最初のシーバスロッドにダイワMLを薦める理由

シーバス

こんにちは釣具マニアです・

数年前、シーバスロッドは何がおすすめと聞かれたら、なるだけ安いロッドを選んだりしていた。

シーバスという魚、80cmぐらいの魚体でも引きの強さはさほどでもない。

障害物狙いと言っても、橋脚、足元の縦のコンクリートストラクチャーを岸際にルアーをひいて掛かったシーバスを引きずりだすのにロッドパワーはさほど要らない。

河口、サーフでもメータを越えてシーバスが掛かったとしてもロッドパワーで強引に寄せなくても、障害物など無いのだからゆっくりとやり取りすればラインは切れない。

シマノなら4000番リールのドラグがやっと滑り出す程度だからロッド事体はヘナチョコでいいやなんて思っていたのだが・・・・・

ただ現在のシーバスはルアーの種類が多くその為、ルアーの重量が軽いものから重いものまで幅の広いものまで扱わなければならなくなってしまった。

先日、晴れ渡った空に浮かぶ雲を眺めながらタバコをぷかり、ぷかりと吸っていると

「釣具マニアさん、シーバスロッドのおすすめ、なんですかね!」

急にI君が声をかけて来た

「あわっ!吃驚した」

「アア すいません、今日は暇そうなんで」

「暇! まあ・・暇だけど、なんだっけシーバスロッド?」

「ええシーバスロッド、何がいいかな~なと」

「どんな所で釣るの」

「ええと・・・いろんな所で!」

「・・・あっそう、じゃあどんなルアー使うの」

「えっ・・・いっ、いろんなルアー」

「・・・・・」

「アアそれと、コスパいい奴」

初めて釣りをする人は大体がこんな感じかもしれない

対象魚が決まってるだけましで、まあそれもうなずける話かも知れない

メーカーはロッドを細分化しすぎている、カタログを眺め、雑誌などを読めば更にいろんな情報が走馬灯のように頭に駆け巡り混乱しまう。

シーバスフィッシングの黎明期、シーバスロッドはLアクション 9f相場が決まってたのになあと思いつつ

「それだったら、まずMLアクションの9f、か9.6fあたりを狙ってみたら」

「MLの9fか9.6fですね」

「そうだね、値段とかメーカーは希望ある?」

「希望というより、お買い得品みたいなのってないですかね~」

「釣り道具屋さん しだいかな~在庫一掃セールなんて、タイミングだし、欲しいものが見つかる保障もない、暫く様子みるしかないよな」

「今欲しい、今買いたい、今週釣りに行きたい!」

「はあ、・・・じゃあ、ダイワのシーバスロッドにしなよ」

「分かりました、じゃあ今日買いに行きます、付いて来て下さい」

「お前一人で行けよ、メンドクサイな、何歳児だ お前、初めてのお使いか!

釣り道具屋でダイワのシーバスロッド下さいと言えば買えるだろう?」

「だって暇じゃないですか~」

「いや、あんた、いくら暇だからって・・・」

「釣り道具屋さんへGO!」

「今日は暇だけど、俺は家にGO!」

「やだ~、やだ~ロッド欲しいですよ、ロッド」

と、駄々をこねまくるI君、感情を抑えきれないのかボディアクションを交えて騒ぎ出します。

なんだコイツ・・・・低弾性のロッドみたいに左右にブニプニ体振り回しやがって

「おいI、何だ、いい大人が、高弾性のヘビーアクションのロッドみたいにシャキッとしろシャキッと」

「えっ!へ、ヘビーアクションですか・・・」

「そうだ、ヘビーアクションだ!やってみろ」

「こんな感じですか・・・」

ギクシャク、ギクシャク

「・・・・」

体を振り回すのを止めろって事なんだが・・・ゾンビかお前・・・。

「ち、違うって ミ・・・ミディアムライトぐらいにしろ」

「えっ? じゃあこんな感じで やだ~、やだ~ロッド欲しいですよ!」

「おお・・・ミディアムライトみたいな感じじゃないか、うんうん、しなやかながらも筋が通てる感じだ、丁度いいぞ、なんにでも即座に対応できそうな感じ、ただ、腰の所が安定していないな、バットパワーが足りないぞ」

