こんにちは釣具マニアです。
釣り道具屋さんに行きますと
色々な竿受け、竿掛けが置いてありますよね。
今度初めて船釣りに行くけど どんな竿掛けがいいのかな~
何て迷ったりしませんか?
今回は竿受け、竿掛けはどんなものを選べば失敗しないかについて
選び方を解説していきます。
竿受け、竿掛けを選ぶ際の必ず確認してほしい所があります。
何処だと思いますか?
船べりです。
実はキス釣りでLTスタンドを買われた人に
「あのさ~ 船べりには、そもそも穴があるから LTスタンドいらないじゃない」
と言われたことからこんな記事を書きました・・・。
「それはホール(穴)がある船べりの遊漁船です。
それではホール(穴)が無いようなボート、小さい遊漁船ではどうするんですか?」
「・・・」
という事があったのでこんな記事を書きました。
結論
失敗しないためには 竿受け・竿掛けの選び方は 船べりの事を考えてから選びましょう。
結構見えてくるものがあります。
何故か!
竿受け竿掛けを固定するのは船べりだからですね。
ちょっと 抽象的で分からないと思いますので具体的な例を申し上げていきます・・・。
メニューを見てみた。
今日の船べり
コース 手漕ぎボート
と書いてあった。
今日の船べりは手漕ぎボートタイプだ。
丁度 シロギスを釣りたかったので、都合が良いと思った。
「すいません、今日の船べりは手漕ぎボートタイプですか?」
「はい 今日のコースはそうなっています。 ( ̄ー ̄)」
「釣り物は?」
「シロギスです ( ̄ー ̄)」
「スタンドはついてないですよね・・・」
「ええ 船べりがボートタイプなので・・・」
「・・・」
持ってきた竿掛けがフリースタンドLTでよかったと思った。
「大丈夫ですか? ( ̄~ ̄)」
「ええ大丈夫です、今日はフリースタンドLTを持ってきてるので Ψ( ̄∀ ̄)Ψ」
「フリースタンドLTですか~ 今日の船べりに丁度いいですね Ψ( ̄∀ ̄)Ψ」
お金を払い船に乗りこんだ、途中まで えい航してくれたので楽である。
ポイントに付いてみると
私を含めて5隻ほどのボートが浮いていた。
こんにちは 言い遅れましたが私の名前ですが
色々な縁(ヘリ)が好きな縁フェチ、多々見 縁蔵(たたみ へりぞう)です。
今日の竿掛けフリースタンドLTですが
何時も横になっている竿を立ててくれます。
この竿掛のありがたい所は
釣船の中で
竿を座席の右とか左の横に置いて
足元のクーラーから何か取ろうとする時に発揮されます。
皆さんはこんな、好き放題、横になってる竿に怒りを感じませんか?
「君! 何時も横ばっかになって、クーラーから物を取る時に邪魔なんだよ!
Σ(゚Д゚|||)
たまには竿立てるとかの気遣いは無いのかね!!」
と思ったりしませんか?
少しだけならいざ知らず、何時も横ばっかりで・・・・
たまには立ってしゃっきりしなさい。」
とか・・・。
「お前は寝たきりなのか? 床ずれになるぞ!」
このようにイライラする竿を
邪魔にならない様に立ててくれます。
または・・・
このポイントは釣れないな~
少しアンカーを上げて移動するか・・・。
となった時
あいかわらず横になってる竿には怒りを感じませんか?
