CBシートリッカー船 ライトタックル

優良釣具販売評価術
釣具マニアです。
ダイワの故大塚氏が広めたライトタックルコンセプト
気軽で魚の引き味が楽しめることから
東京湾での主流となりつつある。
そのライトタックルの代名詞として名高いのが
リーディングX64
名竿の誉れ高き竿ですが
何せ値段が高い!
当然、各一流メーカーも売れる分野に手をこまねいている訳もなく
多くのライトタックルロッドを発売
そしてブランド市場が飽和してくるころになると
やってきました!ノーブランドが!!!

昼休みの時間になにやら真剣な表情で
資料らしき物を読込んでいるK氏
近寄ってみると・・・
やはり・・・
昼休みに仕事する訳はないな、この人・・
あまりの真剣な様子にもしかしてと思いましたが
読んでいたのは当然の如く釣り情報。
「Kさん、また釣りの雑誌ですか?」
「おお!釣具マニアいい所に着た
この雑誌で特集組んでるライトタックルアジなんだけどな
俺も行きたいと思っているのだけれど
どんな竿がいいのかな~~」
「いきなり道具から入りますか
普通いい船宿、知らない?
とかじゃないですかね?」
「うるさい!
俺は道具から入る派なんだよ」
「ああ、そうですか
ライトタックルね~
ダイワのリーディングがいいじゃないですかね~」
「リーディングという竿ね~、検討してみるよ」
そして翌日
「釣具マニア!ダイワのリーディングX高いじゃないか!」
「まあ・・・それは一流メーカーですからね」
「そんな捻りのない
メジャーな道具なら猿でも調べられるだろ!」
「いや・・・猿は分からんと思うぞ」
「うるさい!」
「それじゃ、V64とかで」
「シャラップ!!
君はまだ俺の真意を汲み取れないかな~
こう目から鱗みたいな
ハッとするような、お買い得なプレゼンを期待している訳よ」
「・・・・」
「そんな通り一辺倒な道具なんぞで俺の心が動くかね君!」
と興奮して机をドンとたたくK氏!
なにか、心得違いをしているようで
自分が調べたらいいのにと思うのですが・・・
まあ、星一徹 みたいに
机をひっくり返さないだけましと思いながら
めんどくさいので、無視して缶コーヒーを買いにいくことにします。
「あれ?どこに行くの釣具マニア
話終わってないぞ~
お~い!
君は何でも中途半端なやつだな~」
「・・・」

しばらくして、K氏から携帯に連絡がありました
「あっ、釣具マニア
あのさ、ライトタックルの竿さ買っちゃつた」
「ほ~それで何をかったんですか?」
「xxxxの☆☆☆☆☆☆☆☆」
「☆☆☆☆☆☆☆☆ですか・・・
僕は知りませんね~
xxxxは昔からオリジナル竿出してますが~?」
「いや、リールシート回りとか
ブランクカラーがカッコいいのよ
しかも、リールシートはfuji製だよ」
「はあ・・・ガイドはどうなんですかね?」
「ガイド?・・・う~ん分からん」
「・・・」
「あっモシモシそれで、LTアジの船宿も含めてなんだけど
今週の休日ヨロシクッ!」
「はあ💧」
「いい船宿知ってんだろう?
今週新しい竿試したいからさ~よろしくね!」
プッツリ
「・・・・俺は猛烈に星一徹になりたい!😠」
土曜日です、
金沢八景の某船宿
先に着いたK氏。
すでに常連客のようにミヨシに座を構えているではありませんか・・
とりあえず船宿の女将さん料金を払うと
「あの人、釣具マニアさんの連れだったんですか・・・」
「へっ・・・あの、女将さん何かあったんですか?」
「いや・・・釣具マニアさん、大変ですね」
「・・・・。」
船に乗り込むと
「おお、座席取っておいたからな!」
「はあ、すいません・・よくミヨシに座れましたね」
「な~に人徳人徳」
「・・・・」
「ところで、これが☆☆☆☆☆☆☆☆なるライトタックルの竿だよ」
「はあ、xxxxのですよね」
「みてリールシートfuji製
ブランクも軽くてワインディングチェックも秀逸でしょ」
「はあ・・💧」
「今日は楽しみだな~
アジの引き楽しむぞ~
よ~し!ビール飲んじゃうぞ!」
「・・・・」
船長が乗り込んでポイントまで移動すること30分
「はーぃ、水深18mだよ棚は底から2mで初めてください」
との指示があり
アジビシを底まで落とすことに・・・
しばらくすると
「あれ?」
「何ですかKさん。アタリありました」
「いや、あのさ、底だちとるでしょ
そんで竿に付加をかけるとさ、
ブランクが捩れて
トップガイドが下向くんだよな~~?」
「自分で竿捻ってませんよね?」
「するかそんな事!」
「バッタ物ですから」
「そうだよな・・・バッタ物だもんな」
しばらくして。
「あれ?」
「なんですかKさん」
「何かビシしゃくると急に曲がりの支点がバットまで動くような~・・・」
「6:4調子じゃなくて4:6調子なんじゃないんですか?」
「えっ・・・4:6調子・・・😞
いや、しかしね~」
「バッタ物ですから」
「そうだよなバッタ物だもんな」
「おお!魚のあたりだ~
引く引く~すげ~引くおおお
おおお・・・・あれ・・・」
「どうしました、バレましたか?」
「いや、魚かかるとね、急に曲がりの支点がグリップ直後のバットまできて
何か・・」
「あっ本当だ、グリップ前のバッドが直角に曲がってら」
「バッタ物だから・・・?」
「バッタ物ですから」
「君はあれかな?
すべての事柄をバッタ物ですますつもりか?」
「そうです!バッタ物といえばバッタ物と答える」
「う~~ん、木霊でしょうか?」
「いいえ粗悪品です!」
「・・・・😖」
「ところで、Kさん僕の新調したライトタックルロッドも
ノーブランドなんですよね」
「・・・・」
「見て、見て、トップガイドも下向かないでしょ!」
「・・・うん」
「魚がかかっても綺麗に曲がって粘るでしょ!
こういうのが6:4調子ですから」
「・・・うん」
「これね~ガイドも、リールシートもfuji製なんだ」
「・・・ふううん」
「バットジョイント式でねベリーに継ぎがないから
綺麗に曲がるんだですよね」
「・・・」
「名前はプロマリンのCB シートリッカー船
ノーブランドもここまできたかの感じの竿です」
ベチャ!
「おわ!何鰯ミンチ投んですか」
「その竿は俺のだ!返せ!」
「何でよ?」
「最初からその竿をプレゼンしていれば、
こんな粗悪品をつかまなかったからだ
つまりだな、その竿の権利は俺にもあるということだな!」
「あんたほど幸せな人生送る人はいなよ・・・・」
プロマリンのCB シートリッカー船ですが
ノーブランドの竿もここまできたのかと思います。
流行のバットジョイント式
途中に継ぎがないからかも知れませんが
竿の曲がりはきれい!
そして低弾性カーボンによる食い込みの良さと粘り。
いやこの粘りですが
見ると納得なんです、
この厚めに巻かれているブランクを見れば、
魚が掛かってから付加に応じて大きくしなりながらの魚のひき味はたまりません!
ノーブランドながらライトタックルの面白さを十分に伝える竿なんです。
20-195C

30-195C

50-195C

シートリッカー船★195C-50(hd-244433)

シートリッカー船★195C-50(hd-244433)
価格:5,250円(税込、送料別)

80-195C

シートリッカー船★195C-80(hd-244440) *

シートリッカー船★195C-80(hd-244440) *
価格:5,495円(税込、送料別)

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