こんにちは釣具マニアです。
渓流ルアーで注目されているオールドABU。
渓流ルアーでは、スピニングのABUカーディナル３が注目されています。
なぜ今ごろオールドアブだけが使われるようになったのでしょうか？
例えばスピニングではミッチエルなどのスピニングリールもあったはずです。
ミッチエルはフランス生産を止めて中国に。
国産スピニングは３年たてばモデルチェンジして生産されませんね。
上記のリールには
１、５年で交換パーツがありません。
２、生産国を変えてしまった
３．復刻版の可能性が無い。
これからいえる事は部品が何処か破損すると使えなくなる、と言うことですね。
ABUカーディナ３は交換パーツが豊富です、１０年後価値が下がらない理由の一つだと思います。
カーディナル３を少し深堀していきます。
二人のアングラーがいます。
一人は道具を大切に物持ちも良いミライ君。
もう一人は新しもの好きのハッサン君。
ミライ君は物の価値を考えます。
彼は耐久性、メンテナンス性、価値が落ちない物を探します。
ハッサン君は流行を重視します。
今注目されている物を買おうとします。
この二人は昔からこんな感じでしたが・・・。
ある日の事
「ミライ君のカーディナル３は使い込んでるね～」
「そうですか？ でもこのリール使い込むほどに愛着が湧くんですよね」
「うんうん、使い込んでいく程に味が出ると言うかジャビーな感じが出てきたよね」
「ふん、性能はどんなんだか？ 最新リールに比べるとなんともねえ」
こう言って鼻を鳴らすハッサン君。
「そういっても、ハッサン、二人の釣果にはそんれほど変わりがないよね」
「・・・・（￣ー￣；」
「釣り道具の性能が良い方が釣れるように思えるが」
「・・・・（￣ー￣；」
「そうそう、お前のそのリール、新型出るから釣り道具屋が在庫処分で叩き売りしていたぞ」
「・・・・（￣ー￣；」
「まあ、まあ釣具マニアさんリールの話はこの辺で」
「そう、そうですよ、新型出ようが、このリールの性能はABUより上ですから」
「そうだな・・・(￣ ￣)」
「所でミライ君は金を持っていると噂だぞ」
「誰がそんなこと・・・Σ(￣ロ￣lll) 」
「噂だよ、うわさ・・・(￣■￣)」
「何！ミライそんなに金持っているのか？ 給料同じなのに・・・(￣■￣)」
「そういえば、ハッサン、この前お前宛に○○金融から電話がかかってきたぞΣ(￣ロ￣lll)」
「えっ！！釣具マニアさん、いないって言ってくれたでしょうね( 〇□〇）」
「ああ、大丈夫だ 自分探しの旅に出て行方不明といっておいたぞ・・・相手方はかなり慌てていたが」
「いやいや、そこまで言わなくても・・・所でミライ！ 諭吉を少し融通してくれないか？
ヾ(￣∇￣=」
「えっ・・・（￣ー￣；」
「だ、ダメなら稲造でも・・・(￣▼￣)」
「ダメだぞ～ミライ、ハッサンには真鍮かアルミを渡しておけ｜￣ω￣A；」
「そんな～(A；´･ω･)ﾌｷﾌｷ」
そして・・・数年後。
「釣具マニアさん中古住宅を買ってリーフォームしたので遊びに来てくださいよ」
「ほほう～イクイク」
ミライ君の家に訪問すると家にはアンティーク家具をいれたしゃれたインテリア
飾り棚にはABUカーディナル３が置いてありますが、インテリア栄えします。
釣り談義に花を咲かせつつ、カーディナル３は今でも現役とか・・・。
そんなミライ君の家でご馳走になった帰り道のことです。
公園を横切ろうとすると・・・
ブルーシートからでできた人が・・・。
やつれ果てた姿ですが・・・何処かに見覚えが・・・・。
「あっ！Σ(￣ロ￣lll)」
と驚きの声を上げてしまいました。
「えっ！Σ(￣ロ￣lll)」
向こうも驚いた顔をして私の顔を覗きます
「つ、釣具マニアさん！！Σ(￣ロ￣lll)」
「ハッサン！Σ(￣ロ￣lll)」
「・・・・(￣■￣)」
「・・・・(￣■￣)」
「ハッサン！ ソロキャンプ中か？（￣ー￣；」
「ええそうです・・・」
「そのブルーシートの家はお前の家か｜￣ω￣A；」
「そうです、ジャビーな感じでしょう(￣▼￣)」
「う～ん、そういった高尚な感じではないな～（￢з￢）σ」
「どんな感じですか～(￣▼￣)」
「ジャクソンポロック(￣■￣)」
「・・・・釣具マニアさん・・・もんじゃ焼きはΣ(￣ロ￣lll)」
「ジャクソンポロック(￣■￣)」
「・・・・・公園の砂場に落ちて・・Σ(￣ロ￣lll)」
