渓流ランディングネットは4つの目的から選ぶと選びやすい。

フライ

こんにちは釣具マニアです。



皆さんは渓流ランディングネットと言ったら

どんなランディングネットか分かりますでしょうか?



ランディングネットは色々ありますが使う場所で見た目が変わります。



何で違うかと言えば

海なら足場が高いとか、魚のサイズが大きいとか・・・。

エリアならリリース前提とか・・・。

それ以外にもその釣り場、釣り方に合わしてデザインが変わったりしますね。



渓流ランディングネットも機能と釣り場に合わして姿形が決まるのです。

という事を踏まえて。



今回は渓流で使うランディングネットをどんな目的で使うか語りつつ

選び方に迷ってる方の指標になるような記事を書いてみました。



さて

渓流ランディングネットの最大の特徴はウッドのフレームです。



これが何を意味するのかと言えば風景に密接に関係します。



風景と言えば写真ですよね。

風景が美しいと思うから写真に収めたい。

これをフィッシングと合わせると

自分が釣ったトラウトを美しい自然と合わして写真に収めたいという事になります。



清らかで透明な渓流の水、流木、岩これも風景。

渓流という風景のなかでトラウトとあわせるのが渓流ランディングネット。

写真を撮る為にはインスタ映えする姿形が求められるのです。



とはいえ渓流ですべての人がイワナ、ヤマメを釣った時

インスタ映えする写真を撮りたいわけではありません。

人それぞれ目的が違います。



結論から言うと

これから述べる

4 つの目的の中から自分の使用用途にピッタリなものを選べば大丈夫。



という事で下記が4つの目的になります。

●完璧にインスタ映えしたイワナ、ヤマメの写真を撮りたい。

●インスタ映えする写真を撮りたいけど安いランディングネットでいい。

●インスタ映えも気にしつつイワナ、ヤマメのダメージを最大限抑えたい。

●釣ったイワナ、ヤマメのインスタ映えする写真はいらない、機能を最大限優先したい。



それでは・・・。

インスタ映え・・・みたいな感覚的な部分もあるので、

感覚に訴えるような

渓流ランディングネットにまつわる出来事を一節。



ええ~

梅が咲いたり、サクラが咲いたりしますと・・・。

山の景色も彩りが加えられてなかなかきれいなもんですな。



渓魚でヤマメ、イワナも解禁をむかえると

釣りバカたちが勇ん渓流に出かけます。



さて渓流に足を運ぶ渓流ルアーとフライフィッシャーですが

この人達のランディングネット関する嗜好は同じですな。

釣った魚をトロフィーのように自慢して見せびらかしたい。



という事で

釣った魚をランディングネットに収めてパチリと写真を撮る訳ですよ。



写真に収まればいいとか・・・

証明できればいいとかではなく・・・。

俺が釣ったヤマメ写真の映えを見ろ!



てえのが、

いなせな人たちの見栄みたいな物でしてな・・・。



そんな見栄っ張りな人たちが渓流にやってきました。



渓流といっても、そんじょそこらの渓流じゃ彼らは満足しません。

渓流に少しでも、コンクリートの護岸なんかあった日には・・・。



「おうおう!何でえ、コンクリートで護岸なんか固めやがて (# ゚Д゚)つ

ピッ!

(手鼻をかんだ音)



「味も素っ気もないじゃねえか、ダメだよ、コンクリートに富士山でも書きねえな
(# ゚Д゚)つ

銭湯じゃないんですから・・・。



そんな彼らが渓流で使うランディングネットは

見映えがが良くないといけませんな。



「おう、なし蔵、なんでも、ランディングネットなんか買ったそうじゃないか ヾ(°∇°*)

「へへへ、おうよ! ちょうっと粋なランデイングネットを買っちまったい ヾ(°∇°*)

この粋なランディングネットを買ったと言っているのが宵越 なし蔵。



「そうかい少し見せてみな・・・」

「どうだい、なかなか乙なもんだろう ( ̄▼ ̄)

