こんにちは釣具マニアです。
暑くなってきましたね。
暑い夏になりますと
美味しく魚を食べる為に冷やしてくれるクーラーボックスは大事です。
そこで気になるのがクーラーボックス保冷力。
冷やす能力なのでしょうが・・・。
キャンプ等で食材の鮮度を保つのと、釣った魚の鮮度を保つのは違います。
たとえば
魚の鮮度を保つには10度以下を持続しないといけません。
これは最低限、守らなければいけない事で
もっと長時間、鮮度を保つには5度をキープしないといけません。
そして1回でも温度が上がるような事が起きれば
その時間だけ魚の鮮度は落ちてしまうという事です。
ジュース、ビールは温度が上がってもまた冷やせばいいが
鮮魚は訳が違うという事ですね。
じゃあ保冷力の良い物を買おう!
としても、そんなに簡単ではありません。
保冷力が高い全面真空パネルのクーラーボックスは
目が飛び出るほど高いのです。
おいそれと手が出る金額ではありません。
もし買ったとしても
保冷力が高いからと安心していいのでしょうか?
本当に価格に見合った働きはしてくれるのかも不安です。
それでも鮮度を保って美味しい魚を食べたいものですよね。
安く済ませる方法はないのでしょうか?
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/3291883_s.jpg)
今回は安く保冷力が高めのクーラーボックスを手に入れたい。
と考えている人向けの記事になります。
結論から言えば安く保冷力が高いクーラーボックスを手にするのは簡単です。
自分が購入しようとしているクーラーボックスの容量を何割か上げてください。
そして大量に氷を入れるだけで真空パネルのクーラーボックスより
冷える持続時間は高くなります。
少し戸惑うかもしれません。
それで
保冷力より氷の量の方が重要だという話をしてみたいと思います。
暑い・・・。
暑いのは苦手だ・・・。
早く冷やさないと私の内臓が腐敗してしまうではないか・・・。
という事で、後輩の保令 主計(ほれい ちから)を誘って居酒屋に行くことに・・。
私の名前は
氷 重点百%波動砲発車往来(こおり じゅうてんひゃくぱあはどうほうはっしゃおうらい)
と申します。
居酒屋に入ると額の汗を拭いつつ
「から揚げにはハイボールだよな」
キッパリと言い切った。
「そうですね、今では餃子に並ぶようなハイボールの摘まみですね」
「むう・・・完全にビールが置いてかれた感じがするな」
「何故でしょう?」
「それはな・・・氷の量だ」
「はあ・・・」
「ビールを流し込むとシュワシュワするな」
「ええ・・・炭酸飲料ですからね」
「ハイボールも流し込むとシュワシュワするな」
「ええ・・・炭酸飲料ですから」
「ところが~ この二つには明確に のど越しに違いがあるのだ」
「ええええ~~ が~~~ん、そんな馬鹿な事が・・・信じられません」
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/544663_s.jpg)
「きみ、きみ、まだ何も言ってないのだが」
「そうでしたっけ」
「ふざけた奴だな、なんだそのワザとらしい演技は!