「 ジャクソンポロック (￣■￣)」
「・・・・」
ミライ君とハッサン君それぞれの価値観は違うと思います。
流行も大事ですが価値のあるものを買う事も大事だと思います。
カーディナル３は値段が下がっていません。
ABUのスピニングリールカーディナル３が人気
古いスピニングリールが人気です。
ただ古いだけのスピニングリールが人気な訳ではありません。
人気のなのはABUカーディナル３。
国産の古いスピニングリールは見向きもされませんが・・・。
このカーディナル３ですが１９６７年に初代機が登場して以来、未だに使われています。
１９７０年代では憧れといって良いリールでした。
第２次バスブームの到来と共に古いリールの存在がクローズアップされると瞬く間に中古市場
の価格が高騰。
YAHOOオークションでも高額で取引されました。
釣り道具メーカが代理店となり復刻版が販売されると、憧れを持っていたユーザーが買ってく
れましたが。
言うても購買層は限られています。
バスブームの終焉と共に叩き売り状態に。
その後価格は徐々に上がり・・・。
渓流ルアーがブームになると渓流で使うと絵になるとか、味があるとかで
人気が急上昇。
中古市場で値段が上がりました。
何でカーディナル３は古いリールなのに値段が下がらない。
国産リールと比べて何故ABUカーディナル３３の値段は値段が下がらないのでしょうか？
国産スピニングは最初外国リールを追いつけ、追い越せでした。
昔の国産リールは模倣した物です。
オリジナルではありませんね・・・。
外観もなぜか品がありません。
外国製Made in スウェーデン のABUカーディナル 、Made in フランスのミッチエルは当時では憧れのリールです。
当時買えなかった人がお金を稼ぐようになると憧れた物を手にしたくなったんですよね。
そんなときに復刻版です。
ただミッチエルは中国で生産する事になりました。
自分も持っていますが、モールドが違うのか外観、内部ギアを含めてチープ感は否めません。
一方カーディナル３はMade in スウェーデンです。
細かい所の仕様変更はありますが、忠実に再現して外観にもチープ感は無く品もあります。
昔の国産リールには憧れは少ないですし、古いリールが復刻する事はありません。
復刻しても売れませんし、リールのアフターパーツも供給できないんです。
アブガルシア Abu Garcia スピニングリール カーディナル 3 【中古】 楽天市場はこちらシャビーなリール
今では国産リールは素晴らしい物ですが、憧れと言うほどではありません。
国産リールは性能は良いですが大量生産の工業製品。
手軽に釣りを始めるにはいいのですが、使い込んで、絵にならないです。
試しにアンティーク家具の上に・・・。
合いません、手間隙掛けて作った感じが無いですね。
あくまで大量生産品です。
使いこんでも・・・まったくと言ってもシャビーな感じがありません。
シャビー：古めかしいが上品で洗練された感じがること。
今のスピニングリールを１０年使い込んだら二束三文です。
でもカーディナル３は使い込めば使い込むほどシャビーな感じになりますよね。
アンティーク ランタンの明かりの横に・・・・
アンティーク家具の横に・・・
バーボンの横に・・・
絵になります。
ABUカーディナル３はステイタス
カーディナル３３は、現在の最新スピニングリールに比べれば、性能は間違いなく落ちます。
ただ、ABUカーディナルを愛用する人はアングラーとしてステータスが上がります。
例えば普及機のスピニングリールを使っていたとします。
もう一人がABUカーディナル３を使っています。
他のアングラーから声を掛けられるのは。ABUカーディナル３を使っている方ですね。
アングラーとしてのステータスは意外と釣り道具で判断されるんです。
おっ！何だ、この人カーディナル３使てるよ。
持ってるだけで釣りが上手ベテラン アングラーの判断されたりします。
プラチナカードかよ！見たいですが・・・。
現実友達がカーディナル３
釣具マニア ダイワの中級機を使っていたら・・・。
声をかけられ、フィールド情報を聞かれたりするのはカーディナル３です
いや～信用はリールで決まるなんて思いもしませんでした。
カーディナル３今のリールとの機能比較
現在のスピニングリールに対して比較してみます。
カーディナル３はインスプール