ランディングネットの鑑定をしてるのが金瓦 質助



「ちっ、なでえこの網は! (# ゚Д゚)つ

「おうおう、なに人のランディングネットにケチつけてやがんだよ (# ゚Д゚)つ

「これだから素人はだめなんだよ、見てみな、
網の素材がよナイロンメッシュじゃねえか (# ゚Д゚)つ

「なんだって、これでいいじゃなねえか! (# ゚Д゚)つ

「馬鹿野郎!本当のランディングネットの網はな
クレモナ糸じゃないといけねえのよ ( ̄  ̄)

「く、く、くれ・・・エクレア?」

「おう、俺っちはモンデールのエクレアに目がないのよ・・・じゃあねえ
語呂も合わないボケをかますんじゃんえ!」



「ところで質助、クレモナ糸とはなんでえ ( ̄ー ̄;

「クレモナ糸とはなあ・・・ Oo。。( ̄¬ ̄*)

遠くを眺めて涙ぐむ・・・。



「ビニロンとポリエステルの混紡糸の洒落た名前なのよ」

「はあ、はあ」

「すまねえな~クレモナ、堪忍してくれ、また、ナイロンメッシュの網を自慢そうにする奴に当たっちまったい。本物が判ってないねえ~ Oo。。( ̄¬ ̄*)



「もしもし・・・」

「そうだクレモナ糸の実力をこの唐変木に教えてやろう・・・」

「もしもし、質さんなんでナイロンメッシュじゃダメなんだい ( ̄ー ̄;

「おう! 偽物野郎! いいから早くヤマメ、イワナを釣りねえな、クレモナ糸の意味を教えてやるからよ ( ̄~ ̄)

という事で なし蔵がヤマメ、イワナを早急に釣ることになりまして。

なし蔵

渓流でルアーを投げまくり。



するってえと・・・。

「おっ!来たきましたぜ、こりゃあいい魚だぜ」

「釣れたのかい、なし蔵」

「見てみなよ 俺のランディングネットに入ってるヤマメを!」

「そうかい、そうかい見してくんな」

「映えるねえ~ まてまて今、写真撮るから・.。*・.。*(〃´∀`)☆・.。*・.。*

パッチリ!

「おう・・・ (*_ _)

「なんでえ」

「この魚で映えるのかい? n(ー_ー?)

「おう! ( ̄ー ̄)

「何がおう!だ ウグイじゃねえか!」

「・・・・ ( ̄■ ̄)」

「おめえはヤマメとウグイの見分けもつかないのか!」

「てへへへ (*/∇\*)

「てヘへじゃないよ、そんな事だからダメなんだよ、もういいわ俺がヤマメ、イワナを釣ってなし蔵に教えてやる」

てえ事になってどんどん、質助が釣り上がるのですが・・・

いきり立ってるんでしょうか、足を踏み外しましてな。

ばしゃん!!と水飛沫を上げるわけですよ。

「質助!!」

てえことで上からラッコみたいに上向きで流れてきた質助に。

「ちっ、大口たたいてこの体たらくかよ・・・」

となし蔵が言うと

質助のランでイングネット取り上げて

大口たたいて水没して濡れた質助の頭にランディングネッを被せましたな。



「おう質助、家のカカアが昔、美容室でそんな網を被せられてたぞ」

「・・・ (*x_x)

「質助・・・写真撮ってやるぜえ ヾ( ̄∇ ̄=

「や、やめろ! なし蔵 ヾ(◎o◎,,;)ノ

パッチリ!

「ある意味・・・インスタ映えするじゃねえか ( ̄▼ ̄)

「・・・・ (꒪꒪)



「ヤマメはいつになったら釣れるのかねえ・・・ (´∩`。)

「クレモナ糸がないてらあ (´∩`。)

カア、カア

遠くでカラスの鳴き声が響き渡るのでした。



ウグイを釣るのと違ってヤマメを釣るのは難しいですな。

だからこそ1匹が貴重なのかもしれません。



尺ヤマメなんかきた日には自慢するために映えるような写真を撮らないといけませんな。

それだからこすインスタ映えするクレモナ糸のランディングネット好む人が多いので。



ええと・・・

てえことでランディングネットはただ選んじゃいけませんよ

みたいな一節をご披露させていただきましたが・・・。

えっ!まだわかりやせんか・・・。

そりゃあ~いけねえや、これからマジで説明します。

たかがランディングネットされどランディングネット

ランディングネットは魚をバラスことなく釣りあげる道具です。



つまり

ちゃんと、すくえる事ができればいいのです。

すくうだけなら、機能性だけを追求すればいいですよね。



しかし人の考えはそう簡単ではありません。

例えば渓流のランディングネット



すくうだけなら、フレームはウッド製じゃなくてアルミ製でもいいじゃないですか?

