魚を捌くのに最低限必用な包丁と使えるキッチン用品の活用方法

釣り場ご飯

こんにちは釣具マニアです。



魚が釣れた、お店で食べたら美味しい魚なので捌いて食べたい。

でも自分の家に包丁などのキッチン用品で魚は捌けるのか?

割烹料理店の料理人みたいな道具が必要なの?

こんな疑問があると思います。



一般家庭で和食の料理人が使う道具がないのが当たり前です。

結論から言えば料理人が使うような道具がなくても魚は捌けます。

最低限必要な道具はなんでしょうか?



1、洋包丁

2、砥石

3、面直し砥石

この3つで大丈夫です。



最初から高価な道具を揃えるような人はいません。

まだ始めたばかりで今後やり続けるか分からない事にお金は掛けたくないですよね。

それで今回は最低限の必要な道具と自分の家にあるキッチン用品の活用方法を解説していきます。



詳しい解説の前にこんな事がありました。

少し前の事ですが、メバル、カサゴ船と言う釣り物の船に乗りました。

自分は他の釣り物の船に乗りたかったのですが・・・。

カサゴが食いたい、メバルが食いたいなんて言い出す奴がいるからです。

なんでも、堤防で釣れたカサゴを食べたら美味しかったらしいのですが、

言うても味噌汁にしただけです。



そんな話を聞いて

「カサゴか~、これを刺身にすると絶品なんだよな~」

の不用意な一言で釣りに付き合わされる破目になりました。



話は飛びましてカサゴ、メバル船の釣果はというと わりと釣れました。

O君

「カサゴとメバル釣れましたね~」

ご機嫌のご様子です。



彼の名前は大仁 好男。

これからは仁好と呼ぶ事にします。

「うんそうだね」

「釣具マニアさんはどんな包丁で魚を捌いてるんですか」

「カサゴだと、小出刃と柳包丁かな」

「やっぱり、ちゃんと包丁買わないとダメですかね~」

「そんなことないさ、自分の家にあるキッチン用品で大丈夫だよ」

「マジで~」

「包丁ぐらいはあるだろう?」

「安物の包丁ならあります」

「それで大丈夫だ」

「マジで~」

「後はキッチン用品を寄せ集めて、最低限の物を買い足せばOK」

「どんな物が必用ですか?」

「人によりけりだ」

「自分に場合は何が必要ですか」

「お前が持っているキッチン用品なんて知るか!」

「家に来てくださいよ」

「俺はキッチン コンサルじゃねえよ」

「そんな~ 何を寄せ集めるんですか」

「キッチン用品の寄せ集めなんて自分で考えろ!」

「何で ですか!! お願いします!!」



面倒くさくなってきました、何を寄せ集めるかんなんて・・・。

これ以上は関わると面倒くさい事になりそうです。

彼はお人好しです、煙に巻いて誤魔化す事に・・・。



「分かりました」

「本当ですか!」

「これから、準備するので少しお待ち下さい」

「はあ・・・」

「・・・・( ̄  ̄)

厳かな雰囲気を漂わせるように・・・黙禱



「釣具マニアさん何で目を瞑るんですか?」

「・・・( ̄  ̄)

「はらほろひれはれ~、ふにゃんにプップ~・・・降りました」

「????(ー_ー?)ン?

「我を呼んだのは誰だえ~( ̄▼ ̄)

「・・・・釣具マニアさんどうしたんですか?n(ー_ー?)ン?

「釣具マニア・・・はて? 我の名前は従四位 上中下 左近衛権少将惟忠」

「えっと・・・バカなの?n(ー_ー?)ン?

「俺を愚弄するのか下僕め!(#`皿´)

「すいません・・・」

「我は誰だと心得る( ̄▼ ̄)

「頭が残念な人?( ̄■ ̄)」

「馬鹿者!! 我の冠位は従四位 松竹梅の高貴なものぞ!(#`皿´)

出典Amazon

「さっきは従四位 上中下と言っていてましたが・・・」



「・・・・まあ、下僕に冠位の話は分かりにくかろう、それでキッチン用品の事だったな」

「そうなんです」

「むむ、見えたぞ! 三得包丁を持っているだろう?( 〇□〇)

「いえ( ̄ー ̄)

「うほん・・・失礼、それでは牛刀を持っているな」

「ええ、何で分かるんですか」

「ふふふふ、キッチンバサミも持っているであろう( 〇□〇)

「なんですか・・・それ(ー_ー?)ン?

