どっちを選ぶ? 同じに見える前打ち竿と落とし込み竿。

磯、堤防

こんにちは釣具マニアです。



昔、堤防でクロダイを釣ろうと思い

どのような釣り方があるのかな

と調べていました・・・。



すると前打ちと落とし込み釣りの竿が激似てる事に気が付きました。

両方とも堤防でクロダイを釣る竿です。



他の竿では使われない独特のU字ガイドまで同じで

穂先も目立つようなカラーに色分けされています。



釣り道具屋さんで

太鼓リールはどちらの方に付けるリールですか!

と聞くと・・・。



「どちらにも使って大丈夫です。」キッパリ

「・・・」

つまり使う特殊な太鼓リールまで同じ。



タックルをセットしても前打ちか落とし込みか分かりません。



釣り方が違うのに

なぜ前打ち竿、落とし込み竿と種類が分かれているのでしょうか?



竿としては何処が違うの!と思いますよね。



結論からいうと

違うのは長さだけです。

長ければ前打ち

短ければ落とし込み と思ってもいいです。



ところで こんな事を考えませんか?

違うのは長さだけなのだから
ズームロッドにしたら、どちらにも併用できるのでは・・・。



そうなんです!ズームロッドが使い易いんですよ。



特に4.5mから5.3mにズームすると

前打ち、落とし込み両方とも対応できます。



さて、これだけでは分かりずらい所があるので

もう少しわかり易く説明していきます。



長崎ちゃんぽん かタンメンか・・・。

メニューを見ながらジッと考え込んでいる人がいる・・・。



もうかれこれ10分はメニューを持ったまま

長崎にするか・・・ タンメンにするか・・・」

ずっとブツブツ言っているのが聞こえてくる。



決められんのかい!と思うのだが・・・。



たしかに目の前に

リンガーハット長崎ちゃんぽんと日高屋 野菜たっぷりタンメン

どちらかを選べと言われたら・・・。



どうだろうか? y( ̄Д ̄)。oO

野菜たっぷり感があり、ボリュームタップリの両者

迷うかもしれない・・・。



さて釣りの世界にも似たような竿がある。

前打ち竿と落とし込み竿。



リンガーハット長崎ちゃんぽんと日高屋 野菜たっぷりタンメンと比べれば

めちゃくちゃ マイナーな感じですが

似ている事には変わりないのである。 ( ̄^ ̄)ゞ



えっ・・・私ですか?

申し遅れました 

私はイカ焼き・お好み焼きどっちつかずの物です。 へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ



みんな略してイカ好物と言います。

何じ粉物で名前が違うんだろう系です。



お好み焼きだってトッピングの中にイカもあるじゃないか!

とたまに言われるますが

イカ焼きを食べるんや!

と注文しております。



あっ話が脱線しましたついイカ焼きの話になると

夢中になってしまいまして・・・。 。:゚(。ノω\。)゚・。



話を釣りに戻しますと

それぞれ落とし込みと前打ちには出身地があります。



大阪出身の落とし込み竿と名古屋出身の前打ち竿

姿形も似ているし出身地も近い

ただ近いものほどけん制して、しまうものです。 | ̄ω ̄A;



前打ちしているのに

その竿は落とし込み竿ですか?

とか聞かれると

何で落としてるように見えるんじゃい!

とムカついてくるじゃないですか。 (#`皿´)



イカ焼き焼いてるのに

おっちゃん お好み焼きちょうだい!

と言われると物凄く頭に来るのと同じです。



近すぎて反目してるのが 前打ち竿と落とし込み竿。

似てるけど違いが分からないゴールドブレンド。



これ以上変な話をすると

文句を言われそうなので互いの違いを言いますと



落とし込み竿と前打ち竿の違いは竿の長さ



イカ焼きとお好み焼きは 大きさの違い

似ています。

真理を突いた完璧な説明です!



今の説明で

感覚的に落とし込み竿と前打ち竿の違いが分かったと思います。

違いが分かったところで

今度は論理的に違いを説明していきますね。

前内ち竿と落とし込み竿の違いは長さだけ・・・

釣り道具屋さんで見かける前打ち竿と落とし込み竿

使うリールも太鼓リールでガイドも針金みたいに細いU字ガイド。



めっちゃ似てるのに、何処が違うんだ・・・

と皆んさん思いませんか?