むしろアルミの方が機能的。



それにも関わらず、渓流ランディングネットはウッド製のフレームで作られています。

中には柄の部分が黒檀、紫檀を使う物までも。

本当に黒檀、紫檀などの高い木材を使う必要があるのでしょうか?

理由があるはずですが・・・。



理由は機能的な事ではなく完璧に・・・

見た目です。



ランディングネットは渓流の風景に合わして映えなければいけません。

そして自分の釣りの軌跡を美しく残すのも渓流ランディングネットの役目なんです。

渓流という環境に合わしたランディングネット

渓流という環境は日常的ではありません。

渓流に行くのは美しいと思うから行きまよね。



コンクリで護岸されたところを美しいと思わないじゃないですか?



フライフィッシャーにしろ渓流ルアーにしろ

渓流と言う環境に合わした道具のデザインを気にしていると思いませんか?



見た目にこだわるとは!

と言う人もいますが・・・。

それなら服にデザイン性を求めること自体おかしい話です。



自分が出かける場所に合わして服装をかえるのと同じように

ランディングネットも渓流という場所に対して意識してコーディネートしたものなんです。



という事で渓流と言う環境に対してどのように合わせるかが

ランデイングネットを選ぶ際の目的となるのです。

渓流ランディングネットの目的は

渓流で使うランディングネット風景に会わして

コーディネートするだけが目的じゃありません。



トラウトを逃さず、すくう

そして その記録を写真に収める。

という役割があるります。



どのようにトラウトをすくって、どのように写真に収めるかが目的となるため

ここをしっかり設定していれば

買ってから後悔することはありません。

渓流ランディングネットの目的は4つ。

基本的には魚をすくう、写真に収めるのが目的ですが

目的を細かく分けると具体的なところがもっと見えてきます。

という事で目的を4つに細分化してみました。



下記を見てみましょう。



完璧にインスタ映えしたイワナ、ヤマメの写真を撮りたい。


インスタ映えする写真を撮りたいけど安いランディングネットでいい。


インスタ映えも気にしつつイワナ、ヤマメのダメージを最大限抑えたい。


イワナ、ヤマメのインスタ映えする写真はいらない、機能を最大限優先したい。


という目的4つに分類されます。



これはインスタ映えを優先するか

それともトラウトを乱暴に扱うか丁寧に扱うかで別れます。



これを決めるのは

ランディングネットを構成するネットの材質です。

ランディングネットの2種類のフレームと3種類の網(ネット)の素材

2種類のフレーム

出典 Amazon

フレームの素材はウッドとアルミがあります。

機能を求めればアルミですが

渓流ではウッド製の方が圧倒的に人気があります。

ウッドの質が高ければ高いほど木目が美しいものとなり

その選択肢は木材のすべてが材料になると言っても過言ではありません。



木材もピンキリです。

高い物はすごく高く・・・安い物はそれなりの価格です。

家具と同じだと思えば、分かりますよね

インテリアの雰囲気は木材の質感次第で大きく変わります。



例えば

欅のテーブルにウエッジウッドのカップに入れたコーヒーは

インスタ映えして写真を取りたいと思いますが・・・。

ニトリの木目プリントのテーブルに紙カップのコーヒーでは写真の収める価値はありません。

3種類の網

クレモナ糸

出典 Amazon

インスタ映えはよいビニロンとポリエステルの混紡糸ネット素材。

ネット素材の中では一番高価。

魚に対してダメージが大きい



ナイロンメッシュ

出典 Amazon

クレモナ糸に比べればインスタ映えは劣るがそれなりのに映える写真が撮れる

網目が細かく比較的安化で手に入るものが多い。

魚に対してのダメージもクレモナ糸に比べると少ない

欠点はフックにバーブ(かえし)があると外しにくい。



ラバーコート

出典 Amazon

ナイロンメッシュにゴムのコーディングをしたもの

ナイロンメッシュの弱点である フックにバーブ(かえし)があると外しにくさを解消。

魚に対してのダメージも少ないナイロンメッシュの上位バージョン。



シリコンラバー

出典 Amazon

魚に対して一番ダメージが少ない。

フックにバーブ(かえし)があっても刺さることはない。

また水切れもよいので写真を収めた後