「なるほど!やだ~、やだ~、ロッド欲しいですよ」

「いいね、実にいい、ダイワのミディアムライトのシーバスロッドになってきた」

そこに事務の女の子が

「釣具マニアさん電話が・・・、あの・・・」

「ああ・・・これは、チョちょっと、そのね」

「宗教ですか・・・」

「違う、これは違うんだダイワのミディアムライトのロッドが良いと言いたかっただけで・・・」

そんな言い訳に理解を得られる訳も無く数日間 白い目で見られていたのは言うまでもありません。

シーバスロッドの標準的なアクションがライトアクションからミディアムライトアクションへと変わったのには理由があります。

まず大型ミノーが多くなった、また軽量級のルアーから、バイブレーション、テールスピンジグ、ジグとシーバスに使われるルアーの種類が増えた事にあります。

その為、それらのルアーに対応できるようなロッドが求められるようになってきたのです。

最近のシーバスロッドはカーボン素材の発達と共に一言でいうと強くなった。

言い方を変えればルアーウエイトの幅が広くなってきました。

それでも釣り道具メーカー間でもそれぞれ特色があり偏ったロッドもありながら、何にでもロッドの方で合わせてくれるといえば。

軽くても、重くても投げやすい、ダイワのミディアムライトのシーバスロッドなのです

昔と比べると最近のシーバスロッドはルアーウェイトの幅が広くなっています。

古いロッド、ブランドの無い安いロッドはある程度の重いウエイトを背負ってキャスティングしようとすると急に腰が抜けたように反発しなくなります。

それでは硬いロッドなら良いじゃないかと思いますが、今度は軽いルアーの荷重ではロッドが曲がらない為、ルアーが思ったより飛ばないとか、投げるタイミングが分からないなどの扱いにくさが先にたってきます。

ロッドは軽い負荷を与えたなら、軽い負荷で曲がる支点を持ちウエイトが増えるにしたがって支点を移動しながら強いところで反発するフルフレックスなアクションが必要になります。

低価格ロッドでは難しい

メーカーを擁護するわけではありませんが、価格の安いロッドではフルフレックスなアクションは望めない、

何故ルアーウェイトの幅がないといけないのか

しつこいようですがシーバスフィッシングは、ルアーウェイトに合わせてロッドを換える釣りではありません。

河口、港湾部でもサーフでもラン&ガン(移動)しながら食い気のあるシーバスを広く探る釣りの為、竿1本でどんなルアーでも対応しなければならないし、もしウエーディングして釣るなら、なおさら竿を何本も持って移動する事などできないからです。

ブランディングから見る

メーカーは自社のブランドを守る為にある程度の価格耐以上のロッドでは公証スペックより高い負荷をかけたテストをしています。

特に高いロッドになればなるほど、よりスペックからかけ離れた所に負荷をかけてより安全なロッドを作ろうとしています。

強いロッド分岐点の見分け方

安い竿はカタログスペックよりオーバーした使い方をするとロッドが破断する恐れがあり、強いロッド設計はされていません。

強いロッド設計とは、素材、カーボン繊維方向から巻く角度、圧力の掛け方、カーボンシートの巻き方、積層数、巻いたブランクに空気(ス)があるかどうか、接着剤(レジンの量)は適正かなど精密に巻かれて検査されたものだけが、強いロッドとして小売店に届きますが当然ながら価格は高いものになります

免責保証で選ぼう

免責あるなしは保証以上に重要

免責保証のあるなしはメーカーの自信の表れ

多少乱暴に扱われても破断しない、言い方を変えれば最大負荷のウエイトのルアーを投げても腰抜けにならないと補償しているようなものです。

ダイワの免責保証は2万円以上

ダイワのロッドで定価2万円を超えないロッドは残念ながら免責保証はつきません。

標準的ミディアムライトアクションと言えども

MLアクションと言ってもメーカーの設計思想により竿を扱ったときの感触は千差万別で硬いのもあれば、柔らかいのもある、ではどんなメーカーがいいのかといえば冒頭にも書いたようにダイワが一番適してると思う

ダイワのロッドアクション

ダイワのロッドを使ってみた人なら分かると思います。

何時ごろからでしょうか、ダイワア独特のアクションは擬態音で例えるならニュルン、としいてると言うか、竿のパワー伝達がスームースと言うのでしょうか、竿が少々のキャストミスをリカバリーしてくれて軽いルアーから重いルアーまでキャストしやすい懐の深い竿が特長です。

これが標準的なMLアクションと重なり1本で何でも高いレベル対応できるロッドとしてダイワを薦める理由なのです。

ダイワ モアザン ワイズメン AGS 97ML/M-4

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カーボンロッドを進化させた 東レ(株)ナノアロイ® の最新素材を使ったロッド、強さを飛躍的に向上させたダイワのフラッグシップモデル



ダイワ モアザン ブランジーノ AGS (スピニングモデル) 97ML/M・J

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鬼掛けティップと言われ僅かなバイトを逃さないと定評のあったデーモンティプを搭載、軽量ルアーから3軸カーボンで補強したバットパワーで重いルアーまで難なくこなすロッド。



ダイワ モアザン(スピニングモデル) BR 97ML/M

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高弾性カーボンを厚く巻き、ブランクを細く設計する高難易度設計で鍛え上げたブランク。潰れに強く、曲がれば曲がるほど力を発揮する粘り調子と、一気にルアーを弾き出す強い遠投性能をもたらす。



ダイワ ラブラックス AGS(スピニングモデル) 96MLM

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コストパフォーマンスが高いミドルクラスモデル、
Mパワーのバットパワーを有し、MLパワーのティップで微細をバイトをハジかない。



いかがでしたでしょうか?釣具マニアの個人的な見解がですが今後のロッド選びの参考になれば幸いです。

最新素材として東レのナノアロイなど画期的な素材がフラッグシップに使用され始めました、それに伴い相対的にミドルレンジ以上のロッドは大変コスパの良いロッドが手に入るのは、ユーザーとして嬉しいですよね。

釣具マニアの報告でした。

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