こんにちは釣り具マニアです。
冬になると釣り物が少なくなりますよね。
そんな事はないよ! 船釣り、エリアフィッシングがあるじゃないか!
という人がいますが・・・。
船釣りは乗船代で1万円、エリアフィッシングは入漁料で4500円を
支払わなければなりません。
お小遣いが欠しいので・・・なるだけ安く釣りがしたい人には冬は厳しいです。
何とか安く、アクセスが簡単で、お手軽に釣りができないものか。
冬の釣り物が少ない時期にそんな釣りがあるのでしょうか?
あります。
しかも都市部などの港湾などがポイントです。
タックルもアジング、バスタックルでできる、うってつけの冬の安い釣り物です。
メディアであまり取り上げていませんが、最近静かなブームなのがヒイカエギング。
しかも!!食べても美味しいんですよ。
「はああ~暇だ~ 暇すぎて糞もでねえ~」
と呻くように言うと貧乏で暇ありまくりの男が大きな欠伸をして背伸びをした。
この男、釣りが好きなのだが金がない。
金がない代わりに暇だけはたっぷりあるのだが・・・。
釣り物がない冬になると暇を持て余すのだ。
この男の名前は結金 五味次郎。
「釣りに行かないのか?」
欠伸をしている結金に聞いてみると・・・。
「釣り! 行きたいに決まってるだろう、しか~~~し 釣り物が無い (´Д`。)」
という返事が返ってきた。
「ヒイカは知ってるか ( ̄ー ̄)」
「ヒイカ?」
不思議そうな顔が馬鹿みたいだ・・・。
「そうヒイカ」
「知らんな~ (´∩`。)」
「ヒイカエギングが今静かなブームだ」
「ヒイカとはイカなのか? (´∩`。)」
「そうだ、ホタルイカよりも大きくてマルイカよりも小さいイカだ」
「船釣りはやらんぞ、いや、やりたいのだが金がない (´∩`。)」
「大丈夫だ!おかっぱりで釣れて、湾奥がポイントだ」
「なんだと!!近いではないか ヾ( ̄∇ ̄=」
「しかしな~、金がない、ボディビルディングが大変なのだ (´∩`。)」
「・・・・なんだ鍛えていたのか ( ̄  ̄)」
「鍛えるわけ無かろうが返済が大変だと言っている (´Д`。)」
「もしかしてリボルビングのことを言っているのか? ( ̄■ ̄)」
「おおそれだ」
「ずいぶんと意味が違うようだが・・・ ( ̄■ ̄)」
話がいつもこのように逸れるので疲れる・・・。
「いいではないか、財布を鍛えているのだよ」
「はあ・・、まあいいや、でもヒイカエギングは流用タックルで大丈夫だ!
バスのスピニングタックルとかアジングのタックルがあればすぐにでもできる」
「・・・今、なんといった (°◇°;)」
「・・・いやバスとかアジングのタックルがあれば・・・・」
「なんだと!!釣り道具を買わなくていいのか!! (°◇°;)」
「う、うん!!」
「ボディビルディングの俺でも大丈夫じゃないか へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ」
翻訳すると・・・。
リボ払いの残高がかさんで金がないから新たにタックルが揃えられないが、アジング、バスタックルなら持ってるので俺でもすぐに始められるという意味。
「日本語になってないんですけど・・・パードン?」
「うるさい!場所はどこだ?」
「ええと〇〇とか・・・」
「すぐ近くではないか!!」
「して時期は?」
「11月から4月まで、最盛期は12月かな」
「’&$##’)!!!!!!! 」
ちょっと発狂。 o(*≧д≦)o
釣具マニアの首を締め上げる結金。
「ぐええええ~」
「シーズンではないか、今行くのだ、アジングタックルもバスタックルあるぞ」
「エギだけ買えばすぐにでも、ゲフッ、苦しい・・・首の手を放せ」
「リボルビングで鍛えているからな ヾ(°∇°*)」
エッヘン!!
また変な日本語を使ってやがる・・・。
という事でこの日の夜、近場の港湾に行くことに・・・。
「もう着いたのか?
