こんにちは釣具マニアです。
ヘラ餌といえば
団子餌の麩エサと
食わせエサのグルテン
この二つのエサは
両団子、セット釣り、両グルと
最も使われる釣り方であり
最も使われる餌です。
このようにヘラエサのコアになるエサ故に
メチャクチャ種類が多いのです。
種類が多いのは良いのですが・・・
選ぶ方にとってどれを使って良いか迷ってしまいますね。
しかも
ヘラブナのエサは単体で使われる事はなく
ほとんどがブレンドして使われるので益々迷ってしまいます。
しかしヘラエサのブレンドは
ヘラブナの釣果を左右するほど重要な事なので
避けては取れません。
ヘラエサのブレンド仕方は
状況に合わしてブレンドするのですが
ヘラ師の数だけ
ブレンド方法があると言っても過言でないくらいとても多いのです。
(大げさな我・・・)
ブレンド方法というのに決まりはなく
その人の経験に基づいてブレンドを決める事も多く
初めての方が状況を見て
ヘラエサのブレンドをするのは大変です。
なので
そこで今回は
始めてヘラエサブレンドする方が分かり易いように
考え方を伝授しよう思います。
(おこがましいですが・・・)
考え方は非常にシンプルなので
ベストなヘラエサのブレンドは無理としても
ベターなヘラエサを作るくらいにはなると思います。
(たぶん・・・)
まずは
始めてヘラエサを買いに行った男の話からお読み進めてください。
{なんだこれは!(゜ロ゜)ギョェ」
と言うと
眼を見開いて茫然としてしまった男がいる。
男の目の前には
驚くほど多くのヘラエサが陳列されてあったからだ。
いったい・・・
どれを使えばいいのだ?
そんな男の様子を見かねて
一人の男が近かずいてきた。
「お客様 なにかお困りでしょうか?( ̄▼ ̄)」
「いや、ヘラエサを買おうと思って・・・| ̄ω ̄A;」
「そうですか、どのような釣りをするかで?
ヘラエサのブレンド方法が違ってまいりますが・・・
何かご希望でもありますか?」
「ブレンドn(ー_ー?)ン?」
そんな事も知らないのかとばかりに
「ええ・・・ヘラエサはブレンドして使うものなのです(。´-д-)」
「なに~~ ではここにある・・・」
男は目の前にある
筋肉質のヘラブナの絵が描かれているパッケージを指さして
「例えばバラケマッチョイ単品では使えないということなのか?(꒪ཫ꒪; )ヤバイ」
「そうです、バラケマッチョイは
団子エサの力強さを調節するエサで単品では使いません」
「なに~ 店員さん ブレンドにはどんな決まりがあるのかねヾ(◎o◎,,;)ノ」
店員と言われた鼻ひげを蓄えた男は
急に不機嫌な顔になり
「あなたは、ヘラエサ ブレンダーと言うの知っていますか?( ̄Д)=3」
「なんですかそれ・・・」
更にムッとした男は
胸のネームプレートを指さすと
「私はヘラ餌ブレンダーの張持 軟根羽(はりもち なんねば)
と言う物です。」
「へんな名前( *´艸`)」
「・・・(꒪ཀ꒪)」
さらなる失礼な発言に
痛くプライドを傷つけられた 軟根羽氏。
頬っぺたを膨らませると
「もういい! ヘラエサのブレンドを教えてあげないから!(`ε´♯)」
と・・・
プンプンに怒って立ち去ってしまったのでした・・・。
妖しくも、面倒くさそうな
ヘラエサブレンダーが立ち去ったあと
男は一つ一つのヘラエサを見ながら考えた・・・。
ブレンドn(ー_ー?)ン?
ヘラエサはブレンドしなければ使えないのか?
いま 陳列されているヘラ餌の数を
数えただけで40種類もあるのだぞ・・・。
どう混ぜるのだ!?
と焦りの色を深くするヘラブナ初心者の男の名前が
足利勝卦(あしが かっつけ)というのだが
何をとち狂ったのか
端から端まで
買い物かごに入れ始めてしまったo(゚д゚o≡o゚д゚)o。
しかし
大漁のヘラエサを買ったとしても
心の不安が無くなる事はなく。
雷雲のようにますます湧き上がってくるのである・・・。
たとえ色々なヘラエサのがあったとしても・・・
どいう風にブレンドするんだ・・・?