「・・・・( ̄ー ̄;



「見えた! まな板を持っているな( 〇□〇)

「ええ持っています」

「ああ、なんと砥石も見えてきたぞ( ̄  ̄*)

「ふ~ん」

「・・・・( ̄ー ̄;



「出刃包丁を・・・( ̄■ ̄)」

「ありません」

「・・・・( ̄ー ̄;



「見えたぞ、ハッキリ見えたぞ、キッチンには牛刀とまな板しかないΨ( ̄∀ ̄)Ψ

「すげ~ なんで分かるんですか!貴方は神?(☆▽☆)

「やっと分かったか( ̄▼ ̄)

「はは~ (_ _)

「それでは お前に宣告をする( ̄▼ ̄  )

「はは~ (_ _)

「あなたの魚を捌くキッチン用品はDランクです、もう少し努力が必要です、頑張りましょう( ̄▼ ̄)

「はは~ (_ _)

「もう少し勉強してから我が宣託を受けよ( ̄▼ ̄)

「はは~(_ _)

「試験は1ヵ月後だ! 次はCランクを目指すのだ( ̄▼ ̄)

「はは~ (_ _)

「ではこれで失礼する何事も精進あるのみだぞ、去らばじゃ」

「はは~ (_ _)



何とか逃げ出す事に成功しました。

しかし洋包丁とまな板しかないとは、いくら何でもこれでは魚は捌けません。



家にある道具で魚を捌けない原因

魚を捌いてみたけれど。

初めて魚を捌いた人からよく聞くのが

いざ魚を捌いたら身がグズグズに崩れて上手く捌けなかった。



腕が悪いのか、包丁が悪いのか?

理由は3つ

1、腕が悪い

2、包丁に刃が付いていない

3、研いでも切れない包丁

まず1が主な理由ではありません。

1の腕が悪いのは慣れです。

魚を捌くことに慣れれば誰でも捌けます。



2の包丁に刃が付いていない

これは安い包丁だからではありません、高くても安くても刃は付きます。

刃が付いていないのは包丁を研いで無いからなんです。



3、包丁を研いでも切れない

これは研ぎ方が悪い以外にもっと重要な事があります。

使った砥石は凹んでませんか?

平らなテーブルに研ぐ面を置いて見ましょう。

隙間があるようならいくら研いでも刃が付きませ。



砥石は水平でないとまともな刃が付かないのです。



魚が上手く捌けないのは2、3が原因です。

このことから最低限必要な道具が絞り込めます。



魚を捌くのに最低限必要な道具

意外かもしれませんが一番重要なのが面直し砥石。

砥石の凹みを直す砥石です。

これは必用です。



後は砥石です。

安いもので構いませんが、表と裏が仕上げ、荒砥になっている物が最低限必要な砥石です。



そして包丁

だいたいの家庭で三得包丁か牛刀のどちらかは持っていると思いますのでそのまま使いましょう。

この3つが如何しても必用です。

魚を捌くのに最低限必要道具は

1洋包丁(牛刀、三得包丁)

2砥石(表、裏が仕上げ、荒砥担っている物)

3面直し砥石(荒砥用、仕上げ用の2種)

あとはキッチンにある、まな板、布巾

これが最低限必要な道具です。



洋包丁

貴方の台所に牛刀か三得包丁くらいはあると思います。

包丁はこれだけでいいです。



えっ ありませんか?

炊事はしないから・・・。

それなら最低限で良いので包丁を買いましょう。



おすすめは安い洋包丁です。

洋包丁は牛刀、3得包丁とありますが。

魚を捌くのに適しているのは、先の尖った牛刀です。



この安い牛刀を2パターン用意しました。

両方とも信頼できるメーカです。

小物まで捌けるように刃渡りは180mの物を選びました。

一つは安い洋包丁でステンレスの全鋼(同じ金属でできている包丁)の物。

もう一つは割り込み包丁です。

安いモリブデンバナジウムの全鋼と割り込み包丁の比較

モリブデンバナジウムの牛刀(ステンレス)

メリット

  • 全鋼のモリブデンバナジウム(ステンレス鋼)の包丁なので錆び難い。
  • 柄までがステンレスの一体成型なので洗い易く衛生的。
  • 比較的や柔らかい金属なので研ぎ易い。

デメリット

  • 切れ味は割り込み包丁に比べれば劣る。
  • 柄が金属なので冬場は手が冷たくなる。
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安い割り込み牛刀

