こんにちは釣具マニアです。
友釣りと比べ気軽に楽しめる鮎ルアー。
そんな気軽さが売りの鮎ルアーなのに・・・
面倒臭さそうな物の引いて
釣りをしている人がいます。
この面倒臭そうな物は友舟とか引き船と呼ばれ
釣れた鮎を活かして置く為の物です。
本来、友釣りのオトリ鮎を活かしておく為の道具なのですが
オトリ鮎を使わない鮎ルアーには
不必要に思える友舟ですが
本当に不必要の物なのでしょうか？
鮎ルアーでも友舟を引いているのは
かなり必要とされているからだと皆さん思いませんか？
実は友舟は鮎ルアーでもかなりのメリットのある物で
そのメリットは
釣りが楽になる。
釣果UP。
鮎の鮮度が抜群。
と３つほどあり。
釣果を上げるためにかなり重要な役割を果たしてくれます。
今回は友舟がもたらす
この３つのメリットについて
詳しく話して行こうと思います。
先ずは
友舟を引いている人を見て
見た目が・・・あれで
よくも恥ずかしげもなく引いてるよな～
と苦笑いしていた男が
友舟は引くべきだと思うようになった経緯を
話をしてみたいと思います。
車 大八（くるま だいはち）はリヤカーを引いていた。
毎週水曜日に出る
廃棄物の中にお宝が眠っている事があるからだった。
何故こんなにカッコが悪いリヤカーを
大八が引くようになったというと
お宝を集めるのに効率が良かったからです。
大八は廃品回収を生業としている訳ではない・・・。
しみったれて金銭に厳しい大八は
趣味と実益を兼ねてお宝探しをしているのだ。
その大八も最初はリヤカーを引いてはいなかった。
リヤカーを購入しなければならないし
カッコがメッチャ悪いと思ったからだ。
そんな大八がリヤカーを引くきっかけになったのが
大八のもう一つの趣味
鮎ルアーでの出来事だった。
大八が鮎ルアーを始めた頃の釣果はというと
１匹か良くて２匹ぐらいだった。
しかし何回か釣行を重ねるにしたがって
釣れる鮎も少しづつではあるが増えてきた。
そんな鮎ルアーが楽しくなり始め
ある日の事である。
その日は最初から鮎が釣れまくった。
大八は鮎が釣れる度に
ゴツゴツして苔が付いた石の川底を
歩きづらそうにしながら
釣れた鮎をクーラーまで運んでは戻りヽ(￣△￣ゞ=ヾ￣△￣)ノ
また釣れると運んでは戻りを繰り返していた。
歩きづらいのは不安定な川底だけでは無かった。
川の中を進でみるも
水を蹴立てて進まなければいけないので
足に重たい物が纏わり付いているような感じだった。
しかしこうも釣れまくると
クーラーまでの往復がかなり辛い物になってきた。
「ハヒー、ハヒー」
呼吸も荒く笛を吹いたような音に変わってきた。
川の中に立ちこんでいるので
今までは気にならなかった暑さも
真夏の炎天下である。
鮎を釣りたいが為に必死のダッシュを繰り返すうちに
額の汗だけではなく
体中から噴出すうように朝が流れ
口の中はからからに乾き切ってしまった。
大八は心な中で思った・・・
「なぜこんな事に・・・」
そして急に力尽きた大八は
気を失って
川になかに仰向けに倒れてしまったのである。
バッタリ・・・。
しばらくして・・・
川岸の木陰で目を覚ました大八。
何が起きたか分からない様子で周りを見回すと
「俺は確か鮎釣りを・・・Ｏｏ｡｡(￣￢￣*)」
と呟くと
先ほどまで竿を握っていた筈の
手を暫くジッと見て考えている様子だった。
その手は竿どころか血まみれになってた。
なお更何が起きたか分からない様子の大八。
そんな感じで茫然としている大八に
声を掛けてきた男がいた。
その男はルアーロッド持ち友舟を引いていたので
一目で鮎ルアーをしている人だと分かった。
「気がつかれましたか・・・」
「あなたは・・・私は一体(´∩｀。)」
「貴方は気をうしなって川に流されていたのですよ (ｏ・_・)ノ」
「ええええ～～(((゜Д゜；)))」
「あなたはもう少しで土座衛門になる所でした」
「そ、それで私の大切な竿は何処に行きましたヾ(◎o◎,,；)ﾉ」
「ふむ・・・竿を気にしてる場青ですか
取り合えず命が助かった事を良しとしなされy(￣Д￣)｡oO○」
と諭され
竿の事は諦める事にした。
しかしと大八は思った。
私は何故気絶してしまったのだろう・・・。
「遠くで見ておりましたがのお・・・
鮎が釣れるたびにざぶざぶと水を蹴っては
鮎をクーラーに入れに走っておりましたな」
「それは・・・所であなたは？」
大八はこの男は誰だと思った。
男は大八の表情から察したのか
「儂の事か！？ 儂は 友舟引苦陀郎（ともふね ひくだろう）という
