変な魚おじさんが使う100均出刃包丁、釣り場で魚を捌くのに使える説

釣り場ご飯

こんにちは釣具マニアです。

YouTubeで有名な「へんなおじさん」が使っている出刃包丁

この出刃包丁は100均の出刃包丁なんです。



へんな魚おじさんの本職は魚屋さん。

えっ! プロが使うって高い包丁じゃないの?

そんなことないです、魚の下ごしらえをする位なら使えます。



そして少しカスタマイズするなら。

釣り場で魚を捌いて刺身にできちゃうんですよ。

ある意味最高の包丁かも知れません。



某堤防にてサビキでアジを釣っていた時の事です。

やっと暑さから抜け出した初秋。

ふと空を見上げると雲が高い。

今日は釣り上げたアジを捌いてアジのタタキで昼食をなんて考えています。

ちょっと安かった小型の出刃包丁とまな板、ご丁寧に骨抜きまで持参して準備はバッチリです。

ただアジが釣れないとこの計画もおじゃん。



サビキ釣りでアジを狙って30分後。

なんと20cmのアジが釣れてくれました、その後6匹ほど追加。

これで本日のおかずは何とか調達完了、ほっと一息です。

さて、氷で閉めていたアジを捌こうとしていると、そこにおじさんがやってきました。



「君、君、ここでアジを捌くのかね」

「ええ、昼飯にアジのタタキを食べようかと」

「釣り場でアジのタタキを食べるなんて君も変だねえ」

「そうですか・・・」

「これからアジを捌くのかな?」

「ええ・・・」

おじさん釣具マニアが釣ったアジを一匹持ち上げると頭の上に乗せて・・・。

「ちょん髷Ψ( ̄∀ ̄)Ψ

「・・・・( ̄■ ̄)」

「がび~ん、受けない(°◇°;)

変なおじさんです。



「・・・・」

「私も包丁もって来たぞ」

さらに絡んできます・・・いったいなんなんでしょうか?」

「はあ・・・(_ _|||)

「アジが食べたいな~(¬з¬)σ

「アジが欲しいなら持って行ってください」

どうやらアジが欲しかったようです。

「アジのタタキが食べたいな~(¬з¬)σ

なんか変なのにまとわり付かれました・・・。



「そうですか・・・アジのタタキを作るので、お渡ししますよ」

「うんうん( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄■ ̄)」

なんか目的があるのでしょうが・・・。

「所で貴方は誰なんですか」

「私か?私は変なおじさんだ! Ψ( ̄∀ ̄)Ψ

「・・・・ ( ̄■ ̄) 」

「がび~ん、う、受けない (°◇°;)

「受けるか!!Σ( ̄ロ ̄lll)

無視してアジを捌く事にします。



頭を落として三枚に下ろす、そして皮を手で引く。

「君、君の使っている包丁はちょっと、残念な包丁だな」

「そうですね~、3000円位の安物ですけど」

「私の包丁で捌かせろ」

何がしたいのやら・・・。

「はあ・・・どうぞ」

変なおじさん、バックの中から金襴豪華な生地で包まれた物を取り出した。

どんな包丁が包まれているのでしょうか?

生地を広げて取り出された包丁・・・。

包丁の側面にはGalaxy ??

「100均包丁じゃねえんかよ!!(# ゚Д゚)つ

「なんだ、声を荒げて・・・感動したのか?(o・_・)ノ

「なめてんのか爺!!
そんな、クソ安い刃がないような包丁で魚が捌けるか!  (# ゚Д゚)つ

「そうです私は歯がない変なおじさんですΨ( ̄∀ ̄)Ψ

「・・・・( ̄■ ̄)」



「ではこれから失礼してアジを捌かせていただきます・・・・」

「・・・・( ̄  ̄)

あれ??

動きません・・・。

「ふぁわ~お早う!Oo。。( ̄¬ ̄*)

「寝るんじゃねえ!(# ゚Д゚)つ



「何だ! 短気な奴だな、私は変なおじさんだぞΨ( ̄∀ ̄)Ψ

「うるせえ!早く捌け!!」

「ハイハイ・・・本当に短気だな・・・ブツブツφ(.. )

変なおじさん、アジに包丁を入れて捌きだしました・・・。

ところが・・・すぱすぱ切ってあっという間に3枚下ろし。

本当に100均の包丁なのでしょうか?



