磯竿ズーム機能をオワコン化に追い込む 磯竿5mレングスの凄さ

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こんにちは釣具マニアです。



最近 磯竿をのスペック表を眺めていると500という長さの仕様が増えています。



この5mというレングス(長さ)ですが

530とか・・・

450というレングスの磯竿に比べて

扱いやすさとかはどうなのでしょうか?

気になっいている人が多分にもいると思います。



確かに450と530の中間という見方も有ると思いますが

そのような視点で眺めても 

本当の500と言うレングスの凄さは分からないかもしれませんね。



それでは500のレングスの磯竿ですが

ズームロッドと比べると面白い事が見えてきます。



それは500というレングス。

もしかしたらズーム機能をもった磯竿を

駆逐するほどの可能性がある凄いレングスなのです。

ちょっと興味が出てきました?



結論ですが複雑で煩雑な物より簡潔な方が生き残ります。

450と530の中間の長さなら、ズームロッドと比べて簡潔です。

使ってみると凄く実戦的な長さのロッド。

今後は500の長さが席巻していくかもしれません。



特に地磯の口太狙いなら絶対手放せない竿になると思いますよ。



これから、このレングスのすごさを物語る出来事を話しますので

もうすこしこの記事にお付き合いください。



それでは・・・。

伸ばして縮めてサロンパスみたいなズーム竿が大好きな男が

ズーム竿を裏切ってまで

磯竿500というレングスを使いだした顛末を話していきたいと思います。



私は虚弱体質で重い物を持つてるのが苦手なのだ。

だからすぐ筋肉痛おこす。



そういう時はサロンパスだ!

私は常に体に貼っているので

だから私の周囲はメンソールのさわやかな臭いに包まれている。



私の愛用の磯竿だが ズーム機能のある磯竿を愛用している。

そんな伸びて縮んでサロンパスの私の名前は

久光 成約受渡 (ひさみつせいやく うけわたし)です。



さて何時も伸びたり縮んだりしている私ですが

最近自分が愛用している磯竿の事で悩みがあるのです。



私の磯竿にはズーム機能がある。

虚弱体質の私には5.3mのレングスでは持ち重り感が凄いので

縮めて4.5mできることではありがたいのです・・・。



そんなある日、私は大きなメジナを偶然にも掛てしまった。

「来た! ビックメジナ カミン!!」

大きなメジナは引きが強くガンガン竿を絞り込んでいく。



そこで私は気が付いた!

そうだ・・・私の竿はズーム機能があるのだ。

シモノ特別科学研究所で作られた磯竿 ロボットズーム竿なのだ!



コードネーム BBBX MKⅡ(びーびーえっくす まーくつー)

発進!

今こそ、ズームの力を見せてやる!!

