玉ウキしか知らない人がフカセウキを使う時に知っておきたい事5選

アクセサリー

こんにちは釣具マニアです。



釣り初心者の方に釣りのイメージを聞くと

思い浮かべるのは玉ウキらしい。



あの・・・蛍光色、黄色と赤色で半分に色分けされた丸いプラスチックの玉ウキである。

一般の方がウキと言えば絶対というほどこのウキなのである。

お白州

堤防でファミリーが釣り糸を垂らしているとしたら

大概はこの玉ウキを使っている。



それで

小魚相手のファミリーフィッシングよりもうちょっと、踏みだして

ウキフカセ釣りなどをしたいと思うのようになると・・・

困るのがウキの選び方です。



概念が玉ウキなので

釣り道具屋でたくさんの種類のフカセウキを見て

途方に暮れるのです。



今回の記事は玉ウキしか知らない貴方がウキフカセ釣りに挑戦した時に

基本的に知ってほしい事をまとめた記事です。



これで少なくても釣り道具屋さんで

ウキを目の前にして茫然とすることはありません。

何故ならもうウキの役割が分かるようになってるからです。



それでは 体感的に分かるように

ある日、フカセウキの出来事を話してみましょう。



「むむむ・・・支えきれない (*x_x)

「ダメではないか・・・そのくらいで均衡を崩すようでは Σ( ̄ロ ̄lll) 」

「しかし・・・風が強いからと・・・こうも重たいガン玉を打たれては・・・」

「何を言っておるのだ! お前は 浮力を身に着けたフカセウキではないか!!」

この二人・・・

浮力を扱うフカセウキなのだ。



弟子の名前だが

フカセウキの ジェニーウォーカー 蛍光ラベル 玉ウキ00

(ジョニーウォーカーけいこうらべる たまうき00)です。



そして・・・

その玉ウキの師匠である 糞力牙 必要奈ヨーダ(ふりょくが ひつような よーだ)から

新しいフォースの力 浮力のコントロールを学んでいる。



「玉ウキ 心を澄ますのだ
さすれば ウキ下の出来事が お前の体に現れるのだ ( ̄ー ̄)

「むむむ」

額に汗を浮かべて 微妙な浮力を調節しようとする玉ウキ!



「ダメだ・・・」

絶妙な浮力が調節できない・・・

ブクブクブク タイトウ ブク・・・。



「諦めるな! ほんの少し浮力を上げるのだ」

「わ、分かりました!・・・」

ポッコン!!

急速に浮き上がってしまった玉ウキ浮力を上げ過ぎたようです。



「この安物め! ガン玉Bの残像浮力もコントロールできないとは・・・」

「すいませんでした」

「もう一度、3Bからやり直してみるか?
玉ウキ すでにお前の周りには 釣研とキザクラに席巻されておるは
すでに00の繊細な浮力を正確に操るものが多数出ておるのに!」

「・・・・」



「これほど浮力の扱いが雑だとは・・・浮力があればいいではないかという暗黒面に捕らわれてしまうぞ!! コ~ホ~、コ~ホ~」

「師匠! 私は暗黒面に落ちるつもりはありません
必ず浮力の力を身に着け0浮力の精緻なフォースを身に着けまず」

「よく言った、玉ウキ!」

「イエス!」



「それではおぬしの浮力で全層を見事コントロールしてみろ
それでは浮力0をマスターするのじゃ!!」

「えっ~ いきなり0ですか!」

「そうだ、ガン玉もなし、潮受けゴムだけで操るのじゃ!!」

「・・・・」



「どうした玉ウキ 先ほどの覚悟とやらは方便か」

「いえ、そのような事は・・・」

「ならば、ばやれるであろうが」

「・・・・」



「臆したのか玉ウキ、貴様、このままでは 浮力がいい加減な激安ウキと同じになるぞ
むざむざと釣研とかキザクラに
メジナをかっさらわれるのを見ている訳ではあるまいな」

「わかりました」

覚悟を決めた玉ウキ、Bのガン玉を外して潮受けゴムだけになりました。



「集中するのじゃ玉ウキ、浮力の力を感じるのじゃあ~~~」

浮力の均衡を保ちながらも、余裕がないは玉ウキの体が

ガクガク、ブルブルと揺れております。



すると・・・

海面にさざ波が立ち始めました。

いままで凪だった海に風が吹き始めたのです・・・。



「か、風が! (꒪꒪)

「風ぐらいで動揺するな玉ウキ」

「しかし、師匠ヨーダ」

「言い訳は無用だ・・・潮受けが沈んでいくのをこの目でしっかりと見るのだ
(ΦωΦ)フフフ… 」

「ああ・・・もしかして (((゜Д゜;)))



「見えるであろう黄色の潮受けがゆっくり沈むのを ( ̄^ ̄)ゞ

「み、見えます・・・ (|||O⌓O;)

「見事 潮を捉えて、底まで探ってみせ~~~い」

「ハッハ~」

「これにて一件落着~」



エンディングテーマ

ウキを愛して~ ウキは重さ乗せる~ ♪(*´○`)o¶♪

そのと~~き メジナは~エサを食わえて沈む~がいいさ~~ ♪(*´○`)o¶♪



バカなの・・・。 (꒪ཫ꒪; )



フカセウキの涙ぐましいまでに浮力を均衡させようとする努力

を感じ取っていただけたでしょうか?



