ハマる湾フグ竿の選び方は3項目 釣り味、穂先、風に強い。

船釣り

こんにちは釣具マニアです。

難しいと言われている湾フグ釣り。

難しいだけあって、竿もかなり尖がった性能をしております。


湾フグ釣りは通常の釣り方ではありません。

普通は餌を食べに来た魚の口に針を引っかけて釣りますが、

湾フグ釣りは餌を食べに来たフグの体に針を引っかけて釣ります。


なんでそんな事をするのかと言うと

フグは餌を咥えて反転することがなく

ホバーリングしながら餌を齧るので

アタリも小さく飲み込まないので針が口に引っ掛らないのです。


そこで餌を食べに来たフグの口ではなくて体に引っかけてやろう

というのがカットウ仕掛け。


ただ明確なアタリではなく微細なアタリを獲る必要があるので、湾フグ竿は専用竿が必要にな

ってきます。

さてそんな湾フグの竿ですが何処を基準に選んだらよいでしょうか?

結論から言えば湾フグの専用竿は安くてもフグの釣果にあまり影響はありません。


じゃあ高い竿は・・・。

釣れる、釣れないより釣り味が楽しい竿なんですよ。

この後説明していきますが 使えば使うほど好きになります。


今日は釣具マニアとパラノイM宗次朗、そして

パラノイ君の彼女の木矢不チャ子さんと湾フグ釣りです。


パラノイ君は超の字が付くほど湾フグ釣りに嵌っている。

凝り性なのか、のめり込むとトコトン突き詰める性格の彼は、何度も竿頭を取る腕なのだ。

特に竿へのこだわりは半端なく、何本も湾フグ竿を持っています。


「釣具マニアさん今日は潮の動きが弱そうなので、穂先がトントンに繊細な竿を使います」

パラノイ君が持参した何本かの湾フグ竿の中から1本持ち出した。

「宗次朗、チャ子の竿はどれなの~」

彼女のチャ子嬢は宗次朗に連れて来られただけなので全てお任せです。

「うーん、じゃあ、これ使って」

「ありがとう、ねえ、宗次朗どうやってフグを釣るの?」

「そうだね、今説明するよ~」

宗次朗君、まずカットウ仕掛けを結ぶとレクチャーを始めた。


「まず海に仕掛落とすよね」

「うんうん♪(^―^)

「今、底に着いたでしょ」

「うんうん♪(^―^)

「そうしたら、ここからが重要だから良く聞いて!」

「うんうん♪(^―^)

「まず着底したら、糸を張る」

「うんうん♪(^―^)


「いいかい、そうしたら、糸を張らないように、緩まないように微妙に糸にプレッシャーを与える」

「う~ん、意味が分からな~い(´_`。)

「張らないように、緩まないようにして、気が付かないように密やかな感じに・・・」

「えっ~無理っぽい(>д<;)

「まだ、まだだよ、チャ子、そうしたらそのまま密やかに10秒キープ・・・」

「なんかストーカー臭い~()´д`()


「まだまださ・・・今度は仕掛を跳ね上げる」

宗次朗手首を使って竿を跳ねるようにシャクル。

「仕掛をね・・・跳ね上げたら、そっと・・・そっとだよ、見つからないように・・・みたいな感じで・・・ゆっくりと・・・密やかに下ろすんだ・・・( 〇□〇)

「う、うん・・・・| ̄ω ̄A;

「そうしたらね・・・穂先をジーッとジーット監視するようにね、ズーッとだ!よく見てるんだ・・・・、僅かな事も見逃してはダメだ、ず~と、ず~と監視するのさ・・・えへ、、えへへへへへ ( ̄▼ ̄)

「何それ~なんか気持ち悪い~ ()´д`()


それから宗次朗チャ子嬢にお手本見せるからと穂先の一点を見つめます・・・・。( ̄  ̄)

見つめます・・・。( ̄  ̄)

