ゾディアスがモデルチェンジ、カーボンモノコックグリップになるとどう変わる

バス
出典 シマノ

こんにちは釣具マニアです。



モデルチェンジしたゾディアスが気になる人

コスパ良いと評判のシマノ ゾディアスがモデルチェンジしました。

ゾディアスはコスパが良いと聞いたけど・・・
そんなゾディアスがカーボンモノコックグリップに変わるんだって。
カーボンモノコックグリップになってゾディアスはどんなロッドになるんだろう?



こんな疑問に答えます。



変更する部分はハンドルグリップですが、

ゾディアスはどのように変わるのでしょうか・・・。

結論から言えばゾディアスの感度は確実に上がります。



感度が何故確実に上がるかの説明の前に。



ゾディアスですがコスパの良いモデルとの位置づけです。

実はこのロッド、コスパというよりも北米を意識したロッドなんです。

北米向け仕様とはどういう事なのでしょうか?



釣り道具屋さんでゾディアスの話をした時の事を交えて話して行きます。



釣り道具屋さんに行ってバスロッドを見ていると、並べられているバスロッドを見回しながら

ガッカリとしている男がいる。



彼の名前は青尾 瓶。



「釣具マニアさん、まだ新しいゾディアスは出ていませんね」

「そうだね~ ( ̄  ̄)

「ちょっと気になりますよね~ コスパが良いゾディアスが新しくなるんですよ~」

「そうだね~ ( ̄  ̄)

「どう変わるんですかね? ブランクの設計変えるんですかね」



「ま~ざっくり言うと ハンドルグリップを変えるだけみたいだよな」

「なんだ~見た目だけだ~ ( ̄~ ̄)

「馬鹿たれ!ハンドルグリップの変更は大きいんだぞ (°◇°;)

「見た目だけじゃないですか~」

「普通ならそうだけど、シマノのカーボンモノコックグリップは感度が上がるんだぞ!」

「( ̄∇ ̄)ハッハッハ~ メーカーのうたい文句にに釣られてますね~」

「馬鹿たれ、これはポイゾン・アドレナなどの高級ロッドに採用されてたグリップと同じなのだ」

「えええ~ (゜ロ゜)



「それがゾディアスレベルまでに採用されるようになったのだ」

「すごいような気になりました、という事はアドレナに近くなったんですかね」

「違うよ、ゾディアスとアドレナは
そもそも安い高いで論じられるロッドではないんだ性格というか味付が違うからな」

「ど、どのように違うのでしょうか? (°◇°;)

「ゾディアスは北米向けの設計なんだ」

「はは~」

「アドレナは日本向けだ」

「はは~」



「見てみろ、ほら北米向けだからゾディアスはガイドリングがアルコナイトだろう」

「コスト落としてるだけじゃないですか~ 」

「違うんなだな~ まあ、ガイドの話は長くなるからロッドの性格の話をしよう」

「待ってました~ ヾ( ̄∇ ̄=



「北米仕様なのでアドレナと比べると味付が違うという事を言ったな」

「どんな違いですか、僕はボリューム感あって、油ギラギラが北米向けのような気がしますが」

「どんなロッド何だよ!ゾディアスはカロリー高めか」

「違うんですか、それなら油ギトギトで激甘なロッドでは」

「お前の頭の中は油ギトギトの食い物が北米なのか!」

「USA! USA! ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ]

興奮してきた青尾君 USAコールを連呼しています・・・。

すっかり北米の人になり切っていますね。



「えっ~コホン・・・ ゾディアスは曲がってからのパワーがある味付なんだ」

「パワーですか、それにしては北米人の二の腕のように太くないですね」

「パワーとはトルクなのだよ」

「トルクとは何ですかもう少し噛み砕いてくださいよ、
因みに先ほどですか 僕はトイレでトグロです」

「・・・・」



「ええと話の続きを・・・トルクは竿が曲がった時の粘りかな・・・」

「粘りですか? 先ほどの僕のトグロにも粘りがありました」

「辞めんか!!」

「ちっ・・・」

「なんだ舌うちか! 貴様」

「ゾディアス USA!、USA!」
話をごまかす為にまたUSAを連呼しております。



「うるさい~な~ 話を戻すとだな~
ゾディアスは北米仕様なのでどちらかというとトルク重視なのだ。」

「釣具マニアさん!了解です。
それでカーボンなんちゃらになると、どうなるのか早く話してくださいよ」

「ええと、そうだな・・・ロッドは感度というのが重要なのは知っているか」

「ハイ! 感度が良いロッドを僕は欲しいです」

「そ、そうか・・・その感度だが、カーボンモノコックグリップの影響は大きいのだ」

「釣具マニアさん、いくら私が物事知らない男でもハンドルグリップごときで
感度が変わるなんて信じられません」

「信じるのだ面倒くさいな~
信じる物は救われるのだ、とにかく無条件に信じろ、崇拝しろ!」

「はあ・・・悪徳霊感商法ですか~」

「聞こえる~ 聞こえるぞ地底のそこから、振動が~ うめき声が~」

「ゴ~~ンと響くカーボンモノコックグリップの振動
新しい年の厄除けは 厄除け大師に・・・ (꒪꒪)

