こんにちは釣具マニアです。
フライタイイングでスレッドを結ぶツールに2種類のツールがあります。
一つはハーフヒッチャー。
もう一つはウィップフィニッシャー。
どちらがフライタイイングでフライを結ぶツールとして正しいのでしょうか?
答えはどちらも正しいのです。
ただ、この二つのツールの性質が違うだけ。
ハーフヒッチャーは初めてフライを結ぶ人にとっては敷居が低い物とお考え下さい。
そしてウィップフィニッシャーですが取っ付き難く、フライを結ぶのが難しそうです。
でもウィップフィニッシャーほど
慣れてしまうとこんなにフライを結ぶのに楽なツールはありません。
もし貴方がフライタイイングを始めるなら30分
たった30分ウィップフィニッシャーでフライを結ぶ練習をしてください。
極端な言い方ですが、ウィップフィニッシャーを使うとフライは秒で結ぶ事ができます。
そして二度とハーフヒッチャーを使うことは無いでしょう。
フライタイイングの名人が呼ばれる人がいる。
かなり凝った作りの精密なフライを巻く人だ。
彼の名前は芽衣世 強受という。
もう本物のメイフライなのではないかと思うほど細部まで再現してしまうフライは
島崎みたいといわれるほどなのだ。
今日は何人かで芽衣世さんのフライタイイングを習得すべく集まった。
芽衣世さんの一番弟子と自負している 如、強寿さんがサポートするようだ。
如さんが周りを見回し今回集まった人たちに一言述べた。
「え~ 皆さん、本日は芽衣世先生のフライタイイング見学会にお集まりくださいましてありがとうございます。( ̄ー ̄)」
パチパチ。
散発的が拍手が鳴り響いた・・・。
「今回の芽衣世先生の精密なフライタイイングを見て何か得られることを願っております、
それでは芽衣世先生! 一言お願いしますヾ( ̄∇ ̄=」
「うむ・・・・・・・ノザキのコンビーフは牛肉より高い!!( ̄▼ ̄)」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「・・・・ え~( ̄ー ̄; ・・・・ 素晴らしい芽衣世先生のご挨拶ありがとうございました」
挨拶だそうです・・・。
そしてタイイングバイスがあるテーブルに芽衣世さんと数人の助手と思われる人が集まります。
「ライト点灯」
「ハイ!」
「フライタイイングの準備は!」
「OKです、先生、脈拍も正常です」
「・・・・・( ̄■ ̄)」
「よし! フライタイイングを開始する」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「#6スレッドのボビンホルダー!」
「ハイ!」
「これからファンデーションを行う」
「先生スレッドのカラーは?」
「オリーブ」
「よしファンデーション終了、テイルを取り付けるぞ、ヘンハックルのファイバーを用意」
「ハイ」
「よし順調だ! ダビングしてボディを形成する」
「ハイ」
「次はウイングだCDCとシザースを」
「先生これで」
「うむ」
「脈拍は!」
「脈拍、脳波とも異常ありません!」
「・・・・( ̄■ ̄)」
よしウイングの取り付け終了、18番のハックルとハックルプライヤーを」
「ハイ」
「ウイングにハックル取り付けを開始する、これが今回施術の最終段階となる。
フライタイプはパラシュートの為、ウイング根元にて迅速にスレッドを結ばなければならない」
「ハッ!!」
「よし取り付けたぞ、秒速でスレットを結ぶぞ、ウィップフィニッシャー!」
「ハイ!」
「・・・・・( ̄■ ̄)」
「どうした!時間が無いといっているだろうウィップフィニッシャー」
「先生、ハーフヒッチャーしかありません・・・」
「馬鹿者! ハーフヒッチャーでどうやってパラシュートのファイバーを巻き込まないで止めるのだ」
「先生アイ側で結ぶしかありません」
「先生! 脈拍低下 Σ(゚Д゚|||)」
「ぐぐぐぐ・・・」
「仕方ない、アイ側で結ぶ事にする・・・・」
「先生!!」
ぴ~~~~~
「脈拍、脳波停止しました( 〇□〇)」
「・・・・( ̄■ ̄)」
「今回のパラシュートダンのフライはアイ側で結ぶ事で失敗に終わった(*_ _)」
いったい、このバカ先生と取り巻きどもは何を考えているのでしょうか・・・・?
「皆聞いてくれ! ウィップフィニッシャーは秒でフライを結べる大事なツールだ ハーフヒッチャーではできない事もできるのだ」
「先生、すいません!」
「いいかこれだけは言っておく」
「先生~。:゚(。ノω\。)゚・。」
「ノザキのコンビーフはウィップフィニッシャーより高い( ̄▼ ̄)」
「・・・・・( ̄■ ̄)」
ち~ん、ご臨終です。
ウィップフィニッシャーは最初は取っ付き難いですが
慣れるとフライを秒で結ぶ事ができるツールです。
それで、ウィップフィニッシャーが重要だと言うことが分かっていただけましたでしょうか?