鮎を釣りに来たごく普通の釣り人じゃて」
自分の名前を名乗った。
大八は思った
友舟を５つも引いてる男のの姿をみて
とても普通の釣り人に見えないなと思った・・・。
思わず
「犬の散歩か！」と声にしてしまった。
「何か言ったか」
「いえ・・・別に」
「話を戻すが
君は次第に髪は乱れて
形相が歪んで
まるで足軽に追い詰められている落ち武者みたいだった」
「落ち武者でしたか・・・」
そこまで聞いて大八は
鮎が釣れるたんびにクーラーまで入れに戻っていってとを思い出した。
その事を話すと
「なんと！ あんた鮎が釣れるたびに川の中を走ったか！」
というと
右手を腰に当てて
銭湯から上がってフルーツ牛乳を飲んでる格好で
「あはははΨ(￣∀￣)Ψ」
と大笑いした。
「な、何がおかしいのですか！」
「だ、だって 友舟に入れればいいのに
態々クーラーまで鮎を入れに戻るとは
それで熱中症で気を失って
あわや土座衛門になりかけたのですぞ」
と言うと
また腰に手を当てて
コーヒー牛乳を飲む様なスタイルで
「ガハハハッΨ(￣∀￣)Ψ」
と大笑いをするのであった。
引苦陀郎は５つの友舟の内の一つを手繰ると
「この儂がチャッピーと名付けている舟だが」
「犬の名前ですね」
「そうじゃ我が愛犬のように大事に扱ってる小舟じゃ！」
「舟？」
「この小さな舟を浮かべるのじゃ」
「ふむふむ分かりました それは精霊流しですね」
「そうそう、お盆も近い事だ無し
お手てを合わしてし・あ・わ・せ・・・・
お仏壇の長谷川じゃねえよ！」
と軽い突っ込みを入れると
友舟の事を話し始めた。
「友釣りには色々なアイテムがあるが
友舟がなければ友釣りが成り立たないほど
需要なアイテムだ」
「そうなの？ でも鮎ルアーだからね～」
「釣れるたびに鮎をクーラーまで持ち帰って
熱中症で倒れたではないか！」
「グヌヌヌヌ(>д<;)」
ぐうの音も出ない大八。
「それだけの時間があれば
もっと鮎を釣る時間が増えたのでは？」
「キュウッ～（)´д`(）」
踏みつぶされた気分の大八。
「見て見ろ君が鮎を爆釣していたポイントだが
釣れると見て
すでに餓狼のような連中に占領されているではないか」
「ゲゲゲ～の 鬼太郎！◎」
目玉の親父の気分になった大八。
友舟を引きずらなかったばっかりに
こんな事になったのかと気が付いた大八は
反省して
「分かった
これからはリヤカーを引っ張る事にするぞ」
「友舟じゃ無いのかよ！」
という事で
反省をしてリヤカーを引く事にした車 大八の話でした。
えっ！友舟の話はどうなったですか・・・
も、もちろん友舟も引く事になったそうな・・・
めでたしめでたし。
これで皆さん十二分に友舟の有難みが分かったと思います。
鮎ルアーはクーラーに鮎を入れれるもの説
釣れた鮎をオトリとして使わない鮎ルアーですから
友糞を使わないのは当たり前に思えます。
そういう意味では
釣れた鮎はクーラーに入れて置けば済む話です。
しかも鮎ルアーは
友釣りと違い鮎をキープする理由は食べるだけなので
友舟はいらいないはずです・・・。
なのに
鮎ルアーで友舟を愛用している人が多いのはどうい事でしょうか？
友舟が必要無いのはオカッパリだけ
オカッパリから鮎ルアーのキャスティングゲームの場合は
釣れたら手元にある
クーラーボックスに入れられます。
何も友舟を引かく必要もありませんが・・・
やがて
ウェーディングした方が鮎が釣れる事に気が付きます。
川に立ちこんだ場合
鮎をクーラーに入れる為に
いちいちクーラーが置いてある岸に戻るのでしょうか？
陸地と違い
苔で滑り易くなった石が
ゴロゴロとある川底を歩くのは
かなり大変か事ですよ。
その往復時間を
釣りをする時間に充てたらと思いませんか？
友舟が無いと手返しがメチャクチャ悪くなるそれ所か・・・
ウェーディングをする事で
効率的に鮎のいるポイントを攻められ易くなります。
間違いなく鮎が釣れるようになるのですが・・・。
クーラーに入れる為の往復時間で
手返しがメチャクチャ悪くなります。
それどころか
ポイントを開けた隙に
人が入ってしまう事もあります。
せっかく釣れる見つけたポイントを見つけても
指を咥えて茫然とするしかありません。
しょうが無いですよねえ
自分がポイントを開けたのが悪いんですから・・・。
これではオカッパリとの釣果が
あまり変わらなくなってしまうので
何のためにウェーディングしたか分かりません・・・。
もし友舟を引きながら釣りをしたら