前打ち竿と落とし込み竿の最大の違いは竿のレングス。

落とし込み竿に比べて前打ち竿の方が長い

長さ以外は竿の作りは同じ

なぜ釣り方が違うのに・・・

両方の竿とも特殊なU字ガイドなのでしょう。



理由は風の対策です。



前打ちにしても、落とし込みにしても

ラインをたどった先にあるのは

針にガン玉を打っただけのジグヘッドみたいな物です。



釣りの中では超絶軽量な仕掛けの為

風が吹いてラインがふけるのは厳禁。



それを防ぐためにガイドが多く取り付けてあるのです。

前打ち竿と落とし込み竿共通の特長

両方とも3Bとかの超軽量なオモリと針だけ。



風の影響を避けるためには、

ガイドを多くしてガイド間を狭くすることで

ラインが弛むことが少なくなります。



ただガイドが多いと持ち重り感がでて竿の操作性が悪くなるので

針金みたいなU字ガイドにして穂先が軽くなうようにしているのです。



どちらも風と持ち重り感を避けるため同じような竿の作りになっています。

前打ちの釣り方と落とし込みの釣り方両方ともフォールの釣り

前打ちも落とし込みも釣り方の基本は同じです。



この二通りの釣り方で共通しているのは

フォール 落としてるだけです。



ただ・・・

フォールでも少し違いがあります。



前打ちはテンションフォールなのに対して

落とし込みはフリーフォール

テンションフォール:ラインを張りながらガン玉を落とすので手前にカーブを描きながら仕掛けが落ちてきます。
フォール中のアタリが穂先または手元に伝わる。
フリーフォール:ラインを張る事なく、垂直に仕掛けを落とす。
穂先、手元にアタリが出ないのでラインの変化でアタリをとらえる。


この違いは

足元で釣るのか、障害物の先で釣るのかの違いです。



障害物の際を狙う事では両方とも同じでが

障害物の違いで前打ちになるか落とし込みになるか釣り方が決まります。



落とし込みは足元が垂直な岸壁に対して

前打ちは水際までが長いテトラ、石垣、ケーソンの際を狙う釣りです。

この違いでフリーフォールかテンションフォールに分かれてしまうのですね。



ここまで読んでみて

水際までが長いテトラ、石垣、ケーソン の際は竿が長いと攻められない事に

気が付きましたでしょうか?

唯一の違い竿の長さはこのような違いから生れたのです。

それなら何故、落とし込み竿は長い竿もあるのか

釣り道具メーカーのHPを見ると

堤防釣りに  落とし込み・前打ち竿というカテゴリーがあります。



掲載されてるバリエーションはほとんどが 落とし込み竿で

ちょっとだけ前打ち竿があるといった具合。



大阪湾の堤防では落とし込みは4mから4.5mが最も使い易いといわれています。

関東は低い堤防が多いから3m前後のヘチ竿が多いのと同じような理由です。



これで堤防の高さに合わして竿の長さが決まるという事が分かりますよね



なぜこんな話をするかと言うと

今では 落とし込みは大阪湾だけではなく 全国区です。



日本の沿岸線は湾内より圧倒的に外海に面していますよね。

外海に面してる堤防の高さは湾内より高いのです。

ですから 竿が長くなったんですね。

外海は堤防が高いから落とし込みでも長い方

港湾の内側、湾内は堤防は水面までの高さが低いですが

外海に面した堤防は高いです。

なので

落とし込み竿も長くなる傾向です。

落とし込み竿は4.5mから5.3mに

長くて4.5mの落とし込み竿が5.3mまで長くなっていますが

理由があるのでしょうか?



