ダイワベイトリールは初心者こそ必要、秘密はマグネットブレーキ

バス
出典 Amazon

こんにちは釣具マニアです。

釣りをしてるとベイトリールが苦手だと言う人が少なからずおります。

理由は※バックラッシュというトラブルに見舞われて使うこと嫌になってしまったから。

※バックラッシュ=ベイトリールはキャストしたときのルアーの飛行速度が僅かにスプールの回転数を上回る状態が良いとされているが、ルアーの飛行速度がスプールの回転数を下回るとスプール上に巻かれているラインが緩みながら絡み合ってしまうことを(スプールの上をラインがモアモアと緩むさまからモモリなどとも言われることもある)

でもそれって自分の釣りの幅を少なくする事だし、自ら引き出しを少なくしてしまう事だと思います。

もしベイトリールが苦手だと思っているのなら、ナイロンラインを巻いてダイワの最新ベイトリールにトライして下さい。

1年、2年たち時間がたてばたつほど必要性をどんどん実感しますよ。



今回はバッタマンYと二人での釣行であったはずなのだが、何故か変態Aが付いてきてしまった。

バッタマンYはバスフィッシングの最初に何も分からずベイトタックルを買わされて、バックラッシュの雨あられを経緯してからというもの一貫してスピニングタックルしか手にしないスピニングフィッシャーなのだ。

これ以降というもの変態Aからスピフィー呼ばわりされる事になってしまったのだが、ベイトリールを買わしてYをトラウマに追い込んだ張本人こそ変態Aなのだ。

そして、呼んでないのに付いてきたのは責任を感じてと変態Aは言うのだが絶対そんなことはないと断言する。

興味本位といより更なる奈落の底に突き落としに来たに相違ないのだ。

「え~と、じゃあY君ベイトリール克服に向けて最新リールを使ってもらおうか」

「はあ?本当にバックラッシュしないですか?」

「大丈夫だよ最新のリールだからさ」

「でも、最新のベイトリール使ってバックラッシュしたら、へたれ過ぎてもう立ち上がれないですよね」

変態Aがまた余計な口を挟みこむのだ。

「やっぱり、止めようかな・・・・」

「おい!変態!いらぬ口出しをするんじゃない!」

「でも自分の未熟を棚に上げて機材に頼ろうとする根性が気に入らない」

さらに、プレッシャーをかけてくる。

「自分スピニングだけでもいいです!」

「や~い、や~い、スピフィ~、ス~ピ~フィ~、コ、コココケ~

チキン、チキン!」



「・・・・」

「・・・・」



「Y君変態に薦められて買ったタックルを出してみろ」

「ああ、はいこれです」

「MHアクションにファーストテーパー、フロロカーボンね~、スプールも重たい方だね」

「これで何を投げたのかな」

「シャロークランクですけど」

「はめられたな」

「そうなんですか」

「これを使ってみろ、ヒロ内藤スペシャルという20年前のカーボンロッドだレギュラーテーパーの当時は珍しいトップウオーターロッドなのだがこれに最新のダイワのベイトリールを組み合わせてみろ実に投げやすい」

「20年前のロッドに最新リールですか?」

大丈夫だからと6インチセンコーを結ぶと渡した。

Y君のそばで、まだ、変態Aがまだコケ、コケ、言っている。

Y君、恐る恐る、軽~く投げてみる。

シュルシュル~

「あっ!綺麗に飛んだ! バックラッシュする気配も無いですね!」

「そうだろう」

その後何度も投げてみるがバックラッシュする気配が無い。

「今度はテキサスリグをフルキャストしてみよう」

Y君、意を決するとフルキャスト!

シュルルルゥ~

ぶっ飛んできました!

