こんにちは釣具マニアです。
ダイソーのメタルジグがそこそこ釣れる言われて幾年月・・・。
１００円で買えるメタルジグが釣れるとなると
根掛かり等でロストした時の事を考えれば
お高いメタルジグはいらない
という事になります・・・。
所が
そんな中でもお高いタングステン製のメタルジグは売れています。
有名メーカーの鉛製のメタルジグだって
釣れるものはあるはずなのに・・・。
お値段がお高いのになぜでしょう？
理由はナブラ狙いで使われているようです。
今回はダイソーメタルジグの対極の存在である
タングステンメタルジグが
売れて、釣れる理由に迫っていきます。
まずは ダイソーメタルジグを使っていた人が
高額なタングステンメタルジグを使い始めた顛末を聞いてください・・・。
「はあ～～ 何で釣れないんだろう」
早朝のナブラがたった海面を見て
溜息をついている男がいる。
彼はダイソーメタルジグ使いの惰佐 蔵一（ださ ぞういち）という男だ。
根掛かりが怖いこの臆病な男は
ダイソーメタルジグを愛用している。
１００円+消費税で買えるこのメタルジグは
そこそこ、いや普通に釣れるメタルジグなのだ。
所で今朝はナブラが立って絶好のチャンス。
青物が確かにいるはずなのに
全くダイソーメタルジグにアタックする気配が無いのである。
惰佐は自分のダイソーメタルジグに語りかけた。
「ダイソーメタルジグよ
お前には たまにガッカリする事があるな
ナブラが立ってこれからと言う時
フェスティバル＆カーニバルが盛下がってしまったではないか・・・
この責任はどうとってくれようぞ！」
全く身勝な男である・・・。
すると何処からともなく・・・
「安いメタルジグしか買わないくせに
偉そうに文句たれてんじゃないよ！」
確信を突いた真っ当な罵声が飛んできた。
「なに～～ 誰だ！ 安物でケチな癖に要望だけは夢いっぱいだなんて
俺の脳みそが爛れてるだと」
おいおい 自分自身の事を客観的に把握しているではないか。
そんな時
何処からとも無く現れた小さいメタルジグ
そのメタルジグは小さい割に力強さが漲ってる雰囲気があった。
「男よ！
根掛かりばかり怖がりよってこの臆病者めが！
たまには儂のような筋肉でびっしりと覆われた
カチンコチンのメタルジグを使って見よ」
「あ、あなたは！」
「タングステンマン～～」
「・・・・」
周りの雰囲気が凍りついてしまった。
「タ、タングステンマ～ン」
凍りついた雰囲気を元に戻したいのか繰り返し名前を連呼するタングステン。
「用事を思い出したので失礼します」
「ま、まて儂は決して怪しい物ではないぞえ」
十分怪しいぞ。
「なんですか、貴方はダイソーメタルジグの事をバカして自慢は止めてください」
「自慢ではない 本当の事なのだ、なあ ダイソージグ」
とダイソージグに同意を求めると・・・
魚が釣れないため自信を失って項垂れていたダイソーメタルジグが
「確かにそうです、私は１００円・・・
ロストしても惜しいとは思われない悲しいメタルジグ」
「いや・・・そこまで言ってないし・・・」
ちょっと言い過ぎたのかなと・・・
反省しきりのタングステンが慰めると。
「そうだよ悲観的になるなよ
１００円とはいえそこそこ釣れるじゃないか」
そこそこというのに傷ついたダイソージグ。
「そう 私はジムとかザクとかの量産型モビルスールのような
その他大勢のメタルジグ
決して表舞台には立てない定め・・・」
「おいおい、そこまで言っていなだろう」
すねています・・・。
「タングステンはいわば ニュータイプ
小さくても 重たくて、遠くまで飛んで 動きがキレキレ
所詮鉛とは違うんだ、タングステンは！！」
「いや確かにそうなんだけどね」
否定しない発言に
ガガガ～～ン
とショックが隠せないダイソーメタルジグ・・・。
さらに・・・
「そもそも鉛と違って希少金属なんだからな」
ガガガ～～ン
顔色が真っ青
イワシカラーですからね・・・。
燃え尽きてるダイソージグを横目に
「ダイソージグの事は放っておいて・・・
ちょっと高いが 俺の事を試してみるかい」
と親指を立てるタングステンメタルジグ。
チャンスの時に期待を裏切らないと豪語するタングステンメタルジグに
「釣れるなら使います！」
とあっさりダイソーメタルジグを見限る惰佐 蔵一
変わり身が早く