近すぎるではないか釣具マニア、こんな近いところで本当に釣れるのか?」
「アクセスが簡単でお手軽なのがヒイカエギングの良い所だ」
「本当に大丈夫だろうな? 1.5号のエギ3個だけ買っただけだぞ」
「それでいい」
「不安だな・・・」
「こんな事で不安になるくらいなら、お前のリボルビングの残高を不安に思え」
「・・・・ Oo。。( ̄¬ ̄*)」
結金が黙ったところで、常夜灯が灯る港湾施設でヒイカを釣ることに・・・。
タックルを取り出して、シンプルなので準備も速い。
すぐにエギをキャストする事ができました。
シャクリ、シャクリ・・・ポーズ
シャクリ、シャクリ・・・ポーズ
静かな夜の港湾施設でPEラインが擦れる音が響き渡ります・・・。
キュウッ、キュッツ
すると・・・。
「????、何じゃ・・・」
シュルキュル、シュルキュル・・(リールを巻く音)
「ゲッ!!」
「どうした、結金・・・」
「我がエギにイカが付いてる・・・」
「ふふふ見たかヒイカはアオリイカに比べて結構いるのだぞ、1匹釣る確率はアオリイカよりはるかに上回るぞ」
「あ~びっくりした、マジで釣れるとは思わなかった・・・てっきり俺は港湾施設を見てドラム缶に入れられるのかと・・・」
「何で、金がないお前をドラム缶入れないといかんのだ?」
「いや~ ボディビルディング払いが・・・・払えるの払えないのとかで・・・」
「また日本語混乱してるぞ、とにかくリボで苦しいお前でも始められるし、ましてや魚種を変えて釣りをする事の価値は大きい!!」
「何を口角に泡をためて興奮してるのだ、みっともない」
「お前に言われたくはないは!!」
ひと騒動終了すると・・・
元来釣りバカの二人、釣りを黙って真剣にやり始めました。
釣れるヒイカも順調に数を伸ばしてます。
「また、釣れた~、イヤ~ ヒイカはいいですな~
近くて金がかからん、これで食べて美味かったら最高なんだが・・・」
「結金、金無しのお前にさらに言うことなしのヒイカエギングだぞ、
なんとヒイカは食べても激うまなんだぞ」
「マジ」
結金、シゲシゲとヒイカを見て
「イカだけに食べてイカッタ!」
ブシュ、ブシュ~ブシュシュシュ・・・・ビシャ~~ン
・・・・センスのないだダジャレにヒイカの怒り爆発
「玉屋~~~」
「釣具マニア、墨を掛けられた人に対して玉屋はないだろう!!」
「や~~夏の華かな~
一瞬きらめいて消える儚さがなんとも乙ですね~」
夜で暗いから判別できないんですけど・・・
はっきりと顔から上半身にかけて花火のようにまき散らされたイカ墨の痕跡が消えることなく残っております・・・。
「何が乙だ釣具マニア、貴様も一発くらえ!!」
「やめろイカを向けるんじゃない!」
ブシュブシュブシュ~ ブッシュン!!
「・・・・・ (꒪ཀ꒪)」
「ぎゃはは~」
イカ墨の跡が盛大に付いた馬鹿二人に常夜灯の明かりが嬉しそうに瞬くのでした・・・。
アクセスが近くタックルも流用できてエギ3個で始められる、ヒイカエギング。
しかも釣り物が少ない時期だけにありがたいですよね。
後はヒイカエギングで流用できるタックルとはどんなものか疑問が残ると思います。
また釣り方も含めて説明していきましょう。
冬は釣り物が無い
冬は釣りのオフシーズンと言われています・・・。
釣り物が少ないので、管理釣り場でトラウトを狙うルアーフィッシングが流行った。
他にはオーソドックスだが昔から深場を狙う船釣り。
オニカサゴ、金目、ヤリイカ、130号のビシを使うアジ釣りなどがあるが
電動リールが必要になります。
どちらにしても、管理釣り場の入漁料4500円、船代10000万円、
この時期の深場仕掛けだけで3000円から5000円。
電動リールが無かったら電動も買わなければならないし・・・。
冬場の釣りは金がかかります。
冬に釣り物はあると言う人はそのくらいのお金が出せる人という事です。
では・・・お金がない人は冬には釣りができないのでしょうか?