「か・・・快感!」

「コ!コケ~~~~!コココ~」

「どうした変態?」

「コ、コ、コ、コ、コ~何で飛ぶんだ~ 面白くない~」

人間が歪んでます。



「あの釣具マニアさん、なんでダイワの最新のリールはバックラッシュしないんですかね」

「ああ、それはスプールの軽量化だ」

「軽量化だけで?」

「軽量化は重要なんだ、スプール自体もそうなんだが、インダクトローターと呼ばれるブレーキユニットの軽量化が大きいんだって」

「インダクトローターとは何ですか?」

リールのサイドプレートを空けると、スプールの端にくっ付いているカップ状のブレーキユニットを指し示す。

「これだけですか?」

「このインダクトローター、昔は大きかったんだな、そして重たかった、でも今はカップの形状が小さいというか浅くなったんだ」

「ココ、コケ、それって、あれか?釣具マニア!DカップがAカップになったような感じか?」

変態らしい発想である。



「ああ、何か微妙な気がするが、ちよっと、近いような、的外れのような・・・」

「昔はDカップで今はAカップなのか?」

「何を対象に小さい、大きいとか言ってるんだよ!」

「そうか、Aカップか~昔はDカップなのにな~ そうか~普通逆だろう、シュールだな~」

「・・・・」

「・・・・」



「Y君、話戻すとだな、インダクトローターはスプールが回転すると遠心力で飛び出るんだよ」

「飛び出る!!コケ~~~!!ヾ(≧ー≦)ゞ

「ちょっと!うるさいよ!変態」

「だだ、だってAなのに飛び出るんだろう!」

「お前リールの話をしているんだからな!」

「わきまえてますよ~」

「話し続けると、大きく分けてダイワにはマグフォースZとエアブレーキの二種類あるんだが、マグフィースZはバランサーというブロックがブレーキユニットにあって、エアブレーキには無いんだな」

「それってどういうことですかね」

「マグフォースZはまだインダクトローが重たいんだな、そのため飛び出るインダクトローターの軸心がぶれないようにバランサーというブロックが必用なんだ」

「というと?」

「エアブレーキはインダクトローターがもっと浅く軽いからな、軸心がぶれる心配がない、つまりバランサーをつける必要が無い為、さらにスプールはもっと軽量化されたんだ」

「シンプル化が逆に高性能という事ですか、あまり変わらないような気がしますが・・・」

そこで変態がまた口出しを・・・

「あれ、それって、つまり、フロントフォックがないスポーツブラという事なのか?コケ~、結構違うじゃないか!」

「・・・・・」

「・・・・・」



「は、話を続けるとシンプルだから量産も効いて価格が安いんだよそして、シマノのデジタルコントロールは人工的にリールをコントロールする為、高額でバスをガチでやる人以外、普通の人には欲しくても手が出せない」

「そうか~ダイワのベイトリールはいくらなんですかね、」

「最新のエアブレーキユニット軽いルアーでもノーサミングで投げられる高性能ならアルファスCT SVは25000円

なんでもリールならタトゥーラTWで15000円、コスパが良い」

「そうですか、買おうかな」

「おお、俺はワコールを買おうかな」

「お前はだまっとれ!!」

ボカッ!!

「ココ、コケ~~(´_`。)



ダイワのマグネットブレーキはバックラッシュしないという事では優秀なブレーです。

重たいルアーではあまり感じないのですが軽いルアーでは最初からブレーキが利いてるため最初からスプールの回転しないという欠陥がありました。

それを物理的に修正、調整して克服したのがマグフォースZであり、エアブレーキです。

結果から言えば立ち上がりのスプールの加速だけには強く反応して、低速時には弱く反応する、飛んでバックラッシュしないベイトキャスティングリールが低価格で手に入るようになりました。

ベイトリールは初心者には少し扱いにくいかもしれませんが、このブレーキ構造のためサミング(スプールの回転を自分の親指でブレーキングする)しなくても扱えるようになったのです。

そして使いこなしていく事で釣りの領域が広がり、今までの入れられないところやアプローチまで変わってきます、さらにバス以外でも釣りの領域が広がるので結果使いこなして損が無いリールいえます。

ダイワのベイトキャスティングリールの歴史

マグフォース

マグフォースはダイワのマグネットブレーキの基礎をなすブレーキシステムです。

サイドプレートに取り付けられた磁界の中に磁界の影響を受けるやすい金属で作られたブレーキシステム(インダクトローター)がブッ刺さってる構造で常に磁界の影響を受けます。

そのため最初の加速感が無い事と、ルアーの最期の一伸びが無い事で、ピッチングで低速で近距離を狙う時にもブレーキがかかづらく遠心ブレーキのシマノに軍配があがっいてる状況でした。

