こんにちは釣具マニアです。
投げ釣りは仕掛けを遠くに投げて魚を釣る釣りです。
５０ｍなげれば５０ｍ探れます
１００ｍ投げれば１００ｍ探れます
２００ｍ投げれば２００ｍ探れます。
じゃあ２００ｍ投げればいいじゃないか飛距離が遠ければ遠いほど魚は釣れるんでしょ！
確かにその通りなんですが、２００ｍ投げるのは口で言うほど簡単ではない険しい道が待ち受
けています。
初心者の方が投げ釣りを始めて２００ｍなんて飛距離は達成できません。
先ずは１００ｍを目指しましょう。
初心者の方は安い投げ竿のほうが１００ｍ飛ばせます。
というか高すぎる硬い竿は初心者が扱うと逆に飛びません。
今日は投げ釣りを始めたばかりのGさんと投げ釣りのメッカと呼ばれる某海岸に来ています。
物事にハマるとすこし行き過ぎてしまう病があるGさん。
これからはGさんの事をゴルゴさんと呼びます。
この前、買ったばかりの並継ぎ竿を持ってゴルゴさんが海を見ている。
ポケットから取り出したマルボロを咥えると、
ジツポーのライタの上フタを親指で弾くとジュポッという音と共にマルボロに火をつけた。
フーとタバコの煙を吐き出すと紫煙がゆっくりと後ろに流れていく。
今日は風も少なく穏やかな日だ。
買ったばかりの並継投げ竿を持って、
偏光レンズを少し持ち上げてあざ笑うように海を見つめるゴルゴさん。
「釣具マニア、今日は風もない、俺のウェザビーマグナムライフルが火を噴くのに丁度良い日だな」
「はい・・・？(￣ー￣)」
「だから俺の持っているこのウェザビー４６０マグナムライフルだよ」
「はあ・・・｜￣ω￣A；」
どうやらゴルゴさん、自分の投げ竿をアフリカで猛獣を仕留めるマグナムライフルになぞっているみたいです・・・。
「さて、今日のターゲット、シロギスをこのウェザビーマグナムで狩ってやるか」
もしもし・・・ターゲットがしょぼ すぎませんか。Σ(￣ロ￣lll)
「そうですね～ここは大体１００ｍ先にシロギスの群れがいます」
「１００ｍ先か・・・俺の４６０マグナム５００グレイン弾なら簡単だな」
「ええとですね、少し説明すると、基本的には１３０ｍ投げてそこから探るような感じでシロギスのアタリを待ちます」
「フフフフ、俺のウエザビーマグナムなら簡単だよ釣具マニア君」
「はあ・・・大丈夫ですかゴルゴさん、投げ釣り始めたばかりと聞いてますけど・・・」
「俺のこのマグナムライフルが火を噴いたらそんな距離簡単に出せるってもんだ」
「はあ・・・｜￣ω￣A；」
「それと、忠告しておくが俺がターゲットを定めたら、決して俺の後ろには立たないでくれ(￣ ￣)」
「投げ竿を振りかぶる人の後ろには立ちませんから・・・」
吸い口まで短くなったタバコを指で弾くように捨てると深く紫煙を吐き出したゴルゴさん。
右手にグローブを嵌めます。
「よし、ターゲット補足」
「・・・・」
風・・・右から風速２ｍ
「テレスコピックサイトの位置を２クリック変更・・・φ(.. )」
ポツリと呟くと・・・リールのラインローラーの位置をやや右側に・・・・
なんかラインローラー位置が気にいらないらしい・・・。
ストッパーをオフにしてラインローラーの位置を再度調整・・・。
「・・・・(￣■￣)」
「むう、ラインのたらしが３０ｃｍ長いな」
と呟くとラインローラーの位置と合わして再度調整・・・。
「よし！」
やっと決まったみたいです・・・。(_ _|||)
竿からそっと砂浜に置いたオモリの位置を確認すると。
「ドリャ！」という掛け声にと共に並継投げ竿を振りかぶるゴルゴさん。
ビシュ！
弾きだされたオモリは・・・
横にすっ飛んでいきます。
「・・・・(￣■￣)」
お近くのベテラン投げ釣り氏 数名が
「おわっ！！(°◇°;)」
「あぶねえ！(°◇°;)」
と言うような悲鳴が聞こえてきました・・・。｜￣ω￣A；