「馬鹿なの・・・」

「あんたが振ったんだろうが!!」

「話し戻すけどな」

「ハイ (・∩・)
切り替えが早い人たちです・・・。



「カーボンモノコックハンドルは増幅装置、例えば前のゾディアスがA級動作アンプなら新しいゾディアスはB級動作アンプ」

「・・・・何言ってるんですか?」

「いいからしばらく話を聞け!A級動作は振動の効率が悪いんだ」

「・・・それで」



「B級動作は振動の効率が良い」

「意味が分かりませんが・・・」

「分からないかな~アンプのA級動作、B級動作のはなし」



「何ですか、もしかしてオーディオですか、ずいぶんと高尚な事を言うのやら
( ^ω^)・・・・ホホ
もう少しわかるような例えでお願いしますよ」

「・・・・ (_ _|||)
ムカつく奴です。

腹立ちを押さえつつ違う例えで話すことに・・・。

「話を変えると、糸電話があるな」

「変えましたね・・・」

「これがゾディアスのカーボンモノコックグリップだとする」
紙を丸めてメガホンのようにする釣り具マニア

「それで・・・」

「このメガホンに耳を近づけてみろ」

「ええと・・こうですか」

「かっ飛ばせ!!掛布!!(≧∇≦)ノ彡

「ぎえええ~耳が壊れた~ ヾ(◎o◎,,;)ノ

「これがカーボンモノコックグリップなのだ判ったか!」

「鼓膜が~鼓膜が~ ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ



ゾディアスはがカーボンモノコックハンドルを搭載することで

感度がUPでもっと使いやすくなりました。

それではこれよりちゃんと話していきましょう。



「毎度のことだけど最初から話せよ!」

本場北米向けロッドのゾディアス

ゾディアスは北米仕様向けの戦略的なバスロッドです。



日本のユーザーより北米で好むような味付をしたロッドなんです。



何処が違うかと言えばトルク
※(曲がってからの粘りがあるロッドの事をトルクがあるという)

日本ではトルクを持たせるために一時期ボロン(金属繊維)を加えることが流行りましたが、高価なのと加工が難しいため今ではあまり見なくなりました。

そのためロッドの流行を別の方向にもっていく必要性があったわけです・・・。

それは

軽くて、感度が良くて、張りがあるみたいな・・・
高弾性の50Tカーボンがなんちゃらとか・・・

高弾性カーボン素材は高品質ロッドというトレンドを作りました。



そのためただ硬いだけとか軽いだだけかがもてはやされる事に・・・。

まあ。実際釣り道具屋さんで持って見て分かるのはそんな事ぐらいです。



釣り道具のロッドは曲げるものです。

キャストのしやすさとか

曲がってからパワーとか本来必要とされてきた部分がおざなりでした。



北米で求めるものはキャストのしやすさトルクが結構重視されるんですよ。

それで最近ではカーボンの素材だけでも

製造方法でトルクを持たせることができるようになったんですよ。



ゾディアスは北米での要望を受け入れてトルクを持たせたロッドです。



これでも北米ではバスロッドとしては高いモデル何ですよ。

そうそう、ガイドリングのアルコナイトがコスト削減的な意味で

日本ではとらえられていますが・・・。

そもそもアルコナイトを搭載した意味合いが違います。



アルコナイトはコスト落とすというより

完全に北米市場をにらんだガイドリングなのですから。

ガイドリングがアルコナイトだとか・・・

北米ではsicの認知度が低いんです。



というか・・・

sicリングのガイドを搭載したロッドが貴重で滅多に見ないです。



ほとんどがハードロイのようなOリングが一般的です。

アルコナイトのガイドリングは高級品に使われているのです。


※北米ではGルーミスのような最高級ロッドでも

Gルーミスは北米では最高級ロッドの位置づけです。
そんなロッドでもsicのガイドリングを使っていません。
アルコナイトの評価が判る一例だと思います。



アルコナイトとsic比べれば得手不得手があるとは思いますが

両方トータルでは遜色ない性能です、値段は違いますが。

詳しいガイドの記事はこちに書いております。

ゾディアスのコスパが良いのは当たり前?

シマノはゾディアスの開発のためにア北米に何度もテストロッドを持っていきました。



最初のテストロッドは脆くて使えない・・・

日本向けは北米では脆いと感じてるようです。



それで何度かテストロッドを北米に持ち込んだ

出来たのがのがゾディアスです。



エントリーだから張りが足りないというのではなく性格が違うのです。

北米仕様だからタフでトルクがあるロッドなんですね。

出典 シマノ

そんなわけでコスト重視で作られたロッドではないのですが

北米と日本で量産するロッドなのでコスパが良いのは当たり前なんです。

ゾディアスと北米ロッドの共通点

北米向け仕様という事でゾディアスが開発された訳ですが

じゃあ北米ではどんなロッドが好まれるのでしょうか?