監視します・・・。( ̄  ̄)

視線が・・・・。

粘着粘着 監視で粘着・・・。( ̄  ̄)

「・・・・| ̄ω ̄A;

「分かったね チャ子、こんな感じで1日中監視・・・じゃない、穂先の変化を見るんだ!」

「う、うん・・・・(°◇°;)


チャ子嬢のレクチャーが終了すると、宗次朗君は本気モードでフグを釣り始めます。

元々修行みたいに集中力が必要な釣りなので、彼女のフォローをする事なく、

一身腐乱に穂先に集中する宗次朗君。


フグのアタリを的確に捉えると午前中良いペースでフグを掛けていきます。

こうなるともう、相手にされないチャ子嬢・・・・。

湾奥で一番難しい釣りですから。

分けも分からんうちに餌だけ食われてスッテンテンです。


宗次朗君が構わないのと、フグが釣れないのが重なってほっぺたが下膨れのような表情になってきました。

「宗次朗~私つまんない!自分だけ釣れる竿を使ってるでしょう」

「そんなこと無いチャ子、フグが釣れるのは専用竿ならどれも同じさ」

「釣具マニアさん、宗次朗があんなこと言っているけど本当ですか?」

疑いの眼差しを釣具マニアに向けるチャ子嬢。(¬з¬)σ


「チャ子さん、宗次朗君の話は本当なんだ、ただチャ子嬢の竿と宗次朗君の竿は値段の違い分+αが有るのさ」

「そうなんだ、ねね、+αてどういうこと?」

「それは彼が詳しく知ってるから聞きたければ聴けば」

「そうなの~」

「たぶんチンプンカンプンだよ」

「ねえ、宗次朗~フグ竿の値段の違いはなんなの・・・釣具マニアさんが聞いてみろというけど・・・」

「むむむ・・・湾フグ竿の値段の違いか!ヾ( ̄∇ ̄=

「ええ・・・」

「湾フグ竿はな1万円と2万円以上では明確な差があるんだ!ヾ( ̄∇ ̄=

「そうなの・・・」

「湾フグ竿は穂先でアタリを取るために穂先が敏感なのが特長だ、ただ安い竿も、高い竿も性能の違いはない!ヾ( ̄∇ ̄=

「そう・・・」

「またフグはアタリがあったら速掛けする釣りだから、竿に掛ける為の張りが必要だ! ただここも安い竿、高い竿の性能差はない!!ヾ( ̄∇ ̄=

「は、はい・・・」

「ただ1万円台と2万円を超える所には明確に性能が変わるラインがある!」

「はあ・・・・」

宗次朗君・・・湾フグ竿に、また変な独自理論を吹聴しだしました・・・。

面倒くさいですよねこのあとが・・・。(_ _|||)


「いいかい湾フグ竿の性能が変わるこの価格ラインの事を

河豚荷重突破動方向点変更線と言うううう!!( ゚д゚)

「????n(ー_ー?)ン?
「・・・・(_ _|||)

「ねえ、ねえ、何て言ったの? 

ええと・・・ウルトラマンはスぺシュウム光線n(ー_ー?)ン?

違~う~

河豚荷重突破動方向点変更線!!わかったか!」

普通に頭がおかしすぎるううううう~ ( ̄Д)=3

「う、うん・・・エイジングケアは ほうれい線ね(*゚▽゚*)

ち・が・う~(#`皿´)

