は簡単です。
ただ難しい所が1箇所あって
カットウ針のハリス長さを正確にするのが意外と難しい。
カットウ針を結ぶにはループノットにする必要があります。
トリプルフックは自在に動くようにならないとフグを引っかけ難いからです。
13cmのハリス長さにしようと思ったのに12cmだったり
14cmだったりと・・・。
思った通りの長さに造るには失敗が多く結構時間が掛かってしいます。
ただここが肝なので妥協はできないです。
正確になるまで頑張るしかないが、
頑張るより工具に助けてもらいましょう。
ハンドプレッサーと言う工具を使うと
子供でも簡単にループノットと同じようにカットウ針を止められます。
ハリス長を決め手からステンレスクリップで留めて、潰せばいいから簡単です。
因みにハリスはフロロカーボン8号としてステンレスクリップはSSを使っています。
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ハンドプレッサー
釣り仕掛けに使えるハンドプレッサーはヤマシタが唯一の物でした。
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もちろんホームセンターには売っていません。
ホームセンターにありそうなので探してみましたが
釣り仕掛けに使える細い物に対応するような物はありませんでした。
というのもヤマシタのハンドプレッサーの値段が結構高い。
ところが最近になってタイトウブクというメーカーからSSクラスのステンレスクリップが
留められるハンドプレッサーが発売されました。
釣り用のプライヤーやエアーポンプなどのニッチな釣り道具を作っているメーカーさんです。
品質は結構いいものを作ります。
ニッチな物を作るだけあってハンドプレッサーも出したんですね。
しかも半値近い値段で。
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釣り仕掛けをこれから作る人は持っておいた方がいいと思います。
特に太刀魚などの仕掛けもこれがあると簡単にできますから。
湾フグカットウ仕掛けの材料
例として湾フグカットウ仕掛けの材料を載せておきます。
オーナーばり:フグ カットウ針 16号
トルネードBASIC ハリス 船 8号
ナツメシンカー 10号中通し 発光玉ソフト タイプ8H 3.5号
ヤマシタ:ステンレスクリップSS
まとめ
①オモリのカラー、重さ、ハリスまでの長さが変えられる自作仕掛けのほうが釣れる。
②回収、リユースでコストが掛からない
③ハンドプレッサーを使えば、面倒くさいループノットと長さ調節がmm単位で狂わない
④ハンドプレッサーがあれば仕掛作りが楽、安上がり、フグが釣れる仕掛けができる。
釣具マニアの報告でした。
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