フカセ釣りはウキの浮力を上手に操る事。

魚に違和感なく、つけエサを食べさせアタリを出させるには必要なのです。



それではフカセウキを扱う上で知っておきたいことを書き記しますので

引き続き読み進めていただければ幸いです。

状況とウキの浮力の使い分け

ウキ釣りで玉ウキを思い浮かべる人がフカセ釣りをするとなると

ちょっと 面倒くさそうに思えるかもしれない。



玉ウキ=初心者だからです。



それではそのような方がウキフカセを始めるに当たって知っておきたい事

5選の説明をしていきたいと思います。



知っている、知っていないでは釣果が全く違うので

ウキフカセ釣りを始めるにあたって

下記の5選を参考にしてウキフカセ釣りをしてください。



1、ウキの浮力と状況による使い分け
2、ウキに表示されてる記号の意味
3、フカセ釣りの仕掛けとフカセウキの浮力
4、ウキフカセには潮受けゴムが無くてはならない物
5、最初はアタリウキに頼ろう


1.ウキの浮力と状況による使い分け

フカセウキの浮力5種

0、G2、B、B2、B3をピックアップしました。



フカセウキにはそれぞれ与えられた浮力があり

その 使い分けが必要だからです。



ですから

形とか大きさを変えるより

まずは浮力違いで揃えることをおすすめします。



使い分ける状況は3つありまして。

水深距離があります。



どのようにして

3つの状況と浮力の使い分けるかですが

まとめた物が下記のようなものになります。

水深

              浅い      深い 
             0 G2 B B2 B3

水深が浅い棚、または根回りでは仕掛けを軽くして根掛かりを避けたいために

0からBまでを状況に合わして使い分けます。



中層から深場まではB2からB3を使用します。



             凪        強い 
             0 G2 B B2 B3

ウキの浮力は風の強い日は浮力が高い、風が凪の日は浮力の少ない物を使い分けます。



距離

             近い       遠い 
             0 G2 B B2 B3

足元に比べてウキとの距離が遠くなるほどウキが馴染みにくくなるので

遠いポイントを狙い時には重いガン玉を打ちます。



3つの状況から仕掛けのなじみやすさに合わして

ウキの浮力の使い分けが必要です。

2、ウキに表示されてる記号の意味

出典 Amazon

フカセウキには記号が印字されていて

これはロゴ等ではなく、そのウキの浮力を表すものなので大変重要です。



ガン玉の重さ=ウキの浮力

なので

ウキに表示されてるのは

このウキに使用できるガン玉の総重量と思ってください。



なので

よく使われる浮力のウキをまとめてみました。

もし初めてフカセウキを買うなら

この5種類の浮力のフカセウキから揃えたほうが良いです



表示 0=ガン玉無し/潮受け・ウキストッパー

  • 水深が浅い(1m~5m)。
  • または根回りで根掛かり回避するときに。
  • 軽い仕掛けを流すのに向いている。
  • ウキ止めゴムのみでガン玉を打ちたくない時に使用。
  • つけエサをゆっくり沈めて行くときに使用。
  • 全誘導仕掛け。