メリット

  • 切れ味が優れている。
  • 柄がプラスチック製なので冬場、手が冷たくならない。

デメリット

  • 刃鋼が硬いので研ぎづらい。
  • 柄と刃の境が汚れやすい。
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砥石

いちいち、魚を捌く都度に研ぎ屋さんには出せないですよね。

自分で研いでこそ魚は綺麗に捌けます。



砥石をお持ちでない方にできるだけ安い予算に抑えられる砥石を用意しました。

中砥石と仕上げ砥石で一つになった物です。



中、仕上げの2種類を買う必要がなく、一つ買えば両方兼ねるので予算も安くて済みます。



この種の砥石は番手の組み合わせ色々ありますが

1000#、6000#の組み合わせが一番研ぎやすくて刃道が綺麗になるように思えます。

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面直し砥石

面直し砥石が一番必要になさそうに見えます。



貴方はいくら研いでも包丁に刃が付かないなんて経験ありませんか?

どんなに包丁を研ぐのが上手い人でも凹んだ砥石では包丁は研げませんよ。



砥石は平面にしてこそ刃先は尖り、綺麗な刃道が出来上がります。

凹んだ砥石で研いだ包丁は刃道が所々粗いところが出てしまうので切った時粗い所が引っ掛ります。

切れない原因の一つです。



面直し砥石の詳しい記事はこちら。



魚を捌くのにあると便利なキッチン用品

魚を捌くのに最低限の道具を解説しました。

キッチンバサミと鱗おろしそれをサポートする用品です。

なくても魚は捌けますが、あると便利です。



キッチンバサミ

キッチンバサミは魚を捌いていて腹骨が引っ掛って断ち切れないとき使用します。

中、大型、根魚は腹骨が太いので出刃包丁が使いやすいのですが

出刃包丁を持ってない人はキッチンバサミを使うと楽に3枚に下ろせます。



また背びれ、胸ひれ、など魚のひれは尖っています。

3枚に下ろす前にキッチンバサミで切り取ると、

捌いてる最中誤って手に刺さらないのでおすすめです。



キッチンバサミは意外にも三枚下ろしがスムーズにできるキッチン用品なんですね。

100均で十分です。



ウロコとり

ウロコとりは魚を捌くのに必ず行わなければならない下処理です。

通常は包丁の刃先で落としますが、かなりの時間を費やします。



ウロコとりを使うと、ザクザクとスムーズにウロコが落とせるので、

時間の短縮になり楽になります。

値段も安い物ですが、おすすめは真鍮製のウロコとり。



鱗下ろし 真鍮製 日本製を使って好かったと思ったこと。(合羽橋で売っている職人用)

  • 鱗が硬い魚は鱗を落とす時、包丁の刃が身に入って切ってしまうことを防ぐ。
  • 包丁に比べて楽に早く鱗が下ろせる。
  • 包丁に比べ鱗が飛び散らない。
  • 硬い鱗を下ろす時のパホーマンスがすごく高い
  • 包丁の刃先が鈍らない。

大きいものと小さい物がありますが、大きい物がおすすめです。

大は小を兼ねます、シロギス、ハゼ程度の小さい魚も問題なく鱗が下ろせます。

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補足

背骨が硬く太い魚の頭を落とす、魚の頭を割って煮付けたい。

このような下処理をすると刃が欠ける恐れがあります。

こんな時は厚手の出刃包丁がるといいです。

安く済ましたいなら、硬い物を断ち切る用途と割り切れば安い出刃包丁でも全然大丈夫です。



下村ベルダン ステンレス 出刃包丁 150mm 

魚の兜割り、頭を落とすことを考えて選びました。

安い出刃包丁の中でも比較的厚みが有り、錆ない出刃包丁です。

鋼の本出刃と違い、刃付けは2段刃になっており。

ステンレス鋼(モリブデンバナジウム)の材質でも刃が欠けないようになっています。

手にとり、じっくり見ると実は2段刃に糸刃が付いています。

非常に粘り強い刃付けをしてるので選んでみました。

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まとめると

魚を捌くのに最低限必要な物は洋包丁・砥石・面直し砥石

ある物はそのまま使って、無い物だけ買おう

キッチンバサミ・鱗下ろしなどのキッチン用品でサポートする事で、魚を捌くのがスムーズになり、楽になる。

包丁は切れてなんぼ、小まめに研げば身を崩さすに魚を捌く事ができます。



釣具マニアの報告でした。

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