「お前 邪魔だ! いいかげん立て!」と・・・。
船べりが薄いボートは船べりに竿が立てられないのです。
そんな時に簡単に竿掛けとして・・・
スタンドとして・・・
両方兼ねるフリースタンドLTだとすぐに竿を立てられるのです。
目障りな時だけ竿をスタンドに立てて移動がスムーズです。
竿掛けは色々なものがありますが
これは船べり、釣り方、釣り物が違うと
合わない物があるからです。
ズバリの竿掛けを選ぶと
手数とかリズムがよくなるので釣果も出しやすくなります。
さて今日の縁蔵の釣果ですがシロギスが結構釣れたそうな・・・。
船べりに相性が良かったのかフリースタンドLTも大分貢献したと思います。
午後早めに戻って
釣果報告しますた。
船宿の店主
「縁蔵さん、今日の船べりと竿掛けの相性はどうでした? (ΦωΦ)フフフ… 」
「今日の船べりと竿掛の相性ですが・・・・」
「★3つです~ (☆▽☆)」
今日の竿掛けの選択は良かったですね。
釣り船が違うと船べりが違う
遊漁船には色々なタイプの釣船があります。
ここでいう遊漁船はボートも含めておりますが、
釣りをする人が知っておかなければならない事は船べりのタイプです。
では
今回は竿掛けを絡めて船べりのタイプについて考察していきます。
当然ですが
船が小さければ小さいほど船べりは薄くなっていきます。
大きければ船べりが充実していて厚くなります。
竿掛けは、それぞれ船べりに取り付ける為 クランプの大きさも違います。
この船べりの厚さが竿掛けを選ぶためには重要な事になります。
船べりに注目すれば竿掛けの選び方は失敗しない
えっ・・・! 船べりで竿掛けを使い分けるのか
知らなかったぞ。
と思われる人もいるかと思いますが
船べり=船のサイズです。
小さければ船べりは 薄い物になりますし、大きければ厚い物にもなります。
それでは 船の大きさで釣り物が変わるかというと・・・
そうでもありません。
外洋、例えば外房は波が高いので船が大きく。
内湾は例えば波静かなので東京湾は船が小さい。
という事情があります。
ですが全般的に言えば
内湾=小物
外洋=中・大物になるので
船べりの厚さ=釣り物の大きさ=竿掛けの大きさという相関関係になっています。
面倒くさい理屈はここまでにして
ぶっちゃけ
船釣りで使う竿掛けは4つに分かれます。
それでは船べりに対応する竿掛けはどのようなタイプがあるかと言えば
4つのタイプがあります。
竿掛けはどんなタイプの遊漁船・対処魚に合わせるか
ボート 船べりが薄い
※このタイプには船べりにはスタンドがない、または穴が開いていません。
手漕ぎボートを思い浮かべてください。
船べりが薄くて 船べりに竿を刺せる穴がありません。
このような船べりではどんな竿掛けが使い易いかと言えば
③薄い船べりにクランプで設置するタイプ 置き竿ができる物(船べりが薄い)
竿掛はこの2つが有力候補になります。
①④がダメな理由
釣り物により竿掛けの選び方
アジの場合の使い方
コマセ釣りですから置き竿でも釣れるのが楽ですね。
竿を水平にするため、④竿掛け相性が良い。
手持ちの場合は②スタンドが付いたものがです。
・ロッドスタンド(穴)がないので薄い船べりでも止められるクランプであること。
・ボートの場合、ポイントの移動などはタックルごとスタンドに刺して移動した方が
移動と釣りの間がスムーズ。
シロギスの場合の使い方
③が好まれています。
2本以上の竿を出す場合、1本を手持ち、もう1本を置き竿として使わる方が多数。
手持ちの場合は②スタンドが付いたものです。
・薄い船べりでも止められるクランプであること
・ボートの場合、ポイントの移動などはタックルごとスタンドに刺して移動した方が
移動と釣りの間がスムーズ。
中型釣り船・大型釣り船 船べりが厚い(大多数の遊漁船)
※このタイプの船べりにはホール(穴)かスタンドが付いています。
船べりが厚くて小型から大型まで
①、②、③、④すべて使えます。
①は穴がある船べりで使えます。
対象魚でこの竿掛けを使うか使わないかを決めていいと思います。
ここに竿を立てたり、①の竿置きを瓶に栓をするように入れて使います。
このタイプを必ず使う対象魚は
最近はLT全般で使われる。
しかし アジなどのビシが40号程度なら半数以上はこのタイプを使う事も・・・。
何故 手持ちなのか?
不思議かもしれませんが
ビシの重量が軽い事と水深が20mと比較的浅い事。
または手持ちの方が釣りとしては面白い事があげられます。
②竿掛けですが
船べりにホール(穴)があるのでどうしても必要な物ではない。
とはいえ スタンド自体はあっても邪魔にはなりません。
ボートで併用して使うなら全然ありだと思います。
③シロギス、ハゼの複数竿を出す方。
小物の胴突き仕掛け(メバル、カサゴ)などの小物釣りで
少数、置き竿にされる方が使います。
④中、大型魚、コマセ釣りが中心。
水深が深い、コマセ釣り、中型から大型魚で必須。
電動リールを使うような釣りなら必須です。
持っていないと疲れて大変ですよ。
竿掛けは手持ちか 置き竿で変わる
手持ちにするか、置き竿にするか微妙な釣りもあります。
アジビシでもLTの方で
①の竿掛け 手持ちにするか 、④の竿掛け 置き竿にするか
どちらかでやっています。
①の手持ちでも④の置き竿でもアジは釣れますが。
最近はLT全般で手持ちでされる方も多いので①も使われる。
ですが結構疲れる(アジビシ)という事を知っておいてください。
④の竿掛けですが、EVAグリップに跡が付くことがあります。
跡が付くのが嫌で辛いけどあえて、手持ちにする方もいます。
LTアジなどのコマセ釣り、ウイリーでもビシが40号程度なら
手持ちで①タイプを使っていますが
水深が30mまでが限界ではないでしょうか?
