こんにちは釣具マニアです。
海釣りをしていると、サヨリが湧いているのを目にする事があります。
この目に見えるサヨリ。
いざ釣ろうとするとなかなか釣れてくれません。
答えはサヨリがいるレンジ(層)が合ってないからですね。
サヨリのレンジは表層ですが本当にレンジが合わないとサヨリは釣れません、
しかもです、最初からサヨリ狙いで大層な仕掛けを持っていった時に限って姿かたちも見えなかったりします。
要は姿が見えた時だけ即座に対応できるような、
携帯性がよくシンプルで効果的なもがあればサヨリが湧いているときに対応できるのですが
そんな物ってありますか?
あるんです、磯釣りの全層仕掛けに使うななめ浮き。
コイツを釣り道具入れに忍ばせて起きましょう。
ななめ浮きがあるとサヨリが釣れますよ。
磯竿一本持って、フラット釣りに出かけた。
浮きフカセで何かが釣れたらいいな~なんて思いながらの釣行なので
気楽なもんである。
目の前には風もなく波も穏やかな海が広がっていた。
コマセも打たないでオキアミ一つで針先に付けて流してみるのだが魚の反応がない。
あまり釣れないので釣り場を移動する事にした・・・。
次は小場所であまり人が入れないところだが、先客が二人ほどいた。
白いニッカポッカに綿シャツ、後ろには索敵と黒字で刺繍してある・・・。
ちょっと嫌な予感がしたが、また移動する気にはなれない、水面に魚の気配が漂っているのだ。
「すいません、ここ空いていますか」
「ここですか、空間は空いてます」
「・・・・す、すいません入ります」
なにやら言い方が微妙にずれている感じがするが・・・
ポイントに入る事にした。
仕掛けを作っていると・・・。
「漂っているぞ~ 右32度 に不規則な電磁波あり」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「捉えたぞ」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「敵のレンジキープはOK」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「右からもっと強い影が接近中・・・」
「あの~~」
「ピコン・ピコン・ピコン」
自分でアラート叫ぶのは止めて欲しい。
「すいません、もう少し静かに・・・(*x_x)」
「ブブウ~ブブウ~」
もう口をすぼましてアラート叫ぶなよ。
「・・・・( ̄■ ̄)」
「早期警戒態勢に入れ、射程範囲に入り次第攻撃する、アスロックランチャーの準備はいいか?」
「・・・・・( ̄■ ̄)」
「射程圏に入りました」
コマセバケツから柄杓でコマセをばら撒くと・・・
「・・・・( ̄■ ̄)」
「射出!!」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「ドピュッ!」
「敵、編隊の斜め45度に着弾!!」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「投下弾の飛翔状況を確認しろ!!」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「ハッ!浮き正常、リーダーレンジ正常-10cm 潮上から1m以内に散布確認」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「よし!索敵終了後、シモリマーカー1個追加、レンジを修正せよ」
「ハッ了解であります」
「・・・・あの~お二人さま何を~Σ( ̄ロ ̄lll)」
「ああ、君か今、索敵中なんだ」
「何を索敵して・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)」
「サヨリに決まってるじゃないか」
「サ、サヨリですか・・・| ̄ω ̄A;」
「君、サヨリの群れを索敵、レンジなどを調査してミリ単位調整レンジキープがサヨリ釣りの王道!」
エッヘン顔
「・・・・ミリ単位ですか・・・」
「君も、もう少し繊細にアプローチしないとサヨリは釣れないぞ」
「今、25cmぐらいの釣れましたけど・・・」
「・・・た、た、たまにはそういう事もあるが、何を使ってサヨリを釣っているのだ」