「あの、その包丁は本当に100均包丁ですか?」

「これか?これは変なおじさんが使っている包丁だ」

どや顔



「変なおじさん?」

「知らんか、愚か者め、YouTubeで有名だろう」

「そうですか知りませんでした・・・」

「この包丁は私がM78星雲でカスタマイズしたのだ」

えへへ顔

「・・・・ ( ̄■ ̄) 」

「私は変なおじさんです! Ψ( ̄∀ ̄)Ψ

「聞いてねえよ!(# ゚Д゚)つ



「本当の所は刃先を2段刃から1段刃に研ぎなおして薄くしたのだ」

「なるほど・・・」

「刃を薄くしだけに、私の影も薄くて目立たない(。´-д-)

「十分目立ってんだろう!(# ゚Д゚)つ

「所で君、ご飯は何処にあるのだ?」

「レトルトですけど温めてます・・・」

「ふむ・・・・」妄想中



「味噌汁はあるのか?」

「インスタントですけどお湯沸かしてますが・・・」

「ふむ・・・・」妄想中



「できたな! アジのタタキ定食、おしんこも付けてね( ̄▼ ̄)

「あんた何様なんだよ!!(# ゚Д゚)つ

「私か、私は変なおじさんですΨ( ̄∀ ̄)Ψ

馬鹿です・・・。( ̄ー ̄;



ご飯が炊けると、へんなおじさん、アジのタタキ定食でお腹を膨らませると何も言わずに帰っていきました・・・。

ただ変なおじさんが使っていたダイソーの包丁が使える事が分かったのは収穫です。



100円で買える包丁・・・。

なくしても、酷使して、荒く扱って刃が欠けても構わないらしいです。

短い時間だけ切れれば良いらしい。



切れなくなったら、研いで酷使して、

壊れたら使い捨てにすれば良いと変なおじさんが言っていました・・・。

私は変なおじさんの方が要りませんが・・・。



「包丁1本さらしに巻いて~
人にたかるのも~変態修行~♪

遠くで変な歌が聞こえてきます・・・。



YouTubeで有名なへんな魚おじさんが使っている包丁

皆さんはYouTubeで魚屋さんが魚を捌いてる動画見たことがありますか?

「変な魚おじさん」で検索すれば見れると思います。

魚屋さんだけに魚の捌き方は上手いですね。

この「変なおじさん」が使っている包丁がダイソーの包丁なんです。



ダイソーの出刃包丁

ダイソーの出刃包丁は安くて、ステンレスの全鋼を打ち抜いて作られた包丁です。



安いだけに刃先の強度はありません。

そいて、すぐに刃先がなまるので刃先は2段刃になっています。

本当にこんな包丁が使えるのでしょうか?



釣り場でアジなどの小魚を捌くのに向いている

釣り場で物を無くされた事がありませんか?

1万もする包丁なんか持ち込んで無くしたらショック大きいですよね?

また鋼の包丁は海水が付くと瞬殺で錆びてしまいます。

使い終わった後のメンテナンスも外じゃできないですよね。



それでは釣り場で魚を捌くのはどんな包丁がよいのでしょうか?

ダイソーの出刃包丁は安くてもステンレスです。

錆びには強いので海水が掛かってもへいきですよね。



家で魚を捌く包丁と釣り場で捌く包丁の使分けをすれば良いんですよ。

釣り場では錆びなくて、無くして平気なダイソー出刃包丁を使いましょう。



ダイソー Galaxy出刃包丁をカスタマイズ

「変な魚おじさん」はダイソーの出刃包丁を使っていますが彼はプロです。

魚を捌く技術があるので、包丁に頼る必要が無い。

そして

毎日大量の魚を捌くので、ある期間だけ使えれば十分と言う考え方です。



一般の方はダイソーの包丁を使っても技術が無いのでさばけません。

一般の方が使って「へんな魚おじさん」のように捌けるかというと捌けないと思います。

理由はダイソーの100均で出刃包丁は刃先が鈍角で、

刃先もグラインダーで研いだだけなのでこのままでは使い物になりません。



刃先は荒砥石で研いだくらいの切れ味しかないんですね。



買ったままの状態で魚を捌くと身がグズグズになったしまうと思いますよ。

その為一般の方でも、魚が捌けるようにカスタマイズします。



ダイソーの出刃包丁を2段刃から一段刃にする

ダイソーの出刃包丁は2段刃になっています。

このため刃先が鈍角になっているので2段刃から1段刃に修正します。


まともな出刃包丁はこの作業は大変ですが、安いだけにダイソーの出刃包丁の刃は柔らかい。

砥石を当てれば簡単に削れて1段刃にする事ができます。

(刃先の糸刃を落とす作業)