所で 何でそこまでして手持ちにしなければならないのでしょう?
たぶん
釣りが面白い事
もう一つはこちらが主な理由で④の竿掛けが買えない事。
①はアジをたくさん釣りたい! とイキられてる方が多いです。
④は楽なので使われます。
食いが立った時は置き竿でも入れ食いになります。
30号、40号ビシは持ってるのも疲れるので④を好むのです。
どちらでも釣れるかですが船中では④の方が釣れます
逆に思えますが・・・・。
理由は
④のかたはベテランで釣りが上手い。
もしくは①の場合 手を休めると、仕掛けを船中に取り込まなければならない。
しかしその間は全く釣れなくなります。
じゃあ 本当の手持ち場合どのような釣り物があるのでしょう?
手持ちは即掛テクニカルで難易度高めの釣り物が多い
手持ちじゃなと釣れない魚
カワハギ、湾フグ、カットウ釣り、タチウオのテンヤ・天秤仕掛け、
テンヤ真鯛、マゴチ、タイラバ
- アタリが来たら即掛けな物
- レンジキープがシビアな物
- アタリが来てもリールを巻き続けなければならない物
- 常にゼロテンを要求する物
- 常に誘い続けなければならない物
このような釣りでは竿を置いたら釣れません。
適合竿受け
①ヤマリア 竿やすめ船2・ダイワロッドホルダーちょい置き
②ダイワ チョイ置きキーパー・第一精工 フリースタンド LT
置き竿は水深が深い、コマセ釣り中心
置き竿でも釣れる魚
アジ、イサキ、ワラサ、カンパチ、マダイ、アマダイ、オニカサゴ、キンメダイ、ヒラメ
水深が深い胴突き仕掛け
竿掛けは水深で変わるか。
竿掛けを使うか使わないかの分水嶺は水深60m
100m以上になると仕掛けはほとんど150号のオモリを使った胴突き仕掛けになります。
リールも電動リールになるため、魚が掛かってからの巻き上げは
竿掛けに固定したままで巻き上げる機会が増えてまいります。
仕掛けも重く、永続的に釣りをするためには④の竿掛が必要になります。
竿掛けのクランプには90mmと160mmの2種類があり。
大型魚・深海の物はクランプダブル160mm
普通は90mmのシングルクランプの方が適用範囲が広い。
竿掛けを選ぶ際の注意点は
必ずしも船べり・釣り方が合わなくても
併用できるならそれに越したことはありません。
一つで澄ますことができますから。
例えばスタンドが付いた竿掛
ボート、遊漁船のテクニカルな釣り併用を考えて居るなら、
1つで済んでしまうアイテムです。
複数竿が出したい遊漁船でも、特にボートではもっと竿を出したい方は
②受太郎が使い勝手がいいですよね。
電動リール、コマセ釣りの場合は④の竿掛けです。
水深が深いまたは大物釣り以外はダブルクランプは選ばなくてもいいでしょう。
シングルクランプでほとんどの釣りができます。
シングルクランプの耐久性が無いので竿掛けが壊れてしまった
という話は聞いたことがありません。
具体的なおすすめの竿掛け
①ヤマリア 竿やすめ船2・ダイワロッドホルダーちょい置き
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②ダイワ チョイ置きキーパー・第一精工 フリースタンド LT
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③受太郎
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④第一精工 チビラーク タイプS・ライトホルダー メタル・ シマノV-HOLDER type-G
まとめ
今まで説明した事をもっとシンプルにすると
手漕ぎボートは②③。
遊漁船で船べりがあったとしても・・・一時でも竿を手放すと魚が釣れない釣りは①
遊漁船でコマセ釣り、水深が深い、電動リールを使用するは④。
ざっくりと分けるとこのような感じになります。
釣具マニアの報告でした。
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