お金が無くてもても大丈夫です。
おすすめなのがヒイカエギングです。
釣り物が少ない冬の時期に際立つヒイカ
ヒイカの釣れる時期は11月から4月まで、最盛期は12月。
釣りがシーズンオフになる11月後半から釣れ始めのサクラの花が散った頃までの
空白期間をジグソーパズルのピースが埋めるようなヒイカの釣れる時期が当てはまります。
完璧に釣り物が無い時期をカバーしてます。
釣りはサクラが咲くとスポーニングが始まり、
中潮になると色んな魚が釣れ始めるようになります。
ヒイカはその時期までおかっぱりでできる釣り物をカバーする 数少ない釣り物です。
そしてお財布にやさしいのです。
ヒイカエギングがお金が掛からない理由
ヒイカの釣れる場所は波が静かな漁港、湾奥。
という事は
都市部からアクセスしやすい。
移動でお金がかからないという事になります。
波の影響が受けない水面が穏やかなところを好む。
安全で釣り易い漁港、釣り公園なのでこれも特殊な装備が必要ないという事です。
稲毛などが有名ですが、ヒイカのポイントはこのような近場で安全でお手軽、
交通費がかからないようなアクセスしやすい所です。
しかも入漁料も乗船代もかかりません。
とはいえ・・・
新しくタックルも揃えなければと思うでしょう。
ヒイカには専用のタックルは存在しません。
冬に釣り物が少ないと考えるような人は元来釣り好きなので
バスフィッシングのタックルとかアジングのタックルとかを持っていると思います。
バス、アジのタックルが使えるので新たにタックルを揃える必要が無いのです。
ヒイカエギングを始めるおすすめ流用タックル
エギングですからタックルはロッド、リール、ライン、リーダー、エギで構成されています。
ここであげる釣り道具は目安となるための候補です。
できるだけ価格設定が安い物を選んでおります。
それぞれ流用できる物があるか参考にしてください。
ステップ1 ヒイカエギングのロッド
まずどんなロッドかヒイカエギングで使いやすいかと言えば
バス用のウルトラライト スピニングロッド。
または
アジングロッドかメバルロッドのような
ライトソルトウォーター用のウルトラライトアクションのロッド。
こういう言い方もあいまいですね。
俺はバスのスピニングロッド何本も持ってるけど・・・。
アジングロッド何本もあるんだよ。
どれを選んだらいいと聞かれた事があります。
そのような人もいるので少し絞り込んでみましょう。
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バスロッドは簡単です。
パッドとベリーに張りがあるのは当たり前だからです。
1.5号のエギをフォールでアタリを捕えるなら
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ステップ2 ヒイカエギングのリール
タックルバランスを考えると1000から2500の型番までです。
その中でベイルアームに段差がないものがベストです。
何ぜかと言うとヒイカの地合いは夜です。
暗い時はリールのローター回りでトラブルが起きやすい物。
この後の記事にも書きますが使うラインはPEです。
このPEラインですがコシがないのでよく絡みます・・・。
夜は暗いので絡んでも気が付かないためトラブルが深刻になるんですよ。
だからベイルアームに段差がないスピニングリールが必要なんです。
ベールアームに段差がないスピニングリール
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PEラインを使ってトラブルを少なくするポイントは2つです。
①ベールアームに段差が少ないスピニングリールを使う。
②常夜灯周りで自分の手元が常に明るく照らされてるところで釣りをする。
ヒイカはドラグの優劣はあまり関係ない釣り物ですが
ベールアームに段差が無いレベルとなると
自動的にドラグは良いものになってしまうでしょう。
ステップ3 ヒイカエギングのライン
ベストがPEラインです。
号数は0.4号から0.3号と明るく目立つカラーの物。
多少お値段はありますが極細ラインはある程度値段がはるものしかありません。
アジングでPEラインをお使いの方はそのまま使いましょう。
ラインだけはケチてはいけません。
名前の知れたメーカー品が吉。
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PEラインはメリット、デメリットがありますが感度が良く、ラインを細くできるところがヒイカエギングに適してるのです。
メリット
低伸度ラインなのでエギが動きやすい、感度がよくアタリが分かりやすい
デメリット
絡みやすい、値段が高い、風の影響を受けやすい
ステップ4 リーダー
ナイロンの1.5号から1.2号
ステップ5 エギ
安物は絶対NGです。
小さいものほど精度の良い物を選びましょう。
エギで有名なメーカーを選ぶのはそのためです。