これから理由を言うからその時に、そのようなリアクションをとれよ」
「わかりました!」
「では・・・・」
「・・・・ | ̄ω ̄A;」
「・・・・ | ̄ω ̄A;」
「な、なんか話せ ヾ(◎o◎,,;)ノ」
「あなたが理由を言うのでしょう」
「完全に話す機会を逸したではないか、まあいい
実はな、のど越しのちんちん度が違うのだ Σ( ̄ロ ̄lll) 」
「のど越しのちんちん度? n(ー_ー?)ン?」
「そうなんだ のどちんこと掛けて冷えたハイボールと説く ( ̄~ ̄)」
「その心は ヾ( ̄∇ ̄=」
「のどがちんちんでしょう ( ̄▼ ̄)」
「ありがとうございました へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ」
「笑点か! Σ(゚Д゚|||)」
「座布団はまだでしょうか? ヾ(°∇°*)」
「・・・・ ( ̄■ ̄)」
「おあねがいだから次に進んで」
「分かった、それでは
スタッフ~、ちょっとスタッフ~ ( 〇□〇)ハァハァ」
「なんでしょう」
「ハイボールとビールをお願いします」
「喜んで~」
「・・・・ (  ̄  ̄ )」
「・・・・ (  ̄  ̄ )」
しばらく待っていると
「お待ちどうさまです、ビールとハイボールになります」
「・・・・ (  ̄  ̄ ) 」
「それではごゆっくり」
「きみきみ」
「はいっ」
「ビールは良いとして、何だねこのハイボールは! ( ̄^ ̄)ゞ 」
「はあ・・・ | ̄ω ̄A;」
「氷の量が全然少ないではないか ( ̄^ ̄)ゞ 」
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/3547074_s.jpg)
「はあ・・・ | ̄ω ̄A;」
「これでは、保冷力が足りないと思わんのかね ( ̄^ ̄)ゞ 」
「はあ・・・ | ̄ω ̄A;」
「取り換えたまえ」
「よろこんで ヾ( ̄∇ ̄=」
「マニュアルか!」
しばらくして・・・。
「氷いっぱいのハイボールお持ちしました~保冷力が超強力です」
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/998067_s.jpg)
「順応するのが早ない」
「よろこんで~ ヾ( ̄∇ ̄=」
「・・・・ (  ̄  ̄ ) 」
「・・・・ (  ̄  ̄ ) 」
「話のつづきだ、これだけ氷を詰め込むと のど越しの冷え方が半端ない
つまりだ、実際には保冷力といっても氷の量できまるのだ」
「そうですか・・・」
「なんだ、その怪しい物を見る目つきは! 見ろこの氷の充実感
・.。*・.。*(〃´∀`)☆・.。*・.。* 」
「もしかして、それを言うためだけに ハイボールがなんちゃらと・・・
喚いていたのですか」
「そうだ」
「いや~、話が長いな、オヤジ (ー△ー;)」
「儂のハイボールの氷の残存時間も長いぞ、そして保冷力が高いと言え (ΦωΦ)フフフ… 」
「・・・・ (꒪ཀ꒪)」
クーラーボックスの保冷力
クーラーボックスは物を冷やす為にあるのだから、冷やすための能力
すなわち
保冷力を気にするのは当たり前です。
保冷力は各社それぞれ指標はありますが
統一した指標ではありません。
保冷力は氷をクーラーボックスに入れてからの持続時間
という事なのですが・・・
同じメーカー同士を比べるなら使えるかもしれません。
そんな事より
保冷力は推し測るには断熱材を気にした方が簡単に思えます。
クーラーボックスの保冷力は断熱材で決まるからです。
クーラーボックスの断熱材の種類。
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/3402514_s.jpg)
クーラーボックスに使われている断熱材は3種類あります。
発泡ウレタン :一番使われている断熱材 値段、断熱、重さのバランスが良い
真空パネル :保冷力が一番高い断熱材、価格が高く、重い
この断熱材の使い方で保冷力も値段も変わってきます。
断熱材による実際のクーラーボックスの作り方とランク
断熱材を組み合わせる事で
クーラーボックスは断熱材の違いでバリエーションができます。
保冷力だけではなく、重さ、価格なども含めて選べるようになっていて
基本的には真空パネルの面数と発泡ウレタンの面数を組み合しています。
クーラーボックスのバリエーションは
保冷力の違いから6段階あると思ってください。
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/3106115_s.jpg)
クーラーボックス 保冷力のクラス
ランク | 断熱材の種類と面数 | 特長 |
クラスA | 6面 全面真空パネル | 保冷力最大、重い |
クラスB | 5面真空パネル+発泡ウレタン | 上フタだけ発泡ウレタン |
クラスC | 3面真空パネル+発泡ウレタン | 底、長辺2面が真空パネル |
クラスD | 1面真空パネル+発泡ウレタン | 底1面のみ真空パネル |
クラスE | 全面発泡ウレタン | 最も普及しているタイプ |
クラスF | 全面発泡スチロール | 軽いが保冷力は落ちる、キャンプ用に多いタイプ |
釣り道具メーカーとキャンプ用品メーカーのクーラーボックス
上記の保冷力のクラス分けは
釣り道具メーカーのクーラーボックスの製品群から
保冷力をクラス分けしたものです。
HPを見れば掲載されています。
この表から言えることは
保冷力は明らかに釣り道具メーカーの方が高いという事です。
何故なら
キャンプ用品メーカーの一番保冷力があるものでも
断熱材で比べると クラスEでしかありません。
キャンプ用品メーカーのクーラーボックスの断熱材は
真空パネルを使ったものが無いからです。
それに比べて釣り道具メーカーのクーラーボックスは
クラスD~クラスAまでの4段階もあります。
キャンプ用品メーカーの保冷力が高い・・・
とのうたい文句ですが
価格が3万近いクーラーボックスなのに断熱材が発泡ウレタンとは違和感がありませんか?