8mぐらい高い堤防もありますが

実は水面までの高さはほとんどが5.3mまでの堤防です。

何でそんな事が分かるかと言うと



皆さん 魚を救う玉網がありますよね。

玉網の長さは5.3mです。

短い物もありますが、磯・堤防では昔からの定番のレングスです。



堤防から魚を救うには玉網が水面まで届かなければなりません。

つまり5.3mあれば水面まで届くので大丈夫という長さなんです。



そういう意味からすると全国区では

落とし込み竿も5.3mは欲しいというのが分かると思います。



長い方が使い易い所が多いというなら

落とし込みも前打ち竿も同じでいいですよ。

落とし込み竿と前打ち竿の長さの境界線

落とし込み竿と前打ち竿の長さの境界線は何処でしょうか。



少し古い話になりますが

2000年も早い頃はリョービも健在でした。



リョービのチヌ竿

特に前打ち竿、落とし込み竿には定評があり、愛好者も多く

ダイワ、シマノのより人気がありました。



その中でスーパーアジャスターと呼ばれるシリーズがあるのですが

竿の長さだけで
前打ち竿、落とし込み竿と分けていたのです。


その境界線の長さが

5.3m未満

5.3m以上

実際には5.1mより短い竿が落とし込みとよばれ



5.3mより長い竿が前打ち竿とよばれてました。



現在ではどうでしょうか?

5.3mより長くても落とし込みとよばれ物も少なくはないですね。



メーかーもあえて両者の竿の調子が違うとか

竿の特色みたいな事は言わないようしているように見えます。



極端な事を言うと。

長さが3.9mの竿でもテトラの際をテンションフォールするような釣り方をしたら

その竿は前打ち竿で



堤防が水面から高かくて

6.3mの竿で岸壁の際をフリーフォールしたら落とし込みなのです。



つまり

落とし込みも竿も前打ち竿も同じなのです。



とはいえ

堤防には内側、外側があり水面までの高さが違います。



内側が垂直護岸、

外側はテトラ、ケーソンが入っいる場合

内側は落とし込み、外側は前打ちでやりたいですよね。



水際までの状況に合わすために2本用意するのは面倒です。

短くなったり、長くなったりするズームロッドだとこのような場合

1本で内側、外側できるので凄く便利です。

落とし込みでも前打ちでも長さ違いならズームすればよい

一般的に言われている落とし込み竿、前打ち竿の長さは

前打ち竿は5.3mから6.3m

落とし込み竿は 3.9mから5.3m



ズームロッドで4.5mから5.3mまで長さがズームすると

前打ちでも、落とし込みでも使える長さになります。



ズーム竿は持ち重りがすると言われていますが

U字ガイドのせいなのかウキフカセ竿に比べるとそれほどでもない。



安い物から高いものまでバリエーションが豊富なので

自分の財布も釣り場の状態に合わしてアジャストすれば

1本だけあれば何とかなりそうです。

落とし込みでズームロッドが生れた理由は

落とし込みのズームロッドが生れた理由は



釣り場しだいで長さが違う。

前打ち、落とし込みで併用できるから。

ではないでしょうか?



因みに落とし込み竿が多いからと言って

前打ちがつまらない釣りではありませんよ。

面白すぎる前打ちという釣り

前打ち竿が少ないのは面白くない、釣れないからではありません。

落とし込み竿を使えばいいからです。



誤解を払拭するために前打ちの面白さの一端をご紹介しましょう。



どの位面白いかというと・・・。

バス釣りが好きな人なら

ハマる人は多いのが前打ちです。



前打ちは名古屋釣法を経てミドストの原型でもあるのです。



ですが対象魚がクロダイ一択という事で損してる感じ・・・。



虫エサ、オキアミに変えると対象魚も増えるので

バス釣りより手軽でよっぽど釣れます。

シンプルながら微妙な竿加減で釣果が変わるメチャクチャ面白い釣りなのです。

リョービ亡き後 コスパが良い前打ち竿と落とし込み竿

落とし込み竿または

前打ち竿で前打ちをするとクロダイだけではなく

エサを変えると底物にめちゃくちゃ強い釣りになります。



ただ、あまり宣伝もしないしニッチな位置づけ。



ダイワ・シマノにもあるにはあるが

エントリーモデルを出すほど力を入れていません。



リョービ亡き後に

こういう磯・堤防のニッチな分野で品質が良く安いのが宇崎日新。



軽量でブレが少なく

めっちゃ 落とし込み竿の種類が豊富です。

落とし込み竿の力の入れ方が違いますね。



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まとめると

落とし込み竿も前打ち竿も同じ。

両方の違いは長さだけ。

堤防の内側、外側で水際の状況が違うけど1本で済ましたい。

ズームで長さを変えると、落とし込み、前打ち1本で両方できる。



釣具マニアの報告でした。

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