正面から外れたゴルゴさんが言う５００グレイン弾じゃないオモリが横にぶっ飛んで非難の嵐。
「・・・・(￣■￣)」
そのうちの一人が・・・。
「何にしとんじゃ、このボケ！ 危ねえだろが！ 殺すきか！！(#｀皿´)」
の怒声。
「すいません、すいません」
こめつきバッタのように周りの投げ釣り氏の人々に頭を下げまくるゴルゴさん・・・。
「・・・・・(￣■￣)」
ゴルゴさん、横に逸れた仕掛けを回収して、マルボロを咥えてジツポーの火をつけると。
深く吸い込み紫煙を吐き出したゴルゴさん。
「ふ～ 今４０ｍの突風が吹いた(￣▼￣)」
「ハリケーンかよ！(# ﾟДﾟ)つ」
「もう少し、５００グレイン弾の垂らしを少なくしないと・・・・(￣ー￣) 」
「いい加減にジェット天秤と言え！(# ﾟДﾟ)つ」
「釣具マニア(￣ー￣)」
「なんですか！(# ﾟДﾟ)つ」
「俺の後ろに立つな(￣ー￣)」
「今、それを言う！(# ﾟДﾟ)つ」
「よし、次は確実に仕留めるぞ」
「・・・・(￣■￣)」
ゴルゴさん並継投げ竿構えると、砂浜にV字にジェット天秤を置きます。
何度かリールのラインローラーの位置を調整すること
φ(.. ) ・・・１５分
凄く長い時間。
よし、決まった。
「ドリャ！」と言う掛け声をと共に並継投げ竿を振りかぶるゴルゴさん
ビシュ！
弾き出されたジェット天秤は・・・・。
見失いました・・・。n（ー_ー？）ﾝ？
あれ？ ラインが垂直にたなびいています・・・。
１０ｍ先にオモリ着水。
ボッチャン！！
飛距離１０ｍ・・・。
まいど！ 揚がり過ぎの天ぷら～
「・・・・(￣■￣)」
「・・・・(￣■￣)」
「今 地下の風穴から４０ｍの風が吹いた・・・(￣▼￣)」
「風穴が何処にある！！(# ﾟДﾟ)つ」
「フッ (￣ー￣)」
「笑うんじゃねえ！！(# ﾟДﾟ)つ」
「釣具マニア、もう少し冷静になれスナイパーは平常心が肝心だ」
「ちゃんと投げてから言ってくださいよ、そんなにあっちこっちジェット天秤が違う所に飛ぶと周りが迷惑します」
「釣具マニア(￣ー￣)」
「なんですか！ (# ﾟДﾟ)つ」
「俺の後ろに立つな(￣ー￣)」
「目の前にいるだろうが！！(# ﾟДﾟ)つ」
「細かい奴だな～」
「ゴルゴさん、いきなり並継投げ竿の剛竿を扱うのは無理ですよ、投げ竿の中でも次元が違います。
もう少し柔らかい振り出しの短めの投げ竿にしたらどうなんですか」
「２２口径ライフルみたいな投げ竿でバッファローが仕留められるか！ やはり、猛獣には並継投げ竿で熱いマグナム弾をぶち込まないとダメなんだ」
「もしもし、ここにはシロギスしかいませんけどΣ(￣ロ￣lll) 」
「この並継投げ竿の反動にあと何回体が付いていくのか・・・・(￣Д)＝３」
「周りの皆さんは１日中投げいてますけどね(_ _|||)」
「とにかく遠くまで投げないとダメだ(￣ ￣)」
「さっき中学生の子が３，６ｍの安い振り出し投げ竿で５色（１２０ｍ）飛ばしてました(_ _|||)」
「むっ・・・(￣ー￣)」
「どうしました？」
「しまった！ 俺のいる位置がシロギスどもに発見された( 〇□〇）」
「あんたは何を言ってるんですか？Σ(￣ロ￣lll) 」
「撤収だ、スナイパーは見つかったら終わりだ（ー△ー；）」
急いで投げ竿を片付けるゴルゴさん、中腰になった時・・・
激痛に顔をゆがめています。
「いてて・・・」
ギックリ腰みたいです・・・。
「釣具マニア (￣ー￣) 」
「なんですか！」
「もう無理」
「・・・・(￣■￣)」
最初は柔らかめの投げ竿から始めましょう、そのほうが飛距離は伸びます。
ちょい投げ竿と投げ竿の違い
ルアーロッド、パックロッドなどちょっと投げるのをちょい投げと呼んでるみたいです。
じゃあ投げ竿はとの違いはなんなんでしょうか。
明確な境界線は決まっていません.