誰にも受け入れられない独自理論んんんんん~ ( ̄Д)=3


「まあ、まあ宗次朗君、チャ子さんは釣り初心者なんだから、そんな訳の分からん、こけおどしみたいな言葉なんて分からないよ~」

「今なんていいましたか? 私の独自理論をこけおどしと・・・・」

「ち、違う違う ちょっと高度な話だからチャ子さんには難しいということだよ」

「そ、そうですか・・・」

「あのね、簡単に言えばフグが掛かったあとの竿の曲がる頂点が動くんだよ・・・

 こうなる竿は魚の引き味がグングンときて楽しいんだ!」


「楽しいの~ チャ子も楽しいの好き~、\(^ ^)/

ねえ宗次朗、その竿を私にも使わせて」

「いや・・・これは穂先が繊細で・・・初心者には・・・(A;´・ω・)フキフキ

貸し渋る宗次朗君。


「ケチね~分かったは! 宗次朗今日で、別れましょう!(# ゚Д゚)つ

「マテマテ、チャ子そんな極端な・・・・竿ぐらいでさ~ 貸すから、貸すから」

「そう、さすが!宗次朗 竿借りるね!」

無理矢理、宗次朗君から竿をひったくるようにして竿を奪うチャ子嬢。

こういうのを・・・貸しはがしというのでしょうか。( ̄■ ̄)


「よ~し、これでフグを釣ってやるわ!」

貼り切るチャ子嬢・・・。


すると・・・結構分かりやすいアタリが穂先を震わせます。

「エイ!」

竿がブチ曲がりました!


フグが掛かったようですが・・・。

ちょっとやばいです・・・。

「キャー来た 来た、引くわ、引く引く楽しい~!」


「あっ、あっ」

と絶望の声を上げる宗次朗君

ペッキリ( ̄■ ̄)


「よいしょ!大きい~ ねえねえ大きいフグ釣れたよ~」

フグは無事船内に取り込みましたが・・・事態を把握していないチャ子嬢。

「・・・・( ̄■ ̄)」
「・・・・( ̄■ ̄)」

「あれ、みんなどうしたの?」

「・・・・( ̄■ ̄)」
「・・・・( ̄■ ̄)」

「どうしたの~ みんな仏像みたいな顔して」

「・・・チャ子ちゃん穂先、穂先」

「あ~マッチ棒が折れたみたいになってる~ キャハハハ~ヾ( ̄∇ ̄=


チ~ン 

ご臨終です。Oo。。( ̄¬ ̄*)


高額なフグ竿の穂先が折れてご臨終・・・。

でも

大丈夫、穂先は交換、メーカーに。

高額ロッドは穂先交換のアフターが万全でした。

めでたし、めでたし。


湾フグ 穂先

湾フグ竿の最大の特徴は穂先です。

他のどの竿より繊細で柔らかくできてます。


湾フグ釣りはフグのアタリが手元に来る事はまれです。

じゃあ、何でアタリを取るのかというと穂先がその役目を担っています。


ヘラブナ釣りの浮きのトップみたいな物で穂先の変化でフグのアタリを捕らえます。


偏光グラス&帽子

湾フグ竿の穂先の微妙な動きを捉えるのに、視認性を最大化する必要があります。


特に乱反射などが阻害要因になりますので、

偏光グラスとひさしの付いた帽子は必需品です。


湾フグ竿長さ

湾フグ竿の長さは概ね160cmから180cmまで。

湾フグ竿の竿の長さで仕掛けの向き不向きがあります。


食わせ仕掛け

カットウ針の上に胴突き掛けを乗せるのた仕掛けです。

食い渋りであたりが少ない時カットウ仕掛けのうえに胴突きの仕掛けを乗せることで

フグを集めやすい効果があります。


反面、底から20cmから70cmぐらいの中に仕掛けがあるので

外道などのあたりが頻発して起きるますので、本命が釣りづらくなる事があります。


  • アタリが少ない食い渋り。
  • 外道でもいいから魚を釣りたい。
  • フグが底より中層を意思してる時などに使用します。
竿ですが胴突き分の仕掛けを乗せた分長い方が取り回しがよく
180cmが使いやすい。