「・・・・ええと・・・ななめ飛ばし浮きですよ」
「ななめ飛ばし浮きか・・・知っているぞ、確か第5世代の浮きだろう」
「いや、いや全層に使う浮きで昔からあります。」
「それはどういう兵器なのか」
「兵器じゃなくて全層用の浮きなんですけど・・・」
「何~ 全層だとそれは全天候型レーダーということか」
そんな話をしていると隊員の一人が血相を変えて報告に走って来ました。
「隊長!索敵範囲からサヨリの影が消えました」
「何だと早く見つけ出すんだ、常に補足しておけ!!」
「隊長! もしかしたら卑怯にも新しくポイントに進入した敵艦隊の新兵器かもしれません」
「なんだと!!」
「あっ、レーダーに反応、長距離弾道弾が発射されているようです」
「長距離弾道弾の使用は漁港条約で禁止されているはずだ!!」
「それが・・・」
「抗議してくるぞ」
ニッカポッカの二人組み遠投カゴを遠くに ぶん投げている人に注意勧告に向かいましたが・・・
「君、ここの漁港の条約を知っているか?」
「漁港の条約???何それ」
「ここでは50m先以上にコマセかごぶち込んじゃダメ条約が締結されているのだぞ!!」
「おっさんたち誰よ!」
「私は第3艦隊 24索敵艦 艦長 策田ほら蔵だ さっくー と呼んでね えっへん!」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「何言ってんだよ、邪魔だから向こうに行けよ(# ゚Д゚)つ」
そんこんなで揉めてますと・・・携帯からなにやら連絡が入ったのか隊員さんが顔を青くして
「艦長!エマージェンシー発令!!ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ」
「どうした」
「先ほど入りました情報によりますとサヨリが遠投コマセ仕掛 大陸間弾道弾発射の為はるか沖合い南南西に移動」
「当方での作戦行動は困難な状況になりました」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「クソ!!ここはでは戦況が不利だ!一時撤収!」
「了解」
「・・・・( ̄■ ̄)」
なんだったんでしょうかあの二人組みは結局モタモタしている間、サヨリを1匹も釣っていません。
サヨリがいる時サッサと飛ばしななめ浮きを投げて釣ってしまえばいいものを
大げさに騒ぎたてて・・・。
サヨリを見つけたら、タックルに忍ばしてななめ飛ばし浮きを使って表層のサヨリを素早くしとめましょう。
堤防で表層付近のサヨリ釣り
堤防でたまに見かけるサヨリ。
このサヨリですが、いざ釣ろうとすると簡単に釣れてくれません。
コマセも撒いて、サヨリが大量に寄せているのにです・・・。
また、こんな光景も良く見られます、同じ人ばかりサヨリが釣れている・・・。
大量にサヨリが湧いていれば他の人にも釣れても不思議はないと思いますが・・・。
これってサヨリが極端なほど表層を意識しているからなんですよ。
レンジが大事なサヨリ釣り
サヨリ釣りは表層を釣ることが大事です。
コマセを一生懸命撒いたとしても、サヨリからレンジ(層)を変えてくれることはありません。
ナナメ浮きを使ったサヨリ仕掛けはルアーフィッシング
フロートタックルの仕掛けです。
これをサヨリ用に変えると
- ルアーロッドの変わりに磯竿使用。
- ジグヘッド代わりに袖針3号から5号
- ワームから餌はジャリメ、ハンペンをストローで抜いた物、オキアミ(真直ぐに針付けする)
- 水面ベッタリを意識してるようならリーダーにシモリウキを入れる
基本的なことは何も変わりません少し入れ替えるだけです。
磯釣りの全層仕掛けも似たようなもので、浮きの反応より手元に来るアタリで魚を掛けます。
あとはアジング、メバリングと違い表層だけを狙う、仕掛けがレンジをキープするので初心者でも釣れて、手元に来るアタリは楽しい。
レンジを合わせるのは貴方なのです。
サヨリのレンジは表層です、だから仕掛けは沈ましてはダメですね、そしてタルましてもダメです。
サヨリに備えろ!ななめ浮き
ただ、サヨリがいつも釣り場にいるとは限らないですよね
そうです、サヨリは神出鬼没です、というか青物自体が進出器没ですが・・・。
船で魚の群れを追いかけるならいざ知らず。
おかっぱりは魚の群れを選べません。