あえて言うなら２０号以上のオモリを腰抜けしないでぶっ飛ばす竿と
指向性（ 狙った所に飛びやすい ）ある竿が投げ竿ではないでしょうか。
重たい天秤を投げた場合の指向性（狙った所に飛びやすい）も重要で
投げ竿とちょい投げでは指向性が違う。
投げ竿は安いものでも２０号以上の天秤で指向性があるのに対して
ちょい投げでは２０号以上になると途端に腰が抜けたように反発がなくなり右に左に逸れてし
まう。
やはり投げ竿はテーパーとブランクの厚さ、竿の骨格が違うのです。
飛距離では投げた後、糸ふけを回収した状態（ピン張り）で１００ｍ投げられる竿が投げ竿と
呼んでもいいでしょう。
いきなり並継投げ竿は飛距離が出ない
釣具メーカーのカタログ、ホームページを閲覧すると
本格的な投げ竿に並継投げ竿と言うものがあります。
この並継投げ竿ですが、とんでもなく飛距離が出ます。
ただちょい投げ、振り出し投げ竿と比べる次元が違うくらいに硬い竿です。
硬いから、投げた時ときのオモリをはじき出す速度が速いので飛距離が出ます。
しかしこの竿を曲げるにはある程度のキャストフォーム、そして力が必要になってきます。
特にシマノ並継投げ竿BX、ダイワの並継投げ竿３３号負荷の投げ竿は
テクニックだけでは曲げられない剛竿です。
力も無いと曲げられない硬い竿なので、とても初心者が扱える竿ではありません。
１００ｍ投げる投げ竿は
シーバスロッド、パックロッドとも違っています、また本格的な投げ竿とも少し違います。
ただまったくキャストした事が無い初心者の方が扱うには１００ｍの壁を突破するのが容易な竿です。
チョイ投げに寄せるた投げ竿
シマノ、ダイワの中で振り出し投げ竿のエントリーモデルはちょい投げよりに作られています。
エントリーモデルでも日本の２大ブランドだけあって、投げ竿のコスパは凄いです。
ちょい投げと投げ竿の違いにも述べました。
そしてシマノ、ダイワは安くても投げ竿と名乗ってるだけあって
ちょい投げに寄せたとしても重たい天秤を使ったときの指向性が良く本当にコスパが良い。
また一般の人が竿を曲げやすいように、竿のアクション研究し尽くしているとも言えます。
何せ売れる本数が一番多いのですから、メーカーも適当な作りはしていません。
素材価格が安くても、どうしたら投げやすく飛ばせるか、確り煮詰めた投げ竿なんです。
初めての投げ竿の長さ
初心者の方が１００ｍの飛距離を達成するには、初心者の方でも振り切れる取り回しやすさ、
そして飛距離を出せる長さが必要になります。
体格にも寄りますが長さは３．６ｍ以上、通常の体力をお持ちの男性なら３．９ｍがお薦めです。
シマノならホリデースピン、ダイワならリバティクラブサーフ
シマノ ホリデースピン ３６５FXT ・３８５EXT
シマノの投げ竿は〇X（マルエックス）の〇の部分にアルファベットが入ってくる
ホリデースピンの場合はCが一番オモリ負荷が高く30号、それからD、E・・・というようにJまであるが投げ竿と呼べるものはFまででそれ以降はちょい投げだ。
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ダイワ リバティクラブ サーフT 20号-３６０/25号-３９０・K
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初心者の方でもPEライン
投げ釣りで使うラインですが、トラブルは少ないのはナイロンです。
しかし今投げ釣りでナイロンライン、フロロラインを使う人はいません。
理由は２つ
- 飛ばない。
- 魚のアタリが分からない
投げ釣りが成立しないほど致命的な性能なのです。