これで刃が鋭角になるので刃先が鋭くなり切れる包丁になります。



カスタマイズに必用な砥石

2段刃を1段刃に直すには荒砥石があれば荒砥石で研ぎましょう。

荒砥石が無いなら一番使われる1000番の中砥石でも十分です。

歯が柔らかいのでそんなに苦労しなくても一段刃にできます。

ただこの段階で1段刃にしてもまだ使えません。



まだ刃先がギザギザなので今度は仕上げ砥石5000#で研ぎましょう。

少しけれ味は劣りますが2000#でも研ぎ上げれば完成します。

これで魚は捌けますがカミソリみたいな切れ味にするなら5000番の砥石で研ぐことをおすすめします。


砥石について

柔らかいステンレスを使っているので、安い砥石でも研げてしまいます。

(スーパー、ホームセンターで売っている茶色の砥石)

ただまともな包丁は刃が硬いのでこの砥石では研削力がなく、時間が掛かります。

持っているなら別ですが、

セラミック砥石、刃の黒幕を使えば硬い鋼もすぐに刃が付く優れ物の砥石です。

できれば砥石はまともな物をそろえましょう。



どんな切れる高額包丁も最終的には刃がなまります。

研げればダイソーの包丁でも切れるようになりますが、

研がなと1本5万の包丁でも切れなくなります。

包丁は砥石で研いでこそ何ぼなんです。



砥石の組み合わせ

一番使うシャプトンの刃の黒幕1000#を軸にして砥石を揃えるのが良い

荒砥石があれば荒砥石から使って1段刃に落とす。

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1000#は必ず使う。

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シャプトンの刃の黒幕 5000で仕上げよう

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もっているなら、少し切れ味が劣るのが2000#でも中砥と仕上げ砥石を兼ねる事は可能

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シャプトン刃の黒幕を1000#、5000#の組み合わせは包丁を研ぐ基本。
シャプトンの砥石は職人から一般家庭の包丁を研ぐ人が一番使う砥石です。
理由はすぐに刃が付く研削力、短時間で研げるからです。
持っていれば職人がプロが使うような和包丁から洋包丁まで使えるように研げる。


ダイソー100均一包丁のメリット・デメリット

メリット

  • 釣り場でなくしても100円(一番重要)
  • 刃が安物で柔らかいだけに研ぎやすさはピカ一
  • 片刃で裏は裏押しがないフルベタな出刃包丁なので研ぐ技術がない初心者でも気にせず研げる。
  • 5000番で研いだ包丁はかなりの切れ味
  • 厚さが薄いので、本出刃に比べて皮引きが、引き切りがやり易い。
  • 錆びない


デメリット

  • 切れ味が長続きしない。10匹で終了(一番重要)
  • 裏刃がフルベタのフラットなので切った時くっ付きやすく、抵抗がある
  • 本物の包丁に比べれば、切れ味は劣る。
  • 小魚でも硬いカワハギなどを捌くと 刃が簡単に落ちる。


あると便利、釣り場で魚の捌ぐ道具

ロールテーブルあると便利

意外と考えていないのは魚を捌くポジションです。

地面にまな板を置いても捌けますが、非常に捌きにくい。



キャンプ場みたいなところで、安定した礎石みたいな物があればよいですが、

無いのならロールテーブルなどがあれば捌きやすい。

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アジのタタキを作るなら骨抜き

アジのタタキを綺麗に作るなら骨抜きがあると便利です。

血合い骨に沿って落としてしまえば骨を抜く必要がありませんが・・・。



縦に半分になってしまうので小さいアジだとタタキにするには身が小さくなってしまいます。

20cm以下くらいのアジでタタキを作るには骨抜きを用意しましょう

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まとめると

  • 100均一の出刃包丁は研げば使える
  • 2段刃を1段刃に落として使おう
  • 砥石はシャプトン1000#を中心に揃えよう。(砥石は家庭で捌く時にも重要)
  • なくしても、100円で買える
  • 切れ味は釣り場で捌く分だけもてば良い。

釣り場で新鮮なアジのタタキを熱々のご飯で食べてみましょう!



釣具マニアの報告でした

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