そうなのだ
いくら豊富にヘラエサを持っていたとしても
ブレンド方法が分からなくては
全く役に立たない。
するとヘラエサコーナーの端の更に足元に
{ヘラエサは足し算引き算}
という売れ残って埃を被った書籍を見つけた。
足利勝卦はこの本に出会った事で
ヘラエサのブレンド方法に大きく道を開いて行くことになるのである・・・
おわり。
という事で
ヘラエサコーナーの隅にあった
薄汚れた本。
ヘラエサは足し算引き算の
内容を話してまいりましょう。
考えも無しにヘラエサを揃えたら1万円・・・
ヘラエサのブレンドの仕方に見当がつかいない。
行き当たりばったり。
と言う方は
マルキューの釣りエサの本を見れば
釣りに方に合わして色々なブレンド方法が載っています。
しかし
あまりにも多くのブレンド方法が掲載されているので
その通りヘラブナのエサを買うと
気が付かないうちに
エサ代だけで1万円を超えてしまう事があります。
ほぼ無駄遣いで・・・
だとは言いませんが(我のこと・・・)
古くなって使わない餌が
5千円ぐらいになってしまうのでは無いかと・・・。
エサ代はMAX半分の5千円もあればな十分ではないかと思う次第で・・・。
ほぼ半額くらい餌を無駄にした訳です。
と言うのは
本当は現場の状況をみてベストなエサを作る物なのですが
そんなに簡単ではありません。
それより
ブレンドする意味を分かっていれば
エサの数も少なくなり
5千円よりもっと少ないエサ代で抑える事が出来ると思います。
それには少ない種類のエサなりに
効果を試しつつブレンドを試行錯誤する事が大事。
へらエサのトップメーカーのマルキューのヘラエサだけでも
代表的な麩餌とそれに付随するものを合わせると
40種類にもなるのです。
マルキューのヘラエサのサイトであれだけの種類が掲載されるわけです・・・。
それで
これがすべてのブレンド方法という事では無いのですよ。
ヘらエサのブレンド方法は何通り?
圧倒的なシェアを誇る
ヘラエサのトップメーカー マルキューのヘラエサの数は
集魚・調整材 が5種類
底釣りエサ が5種類
つまり団子餌を作る場合だけでも
40種類をブレンドした組み合わせになるのです。
具体的な組み合わせ数ですが・・・
ブレンド 2種類組み合わせ
40×39=
団子エサは1、560通りのブレンド方法
ブレンド 3種類の組み合わせ
40×39×38=
団子エサは59、280通りのブレンド方法
2,3種類の配合で
これだけのブレンドになるのですから・・・
4,5、6種類となっていくと
とてつもない数のブレンドになってしまいます。
それだけではなく
これに配合比を変えた組み合わせまで加味すると
ヘラエサのブレンド方法はとんでもない数になります。
この中から
季節、釣り場、水深、魚の活性に合わして
ベストなブレンドを作る事が
ヘラ釣りを始めたばかりの方にできるでしょうか?
ヘラエサのブレンドは生半可じゃありません!
作ったエサが100点を目指すのは
十分な経験を積んでからの事。
下手に迷うと全然釣れないヘラエサになってしまいます。
もっと選択肢を絞り込んで
いつでも70点を取れるヘラエサのブレンドを目指しましょう。
それには
ヘラエサの本質を知らなければなりません。
ではヘラエサの本質とはどいう物か?
粉末できているという事を理解していただきたい。
ヘラエサとは粉のエサ
ヘラエサは粉で出来ています。
その粉に水を加える事で
2つの重要な性質を持ちます。
へらエサには2つの重要な事は
まとめたエサがバラケる。
エサが重くなる。
団子エサは
経時変化によってこの2たつがメチャクチャ変ってしまうのです。
どんな感じで変わるか
単体でも使えるという事で作られた
バランスの良い
POWDER BAIT HERA(パウダーベイトヘラ) 単品を使って説明しましょう。
POWDER BAIT HERA(パウダーベイトヘラ)の経時変化
パウダーベイトヘラを単体で使っても
ブレンドしたヘラエサでも
経時変化は同じように起こります。
違うのはその度合いです。
パウダーベイトヘラを使って見ると
- バラケ具合
- エサの重さ
が時間が経つごとに変わっていきます。
では
ヘラエサはどのような感じで変わるのでしょうか?
エサの変化はヘラウキに現れます。
ヘラエサの経時変化から解るブレンドの妙味
ヘラエサは時間がたつと
どんどん性質が変ってきます。
どのように変わっていくかと言いますと
軽い→重いへ
バラケる→粘るへ
これをの変化はヘラウキにも現れます。
最初はヘラウキのトップが
①だったのが次第に②、③となり最後には⑤になって
トップが完全に水没します。
ウキは状況を伝える物なのに
①、⑤では困ってしまいます。
何とか②から③の間で留めておきたいですよね。
ではどうするか?
ヘラエサのブレンドは重くして足し算と軽くしての引き算
団子エサは最初
軽くて、 餌持ちが悪いです。
ウキで言うと①。
トップが馴染む前にエサが落ちてしまうと言う状況です。
釣る棚が浅い場合カッツケなら使えますが・・・
(管理釣り場のルールで禁止されている所もある禁じ手?)
棚が深い場合
エサが沈む前にエサが落ちてしまって棚に届きません。
練り込めば重くなって粘るようになりますが
そうなるのは
時間が立つのを待つしか無いのです。
だからと言って
1時間分とか・・・
時間が立つのをジッと待つしか無いのでしょうか?
そこで足し算です。
重くなってバラケないように
重くて粘るヘラエサを加えて上げる。
では
浅い棚の場合はどうすればいいのか?