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カットウ仕掛け

カットウ仕掛けオンリーの時は竿を短くすると穂先見やすいです。


外道などのアタリが多い場合はカットウ仕掛けオンリーの方が
本命のフグのアタリが出やすいので短めが使い易いです。

ベテランほど食わせ仕掛けを使わない傾向があるので、

ベテランは165cmから170cmぐらいの長さの湾フグ竿を好んで使います。

アルファアタックル 海人 湾フグ163

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長さに関しては初心者・一般は175cm~180cmを使いたがり。
ベテラン・胴突き仕掛けが嫌いな人が160cm~170cmを使いたがります。

湾フグ竿のおすすめは

湾フグ竿の価格帯は一番下は8000円あたりからありますが、

フグを釣るということでは安くても専用竿なら問題なく釣れます。


普及価格湾フグ竿

湾フグ竿の普及価格帯は1万円前後が多く

穂先がグラスソリッド製、穂もちは割りと張りがあります。


これは穂先でアタリを捉えて、穂もちでフグを速掛けするという釣りのメソッドに必要な

調子なので高価な竿でも変わらない。


普及価格帯の竿は・・・そこそこの性能というか

際だった特色がないだけで普通に使えます。

初めて湾フグ竿を持つ人にはお勧めです。

FUNETATSU 湾フグ

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高級湾フグ竿

高い竿は上記の竿に比べて何かプラスαがあります。


一番の特長はフグを掛けた時の引き味がまったく違います。

掛ける穂もちは持っていますが、そこから先 

加重が乗ると竿はどんどん曲がっていきます。


このような竿を一度使うと楽しくて 普及価格帯の竿から離れてしまう傾向があります。

湾フグはリピーターが多い釣りですから特に自分が使う竿は吟味する傾向が強いです。


大体2万円を超えたところから、このようなフルフレックスな竿作りをしているのでご参考に

してください。

※釣って楽しい

圧倒的に楽しいのはシマノのリアルランサーです。

持った感じ軽量で華奢な感じがしますが、曲げ強度が強いので問題なく釣れます。

特長は全湾フグ竿のなかで1番といえるほど魚の引きが楽しめるの湾フグ竿です。

もしてに入るのなら・・・楽しさで手放せなくなるかもです。

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※穂先が折れない

穂先がしなやかで感度があって、折れないのはメタリア 湾フグ

ラストチャンスのアタリを捉えるのが上手い竿です。


フグはアタリがあって掛け逃しても3度ぐらいチャンスがあります。


最期は親針に少しえさが残っりますが、

最期のアタリが手元に来るのがダイワのメタルトップのフグ竿です。

もう一つ湾フグ竿は穂先にPEラインを絡まして折ってしまう事があります。

自分は2本穂先を折りました、船中でもたまに穂先を折る人を見かけてるので、

湾フグ竿の穂先は他の釣りと比べると折れ易いといえるでしょう。


メタルトップはチタン穂先だけに、普通では折れるような鋭角的な曲がり方でも折れません。

出典ダイワ メタルトップ

結局使ってる竿は高級竿

湾フグ釣りはテクニカルだけに奥が深く飽きませんが。

たぶん安い竿でも高い竿でも釣れるフグの数はそんなに変わらないと思います。

最終的に湾フグ釣りにのめり込むような人は釣り味を気にして高い竿ばかり使うようになります。


補足 風に強い湾フグ竿は代用竿のほうが使える真実

湾フグ竿は穂先が柔らかいだけ、風が強いと穂先を揺らされてしまうので硬めがいいです。

穂先が少し張りがあるのが、サクラ釣具の竿

あとは浅草釣具店のオリジナル湾フグ竿は張りがあって激安ですが、

少し欠点があって穂もちからバッドまでが硬めなので掛けてからが楽しくありません。


釣具マニアが薦めるのは

プロマリンのキス竿ライトアクションです。

プロマリン CBシーラウンダー船キス 180L

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風の強い日はアタリが取りやすい上に、掛けてからが面白い

しかも価格が安い。

今まで風が強くて困った! なんて人は試しに使ってみてください。

※湾フグ船の船長も予備竿で使っています。


釣具マニアの報告でした。

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