![](http://kakuture.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/doya-man.png)
もしかして、断熱材と違うところで保冷力を上げてるんだよ
と言っていた人がいますが
では・・・・具体的にそれはどこにあるのでしょうか?
正直、釣り道具メーカーのクーラーボックスの歴史は長いですよ。
少なくても私が釣り始めた30年前からあります。
扱うのは傷みやすい内臓を持った鮮魚です。
鮮魚をどれだけ新鮮に保管できるかで製品作りをしているのに
野菜とか飲料水が冷たいぐらいの
クーラーボックスと同じ土俵で比べるのがおかしいと思いませんか?
クーラーボックスとして優れいるのは明らかに釣り道具メーカーの
ダイワ・シマノのクーラーボックスです。
それでは釣り道具メーカーの保冷力ですが
保冷力の基準だけでクーラーボックスを選んで良いのでしょうか?
クーラーボックスの容量と保冷力
全面真空パネルのクーラーボックスが保冷力では高いことは間違はありません。
少し極端ですが
15L 全面真空パネルに50%の氷
30Lの全面発泡ウレタンに50%の氷
を入れた場合どうなるでしょか?
容量に対して50%の比率で氷を入れています。
断熱材も違います。
結果は発泡ウレタンの方が魚の鮮度が保て氷は残っております。
ちょっと逆のような気がしますが・・・。
何でこんな事になったのでしょうか?
保冷力アップは意外と簡単
氷の量が同じではありません。
全面真空パネルは15Lですから50%としたら 7.5Lの氷です。
発泡ウレタンは30Lですから50%の15Lの氷です。
クーラーボックスの容量と氷の量が違います。
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/3607705_s.jpg)
保冷力を上げたければさらに容量を大きくして氷の量を多く入れればいいわけです。
クーラーボックスの保冷力表示に偽りはありませんが
氷の状態は別にしても
氷の量でクーラーボックス内の状態は全く違います。
氷が多ければが氷が解ける時間は長くなり
氷が少なければ温度が高くなり易いので氷の解けるスピードは速くなります。
氷の残存量が少なくなるほど加速して解けやすくなるので。
容量の多いクーラーボックスにたっぷり氷を入れた時の方が
クーラーの保冷力が高いと思います。
たとえば
コップに20%氷 とコップに80%氷
小さいコップに50%の氷と 大きいコップに50%の氷
氷の残ってるのはどのコップですか?
実感的に分かると思います。
真空パネルと発泡ウレタンの価格差
釣り道具の有名メーカーD社で比べてみましょう。
※Amazon調べ
全面真空パネルの16Lクーラーボックスの値段は36000円です
全面発泡ウレタンの16Lクーラーボックスの値段は13000円です。
価格を比べると23000円の価格差があります。
断熱材だけで決めると価格差 23000円を+して全面真空パネルを選びますよね。
発泡ウレタンの容量違いの価格差
では容量が違うとクーラーボックスはどのくらいの価格差があるのでしょうか?
全面発泡ウレタン 16Lは13000円
〃 27Lは15000円
価格差は2000円です。
断熱材の違いでは価格差があったのに
容量違いでは価格差は少ししかありませんね。
では・・・
断熱材を全面真空パネルにした場合は容量の違いで
価格差がどのように変動するでしょうか?