向背常ならぬルアー業界・・・。
すると・・・
少し遠いですがナブラが立っているのが見えます。
「今だ」
おおお！
ナブラに向かってタングステンメタルジグを投げると
余裕の飛距離でナブラをオーバーして着水。
飛距離という圧倒的なビハインドを見せつけて
期待に応えるタングステンメタルジグ。
そして結果はすぐに現れました。
惰佐 蔵一のロッドが激しく曲がったのです！
フェステバル＆カーニバルの始まりです。
「おおお！」
「ヒット！」
「釣れ釣れやん！」
フェステバル＆カーニバルな歓声のなか
完全に忘れさられた ダイソーメタルジグ。
一つ寂しく転がっているのでした。
１００円だから 忘れてもいいよね・・・。
ダイソージグとタングステンメタルジグの違い
メタルジグは２極化しています。
ズバリ
安い物と超釣れる物。
言い換えると
ダイソージグとタングステンジグとも言えます。
超釣れるタングステンのメタルジグがあるのに
安いメタルジグ
ダイソーのメタルジグを皆好んで使うのは何故なのでしょう。
何故ダイソーメタルジグを使うのか
安いメタルジグを使うのは根掛かりする確率が高いからです。
そんな中で高額なメタルジグを使うのは中々勇気がいります。
ですからタングステンのメタルジグを使った事が無いという人も多い。
しかしいくら安いからといって釣れなければ誰も使わなくなります。
ダイソーメタルジグは１００円でありながら
そこそこ釣れてしまいます。
この安くてそこそこ釣れるという所が重要で
安心感がみたいな物があって多くの人に使われるのです。
メタルジグのヤバイ所
メタルジグはボトムからバーチカルに攻めやすいルアーです。
これはオフショアでの使い方ですが・・・
真上から落とせないショアでは
バーチカルにメタルジグを扱う事が出来ません。
ショアで使う場合どうしたって無理がきます。
その無理をした末に起きる事が
根掛かりです。
根掛かり必死でも釣れるから使うタングステンメタルジグ
タングステンメタルジグは高額でも一度使いだすと手放せないメタルジグです。
根掛かりするとはいえ
タングステンメタルジグの飛距離とキレキレのアクションは
青物を始め多くのフィッシュイーターを魅了する物であります。
根掛かりするからといって恐れていては
釣れる魚も釣れません。
メタルジグが根掛かりするのは
ボトムの根回り、駆け上がりを
タイトに攻めるからですが・・・
そいう所に限って魚は好んで着くのです。
タイトに攻めるにはロストしてもダメージが少ない方がいいですよね。
これがダイソーメタルジグを使う理由。
鉛製のメタルジグとの違いがタングステンジグの釣れる秘密
メタルジグの中に飛びぬけて高いジグが
タングステンで作られたメタルジグです。
このタングステンという金属は希少金属です。
それだけにタングステンのメタルジグは高額。
高額なメタルジグがロストする可能性があるのに
それほどまでにしてタングステンのメタルジグを使う理由は何なのでしょうか？
タングステンのメタルジグを使う理由
タングステンのメタルジグを使うのは釣れるからです。
タングステンは比重がメチャクチャ重いルアー。
ソリッドなメタルジグには非常に相性の良い素材です。
タングステンで作るだけでいくつものメリット生まれます。
具体的には
- 飛距離
- 沈下スピード
- シルエットが小さい
- 動きにキレがある
どうしてこのようなメリットが生まれるか分かりますか・・・？
では
４０gメタルジグをタングステンで作ると
従来のメタルジグの大きさでいうと
２３g 程度まで小さくなってしまうと言ったらどうでしょうか？
圧倒的に身が詰まってるのです。
それでは この４つのメリットについてもう少し説明しましょう。
タングステンメタルジグは飛距離が違う
タングステンメタルジグの中で一番メリットが飛距離。
普通のメタルジグと比べて圧倒的に飛びます。
タングステンメタルジグは鉛と比べると
同じ重さでも体積が小さくなります。
空気抵抗が小さいので
鉛製の大きいメタルジグより
飛距離が圧倒的に違います。
後で詳しく述べますが
メタルジグで飛距離の差がある事は釣果の差に直結します。
そんなに空気抵抗で飛距離が違うと思うのでしょうが
これが本当に違うんですよ！
皆さん自転車にぐらいは乗った事はあるでしょう。
