こんにちは釣具マニアです。
延べ竿ですが安い延べ竿を買うと、必ず悩む事があります。
安いから感度が悪い?
重い?
いえいえ もっと深刻です。
最近のカーボン製の安い延べ竿は感度だって良いし、重量も軽くなっています。
感度、軽量化はヘラ竿の長尺、鮎竿、渓流の本流竿のときだけ考えればいいことです。
じゃあ安竿は何で悩むの?
「穂先の糸がらみ」です。
たまにではなくて、頻繁に起きちゃうんですよね。
でもこんな安竿。
1000円くらいで、高級延べ竿に近いレベルまでグレードアップ出来ちゃうんです。
結論から言えば回転式リリアンに交換してください。
何でも因縁をつけてトラブル巻き起こす彼はキャッチー君
今日も今日とて因縁に勤しんでおります。
「釣具マニア~この前買った延べ竿なんだが」
会った瞬間、目があった途端、唐突に因縁を吹っかけられました。
「はあ・・・」
「全然ダメだ」
「そうですか~ じゃあサヨウナラ」
なるだけ関わらないようにしようと思います。
「待て、まて!!」
粘着に絡み付いてきますが・・・。
「一体、何なんですか?」
「竿を使ってみたらダメだったんだ!!」
「そうですか? 買い直してください、サヨウナラ」
「待て、まて~~~」
くもの糸のように絡み付いてくるので大変です。
「ネットで買った安物延べ竿の事なんだぞ!」
「はあ・・・」
「お前、安い延べ竿なんてどれも同じと言っただろう」
「そうでしたっけ?」
「貴様、その延べ竿が使い難いんだ!!」
「どんな感じで」
「なんか糸が絡むんだよ!」
なんとキャッチさんに相応しいトラブル・・・。
粘着質だけに糸まで絡むとは・・・。
「もしかして同類ですか???」」
「やかましい!!」
「穂先にな糸が絡むんだぞ」
「穂先にですか良く分かりませんね・・・」
「何!絡むとこんな感じで解かないといけないんだ」
背伸びして穂先の糸がらみを直すのをボディアクションを絡めて伝えてきます・・・・。
ただ。
つま先が立ってる表現が気になります、まるで・・・。
「えっと・・・バレリーナ?」
「違うは!」
「竿を立てるからですよ、普通に竿を寝かして、ほどいてください、サヨウナラ」
「待て、待てや、こら」
「なんですか!」
「竿寝かしたら傷が付くだろが」
「安い竿だからいいじゃないですか」
「ああ~言ったな~ 安いって言ったな」
面倒くさい・・・。
「それなら回転式リリアンに変えてください」
「リリーアンナ?」
「知らんがな・・・」
「穂先に付いてる雁首みたいな物があるでしょ」
「????」
「自ら回転しながら絡まないようにする奴ですよ!」
「もしかしたら・・・」
「だから自分で回転するな!!」
「じゃあ跳ねる?」
「お前が跳ねたり、回ったりするんじゃねえ!」
「紐が回転する奴だよ!!」
「それ新体操ね・・・お疲れ様です」
値段が高い延べ竿にしか回転式リリアンは付いていませんね。
回転式リリアンのパーツ価格は1000円程度で買えてしまいます。
高い竿は良いに決まってます、一部の釣り物意外はオーバースペックなのでは・・・
一番困るのは穂先の糸がらみですから。
一句。
延べ竿も~ 騙して買せりゃ~ 後の祭り~ 福沢諭吉が飛んでいく~
安い竿でも回転式リリアンに換えれば全然絡まないですよ。
安い延べ竿の特長
振り出しの延べ竿が安いですね。
特に安さが際立ってるのが聞いたことが無いような外国のメーカー。
中国製だと思いますが・・・。
延べ竿が2、3000円で買えてしまいます。
ガイドの竿と違い、
穂先に糸を結ぶ延べ竿はシンプルなのでほぼブランクだけと言ってもいいでしょう。
この安い延べ竿ですが、重い、耐久性がない、感度がないのかというとそんな事もありません。(素材によって変わりますが・・・)
特に4mを下回る長さなら気にならないレベルだと思います。
安い延べ竿がダメな所は穂先に糸が絡む事に集約されます。
穂先絡みは延べ竿の大きな悩み
安い延べ竿は常に穂先を注意していないと糸が絡みます。
えさ付け、浮きの調整、糸を張ってないとすぐ絡むので精神的にイライラしますね。
また穂先に糸が絡んだまま釣りをすると穂先が折れやすくなります。
穂先の糸がらみは釣竿の永遠の課題?
磯竿しかり、ルアーロッド、船竿は穂先の糸がらみが永遠の課題。
使い手も竿を使ってる上で大きな悩みでもあるので解決する為にメーカーは大変大きな労力を
かけて研究開発して少しでも絡まない竿を作ろうとします。
穂先の糸がらみが少ない竿は売れます、利益も出ます。
それだけ竿の糸がらみを無くす要望が高いということですね。
安い延べ竿を回転式リリアンに交換
延べ竿ですが・・・
ガイド竿は今でも多くのコストを払っているのに・・・。
回転式リリアンのパーツ代ですが。
1000円でおつりがきますね。
穂先を回転式リリアン換えるのはプラモデルの10分の1ぐらい簡単なDIY
釣竿の改造補修はちょっと敷居が高いから・・・。
なんて思っていませんか?
回転リリアンはもう・・・さらっと書いちゃうレベルで簡単に交換できるんですよ。
今お手持ちの安い・・・失礼。
延べ竿の穂先に雁首みたいなリリアンがあると思います。
- これを慎重に400番程度のヤスリで削って外してください。
(釣具マニアの場合はライターであぶり、カッターで削りますが失敗すると穂先が脆くなるので自信の無い方は丁寧に。)
- 次に穂先の直径を計ります。(ノギスで)
小数点1位以下0.1mm単位で穂先の直径を割り出します。
※回転式リリアンのパーツは0.1mm単位でサイズがあります。
- 回転式リリアンはリリアンを外したあと買いましょう
※穂先の削り方で誤差が出るため
回転式リリアンのサイズの選び方
例
測った穂先の直径が1.0mm
+0.1mm大き目のサイズを買ってください。
取り付ける回転式のリリアンは1.1mmのものが正解です。
回転式リリアンの取り付け
接着剤は2液のエポキシ接着剤(100均)で接着してください。
穂先に2液エポキシを塗って回転式リリアンを刺しこむ。
糸(スレッド)を巻いて段差をなくして更に2液のエポキシで固めます。
ウレタンがいいのですが見た目を気にしなければエポキシでOK
こんな感じで回転式リリアンのパイプの段差をスレッドで埋めてしまいます。
糸(スレッド)は絹糸が毛羽立ちがないのでお勧めします。
- 竿作りは絹糸が標準言っても良い糸です。
回転式リリアンの名称
回転式リリアンの名称は各社名前が違います
(マイクロまわリリアン・からマン穂先・スーパーローリングトップ)
全部回転式リリアンです。
性能も大差ないので、国産回転リリアンなら全部問題なく使えて糸がらみはなくなります。
値段が高い延べ竿にしか回転式リリアンは付いていませんね。
回転式リリアンのパーツ価格は1000円程度で買えてしまいます。
安い竿の一番使い難いとこ解決します。
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まとめると
- 安い延べ竿は糸がらみが欠点
- 糸がらみは回転式リリアンに変えるだけで直る
- 回転式リリアンの値段は1000円
- 回転式リリアンの取り付けは簡単
- 安い延べ竿が高級延べ竿のように使いやすくなる。
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