LTアジの竿選び、重要なのは他の釣りで使い回しができる事

船釣り

こんにちは釣具マニアです。



LT(ライトタックル)アジの竿が欲しいのだけど、何がお薦めですか~

なんて良く聞かれます。

ぶっちゃけ、LTアジだけで使う竿なら安物で十分です。



ただニーズと言うのがあり、皆さん口をそろえて、 LTアジの以外にも、できるだけ何でも使える竿が良いと付け加えてきますね。

そもそもLTアジで使う竿は自体が汎用竿です。



汎用竿といっても何処まで対応可能なのでしょうか?



LTコンセプトとってLTの船釣りを提唱したのがダイワさんです。

このニーズに応えるためにダイワはどんな竿作りをしてきたのでしょうか?

結論から言えばLTアジにお薦めの汎用性の高い竿はダイワのリーディングです、使えばわかります。



ブームと言うより船釣りの主力になった感があるライトタックル。

変体Aという人物がおります、こいつが1回LTアジに行ったら楽しくてはまったようです。

それで自分に相応しいLT竿を買いたいと言い出しました。

釣り道具屋に行くから釣具マニアも付き合えと言う事になり、変態Aと釣り道具屋さんに向かう事に。



「釣具マニア、今日はLT竿を買うぞ」

「いくら、くらいの竿を買うんだよ」

「釣具マニア、下々の発想は竿の値段を気にする 竿はな 値段なんか気にして買ってはダメだ」

「人を上から目線で下々と言ているが、お前は下ネタの発想だろう!」

「うまい!」

なんか調子は狂ってきます・・・。



「それで、何でも出きる竿が1本欲しくて、値段の事は後回しにしたいんだよね」

「ふむふむ。じゃあ釣り道具屋に行こう」

「行こう!」

と言うことで釣り道具屋さんに到着しました。



「いらっしゃい!」

釣り道具屋に入ると威勢の良いお兄ちゃんがいました。

今日はこのお兄ちゃんが変態の餌食になるでしょうか。

「あ~何でも出きる竿下さい、以上」

変態の一言がこれです・・・。



「ええと、お客さん何でもできるといいましても。どんな釣りをしたいのでしょうか?」

「LT全般( ̄ー ̄)

「はあ・・・」

ちょっと話が進みそうにないので、釣具マニアが口を出す事にします。

「ええと、LTアジ以外でも他の対象魚が狙いたいんですけど」

「そうですか、7:3調子とか6:4調子とありますが・・・」

「調子で何が変わるのだ?」

変態もやっとまともな質問をする気持ちになったみたいです。



「大雑把に言えば~ 7:3調子はコマセが振りやすくて、掛ける釣りに向いてますね~」

「それでは6:4調子は?」

「一般的にはLTヒラメとかのせる釣りですかね」

「例えば7:3調子でヒラメは釣れるのか・・・」

「調子と言うか長さを気にしたほうがいいと思います、波にあわして仕掛けを保つので、竿が長めの方がヒラメには向いています」

「波に合わすとはどういうことだ?」

「はあ、ヒラメは底から50cmぐらいをキープするのがセオリーです、餌のイワシが底に張り付いてるヒラメに丁度良いところを泳ぐ為です」

「そうなのか、じゃあキープすればいいではないか」

「お客さん、外洋は波が高いので、波の高低でイワシが上がったり、下がったりしちゃうじゃないですか」

「そうなのか?」

「波の上下動きをかわすようにイワシを一定層に留めるには長い竿が有利です。」

「そうか~」

「もっと重要なのはヒラメはアタリがあったらイワシを動かさないようにして食い込むまで待たなければいけません」

「ふむふむ」

「波の上下動に合わして仕掛けが動いたらヒラメはイワシを離してしまうので、この時に動かさないように波をかわすのにも竿が長い方が有利です」

「それだったら、長い竿ばかり作ればいいではないか」

「あの~釣り物によっては短い方が有利の場合もあります」

「なんだ、面倒くさいな~、どっちがいいのだ」

「汎用竿なのでどれでも完璧にこなす竿はありません」

「何とかならないのか」

話が長引きそうなので口出しする事にします。



「竿が長すぎると魚の引き味が楽しめない、短すぎると波を交わせない、胴突きなのど仕掛けの幅が広いものは長い方が有利、折衷案的に試行錯誤したのが、今の主力の長さは190cmから200まで、そうですよね釣り道具屋さん」

「ええ、そうなんです」

「そうか、中途半端か」

「中途半端なものかLTは一つの大命題があるんだ」

「なんだそれは」

「釣が楽しい、何でも出きる」

「う~んGOOD  JOBヾ(°∇°*) 」

「・・・・(_ _|||)

「話は戻るが、調子はどうなのだ? 俺のは普段は胴調子で必要な時は先調子だぞ
(*゚▽゚*)