スピニングリールのスプールがローターの中に入っています。
古いスピニングリールに採用された形態です。
カーディナル３３のスプールはインスプールです。
対して今のスピニングリールはローターを覆い隠すようにスプールが被さっています。
これはスプールから糸落ちしラインがローターに落ちて絡まるというトラブルを無くすため現
在はアウトスプールになったと言う経緯があります。
その為、糸落ちし易いインスプールはフェザリングする癖が無い人には厄介なリールかも知れ
ません。
フェザリングし易さ。
フェザリングはスプールのフロントエッジに
人差し指でライン放出にブレーキを掛けることです。
ラインの糸ふけが出ないように今でも必須のテクニックですが
カーディナル３はフェザリングがやり易いような位置にスプールエッジが来るようになっ
ています。
これができるとインスプールでもトラブラないですね。
ベールの反転機能
カーディナル３のベール反転機能はハンドルを回すことで反転するオートリターンの物です。
今のスピニングは手で直接ベールを反転する事もハンドルを回す事で反転する事もできますが、手で反転はジギングなどで使われます。
軽い渓流ルアーではフェザリング、ハンドル回す、ベール反転の動作の方が流れのある渓流で
は素早くラインの糸ふけを取る事ができます。
そんなことからもカーディナル３は渓流ルアーで使えるんですね。
左ハンドルのみ
カーディナル３３は現在のスピニングリールのように左右ハンドルを入れ替える事ができません。
理由は使用上内部ギアの構造が この方が理にかなってるからです。
これでリールの同一線上にメインギアピニオンギアが組み込む事ができます。
だから何・・・と思う人が思う人がいるかも知れませんが、同一線上に組み込む事でギアの巻上げ効率が上がるんですよ。
つまり巻き上げのパワーがあります。
現在のスピニングリールはハンドルを左右に入れ替える為にメインギアとメインシャフトをオフセットしています。
中心が同一線上から外れるということですが
オフセットの幅が大きいほど巻き上げロスも大きいので、
ダイワのソルティガはできるだけオフセットの幅を小さくしています。
以外かもしれませんが左ハンドルだけ！
は巻き上げ効率が高いんですよ。
リアドラグ
ドラグはフロントドラグが全盛ですが。カーディナル３３はリアドラグです。
尻の方にドラグノブがあるやつです。
フロントドラグと違って魚が掛かった時にドラグ調整がやり易いですよ。
ダイヤルもコンパクトで使いやすいです。
内部メカへのアクセスが簡単
今のリールは防錆・防塵を防ぎメンテナンスフリーです。
確かにメンテナンスしなくて錆びないのは助かりますが、グリスアップ、オイルアップする為に分解できないようにしてあります。
オーバーホールはメーカに頼んで下さいということでしょうが・・・・。
カーディナル３は防錆・防塵性は今のリールに比べればありませんが渓流で使うなら錆をあまり心配する必要はない。
その代わりと言っては何ですが、内部メカへのアクセスが簡単なので、自分でグリスアップ・オイルアップができてオーバーホール代が掛からない。
メカ好きはこちらの方がすきだと思います。
オーバーホール代も3500円～8000円ぐらいは掛かります。
馬鹿にならないですよね。
今の復刻版
今の復刻版はカーディナルの不備な点を改良してます。
主な点は３箇所
- ベールの反転スプリングが折れやすかった物を耐久性のあるものに変えています。
- スプールに巻かれるライン形状がやや後ろまきを水平になるように。
- ベールアームの垂れ下がり傾向がなくなった。
ギアも金属パーツが多く使われています。
復刻版になって樹脂パーツが多いとちょっとガッカリですよね。
ギア精度、形状も当時の形状を維持しています。
ディスプラウトとABUのコラボ復刻版
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まとめ
- カーディナル３は値段が下がらない。
- 全体的な機能で言えば最新のスピニングリールに劣る。
- 現代のリールに比べても優位な所がある。
- 使い込んでもシャビーで品がある。
- アフターパーツが豊富で長年使える
釣具マニアの報告でした。
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