フィッシングベストの後ろに取りつけても濡れない最も機能的なネットです。

渓流ランディングネットの選ぶ手順

ネットの素材により価格もインスタ映えも、トラウトに与えるダメージも違います

これをまとめたのが下の表

渓流ランディングネット 素材の関連性

ネット素材写真が映える価格フレーム魚のダメージ
クレモナ糸 高い高価な木材ダメージ大
ナイロンメッシュ 安い安い木材ダメージ中
ラバー コートやや高い良い木材ダメージ小
シリコンラバー安い安い木材・アルミダメージ小

これから言えることは

渓流ランディングネットの価格はネット素材で変わります。

ネット(網)の素材価格が!

と言うより。



高い物にはこのネット素材・・・

という風に当てはめていると思っていただければいいと思います。



実物を見ると分かるのですが

美しい木材と木目だな~
と思ったランディングネットは間違いなくクレモナ糸を使っています。

価格順位付けは

クレモナ糸>ラバーコー≧ナイロンメッシュ≧シリコンラバー


目的に合わしてネット素材で優先度の順位付け

完璧にインスタ映えしたイワナ、ヤマメの写真を撮りたい。

が目的なら

①クレモナ糸

②ラバーコート

③ナイロンメッシュ

④シリコンラバー



インスタ映えする写真を撮りたいけど安いランディングネットでいい。

が目的なら

①ナイロンメッシュ

②シリコンラバー

③ラバーコート

④クレモナ糸



インスタ映えも気にしつつイワナ、ヤマメのダメージを最大限抑えたい。

が目的なら

①ラバーコート

②シリコンラバー

③ ナイロンメッシュ

④クレモナ糸



イワナ、ヤマメのインスタ映えする写真はいらない、機能を最大限優先したい。

が目的なら

①シリコンラバー

②ラバーコート

③クレモナ糸

④ナイロンメッシュ

※アルミフレームの場合はシリコンラバーの一択です





4つの目的からランディングネットを総括

完璧にインスタ映えしたイワナ、ヤマメの写真を撮りたい。

価格:一番高い

イメージの良い写真を取るにはフレームの木材とネットの素材の質感が要求されます。

特にフレームの木材は多種にわたり木材次第で価格が6万、ぐらいになるものもありますので

ある程度の所で抑えましょう。

ネットの素材はクレモナ糸

完璧にインスタ映えするランディングネットです。

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インスタ映えも気にしつつイワナ、ヤマメのダメージを最大限抑えたい。

価格:2番目に高い

ネット素材がラバーコート、一番多く使われているネット素材。

一見ナイロンメッシュに見えるが、 風合いを残しつつラバーの機能もあり。



魚を傷つけにくく、使い終わった後の水切れもいいのでフィッシングベストの後ろに

すぐ装着が可能です。

ただヤマメ、イワナの頭部アップなどの近接写真ではシリコンラバーだとばれやすいので

映える写真としては質が落ちてしまいます。

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安くてインスタ映えする

価格安い

このランディングネットのネット素材はナイロンメッシュです。



近接写真でも風合いがなくなることはありませんが、

安い故にフレーム木材の質が落ちます。

そのためにそこそこの写真しか取れません。

最大の欠点はバーブ付きのフックを使ったフライ、ルアーの針が

網に刺さると絡みついてなかなか外れないこと。

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高機能で魚にやさしい

価格:安い

味も素っ気もありませんが魚をダメージ無くすくうという事では

圧倒的な機能性を持っております。

安くて魚に与えるダメージが少ない、水切れが良い、など機能面からみれば

素晴らしいのですが 渓流という風景には合いません。

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まとめると

渓流ランディングネットは風景にコーディネートした物である

渓流ランでイングネットは釣ったトラウトの写真映え(インスタ映え)させるための物

4つの目的から自分にピッタリな渓流ランディングネットを選ぶ。



釣具マニアの報告でした。

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