「・・・・(゜ロ゜)
「・・・・(_ _|||)

変態の発言にきょとんとする釣り道具屋のお兄ちゃん・・・・。



「まあ・・・ 今の話は気にしないで、店員さん」

危ないのでフォローを入れるときました。

「完全に釣りものにあわすと言う訳にはいきまませんが、錘を乗せた時に粘る竿だと7:3調子でももたれた感じになるので全然いけます」

「なんだ、竿でも錘の負荷も全部違うのか、俺のは必要なときだけ錘の負荷が大きくても大丈夫だぞ」  エッヘン!!(*’へ’*)

「はぃ・・・ (゜ロ゜)
「へっ・・・(_ _|||)

また始まりました、話を誤魔化しましょう・・・| ̄ω ̄A;



「まあ、まあ、錘負荷が一番汎用的な竿はなんですかね~」

「そうですね~ 20号から80号ぐらいです、いろんな釣り物にも合わせられますよね」

「そうか~値段はいくらなのだ、高いと買えないぞ」

さっき下々は値段を気にするといってたのに・・・。

「ええとですね・・・・やっぱり竿に負荷が掛かった時、強くて粘る竿は高いです。
その分なんでも対応できますし、ただ値段は少しはりますがダイワのリーディングです」

「まけてくれ~(ー△ー;)

店員さんの負荷をかけています・・・・。

「いや、無理ですお客様(*’へ’*)

「まけるのだ~、釣具マニアもお願いしろo(゚д゚o≡o゚д゚)o

店員さんの負荷が次第に重くなってきました。

「そういわれても~、性能が落ちますが違う竿をお求め下さい(。´-д-)

「いやなのだ、粘って何でも出きる高い竿が欲しいのだo(゚д゚o≡o゚д゚)o

どんどんごねるたびに、店員さんの負荷が高くなります。

「無理です( ̄■ ̄)」

「いやなのだ~」

(つд∩) ウエーン(つд・ ) チラ

泣き叫けぶ変態A

子泣き爺かお前は・・・・。



延々と粘る変態A、すでに1時間がすぎました。

店員さんはこの、子泣き爺の負荷に何処まで耐えられるのでしょうか・・・。

ご愁傷様です・・・・・。



LTアジとは

ライトタックルは軽い仕掛けで、魚を釣るシステムの事です。

仕掛けが重いと、魚の引き味が楽しめません。

LTアジとは錘負荷が軽い竿でアジを釣ること。

LTアジは深いたなで釣るアジより、釣り味を優先して軽い仕掛けで浅い棚を狙う釣り。



ダイワが提唱した船釣りのメソッドです。

そしてアジだけではなく色々な対象魚もLTが提唱されてきました。



軽い仕掛けはラインそのほかの道具の進化に支えられ。

今では多くの人が船釣りをライトタックルで楽しむようになりました。



そもそもLTの竿が汎用竿

ライトタックル竿は専用竿に比べて、短くもなく、長くも無い竿です。

最近は魚の引きが楽しいということで、多くの釣り船がライトタックルの釣り物を増やしています。

LT竿は専用竿に比べて極端な調子の竿はありません。



ライトタックルは7:3調子か6:4調子の2種類。

オモリ負荷は20号から120号までの間に設定された竿が多く

長さは汎用ロッドのため間を取って190Cmが主流になっています。



こうした事からLTアジのロッド自体は専用竿というより、汎用竿といえるでしょう。

ただ使い回しができる汎用性があるものの、いくつかの違いはあります。



重要なのは使いまわすにしてもより、対象魚にあってるか、あってないかがありますので、そ

のあたりが竿選びの重要なポイントになります。

注目点は竿の長さ、オモリ負荷、調子の3つを対象魚にあわして選んだほうがいいと思います。


使いまわしできる竿の注目点は3つ

オモリ負荷

LT竿(船竿)は表示してあるオモリ負荷とは表示してあるオモリを乗せても竿の性能が発揮

できますよと言う意味です。



例えばオモリ負荷が30号から60号と表記しているなら

その範囲のオモリなら本来持ってる竿としてのお役目を果たしますよと言うことですね。

上記の竿に15号のオモリでは硬過ぎてしまうとか。

80号のオモリだと竿の弾性を越えてしまい、竿としてのしなやかさを失うとかだと思います。



錘負荷から外れると、本来設計の段階で想定していた竿の性能が発揮できないと思ってください。

※竿の質が良いほどカタログスペック以上に竿のオモリ負荷の範囲は広くなり余裕があります。


竿の長さ

汎用竿なので長さは折衷案みたいな長さが主流です。

最近は10cmほど長くなり190cmが主流。

たぶんもう少し長い200cmまでが汎用性と言うことでは使いまわし易いと思います。

後で対象魚を交えて説明するので考察下さい。



調子

極端な調子はありません・・・汎用竿ですから。

7:3の先調子か6:4の胴調子の一番使い勝手が良い2種類の調子のみです。



7:3調子の竿

扱った感じは少し硬めに感じます、コマセが撒きやすく魚を積極的に掛けるような釣りに向いています。



6:4調子の竿

扱った感じは柔らかめに感じます、食い込ましてのせる釣りに向いています。

魚の引きが楽しめます。



釣り物で集約するとLT竿が選びやすい。

今後の船釣りの釣り物で何が釣りたいのかを想定しておくとLT竿は選びやすくなります。



アジ以外の対象魚

LT太刀魚、アジ、イサキ(7:3調子推奨)