特徴なところは

  • ティップセクション(穂先の曲がり方)
  • キャストフィーリング(ルアーキャストした時の感触、投げやすさ)

ティップセクション(穂先の曲がり方)

北米のバスロッドに言えることですが、

日本のバスロット違いロッドのティプセクション(穂先の曲がり方)が違います。

ティップの曲がり方に特徴があり、日本のロッドは先端から繊細に曲がって行くのに対して北米のロッドはやや張り持たしてる感じでです。



これは好みもありますが、

ジグ系での操作感に現れます。

北米はルアーを踊らせ易く

日本はルアーを繊細に動かせるみたいな。

キャストフィーリング(ルアーキャストした時の感触、投げやすさ)

日本のロッドは反発を利用してシャープに切れるようなフィールで

スパっと切れるような感じですが。

ルアーが投げにくいと感じることがあります。



北米仕様のゾディアスはどちらかと言えばルアーを乗せるような感じです。

キャストした感じはピーキーな所がなくルアーをストレスなく乗せるような感じ味付です。



例えば日本製のロッドはラトリンログのような重心移動が無い、大きいのに軽い、空気抵抗が大きいルアーは投げにくいです。

逆に北米ロッドではラトリンログが投げやすいという違いがあります。

ゾディアスの特徴が何となく判っていただけたでしょうか?



それでは本題です。



そんなゾディアスですが新ゾディアスはロッドのブランクはほとんど変えないとのこと。



何が変わるかと言うと

グリップがカーボンモノコックに代わりました。

カッコよくなりましたが実際カーボンモノコックグリップになると

ゾディアスはどのように変わるのでしょうか?

ゾディアスがカーボンモノコックグリップを搭載した意味

ゾディアスがカーボンモノコックグリップを搭載すると感度は上がりますと言ってます。

本当なのでしょうか?

ロッドの装飾と同じで見せかけだけ

実際は大したことが無いなんてこともありますが・・・。



感度の上がる要素はロッドブランクだけではありません。

ロッドの感度を上げる方法は3つ

  • ロッドブランクスの弾性率
  • ガイドフレームとセッティング
  • グリップの中空構造(カーボンモノコックグリップ)

ロッドブランクスを弾性率

ロッドを弾性率の高いのもにすればそれだ振動が伝わりやすくなります。



これが感度と呼ばれるものですが。

※魚が食得たり、ルアーが何かにアタル感触が伝わりや少なるので皆さん感度を求めます。



ロッドブランクは高弾性にの素材を使えば感度は上がりますが

感度と引き換えに硬くなる為ロッドとしての機能が失われます。

感度も飛躍的に上がる訳ではありません・・・。



中弾性からお高い素材の高弾性に変えても感度の恩恵はそれほどでもないのです。

ガイドフレームとセッティング

ガイドはラインを通す役割のパーツとお考えの方がいますが・・・。



それは間違いです。



ガイドの取り付け方などで手元に伝わる振動はかなり変わります。



富士工業の比較実験機材がありました。



片方は昔のガイドセット(取付方)をしたロッド 

          VS

もう片方は最新のガイドセットをした今のロッド

振動実験でどのような差が出たと思いますか?

昔のガイドセッティングは何も伝わらないの対して

今のガイドセットだと振動が手に取る様にわかるんです。

富士ニューガイドコンセプトなんていわれてますけど

今ではバスロッドはこれに近いガイドのセットになっております。

グリップの中空構造(カーボンモノコックグリップ)

今ではほとんどのバスロッドがカーボンとなり

ガイドは感度の良いガイドセッティングとなりました。



グリップの中空構造だけは今の所シマノだけですね。


グリップの中空化は反響増幅することができるので感度が上がります。

今まではポイズン・アドレナのような高級ロッドにしか採用されてませんでしたが

今回はゾディアスに採用するという事です。



高級ロッドから低価格帯へ

ちょっと大盤振る舞いの気がしますが。



ゾディアスの北米・日本の販売が好調で重要という事でしょうか



カーボンモノコックグリップは歴史の浅い物ではなく

なんと80年代のバスロッドにもあったんです。

一時期北米市場を席巻した実績があります。


実はカーボンモノコックグリップは80年代のファイティングロッドの焼き直し版なんですよ



このファイティングロッド感度が上がるという事で

北米のメーカがシマノの真似をして

ほとんどバスロッドのグリップがメガホンみたいになったことがあるんです。



じゃあ、なんで消えたのかというと・・・。

シマノ意匠登録を行使したからです。

そうしたらシマノのファイティンググリップまで消えてなくなりました。

欲張りすぎて天罰が当たったんですね・・・。

グリップを中空化したバスロッド

現在グリップを中空化してるバスロッドは

ポイゾン・アドレナ、一部ワールドシャウラしかないですよね。



歴史もあって、上位機種に採用してるのだから感度が上がるのは間違いない!

という事は・・・

コスパモデルのバスロッド中で

感度に関しては唯一無二という事になるのではないでしょうか。
出典 シマノ
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まとめ

ゾディアスは北米向けの味付けがされたロッド。

カーボンモノコックグリップ搭載で間違いなく感度が上がります。

北米向けの味付けがされたロッドが感度を身にまとうと・・・コスパ最強ですね。



釣具マニアの報告でした。

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