向かい風で突き進むのと
追い風で突き進む時の事を考えて下さい。
追い風はぶっ飛ぶように進むのに対して
向かい風はスローモーションのようにしか進まないではありませんか！
大きいメタルジグは向かい風で進む様なものなのです。
メタルジグのシルエットを小さくできる
魚がスレて口を使わないような時に
ルアーの大きさを小さくするのは常套手段です。
周囲のアングラーが使っているメタルジグより
小さい方が釣れる可能性が高まりますが
自然環境がそれを許しません。
例えば
- 潮の流れが速すぎたり。
- 水深が深かったり。
同じ重量でも
タングステンメタルジグは沈下スピードが速い
潮の流れが速い、水深が深い時はメタルジグの重量を重くします。
重くする変わりにメタルジグは大きくなります。
もしこれが小さいままなら
沈下スピードはもっと速くなる訳です。
シルエットが小さいのに
潮の流れが速い、水深が深くても
ボトムが取れるようになります。
そういうルアーはタングステンしかないので
スレた魚も口を使います。
メタルジグの動きにキレがある
高活性の魚にはルアーの動きにキレがあった方が反応が良い。
スローな動きの方が良い時もありますが
どんくさいルアーがキレキレの動きになる事はない。
さて高活性の時というのはナブラが立つている時です。
青物を釣りあげる最大のチャンスです。
このような絶好の機会なのに・・・
自分の投げたメタルジグに
何の反応も無かったという事はありませんでしょうか？
そんな時
隣の方のタングステンのメタルジグがポンポン釣れていたのです。
タングステンメタルジグは外れがない
タングステンと言うだけで
飛距離
動きにキレがある
シルエットが小さい
沈下スピードが速い
事が保証されます。
使って見なければわからない。
釣れるにはルアーの動かし方にコツがある
という類のルアーではありません。
間違いなく４つの要素は突き抜けているのですから使う価値があります。
タングステンのメタルジグの唯一の欠点は高額な事。
なにしろ貴重な金属ですから
でもロストしないなら皆さん使っても良いと思いませんか？
ナブラ打ちならタングステンは安心で釣れる最強メタルジグ
高活性の時に一番期待できるのがタングステンメタルジグです。
ナブラが立っているときがタングステンジグの一番の使い所です。
理由ですが
タングステンメタルジグをナブラ打ち使う理由
ショアジギングではナブラがあってもあと一歩届かないという事があります・・・。
それが届くようになります。
ナブラに強いのに
表層を釣れば根掛かりの心配はありません。
ロストしないようになるのですから
ナブラに絶対使いたいメタルジグです。
安くても確り作られているタングステン メタルジグ
タングステンメタルジグは４０ｇの大きさになると
２０００円は軽く超える金額です。
そんな中でも
お求めやすい価格で提供しているタングステンのメタルジグがあります。
安かろう悪かろうではなくて
確り作られているメタルジグの２つを紹介します。
メジャークラフト ジグパラタングステン
Amazonで最も売れているメタルジグ
安定のジグパラのタングステン版です。
つまりジグパラを上回るメタルジグ。
お値段もタングステンとは思えない価格です。
メジャークラフト ジグパラ タングステン Amazonはこちら
ゴクスペ(Gokuspe) 極ジグタングステン
船釣りのエントリーモデルを販売している
最近の釣り道具メーカーです。
エントリークラスのコスパ良さでは
ダイワ、シマノに比べて良い物を作ります。
激安ではありませんが
確りした作りの釣り道具を作りますので信用して使って大丈夫だと思います。
極ジグはタングステンながらスローフォールがお得意です。
ナブラ打ちで表層で長く見せる事ができます。
まさにショア向きのメタルジグですね。
ゴクスペ(Gokuspe) 極ジグ タングステン Amazonはこちら
まとめると
タングステンのメタルジグは基礎的な能力が高い。
タングステンのメタルジグは高額なので根掛かりが怖い。
タングステンメタルジグはナブラに強い。
最近はタングステンでも安くて良い物がある。
釣具マニアの報告でした。
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