ただ空気抵抗があるハードルアーをキャストするには相性がよく、ハードルアーはダイワのマグネットブレーキ、ピッチングはシマノの遠心ブレーキなんていわれていました。



マグフォースV

基本的な構造は同じですが、一番の違いはインダクトローターが磁界の中にブ刺さって無い事です。

立ち上がりの加速感を出す為に最初はノンブレーキでスプールを高速回転させますがスプールの回転による遠心力でインダクトローたが飛び出て磁界に中にブッ刺さりブレーキをかけます。

そして回転が低くなるとインダクトローターが引っ込みルアーの伸びを殺さないように飛ばします。

しかしインダクトローターが飛び出る時に僅かながらタイムラグが発生してスプールの回転がルアーの飛ぶスピードに立ち上がり同調しないケースがあました。

特に軽いルアーに関しては顕著でした。



マグフォースZ、エアブレーキ

マグフォースVの欠点を直したのがマグフォースZ、エアブレーキです。

修正点はインダクトローターの飛び出てから引っ込むまでのストロークを短くした事です。

インダクトローターは磁界の影響ギリギリかかる程度まで近づけて即座に反応するようになり、加速感を維持する為に磁界の力をマグフォースVに比べて落としました。

またインダクトローターのカップ形状を浅く、スプールをさらに軽量化した為、弱い磁界でも十分なブレーキ力を得ることができるようになり、飛躍的に増しながら、なおかつピッチング時のルアーの伸びも確保することができるようになったのです。

エアブレーキはインダクトローターのカップをもっと浅く軽くして、少しだけインダクトローターがブッ刺さった状態にして磁界の強さを4分の1ほどに弱めたブレーキユニット。

またインダクトローターの軸心がぶれないように取り付けられたバランサーを無くしたことで、スプールをさらに軽量化しています。

ダイワマグネットブレーキ リールの4つのメリット

空気抵抗、軽量ルアーに相性が良い

マグネットブレーキはスプールの軽量化には相性がよいブレーキシステムです遠心のように強いブレーキが利きすぎるところがないので、磁界の強さを弱く、スプールを軽量化することで、軽いルアーが使える唯一のブレーキシステムです。

だってベイトフィネスリールはシマノもマグネットブレーキですよ。



構造が簡単だから安い

構造は簡単だともいますが、複雑じゃない物理的なブレーキだからこそコスパの良いリールが提供できるのだと思いますよ。

最新のTWは改良されて耐久性が高くなりました。

また +エアブレーキとの組み合わせのSVスプールは

ベイトフィネスまでこなせる幅広い範囲でルアーをキャストできるようになりました。

ダイワ タトゥーラSV TW

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サイドプレートで調整が極楽

ダイワのマグフォースは構造上細かいブレーキのセッティングがサイドプレートを開けなくてもできます、20段階もの微調整が出来ますが、ここまで細かく区切った調整ダイヤルでも1クリック違うだけ、まったく違う挙動を示します。

他社のベイトキャスティングリールはサイドプレート空けたり、閉めたりと煩雑な割には細かい調整ができません。

軽量ルアーは形状、比重だけでも飛び方が変わってしまいます、即時にそのルアーにあわしたセッティングができるって凄く楽な事だと思います



耐久性、軽量化はCT,SVスプールからのアプローチ

軽量化をしすぎてしまうと耐久性が問題になります、コンパクトスプール(CT)はスプールを小さくして軽量化と耐久性をあげるアプローチをしたスプールですがバーサタイル性にも優れて、軽いルアーも非常に扱いやすくなりました。

19 アルファスCT SV

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遠投性能より

遠投は大好きですよ、今のベイトキャスティングリールは重いルアーならロッドの選択さえ間違わなければぶっ飛びます。

でも日本のバスフィッシングフィールドで極端に飛距離が必用なのは琵琶湖だけじゃないでしょうか?

でも日本のバスフィッシングフィールドで極端に飛距離が必用なのは琵琶湖だけじゃないでしょうか?

シマノ、ダイワならリールの影響よりもロッドとルアーの方が重要です。キャロライナリグぶっ飛ばすのに昔のTDリールを不便と思ったことはありません。

今はスレきったバスフィールドばかりです、ストラクチャーに軽いルアーぶち込んでバックラッシュしないのが一番釣れるような気がするのですが。

皆さんはどう思います?

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