「ズーム オン!」

しゃあきぃ~~ん



「ロ~ングレングス モ~~~ド!」

「あっ・・・・。」絶句する声が聞こえた。



説明しよう。

サロンパス好きの久光は足元のハエ根をかわそうと 

ズーム竿を伸ばしてロングモードにした時

モタモタと手間取ってる間に

油断して大物メジナに根に入られてしまったのだ。

説明終わり。



「久々のロング レングス モードが・・・」



説明しよう。

久光は半日竿を握っていたので非常に疲れてしまったていたのだ。

そんな時に急遽発動された

ズームロッドのロング レングス モード・・・。

伸ばした時の体力の消耗が半端ないのである。

説明終わり。



し、しまった・・・油断してしまった。



シモノ特別科学研究所で作られている

サロンパス専用機種 伸びて縮んでBBBX MKⅡは

多機能ゆえに扱いが煩雑で自重が非常に重いのだ。



「も、もうだめだ」

「もしもし」

「はいはい」

「私はシモノ特別科学研究所 量産型 エントリー竿開発チームの物です」

下野降ろ下(しもの おろしも)と書かれた名刺を差し出した。



「はあ・・」

「きみ、体力がないね」

「ええ・・」

「そこでだ、我が量産型で低コストの固定レングス機種 
量産磯竿500イソを開発したのだ」

「はあ・・・」

「不信顔だな、まあこの量産磯竿を持ってみたまえ」



「いや~今日は疲れてるし・・・500ですか450より長い奴で、530より短い奴ですねなんか、中途半端な気がしますが・・・」

「まあ文句は握った後に聞こう」

「じゃあ・・・」

と言って500の磯竿を握った久光。



思わず・・・

「何じゃこれは?」

と呻いてしまった。



全然軽いではないか! これで量産機種。

「使ってみたまえ、500は足元の磯際の攻防にも強いのだ
そして、そして~~操作性製の良さ、軽快な感じを見せてやるのだ」

「ラジャー発進! 500」

久光、そう言うや コマセを撒き散らかして すぐにメジナを掛けた。



「すごい、竿の操作が正確で
仕掛けを入れるコースもライン捌きも自由自在にシャープにできる」

「気を付けろ! もうすぐ足元のハエ根だ」

「ラジャー」



「来たなメジナのクチブットン! 足元のハエ根になんて入らせないぜ」

竿捌きも軽快です。



今までのロングズームモードからのモタモタした対応とは雲泥差。

生き生きとメンソールの香りを漂わせてメジナのクチブットンと戦っております。



「よし タモ入れだ!」

「タモ入れお手伝いしよう」

下野降ろ下が玉網をもって駆けつけた。

「お願いします」

タモ入れしたのは38cmクチブットン

中々の良型です。



「どうですかね 量産型磯竿 500イソは」

「して、この竿のお値段はいくらぐらいなんですか?」

「ふふふ・・・なんと、ズームロッドが5万円なのに対して」

「た、対して・・・・」

シモノ特別科学研究所の開発責任が

「ゴクッ」と唾を飲み込むと

一拍おいて

「い、一万三千円~~」



「げげ~~~」

「安いでしょう」

「安すぎます」



「これから500量産型が ズームにとって代わるでしょう」

「産業革命ですな」

「磯竿の夜明け近しです」

と言いながら 夕焼けを見つめる二人でした。

おしまし。



どうでしたか?

この磯竿のズーム機能と500というレングスの重要性。



単純に言えば450と530の中間ですが。

ズーム機能と絡めてみると使える長さと言うのが分かったいただけたと思います。



えっ・・・

説明が大雑把ですか・・・。

それではもっと詳しく説明しますので、興味がある人はこれ以降読み進めてください

きっと磯竿選びの参考になります。

磯竿ズームロッドを上回るメリットが有る磯竿5m

一時期、人気があった磯竿のズーム機能ですが、

今ではシマノBBX他1機種を残すのみで、人気が無くなってしまいました。



自分もズームロッドを使ったことが有るのですが

重いし、伸ばしたり縮めたり面倒だしで、使わなくなってしまったのです。



それに比べて、4.5m固定の磯竿を使うと

軽いし、操作感はいいのわで、長時間使っても疲れません。



ただテトラ際、磯際では長さが足りないのでもう少し長さが欲しいとは思いました。



それで生まれたのが500という磯竿のレングス

最初はフラッグシップモデルのみでしたが順次、下位のモデルに浸透しつつあります。



そしてそれと対応するようにズーム竿の需要は少なくなってきています。

何でしょうか?



ズームのように派手さありませんが

ズームのコンセプトを継承した500が、

思ったより操作感が良くて、磯際でも使い易いからです。



ですから500を使うと

ズームロッドの嫌な所が目に付くようになりました・・・。

それではまず

ズームが嫌われる所とはどんなところなのか詳しく説明しましょう。

大きく分けて下記の3つになります。

  • 状況に応じて伸ばす縮めるは煩雑すぎて使わない。
  • 縮めて5m 伸ばして5.5m 普通の磯竿に比べて持ち重りする。
  • ズームの磯竿は価格がめちゃくちゃ高額。

