激安グラスロッド グレート鱒レンジャー管釣りでの使用感

エリアフィッシング
出典 Amazon

こんにちは 釣具マニアです。



今回は管理釣り場での激安トラウトロッドの話。



トラウト全般に言えることですが

専用ロッドはリールシート、ワインディングチェックなど

ロッドブランクスを装飾する傾向が強いみたいです。



特にリールシートはウッドなどを多用したデザインの物が多く

フライロッドに似てるような気がしますが・・・

使用感はどうなんでしょうか?



新しくリールを買ったH君

タックルを予算の範囲に収めたいと言う事で

安いロッドを釣具マニアが代理で購入する事になっています。



ロッド待ちのH君

早く試したくてしょうがないみたいで・・・

何度も管理釣り場に行きましょうと誘ってきます。



「釣具マニアさん早く管理釣り場に行きましょうよ
おすすめのロッドは買ってますよね?」

「まあまあ、H君、ロッドは買ったから、だけどあげる訳ではないからな!
ちゃんと金払えよ!」

「ええ、金取るんですか!」

「当たり前だろ!金はロッド引渡し時に徴収する!」

「あの~おいくらですかね」

「内緒」

「ううう~ん、釣具マニアさんの意地悪~」

「・・・ (꒪꒪)
マジで気持ち悪い・・・



さて

数日後管理釣り場で約束のロッドを渡すと・・・



H君「これですか・・・・」

「何、不満があるの?」

「・・・」



「あの~少し気になる所が・・・ 
全体的にチープというかグリップなんか特に~」

「君リールと合わせて予算いくらって言っけ?」

「1万円です!」



「リールいくら?」

「7400円です・・・・」



「じゃあこのロッドになります。
お値段は1700円ですから、ハイ、金払え!」

「管理釣り場のロッドってグリップか何かアンティークみたいな感じじゃないですか
しかもカーボンじゃなくてグラスロッドとは・・・」

「予算上無理なの!」



「そこは釣具マニアさんの企業努力で」

「BtoCかよ!」

「ううう~ん釣具マニアさんの意・地・悪」

「・・・ 鏡見て来い!汚い男に言われても吐き気がするだけだ!」



H君に渡したこのロッドですが、グレート鱒レンジャーNext SP50 。



なんと素材はグラスソリッド

カーボン全盛時代にグラス素材のロッド。



半世紀近い前に

竹に比べて安くて大量生産ができると全盛を極めたロッド素材

もう古いと船釣りの穂先ぐらいしか

需要がない物をメインマテリアルとして使うとは。



でも

管理釣り場で使うロッドとしては意外とピッタリな素材です。

グラスソリッドという素材

よくロッドに性能表記に使われる

弾性率というものがありますよね?



弾性率はロッドの硬さという表現が分かるかもしれないです。



弾性率でいうと

グラス素材は大体8トン

カーボンは中弾性でも30tですから

カーボンよりもかなり柔らかいという事が分かると思います。



グレート鱒レンジャーはグラスソリッドで作られています。



先ほど話したように

低弾性のためかなり柔らかいロッドです。



安い割にはパラボリックなエリアロッドとして理想的なブランクス。



しかも

パイプ状のチューブラと比べると

実が詰まってる分、曲げ強度が高く

根元から大きく曲がっても粘り強く折れるようで

全然折れません。

グレート鱒レンジャーを使って実釣して感じたメリット 

使ってみての使用感ですが

良い所は

  • 反発がないのでトラウトがルアーにアタックした際 弾かない。
  • 反発がないのでトラウトをばらし難い。
  • 小さく軽いルアーも投げやすい。
  • トラウトの引き味が楽しめる。