全面真空パネル 27Lは35000円
16Lは35000円
同じです。
容量違いだけではクーラーボックスの値段は変わらないというのが分かりますね。
断熱材は同じなら容量を大きめを買った方が
氷が大量に入れられるので
クーラーボックスの保冷力アップは安くできます。
容量を大きくすることで保冷力を上げるデメリット
単純に保冷力を上げるから氷をタップ入りぶち込む
これをするとクーラーボックスは極端に重くなりますね。
経験から言えば記事に書く以上めちゃくちゃ大変なんです。
5kgが10kgになったらそれは重いですよ。
オカッパリで移動距離が大きい場合はありえないです。
例えば
アオリイカなどはラン&ガンですが・・・このような場合は
無理だと思います。
ですが
船の場合はこの限りではありません。
容量が大きいクーラーボックスの扱い方
船釣りでは乗船してから移動は無いので
クーラーボックスの容量アップは理にかなっていると思います。
とはいえ車から船宿の事務所までとか・・・。
船宿の事務所から船までは移動はあります。・・・。
少しでも楽になるため、 乗船、沖上がりまでの時間までは
氷で2kgから3kgにして
船宿に戻ってから、 溶けた氷水は流して
追い氷を追加で入れます。
魚を入れて容積80%から100%まで氷で生めてしまいましょう。
この方法は船宿の常連さんがしてる方法です。
因みにクーラーボックスはクラスDとかEレベルの比較的安い物を使っていますよ。
実際に船釣りの場合
保冷力は容量を大きくして氷をたっぷり入れれば発泡ウレタンでも十分なのです。
船宿で氷も大量に手に入れられますから。
船宿次第ですが無料の所まであります。
おすすめクーラーボックス 中型から大型まで
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断熱材が発泡ウレタンのクーラーボックスです。
発泡ウレタンは価格・重量・耐久性で最もバランスがとれたクーラーボックス。
このクーラーボックスの売りは魚の投入口です。
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/ProvisorHD_cut02.jpg)
すごく便利でワンプッシュするだけ投入口が開いて魚をクーラーボックスに入れられます。
数釣りには無くてはならないもので、上フタ全体を開け閉めしないので冷気が逃げません。
そのため保冷力が上がるんですね。
シロギス、アジなどの数釣りではすごい保冷力を発揮します。
![](https://kakuture.com/wp-content/uploads/2020/06/41pHI64xkxL._AC_.jpg)
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魚の体系に合わせて曲げずに収納できる細長タイプ。
断熱材は 発泡ウレタンは価格・重量・耐久性で最もバランスがとれたクーラーボックス。
大型魚が釣れても無駄なく収めることができます。
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ただし車で来られる方だけで
電車釣行の方は違います。
氷が多くなるので重量が重くなる(電車釣行では使えない)
電車釣行ではこの方法は使えません。
交通機関の問題で色々と扱いずらいのです。
容量を大きくして詰め込めばその分だけ重くなりますので
電車釣行では容量の制限もある。
容量は極力抑えた方が間違いはないのです。
そのため
断熱材が良い保冷力が高いクーラーボックスが必要になります。
電車釣行での容量に関しては違う記事を参照にして下さい。
容量を大きくすると解決できないデメリット
氷代は掛かります。
釣り道具屋さんで買うにしろ、船宿で調達するにしろ
お金はかかります。
あなたが氷屋さんなら別ですが・・・。
容量が大きいという事は・・・それだけ氷代が発生することになります。
追い氷は真空パネルでも同じこと
今まで言ってきた追い氷ですが
夏場は断熱材が全面真空パネルでも必ず必要です。
ですが発泡ウレタンより量が少なくて済むのは間違いないです。
クーラーボックスを大・小二つ持つと安く保冷力アップはできます
オカッパリによるラン&ガンは
クーラーボックスを2つ持つと保冷力をアップにする事ができます。
車に常駐の大きいクーラーボックス
釣り場で使う小さいクーラーボックス
二つ持てばいいのです。
発布ウレタンと発泡スチロールの安いクーラーボックスなので
クーラーボックス代はそんなにかかりません。
大小クーラーボックスの使い方
大小二つのクーラーボックスを持つことで
釣れた魚の鮮度を保つこと可能です。
小さく軽い発泡スチロールの小さいクーラーボックスを持ち歩きながら
釣れたらクーラーボックスに入れつつ釣り歩きます。
そして
釣りを辞めてから
車に戻って、大容量の発泡ウレタンのクーラーボックスに移し変えればいいではないですか
両方とも価格が高くないので安く保冷力が上がる手段です。
RX GU 1200X
発泡ウレタンの小型クーラーボックス
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まとめると
断熱材の違いで保冷力が変わるがコスパが悪い。
クーラーボックスの容量を大きくすると保冷量は上がる。
容量を大きくして保冷力を上げる方がコスパは断然良い。
容量を大きくした時のデメリットはすごく重くなる。
デメリットを解決する手段はある。
釣具マニアです。
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