状況に応じて伸ばす縮めるは煩雑すぎて使わない。

魚が掛かった時のレバーリールのレバー操作に加えて、

竿を伸ばしたり縮めたり・・・。



ハエ根をかわすとき、

魚が小さい時は必要ないし、

大きい魚が掛かった時だけハエ根をかわす為ににズームアップ・・・ですか。



そんな時には心に余裕がないので、

私ごときでは、そんな煩雑な事は出来ません。

縮めて5m 伸ばして5.5m 普通の磯竿に比べて持ち重りがあり劣る。

BBXを例に取りますが そもそもの自重が220gもあります。



ズーム機能と伸ばした時のレングスが5.5mなので

竿長いために竿を持った時に感じる重さは

普通の5.3mの竿に比べて相当なものになるでしょう。



これは485から520のツインパルサーでも同じで、

ズーム機能の磯竿の自重がやたら重いのです。



それと比較してズーム機能のない5mのレングスは

自重が185gと軽く、ズーム竿よりも5.3mの竿よりも持ち重りはないので

操作性は圧倒的に上です。



伸ばして5.5mでハエ根をかわしてといいますが・・・。

テスターならいざ知らず

普通に趣味で釣りをしている人達は操作性が悪いため使わないのではないでしょうか?

ズームの磯竿は価格がめちゃくちゃ高額。

機能を盛り込み過ぎたのか・・・

ズーム機能の磯竿はめちゃくちゃに高額です。

シマノBBXは7万5千円

ツインパルサーは5万円



圧倒的に高額な磯竿しかありません。



とはいえ 何にでも悪い所があり、悪いとこに限って目につく物です。

良い所は有るのでしょうか?

実は・・・

自分の主観ですがメリットがあまりないように思います・・・。

ズームロッドのメリットを超えたから取って代わるれる5mの長さ

カタログのスペック表を眺めてると、最近5mというレングスが目につきます。

あまりズームロッドと関係なさそうに思えますが

実はズームロッドを上書きするような竿なのです。



ズームロッドの機能に取って代わる答えが

磯竿の5mという長さ

それでは5mという長さの磯竿が生まれる背景を考えてみましょう。

5.3mと4.5mのいい所どりが磯竿ズーム

5.3mの良い所と4.5m良い所を取りましょうというので

ズーム機能が付いた磯竿が生れました。



所が現実は両方とも中途半端で 使用感では普通4.5mにも

5.3mにも負けてしまったのです。

どのような所が負けたのでしょうか?



ズーム機能がない磯竿の5.3mと4.5mの

メリット・デメリットをもう少し詳しく書き出してみましょう。

磯竿5.3mメリット、デメリット

メリット

足元の根を回避するのに有利。

長いハリスを使える。



デメリット

  • 持ち重りがする
  • 操作性が悪く軽快感がない
  • 風があると更に重く感じる

磯竿4.5mメリット、デメリット

メリット

  • 持ち重りしない、軽い
  • 操作性が良い

デメリット

  • 足元の根を回避しづらい
  • 長いハリスが使えない


磯竿のズーム機能は

伸ばせば5.3mのばメリットが

縮めれば4.5mのメリットが生れるはずだったんですけど・・・



実際は単体のレングスに比べると持ち重り感では劣ってしまう上に値段も高い
波止では4.5mの安竿に劣り。
磯では5.3m磯竿に劣ります。

特に伸ばしたり縮めたりで煩雑な操作も要求します。



そういえば・・・

リールならギア比を変えて

良い所取りの2スピードにするというリールもありましたが・・・。

過去に両方の機能を盛り込み成功した事例はないのです。

機能として中途半端な物になってしまうからですね。

そこで生れたのが5mという磯竿のレングス

ズームしないで長さで折衷案 5mという磯竿のレングス

スペック表を見ただけだと、新しい長さを追加したのかな?