だからこそ見つけたときにこそ素早く対応できる仕掛けを忍ばせて置くことが必用です。
これをしている人としてない人では釣果が結構変わるんですよ。
サヨリに素早く対応するには
ななめ浮き一つとシモリ玉を釣り道具箱に忍ばせておく。
サヨリがいたら取り出して使ってみてください。
だってフカセウ浮きとシモリ玉ですから、忍ばせておいても場所をとらないし邪魔にならないでしょう。
サヨリは表面に餌が無いと釣れません。
ななめ浮きは遠くに飛ばす役割と表層に付けエサをキープする役割があります。
ただななめ浮きだけでは付けえさが沈んでしまうので、仕掛けを引いて餌を浮かします。
またサヨリが群れているような所をピンで狙う時
付けエサに近いハリスにシモリ玉を付けて停止中でも付け餌が表面を漂うようにします。
まるで表層を引くルアーフィッシング
ところで釣具マニアはシモリ玉を打ちません。
飛ばしななめ浮きを投げて、仕掛けを巻いてるときに手元にガン!!と来るアタリが楽しいからです。
だって表層を引き波立てて、後ろに付いて来たり、サヨリを掛けた時ジャンプする所なんかエキサイティングで最高のゲームです。
しかもサヨリは食べたら絶品なんですから、斜め浮きぐらいは忍ばせておきましょう。
サヨリの表層ゲームをより楽しむ為に
サヨリをルアーフィッシングのように引いて釣るにはラインに気をつけた方がよいと思います。
ナイロンラインでも構いませんが、もう少しエキサイティングに、もう少し沖にいる大きなサヨリをとお望みなら
1号から1,5号程度のPEラインがおすすめです。
リールはスピニングリールなら何でもかまいません。
竿もガイド竿なら何でも使えます。
ただどのような竿が一番相性がいいのかと言うのなら・・・。
ロッドは長めの柔らかめ、上物竿がおすすめです。
ななめ浮きは長めのリーダーを取ったり、テトラ帯をかわしたり、足場が高いときに長い竿が有効です。
日本の堤防とか海岸線はだいたい竿が長い方が有利です。
竿はお持ちの上物竿十分ですが・・・
釣具マニアはPEラインを使うため中通し竿を愛用しています。
理由は中通しにすると穂先絡みは無くなるから。
長い竿&絡みやすいPEラインの組み合わせは穂先絡みが発生するとかなり面倒くさいのです。
まともな中通し竿はダイワかシマノしかないですが・・・
サヨリ釣りは通常の上物竿と違い潮に乗せてラインを出さなくてもいいので
安物でも中通し竿が良いですよね。
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ななめ浮きとフロートシンカーは同じ物
ななめ浮きもフロートシンカーも同じものです
ななめ浮きは元々全層釣りのための浮き。
穂先から付け餌までが一直線になるようにして、
手元にアタリが来るルアーフィッシングみたいな釣りです。
これを軽いジグ単を使うメバル、アジのルアーフィッシングに持ち込んだだけです。
フロートシンカーもななめ浮きも投げて引けば、表層を狙い打てる。
※市販サヨリ仕掛けは斜め浮きの変わりにスーパーボールみたいな浮きを使うがラインは一直線にならない。
斜め浮きフロートシンカーどちらが向いている
使い方は同じだが沈めるならフロートシンカー。
遠投して表層を探るならななめ浮き。
理由は重さの問題です。
フロートシンカーはメバル、アジング用のロッドに対応する為、軽めです。
対して全層釣りは磯竿を想定しているのでななめ浮きの重量が重い。遠投して広く探れるななめ浮きのほうが有利。
浮きなので浮力で種類があります。
選ぶならサヨリ狙いなら浮力が高い2Bを。
もちろんななめ浮き自体が全層用ですから、指定以上のオモリを打つことで沈めて探る事もできます。
つまり1セット持ってると
ジグヘッドと組み合わせて釣り場の変化に色々対応可能になるんですね。
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まとめると
サヨリは表層にいる。
サヨリは表層を狙える仕掛けで釣る
たまに見かけるサヨリを釣るにはななめ浮きを忍ばせておく
引いて楽しむならPEライン。
竿は中通しの上物竿が使いやすい。
釣具マニアの報告でした。
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