太刀魚は元々かける釣りです、仕掛を積極的に動かして誘いますが専用竿は8:2が掛け調

子、7:3調子が乗せ調子の2種類あるくらいですから、操作性がからみて7:3調子が使い

やすいですね。

仕掛けは40号から60号までを使用しますが、結構1日でいる水域が変わるのでその日によって錘の号数は変わります。

竿の長さは190cmから210cm



アジは7:3調子の方が竿が振り易いのでコマセは出しやすくなります

またイシモチ、カサゴなどの胴突き仕掛けを使用する対象魚は操作性重視の7:3調子の方が向いていると思います。

イサキは7:3でも6:4調子でも問題ないですが、60号ぐらいのビシが背負える竿、長さは190から210cm



イシモチはカサゴは30号のオモリ負荷が入るあたりが使いやすいでしょう。



LTアジ、※イシモチ、メバル、ヒラメ、※イサキ(6:4調子推奨)

LTアジは20から60号負荷が口切れが少なく、掛かってから楽しいです

コマセを振りやすいのは7:調子ですが、コマセを出すロッドワークを大きくすれば解決でき

るので、LTアジは6:4調子も向いてると思います。



イシモチの船釣りは胴突き仕掛けが一般的です

30号の胴突き仕掛けは軟調子の竿が向いています。

竿の長さは190から210cmぐらいが扱いやすい。



メバルは汎用竿では少し厳しいですね、メバル竿は長さが少し足りません。

自分のメバル竿は最初230cmでしたが胴突き仕掛けが長いので取り込みが、振込みが長さがないと扱いづらいです。



イサキは7:3でも6:4調子でも問題ないですが、60号ぐらいのビシが扱える竿、長さは190から210cm。



ヒラメに関しては波を交せるかどうかです。

200cmの長さだと慣れない人は底を切った後の波の影響で仕掛けを50cmにキープする

のは難しいです。

汎用竿なら、できれば210cmはほしい所です。

50号が入るオモリ負荷の竿を選びましょう。



専用竿に比べて遜色が無い竿を選ぶのは難しい。

LTアジ以外は専用竿に比べると劣ります。

汎用なので当たり前と言えば当たり前ですが。

メバル、ヒラメをお考えの方はできるだけ長い物を選んだほうがいいと思います。



安い竿と高い竿の違い

安い竿と高い竿の違いはオモリ負荷の範囲が広い事です。

カタログスペック上では錘負荷の範囲が同じですが実際は高い竿の方が余裕があります。

そういう意味から高い竿のほうが釣り物の範囲は広いと言えます。


安い竿は錘負荷の範囲がギリギリだと思います。

錘負荷の範囲が狭いので汎用性は高い竿に比べて劣ります。



補足

船釣りの竿に汎用竿を求めるか、専用竿を求めるかだと思います、実際のニーズはなるだけ汎用性のある他の対象魚に使い回しができる竿です。

高い竿ほどカタログスペック以上に錘の負荷の範囲が広くなります。

一番汎用性のあるLT竿は高い竿です。



結論:LTアジにお薦めの汎用性の高い竿

7:3調子

錘負荷20から80号までの竿

長さは190から200cm

錘負荷、調子、長さから導かれる何でも出きる竿は上記のスペックの竿です

ねらい目はリーディングです。

MHパワーが一番使用頻度が高い竿です。

感度も竿の曲げ強度がまったく違います。

このあたりだと使って後悔する事がない竿だと思います。

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この記事の趣旨として汎用性を極めた竿と言うことになりますが

価格的に厳しいもう少し曲がりの強さを落としてもいいので

なおかつ信用のある竿はないか・・・

という人もいるのではないかと思います。



そうなると、同じメーカーのダイワで1クラス落としたアナリスター 73などが

使い勝手がいいと思います。

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まとめると

魚を釣るのは竿の細かい所をうんぬんよりも、

一番釣れる時期に釣れる対象魚を狙う方が魚は釣れます。

そういう意味では汎用性のあるLTロッドが一本れば、

専用竿をそろえなくても、結果、魚は釣れますよ。



釣具マニアの報告でした。



LTアジのミンチ アジビシ 記事は下記に

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