だけだと思いますが

500というレングスはそんな簡単な理由だけで生まれた物ではありません。



500のレングスが生れたのは

ズームへの不満

そして4.5mと5.3mのメリット、デメリットの答えだからです。



ズームではなく中間のレングスを作る事で

ズームロッドの悪い所を打ち消しました。

4.5と5.3mの磯竿と比べた時、磯竿5mのメリット、デメリット

5mの長さの磯竿と4.5m、5.3mの磯竿を比較してみましょう

5mというレングスがどいう意味で生まれたか分かります。

4.5mの磯竿と比較した時

操作性、持ち重りでは多少負けますが、

足元の根回り回避能力、竿のタメの利きやすさでは上です。



5.3mの磯竿と比較した時

仕掛けの投入、ラインのメンディングなど操作感なら5m。



また持ち重りしないので1日中、竿を持っても疲れません。



大物なら別ですが30cm台のグレなら足元の根もかわせ

数釣りなら5m使い易い。

理由は、仕掛けの投入精度が正確になるのでメジナが釣れるという事。

磯竿ズームとの比較をした時のメリット・デメリット

500から550のBBXではなく

450と530に近いズーム竿の

485~520のツインパルサーとエントリーモデル(安竿)で比較して見ましょう。



1.5号でこの竿の自重は225g

比較するエントリーモデルはアドバンス イソ500は1.5号で185g

自重は圧倒的にアドバンスイソの方が軽い。

ズーム竿は485に縮めても自重の220gは変わりません

対してアドバンスイソ 5mで185gです。



自重で35gの差は 長さ15cmのメリットを相殺するので

持ち重り感とか操作性はそんなに変わりません。

ズーム機能を伸ばした時はどうでしょうか?

ツインパルサーを伸ばした時520で225gの自重です。

対してアドバンス イソは500の長さで185gですから

ツインパルサーは持ち重り感は増しました。



自重分に長さでによる持ち重り感が+されます。

そうとうな持ち重り感のUPですよ。



確かに磯際で有利でしょうが

操作性は圧倒的 アドバンス イソの方ですよ。



磯際では長い方が有利と言いますが・・・

500ぐらいの長さがあれば操作性のメリットで40cm台くらいなら

捕れると思いますよ。



なぜなら

持ち重りするから~と言って

大物が掛かった時だけズームで伸ばすなんて事が・・・

そう簡単に体が動くでしょうか?

軽くてシンプルに操作性がある方が心理的にも余裕を持たせてくれます。



足元は縮めたり、伸ばしたりと煩雑な事をするより

500そのままで操作性の良さを生かしたアドバンスイソの方が扱い易いと思います。

ズーム竿と500の価格比較

ズームロッド ツインパルサー1.5号は5万円

アドバンス イソ1.5号500は1万3千円

実売で3万5千円以上の価格差があります。



どうでしょうか?

これは自分だけの意見ですがズームロッドを買うより

500のレングスを買った方が安くて扱いやすいと思いませんか?



その証拠が500というレングスが増えて来た理由だと思います。

エントリーモデルの磯竿でもズームのメリット超える5mというレングス

エントリーモデルにも500 という長さの磯竿がでました。

理由は安くてズームよりメリットが大きいから・・・。

ズームはおいしいエントリーの500に上書きされて行くと思います。

エントリーモデルの磯竿ほど500の恩恵が得られると思います。

補足 瀬際の大物との攻防が~というなら

長い方が足元がかわし易いと言いますが・・・

メジナは500の操作性を必要とするでしょう。



大物メジナばかりでめちゃくちゃ根がキツイ所なら

2号5.3mの太いハリスで戦います。



ズームは中途半端過ぎ。

500という固定化した長さの磯竿には勝てないと思います。

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まとめると

ズーム磯竿はオワコン。

ズーム機能で4.5と5.3mの良いとこどりした結果、中途半端な竿。

ズームを上書きするようなメリットが500というレングスにある。

長さを4.5と5.3mの中間にするだけなのでズームに較べてコスパが良い。



釣具マニアの報告でした。

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