反発がないのでトラウトがルアーにアタックした際 弾かない。

岸際でルアーをピックアップした時にトラウトがヒットする事が良くある。



トラウトに限らずフィッシュイーターの対象魚なら少なからずあるですが

小魚が岸際に追い込まれると魚のスィッチが入ります。



ですから岸際でのバイトというのが少なからずあります。



そのような時にロッドが硬いと・・・

ピックアップ間際に「ガッン!」とくるのですが

フックセットしないし、フックセットしたとしても

トラウトに首を振られただけで簡単にバレてしまう。



ところグレート鱒レンジャーはこういう時にメチャクチャ強くって

相当数のトラウトを仕留める事ができたのです。

反発がないのでトラウトをばらし難い

弾き難いというとこでも話しましたが

一度掛かったトラウトがバレる事を少なくしています。

例えばルアーが根掛かりした時
硬いロッドなら振ったり、弾いたりすれば外れるが
これが柔らかいロッドだと一向に根掛かりが外れ気配すらない。

同じ理由で柔らかいロッドは

掛かったトラウトは外れ難いというかバレないことが多いのです 。



今まで弾いていたアタリが乗ってしまうと言う感じで

捕れなかった魚が捕れるようになります。

小さく軽いルアーも投げやすい

ロッドが柔らかい為ルアーの重さが無くても

ロッドの重さだけでも振れば曲がります。



グレート鱒レンジャーのブランクは素材の中で最も重いグラスソリッドの為

ラインの抵抗さえなければ0.1gでも前に飛ばす事ができます。



振りかぶればロッドの自重だけでも

簡単に曲がるので

ワンハンドで手首を返すだけで軽々とルアーが投げられる。

トラウトの引き味が楽しめる

もし、トラウトが確実に捕れる

というロッドがあったとしたら売れるだろうか?



釣りは魚の引き味が楽しいから皆するのであって

確実に捕れば良いというものではない。



なので柔らかいロッドの方が楽しくて

さらに懐深く曲がって粘るのでなお更スリリングで楽しい

グレート鱒レンジャーなのです。

グレート鱒レンジャーを使って感じたデメリット

グレート鱒レンジャーは安いです。



旧来からあるグラスのソリッドですから

当然といえば当然なのでしょうが・・・。

安いので悪いところは有るけどクリティカルという程ではありません。

  • グラスソリッドの為に重量が重い
  • グラスソリッドの為に感度が悪い
  • キャスティング精度が悪く、コントロール性に劣る

グラスソリッドの為に重量が重い

エリアロッドの長さというと普通6.3f~6.8f

グレート鱒レンジャーはレングスを短くする事で

グラスソリッドの重さを軽減した。

グラスソリッドの為に感度が悪い

グラスソリッドは感度が悪い。

というか、ガイドセット、グリップも含めて

全部感度が悪いのだから

グレート鱒レンジャーの感度の悪さは折り紙つきだ。



ナイロンラインだと流石にアタリが判り難いロッドだが

最近はPEラインも安くなってきてる。

ラインを組み合わしてのトータル感度の良さは 

ほとんどラインによる所が多きいのだから

PEラインで補えばよい。



厳冬期のトップガイドが凍る時だけが使い難くなる。

キャスティング精度が悪く、コントロール性に劣る

エリアフィッシングのようなオープンエリアでは

障害物の近くにタイトに狙う必要はなく

アバウトでも前に投げられば釣果は変わらない。

そもそもエリアロッドというものはコントロール性がよくない。

グレート鱒レンジャーの工夫

エリアフィッシングのようなオープンウォータで

専距離重視でロンレングス化していく中で

あえて4f、5fのショートロッドにしてしまうとは

慧眼にあたいすると思う。



それで弱点が克服できるのだし

1ピースにする事もできたのですから

安いとはいえ色々と考えて工夫しているのです。

グレート鱒レンジャー見た目と性能のギャップ

グレート鱒レンンジャーは安い故に

渓流ルアーのような広葉樹を使った木目が美しいルアーロッドに

比べるとチープすぎるかもしれません。



でも使って見ると侮るなかれ、グラスソリッド驚異的な粘り等

高額ロッドが持っていない物を持っています。



所がどうでしょう?

使って見るとグレート鱒レンジャーが価格より遥かに使える事が分かります。

この価格と能力のギャップに使用者は驚いて

そしてハマっていつの間にか

グレート鱒レンジャー何本も増えてる事になった人も見受けます。



といのはグレート鱒レンジャーは

現在3代目になり色々なカラーも含めてあるのですが

これは グレート鱒レンジャーの工夫による結果なのです。



グレート鱒レンジャーは何故安いか

出典 Amazon

グレート鱒レンジャーが安いのはハッキリしてます。



素材、パーツ、が安く

製造する工程が簡単だからです。

素材、パーツが安いというのは

ブランクスが昔からあるグラスソリッドと

中国のハードガイドとリールシートだからです。



そして製造工程が簡単というのは1ピース

だからです。

何故安いか分かったと思いますが

1ピースも中国製ガイドもグラスソリッドも悪いもんではありません。



てみました。



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釣具マニアの報告でした。

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