G2=ガン玉G2

  • 水深(1.5m~5.5m)
  • 風があり仕掛け馴染みが悪い日。
  • 中層を探るために。
  • 全誘導仕掛け。


B=ガン玉B

  • 水深(3m~6m)
  • やや遠目のポイントを攻めるの時や風が強い時。
  • 全誘導仕掛け。


B2=ガン玉B2

  • 水深(3.5m~6.5m)
  • 遠投してポイントを探る時 。
  • 半誘導仕掛け 中層~深場。


B3=ガン玉B3

  • 水深(4m~7m)
  • 遠投して深場のポイントを探る時 。
  • 半誘導仕掛け 中層~深場。


最初から浮力違いでウキを揃えて使い分けた方が

色々な状況に対応できるし

フカセ釣りの上達が速くなり魚も釣れるようになります。



まずは5種類ぐらい揃えてから始めよう。

3、フカセ釣りの仕掛けとフカセウキの浮力

フカセ釣りには色々な釣り方がありますが、

玉ウキしか知らないような方は

  • ウキフカセ釣り 固定仕掛け
  • ウキフカセ釣り 半誘導仕掛け
  • ウキフカセ釣り 全誘導仕掛け

3つの仕掛けを理解して使い分けてください。

ウキフカセ釣り固定仕掛

浅場用

固定仕掛けは玉ウキでしか釣りをした事が無い人にとってはなじみのある仕掛け。

ウキを固定して決められた棚(水深)を探る事では同じだからです。



風の影響を受けにくいので初心者には扱いやすい仕掛け。



玉ウキはウキの足をゴム管で固定してウキ下を決めるが

出典 Amazon

ウキフカセの固定仕掛けはウキ止めとウキ止めゴムで挟んでストッパーとします。

またウキ止めゴムスナップ付きサルカンまで戻すことで半誘導仕掛けになります。



風の影響を受け難く浅い棚を探るには適していますが

玉ウキと違いフカセウキの重量は普通は9gぐらいはあるので

飛ばす事ができるので探れる範囲は断然広い。



とはいえ

ウキ下を固定する事では同じなので、竿以上の棚を狙う事はできないので

使い所は浅場です。



固定仕掛けは初心者が扱い扱い易いと言うのは

気にする状況が潮の流れの強弱、コマセの同調ぐらいで

安定して同じ棚を流しやすいからです。



複雑な状況では釣り辛い事もありますが・・・。

それに関しては少し改善することができます。



後ほど5、最初はアタリウキに頼ろうで説明します。

ウキフカセ釣り 半誘導仕掛け

深場用

ウキをウキ止めゴムで半固定。

ウキ上部だけにウキ止めを打つだけなので

魚が掛かってもウキはストッパーまで動きます。



そのために

竿の長さの制約を受けないので深さの制限がない。

ウキは仕掛けに重量を持たせるために浮力の大きいウキを使用するので深場が攻めやすい。



ウキフカセ釣り 全誘導仕掛け

浅場から深場までの全層

めっちゃつ釣れます・・・それで結構ハマりました。

最近は魚が居るけど、中々口を使わない。

ゆっくり自然につけエサを落とす事でやっと口を使う魚が増えてますよね。

漁港、堤防で渋いな・・・と思ったら全誘導をおすすめします。



玉ウキの仕掛けに比べて全誘導は全く異次元の仕掛けです。

それもそのはず・・・。

ウキを全く固定しないからです。



ウキを固定しないため

つけエサは落下するのに任せます。



つまり、落ちていく棚は全部を探れるという訳。



ここで一つ心配事が

ウキ止め無しで・・・魚のアタリがウキに出るのか!

というと・・・



これが出るんですね。



道糸がウキの中を通る中通し仕掛けなので

ウキを支点として水中にある道糸と外にある道糸には角度が付いてます。

魚がつけエサを咥える事で道糸は引っ張りますが

角度が付いている道糸とウキには摩擦が発生するんですよ。

この摩擦がウキを留めがなくてもウキにアタリが出る仕組みなのです。



ですから・・・浮力が少ない0~Bまでを使うんですね。



なんにしても、

全誘導は魚がエサを捕食する棚がすべて探れてしまう素晴らしい仕掛けです。

つけエサの落ち方も自然で魚が良く釣れる仕掛けなのでぜひマスターしましょう。



全誘導仕掛けのフカセウキは 00からBまでの浮力のウキを使用します。

全誘導に使うフカセウキ 与浮力の有り無し

全誘導で使うフカセウキの浮力を区分すると

与浮力のあるなしで使い方が別れます。

  • 00、0 与浮力がない
  • G2、B 与浮力がある


00、0与浮力がないフカセウキ 

00は針の重さでギリギリ水面に程度の浮力:

  • 藻場、根周りを探る時。
  • ヨリ戻しもウキ止めもなし、針とつけエサのみで沈める。
  • 潮が動かない時の水深5mより上の棚を狙う時。


0は小さいジンタンぐらいの浮力:

  • 竿1本半ぐらいの浅場より上 風が少ない。
  • ウキストッパーのみでゆっくりつけエサを落としていく時に使う。


G2、B 与浮力があるフカセウキ 

G2のガン玉を打って少しだけ残存浮力が残るウキ:

  • 中層~深場まで


Bのガン玉でもウキが完全に水面上にある浮力:

  • 波があってウキが見づらい。
  • 水面上にウキを出しておきたい。
  • ゆっくり落としてつけエサを取られるので 早く落としたい時に使う。

4、ウキフカセには潮受けゴムが無くてはならない物

ウキ以外にウキフカセ釣りには重要なものがもう一つあります。

ウキストッパー、または潮受けゴムです。



役目自体はほとんど同じですが・・・

色々な役目を担ってるので非常に需要です。

具体的には



  • ウキを傷つけない。
  • ウキが抜けない。
  • 潮を受けるようにする。
  • ウキを固定する。
  • 仕掛けが沈下してるかどうかの目印になる。


小さいゴムですがこれだけの役目をこなしてるんですね。

やっぱり重要な小物なのであだやおろそかにしないようにしましょう。

固定、全誘導、半誘導仕掛けすべての仕掛けで必須です。



仕掛け馴染みが凄く良くなるなど多くのメリットがあるので

皆さん仕掛けに取り入れるようになりました。



潮受けゴムに関して詳細な記事はこちら。



なんか・・・色々と面倒くさいですよね

だからウキフカセは面白いとも言えますが・・・。



初めてのウキフカセでは状況を組み合してベストな仕掛けを作るのが難しい。

状況に合わしてアタリが出し易い仕掛けを作れるのかと 思ってしまいますよね・・・

これでも表面的な部分だけなので

徐々に慣れるしかないです。



潮の流れ、風、つけえさの落ち方、つけエサの同調は経験するしかないのです。

でも心配しないでください。



経験不足でもそのような時は無理せずアタリウキを使うのがベスト!

何にしても釣りながら楽しんで

釣りをステップアップしてください。

5、初心者はアタリウキに頼ろう

食い渋りの時は色々と工夫してもつけエサをすぐに離してしまう為

ウキにアタリが出しづらくなります。



人が多くて絶えず攻められてる所は

魚もなかなかアタリを出す様に餌を咥えてはくれません。



ウキフカセ釣りの経験豊富な人であれば解決策があるかもしれませんが・・・。



そんな時に一番の解決策がります。

初心者は素直にアタリウキに頼りましょう!
出典 Amazon


使い方は

出典 Amazon

固定仕掛けにしてアタリウキを付けるのが最も効果的です。

専用の小さい棒ウキもありますが シモリ玉などで十分成果が上がりますよ。

出典 Amazon
シモリウキ Amazonはこちら

初心者が最もやり易い対処法ですので試してください。

ウキフカセの浮力の意味

ウキの浮力の持つ意味を理解していただけたでしょうか?



色々な状況に合わしてウキの浮力を選択するのですから

浮力自体が狂ってしまってると計算通りに仕掛けを馴染ませることができません。



ここが激安のフカセウキと釣研を代表とする高価なウキの違うところです。

激安ウキは浮力がいい加減

浮力で使い分けるのに浮力表示がいい加減では

計算した通りの事が実行できませんよね。



それほど浮力精度が重要なのに

激安フカセウキは浮力表示が狂ってるんですよ。



使ってみてガン玉を載せてB2の表示だけど実際はG2かな・・・・。

みたいな狂い方までしてる物もありました。



それで、キザクラとか釣研を使うんですけど

やっぱり高いですよね・・・。

激安ウキでも浮力の精度があっている。

ウキの浮力表示に対して実際の浮力にバラツキがある激安ウキ。



ちょっと前までは大きくバラついた激安ウキですが・・・

釣具量販店のオリジナルフカセウキですが精度がマアマアでした。



釣研、シマノ、キザクラは安くて1800円、高い物は2000円以上もします 。



それに比べたら精度は少し見劣りしますが

釣具店オリジナルフカセウキとしては別格の浮力精度ですよ!



3分の1の価格は

これから浮力違いでウキを揃えようとする初心者の方にとっては

ありがたい事です。



ISO GEAR アームズで精度が高いと評判のかめや釣具店のフカセウキ

そのインターネットブランド ファイブスター

オリジナル フカセウキです。

出典 Yahooショッピング
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デュエル(DUEL) TGウェーブマスター

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フカセウキのベストセラーです。

デュエルは安いのに質が良く お使いの方から浮力も精度が高いと評判です。



耐久性は激安ウキと比べるとかなり高くロストしないならこちらの方がお買い得。

1000円以下のフカセウキとしては

サイズなども含めてバリエーションが多く

品切れが少ない安定供給のフカセウキです。

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まとめると

フカセウキの浮力は風、水深、距離で使い分ける。

フカセウキの浮力は固定仕掛け、半誘導仕掛け、全誘導仕掛けで使い分ける。

最初は浮力が0、G2、B、B2、B3の5種類のフカセウキを揃えよう。

激安ウキは実際の浮力にバラツキがあるが価格は釣研に比べて1/3以下。

激安でも浮力精度まあまあの物がある。

初心者はかめや釣具か デュエル(DUEL) TGウェーブマスターの ウキがおすすめ。



釣具マニアの報告でした。

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