ルビアスLUVIAS 軽さだけじゃない

優良釣具販売評価術
釣具マニアです。
元釣り道具量販店勤務のT君
今は心を入れ替えて全うなサラリーマン生活を送っている。
こんな書き方をすると
釣り道具屋さんは全うな職業ではないといっているようだが
自分の趣味が高じて仕事にしてしまった彼には
いや、釣り道具の店員さんには
やっかみ半分の気持ちが大きいからなのかもしれない。
なら自分が釣り道具屋の店員にでもなればいいのだが
趣味を仕事にすることで
趣味に義務的な要素が混じり
味気ない物になることを
恐れるからである。
T君も同じ理由で釣り道具屋さんから引退した・・・はずだ。
本人がそのような綺麗ごとをならべているが
でも実際はお金の問題の方が本当の理由の気がする!
その証拠には
転職以降、T君のタックルが目に見えて高級化しているからである。
そーいえばエリアでT君が盛んに隣のアングラーを気にしていた
結構巧くて動作一つ一つに
拍子のようなものがあり
注目を浴びている。
でもT君が気にしていたのは
リールのドラグ音。
T君もそこそこ釣れてはいるのだが
ドラグの音に負けてるとの主張である。
「釣具マニアさん、聞いてくださいよ
ほら、魚掛けるでしょ
そうすると、あの目立つドラグ音
もう、私釣りましたよ、みなさ~~ん
私釣ったんですから
と自慢してるみたいでしょ!」
「ふ~ん、そんなもんかね」
「釣具マニアさんは気にならないんですか?
特に連荘で魚掛けると、
私入れ食い期間実施中ですから~と
それで
みてみて皆!凄いでしょ!となる訳です」
「なるほど、自慢できるわけだ」
「自慢だけじゃありません!
羨望と嫉妬そして尊敬の念がこもった視線を
一身に浴びる訳です」
「はあ・・・」
「羨ましい」
「羨ましいのか?」
「え?私なんか言いましたか?」
「今・・・羨ましいと・・」
「僕はそんなに人間が小さくはありませんよ!
何を言ってるんですか!
ちょっとですね、自分が巧いのを知らしめたいと
露骨な感じが鼻につくだけですよ」
「たまたまそんなリールを手にしたのではないか?」
「いや、あのダイワのイグジストはドラグの音が大きんです。
高級リールで目立つドラグ音で魚を釣りまくると
注目を浴びるでしょ!」
「T君・・君の考え方って・・・
人間小さいような気がするぞ」
「そうですかね・・・」
「リアルフォー搭載のダイワのリールは
みんなドラグ音が大きいと思うんだが」
「はあ・・・」
「それよりか、イグジスト使うと
驚くことがあるというぞ」
「何です」
「リールの感度」
「ふ~~ん」
「いや、本当に感度が変わるんだから!」
「感度ですか・・・でもイグジスト高いからな~」
「大丈夫、新しく発売したルビアス
イグジストにかなり近づいてるよ
感度なんかビンビンよ」
「うむうむ、買おうかな
所で釣具マニアさん
ルビアスで注目と羨望と尊敬の視線を浴びれますかね?」
「お前の性格って・・・日本人じゃないような気がするぞ」
感度がよいリールの条件とは何なのか
もちろん軽量化によるところも大きいとは思いますが
それだけではなく、機械加工技術による組上げの精度
巻き上げの軽さ
そしてリールを構成する素材が一体となって完成するのである。
一つ一つが高い次元で交わることで
感度が高いリールになる。
ルビアスはイグジストに近づいたファクトリーチューンモデル
それ故、軽いだけではなく、耐久性ももあり、精度もありの
3拍子揃ったクオリティーの高いリールなのだ。
ルビアスの先進的な技術による軽量化は
今では当たり前に搭載されているスプールにも現れています。
このルビアスのエアスプールですが、
一言で言えばメッキの芸術品
高い金を払ってメッキのスプール?
いえいえ、ダイワの技術者にエアスプールはメッキでしょ?
とあえて嫌がるような質問をしたことがありますが、
メッキのスプールを採用した理由を聞けば
釣るためのリールに搭載する合理的な回答がありました。
スプール自体はABS樹脂ですが、
ABS樹脂の表面構造がメッキが乗り易く、
且つ樹脂がメッキを被る事でひびが入らない特性を利用して
強度と軽さを実現した事です。
もちろん、ワゴンセールの安物リールスプールのメッキ製品と違うわけです。
ワゴン品はめっき皮膜は平坦ではなく、
めっき厚が薄いと下地まで貫通するピンホールが多くなり、
下地保護機能に欠けてしまからですが、
その点ダイワのエアスプールはメッキを分厚くのっていますし、
ダイワのメッキ技術は鏡面のように歪みがなく
工業製品の芸術といっても過言ではないでしょう。
これだけでもエアスプールのリールを買う価値はあります。
またイグジストのスプールをアルミで構造補強したように
ルビアスもアルミとカーボン樹脂で構造補強。
特に共振することによるリールの感度が上がることまで考えますと
さらに進化したエアスプールの感がある。
もう一つはカーボンボディ
最初カーボンボディなど昔は沢山有ったし
目新しさは無いと思いましたが、
現在のカーボン成型技術が格段に進歩してまったくの別物です。
最新のカーボンロッドと同じ様に
高弾性カーボン、低いレジンによりカーボン繊維を多くする事で
金属に近い強度が生まれたのです、
最新のカーボン成型技術が繊維を多層化したかは判りませんが、
複雑な成型は難しく実現に向けて大変苦労したのではとかんがえます。
気になるのはマグシールド
防塵、防水機能をオイルで封鎖した構造は
設備機械の応用でもあり
防塵機能などのシール構造には設備部品では
シール材でオイルを使うことかなり前からやっております。
ゴムのシールと同じように耐用年数により自然に劣化するのではないかと
心配される方もおりますが
実際、機械のシールではすばらしい耐久性を誇り
シールが劣化する前に機械の磨耗のほうが顕著になることのほうが早い。
最後に
多くの釣りではの魚のアタリだけではなく
水流の変化などの情報は魚を釣るための
重要なインフォメーションになります。
感度から生まれる情報の多さが
多くの魚と出会える機会を増やすことになりますが
ルビアスを使って
感度から生まれる情報が
ロッドとラインだけではないことを
実感してみてはいかがでしょうか

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