えっ!分からない・・・。
それなら、これからモット詳しく説明していきます。
フライを結ぶツールは2種類
フライタイイングでフライを結ぶツールには2種類あります。
ハーフヒッチャーとウィップフィニッシャーと呼ばれるものですが概観は全然違います。
初心者の殆どがハーフヒッチャーを使ってフライを結び、熟練度が上がるにしたがって
ウィップフィニッシャーを使うようだが、熟練者じゃないと扱えない物ではない。
少し練習すれば誰でも扱えるようになります。
ハーフヒッチャー
アイを中に入れてハーフヒッチするツール。
これだけで結べるのがハーフヒッチャー。
使い方が簡単に見えるので、フライタイイングに慣れていない方が好んで使う。
ハーフヒッチはツールが無くてもできる結び方で単純さ故に初心者に好まれるツールです。
ウィップフィニッシャー
見ただけでは何に使うか分からんツール。
ウィップフィニッシャーの使い方などを解説しているが難しい印象の為、
ハーフヒッチャーを使う人は使わない。
実は慣れてしまうとこんなに良いツールはない
どちらが簡単にフライを結べるのか
動画でもハーフヒッチの使い方とウィップフィニッシャーの使い方が解説されてしる。
動画で見ている分にはハーフヒッチャーで結ぶ方が簡単な印象があるのだが、
本当にハーフヒッチャーの方が簡単なのでしょうか?
ハーフヒッチャーは簡単?
ハーフヒッチャーは3回ハーフヒッチを繰り返して結ばないと
フライをスレッドで止められない。
つまり3工程あるわけです。
しかもヘッドセメントで最後は補強をする。
フライを結ぶのに時間が掛かる訳です。
扱い方が複雑そうなウィップフィニッシャーと比べるとどうなんでしょうか?
秒でフライを結べるウィップフィニッシャー
取っ付き難いと思われがちなウィップフィニッシャー。
自分が見たことも想像した事も無い形と使い方だからかもしれない。
人間未知なものには拒否反応を起こすものです。
しかし煩雑そうなのは初めの印象でしかない。
使ってみるとこんなに簡単に結べるツールはありません。
一言で言えばフライを秒で結べます。
えっ!と思う人もいますが、動画ではわかり易いようにユックリ動かしているのですよ。
実際は秒でフライを結べます。
考えてみてください。
ウィップフィニッシャーは1工程でフライを結んでいるではありませんか。
パラシュートダンを綺麗に結べるのはフィニッシャー
ドライフライ、特にパラシュートタイプフライを結ぶのはハーフヒッチャーだと最終的には
アイ側にスレッドを戻さないと結べない。
ハックルをパラシュートのように巻くパターンは非常に多い。
浮力の持続時間が高い事もあるが、
このパターンは水面ぶら下がりなどのステージのコントロールもしやすいのです。
その為、フライタイイングにおいては重要なパターンの一つなのですが、
最終的にアイで結ぶ事はスレッドが目立つので汚く見えます。
ハックルウイングの根元で止めると
ボディをスレッドが通らないので非常に美しく結ぶ事ができます。
釣果には関係ありませんが・・・意外とここの部分気になるんですよ。
ここは要注意 こんなフィニッシャーは使うな
ウィップフィニッシャーにも様々なタイプがあります。
変なフィニッシャーを使うと結ぶ途中でスレッドが脱落したりするので注意が必要です。
特にフィニッシャーは最初から優秀なものを使う必要があります。
ダメなものを使えば貴方は暫くウィップフィニッシャーを使わないでしょう。
こんなに素晴らしいツールなのですから、諦めるような事はしないで下さい。
何も考えずにウィップフィニッシャーを使う練習を10回だけしてみてください。
何も考える事なくフライは秒で結べますよ。
ただそれにはウィップフィニッシャーの完成形と呼ばれるマタレリのウィップフィニッシャーが必用です。
マタレリタイプのウィップフィニッシャーだから早く簡単に結べる
マタレリのウィップフィニッシャーが完成形と呼ばれるのは、
トラブルもなくフライが秒で結べるからです。
シャフトの太さから改良する所が無いくらいに完成された物なので
今では多くのフライタイヤーから愛されて使われています。
ハーフヒッチャーを使っている人は
マタレリタイプのウィップフィニッシャーを試してください。
10回程度練習すれば無意識にフライが秒で結ばべているでしょう。
まるで鈍行から新幹線に乗り換えた気分になりますよ。
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まとめ
ウィップフィニッシャーはフライを秒で結ぶ事ができる。
少しだけ練習すれば誰でも簡単に扱える
ウィップフィニッシャーはマタレリがおすすめのフィニッシャーがおすすめ。
釣具マニアの報告でした。
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