こんな事にはならないでしょう。
釣れた鮎は
即座に引いてきた友舟に入れればいいのですから
釣り下がったり
釣り上がったりして
どんどんポイントを変えても何の問題もありません。
また鮎の群れがいる
釣れ釣れポイントから離れる事も無いので
隙を突かれて他の人に入られるという事もありません
友舟はこのように釣果を上げる為
重要な役割を果たすのですが
美味しく食べる事が出来るのも友舟があるからなのです。
川魚は鮎に限らず鮮度が命！
鮮度が落ちた川魚は
肉と違い極端に不味くなります。
一番鮮度が良いのは
食べる寸前に占めて食べる事ですが
それは現実的ではないので
出来るだけ生かしておいて
鮮度を確保するのが現実的です。
つまり鮎ルアーで釣れた鮎を美味しく食べるには
釣り仕舞いをする直前まで友舟で鮎を生かしておいて
後はクーラーに入れて持ち帰るのが
最善の策だと思います。
友舟はオトリ鮎を活かす道具ですが
鮎ルアーでも重要な役割を果たす道具なのです。
もう一度メリットを整理すると
- 手返しが良くなる。
- 鮎が釣れるポイントを守る。
- 鮎を美味しく食べるには鮮度が命、友舟で直前まで生かす事ができる。
皆さん友舟を使って見ませんか？
鮎ルアーに適した友舟とは・・・
鮎ルアーでは釣れた鮎を
オトリ鮎として使う事がないので
鮎の生きの良さを気にする必要がありません。
ですから無駄に高機能の友舟を選ぶ必要もなく
メーカー品なら安い価格のもので十分です。
しかし
友舟の大きさは気にしてください
鮎ルアーに使う友舟の大きさ
友舟は小さい物で４．２Lから
大きい物は８Lまであります。
安易に鮎が沢山入るからといって
大きい友舟を選ばれない方がいいかもしれません。
お友舟は大きくなるほど
引き抵抗が強く
重たく感じるようになるからです。
オトリ鮎を元気に生かしておくという意味では
容量が大きく
酸素濃度が安定するのは意味のある事かもしれませんが・・。
そんな事は
少し深くて水の流れがある所に
定期的に置いて置く方が
酸素が供給された鮎の生きが良くなると言う物です。
ましてや
鮎ルアーで釣れた鮎を
オトリ鮎として使う事は無いのですから
食べれる鮮度があれば良し！
と割り切って
引き抵抗が少ない
４．５Lから６Ｌあたりが鮎ルアーではおすすめです。
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さて 安く上げた友舟代ですが
浮いたお金を
引き船アンカーにも回したら如何でしょう？
費用の割に効果が大きいですよ。
友舟が流されるぞ引き船アンカーを用意しよう。
引き船アンカーは何かの都合で
ロープが外れて
友舟が流されるのを防止しします。
無駄に高機能の友舟に
お金を掛けるより
友舟が流されてしまうない様にする事の方が重要です。
友舟だけでなく
せっかく釣った鮎まで失う事になってしまうのですから。
特に初めての方は
ロープとベルトまでは気が回るのですが
引き船アンカーには気が回りません。
流されてしまうと取り返しがつかないので
その対策はした方が良いと思います。
引き船アンカーは構造が単純で丈夫。
それでいて確り石を捕えて流れない。
シモツケのスクリューアンカーがおすすめです。
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上流域では使い難くなる友舟
川の中流域では問題なく引ける友舟ですが
上流の急こう配の所になると
引く事が難しくなります。
（上流部にも鮎がいます）
オトリ鮎として使わないのですから
ビクに入れると言う方法もありますが
鮎の鮮度に拘るのであれば
渓流にも使える袋タイプの友舟をおすすめします。
ダイワ 友バッグ
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まとめると
オカッパリでキャスティングゲームをするならクーラーで十分。
ウェーでイングするなら友舟は必要。
友舟があると楽、ポイントに入られる事も無い、釣れた鮎の鮮度が抜群。
鮎ルアーで使う友舟は安い物で十分。
友舟のサイズは引き抵抗が大きい８Lより引き抵抗が小さい４．５Ｌがおすすめ。
友舟が流されてしまわない様に引き船アンカーを取り付けよう。
上流部で鮎ルアーをされる方は引けない友舟より袋タイプの友舟を使おう。
釣具マニアの報告でした。
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