時間がたって
粘り過ぎでバラケなくなったエサを
軽くする、バラケ易くする為に
引き算のエサを加えます。
軸になるヘラエサを中心に
軽くする=バラケる ヘラエサ
重くする=粘る ヘラエサ
この二つを状況に合わしてブレンドしてあげればい良いのです。
エサを重くする足し算
エサを軽くする引き算
足し算引き算のエサのブレンドを考えれば
迷わずにブレンドが出来るはずです。
ヘラエサ ブレンドの簡単な原則
足し算引き算をしてみる事で
エサを自由に自分なりにどんどんブレンドしてもらって構いませんが
一つだけ守ってもらいたい原則があります。
初回にブレンドするのは足し算のヘラエサだけです。
何が言いたいかというと・・・
という事です。
最初に申しましたが
エサは時間経過と共に重くなりバラケ難くなります。
あえて途中で重くなり粘る餌を加える必要はないのです。
足し算の重くなるエサは
最初のブレンドでしか使えません。
引き算の軽くなる(バラケる)エサ
ヘラエサは時間経過と共に
重く粘るエサになっていきます。
そのまま放っておくと
ウキの馴染み具合が悪くなって
ヘラブナが釣れ難いエサへと変化していきます。
そうならないように
修正する必要があります。
つまり
元に戻してやるという事ですが
これが引き算
軽くするヘラエサの役目です。
ここまでは両団子のエサのブレンドですが
セット釣りで使うヘラエサは
もう一つ工夫する必要があります。
調整エサで粒戦をブレンドに加えてください。
これだけは持っておきたい麩餌(団子餌)
パウダーベイトヘラ
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バラケマッハ
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ダンゴの底釣り 夏
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セット釣りで使う場合の団子エサ(麩エサ)
セット釣りは
ヘラブナを寄せる為の寄せエサ=団子エサ
ヘアブナに食わせる為の食わせエサ=グルテンエサ
の2種類を使います。
団子エサの役目は
ヘラを食わせエサに誘導するのが役目です。
よって
バラたエサは目立ち
そして食わせエサに降りかかるのがベストです。
そこで使うのが
粒戦です。
パウダーベイトヘラ
バラケマッハ
ダンゴの底釣り夏
のブレンドしたエサに
粒戦
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セット釣りで使う食わせエサのグルテン
セット釣りで使う団子エサの考え方は分ったと思います。
ですが
食わせエサのグルテンは少し考え方が違います。
なぜならセット釣りは基本底釣りです。
なので
重いグルテンエサを基準にしていきます。
イモグルテンからの引き算
底釣りなので
早く落としやすいグルテンエサのイモグルテン単体でもいいのですが・・・
水深が深くない時は
早くバラケを抜いて
グルテンだけが針に残るようにしなければなりません。
理由は
団子のバラケエサの方に食いつくので
アタリは有るけど
カラ振りしてしまう状態が起きてしまうからです。
その時にブレンドをするのが新ベラグルテン
抜けが早くなり
空合わせが少なくなります。
それでもカラツンが多く針にヘラブナが掛からない時は
更に抜けが良く針にグルテンが残るようにします。
バラケ易い新ベラグルテンをベースに
グルテンが多いα21をブレンドします。
グルテンエサも配合のルールはありません。
マルキューの釣りエサの本の通りに作るのは間違いはありませんが
エサ代が掛かってしまいます。
少ないエサななりに配合を変えれば
100%のエサではないですが
かなり完成度は上がっていくのではないでしょうか?
両グルテンのブレンド
両グルテンを使う場面と言うのは
メチャクチャ腹が減りまくっている
新ベラを釣る為に使います。
旧ベラを無理に寄せなくていいので
食わせのグルテンだけを使います。
それでも
ある程度バラケて寄せる必要があるので
ボソでヌケがよく集魚性が高い
新ベラでも釣りをしてれば活性が落ちて
その内スレてしまいます。
そいう時は
バラケた後に繊維が残り易く吸い込みやすいα21を
加えてあげます。
逆に活性が高すぎてカラツンが多くウキが安定しない時には
エサモチを良くするため
イモグルテンを加えてバラケを抑える必要があります
考え方団子餌のブレンドを読み返して下さい。
セットのグルテンエサと両グルテンのグルテンエサ
セットで使うグルテンと両グルテンのエサ
共通で使えるようにピックアップしてみました。
いもグルテン
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グルテンα21
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新ベラグルテン
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この3があれば ある程度、状況に合わして
グルテンエサが作れると思います。
まとめると
多すぎるヘラエサ ブレンド方法は果てしない数。
ブレンドの基本的な組み立て方を持てばエサ代が少なくなる。
団子エサの基本的なブレンドは足し算引き算で3種類。
セット釣りの団子エサは3種類のブレンドに粒戦を必ず加える。
セット釣りのグルテンエサは底釣りが基本
ブレンドは重たいいもグルテンを中心に組み立てる。
ヘラを寄せる必要がない両グルテンは新ベラ用。
団子エサで寄せない分グルテンエサはバラケ易い新ベラグルテンを中心に組み立てる。
両団子、セット釣り、両グルテンで使うエサは7種類でエサ代節約。
釣具マニアの報告でした。
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