精度が悪いものは傾いたりフォールの姿勢がおかしかったりして釣れません。
ヤマシタの1.5号のエギのような有名メーカーの物を買いましょう。
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ステップ6 装備
パッカン
釣れたヒイカを入れるためのパッカンは必要です。
海釣りしている人なら持ってると思いますがヒイカは墨を吐くので網ふたを閉めてヒイカを
入れたまま水を入れ替えることができるので便利です。
ヘッドライト
ヒイカの釣り方
港湾、漁港などの波が静なところが多いので、潮の流れも速くないし、水深も深くありません。
なのでボトムを取るのはそんなに難しくないと思います。
ボトムからシャクリ小さめで、フォールさせてアタリを待ちます。
ヒイカエギングは夜の釣り
ヒイカは夜が一番釣れます。
夜と言えばズバリ常夜灯周りが一番釣れます。
ヒイカのアタリはすごく小さい
船でマルイかを釣ってる人がいたら
マルイカのようなアタリと言えばわかると思います。
穂先の変化でアタリを取るような眼感度で合わせる釣りです。
穂先にもたれるような感じが手に来るのはかなり活性が高い時で
ほとんどは穂先の変化かラインの変化でしかアタリが取れません。
もう一度言いますけど先ほど常夜灯が一番のポイントといったのは
このような事も含めてです。
ヒイカは常夜灯に集まりますが、穂先、ラインを見ることができるのも常夜灯の周りです。
最盛期12月のヒイカ
夜はフォール後のシャクリで掛けるタイム釣り で数が釣れます。
フォール
フォールには2種類あります。
①テンションフォール
②フリーホール
①テンションホールまたはカーブフォール
ラインを張った状態でエギを落としていくやり方です。
ラインを張った状態でエギを落とすため
水中でカーヴを描きながら手前の方に落ちていきます。
メリットは
ヒイカのアタリが判りやすいことです。
常夜灯周りでなら穂先の反応が出ると思います。
非常に小さいの見逃さないように。
活性が高い時は穂先がソリッドのロッドだとモタレる感触が手に伝わるので
違和感があったらとにかく合わしてみましょう。
①-2水平フォール
これはなるだけフォールしないでレンジをキープするやり方です。
イメージは水中を漂う
これを意識してください。
エギは軽いいものヤマシタのエギシャロー用がドンピシャです。
レンジ(水深)をキープして水平に動かします。
水中を漂わせるイメージなのでリールではなく、
エギが沈下するスピードに合わしてロッドティップをリフト(上げる)する方法です。
はたで見ているとリフト&フォールのように見えますが・・・・。
スレてれて食い気が無い時とか、水深が浅い時とか、
多分このフォールが一番釣れると思っています。
沈下スピードが遅いシャロータイプを漂わせてみてください。
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※水深の感覚、水平を保つ感覚、エギの沈下姿勢など言うほど簡単ではありませんが、
ルアーフィッシングにおいて中層の釣り方が一番難しいからです。
水平フォールですがエギの重みの感覚が必要です。
できるようになると、どんな釣りでも釣れるようになります。
フリーフォール
テンションを張らずにシャクって落として、落としてる間はポーズ(待つ)
ボトムを感じたら(さらに糸ふけが出る)またシャクってフリーで落とします。
最盛期に自分は多用します。
ヒイカがエギを抱いてもテンションがかかってないので違和感を感じないので放しません。
アタリは出ませんがボトムを取った後のシャクリで偶然掛ける感じですね
釣り物が少ない時期にヒイカエギングすることのメリット
釣り物が少ない冬に最盛期の釣りをすることは非常にメリットがあります。
釣りが上手くなり魚が釣れるような循環になります。
魚が釣れないとスキルはたまりません。
釣った魚の数が多いほうがスキルが上がります。
シーズンにアオリイカを狙ったとします。
アオリイカは今では数を釣ることは難しいですね。
初心者が1回の釣行でアオリイカを1匹釣れれば御の字です・・・。
これでエギングが上手くなると思いますか?
最盛期にヒイカエギングで20匹掛ける意味は大きのですよ。
釣り方は色々なメディアで紹介されていますが、
最終的にはその人が実際に釣った経験が一番重要です。
まとめ
釣り物が少ない時期はヒイカエギング。
ヒイカエギングはアジングタックル、バスタックルで代用できるのでお金がかからいない。
ヒイカエギングは漁港、港湾施設の足場が良くアクセスが良い所が多いのでさらにお金がかからない。
ヒイカエギングのエギは小さい物なので精度が重要な有名メーカーから選ぼう。
釣り物が少ない時期にヒイカエギングをする人は釣りスキルが上がり上手くなる。
ヒイカエギングで釣りが上手くなる住環が始まる。
釣具マニアの報告でした。
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