投げ釣りでPEラインを使うのは上記の理由の間逆だからです。
１００ｍ以上飛ばしてその先の魚のアタリまで明確に伝わる。
誰が使っても投げ釣りではPEラインは必用のあるラインなんですね。
サンライン PE投げ 初心者の方使う号数は１号から始めた方がいいと思います。耐久性もあるし４本よりのほうが腰があるのでライントラブルが少ない。
極細は飛びますが高価で投げ釣りに慣れていないと高切れなどするので避けてください。
デュエル ハードコア PEライン
何処まで飛んだのか、何色飛んだのか飛距離を確認しよう。
投げ釣り専用ラインは２５ｍマーキングでわかりやすい２００ｍ巻き。
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投げ竿のリール
投げ釣り用のリールですが並継、高額な振り出し竿以外はそんなに高価な専用リールは要りません。
投げ釣り専用リールはドラグ機能がありません。
理由はキャストの衝撃でドラグが滑ると
PEラインをかけている人差し指をナイフで切るように動いてしまうからです。
投げ釣りで物凄い距離をぶっ飛ばしてる人がいます。
必ずといっていいほどプロテクターをしてますよ。
それは人差し指をキャストの衝撃から守る為のものであってゴルゴ１３気取りで嵌めてるわで
は無いからです。
ダイワ ファインサーフ３５ 太糸かシマノ アクティブ サーフ細糸使用 １号が２５０ｍ巻けるスプール、細糸が巻きたかったら細糸のスプールだけを買い直せばよいです。
正直高い投げ専門リールを買っても飛距離はあまり変わりません。
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スプールに巻かれた投げ専用ラインが抵抗なく出るような浅溝使用のスプールが特長です。
投げ釣り 投げ方
投げる事が初めてに近い、釣りが始めてという方を対象に説明していきます。
まずは基本的なキャストフォームに意識を持ちましょうということです。
キャストフォームの意識の持ち方
スポーツ全般に言えることですが。
先ずは頭は動かさない。
結構が動いている人がいます。
キャストの初動よりリリースまで竿の動きに合わせるよう頭が動いてます。
これでは竿を曲げるエネルギーが逃げてしまいます。
胸を張る。
そして４５度先の遠くを見ることを意識してみてください。
左手のリード
もう一つ大事なのは利き腕の逆、右利きなら左手のリードを意識する事です。
投げ竿は持ち手リールフットを挟む右手で投げるように思えますが
右手だけでは竿は曲がりません。
右手で振りかぶって竿のグリップエンドを持つ左手を胸元まで引くことを心がけてください。
これで竿振るスピードは飛躍的に速くなり竿は曲がります。
だいたいこれができると上記に上げた竿なら初心者の方でも曲がって
１００ｍの飛距離がコンスタントに出るようになります。
まだテクニックも体力も無いうちは硬い竿は曲がってくれません、
竿がどう投げたら、どう曲がるかを体で覚えてください。
安全に手を守ろう
プロテクターをした方がいいとすすめると苦笑いをする人がいますが
細いPEラインになると摩擦で指が切れるんですよ。
３．６～３．９ｍの振出投げ竿でプロテクターはゴルゴ１３臭そうですが・・・
安くてもいいのでプロテクターをしてください。
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最期に先ずは１００ｍその後２００ｍを目指そう。
１００ｍ飛ばしたら今度こそ本格的な並継投げ竿にトライしましょう。
２００ｍはそんなに生易しい物ではありませんが遠くにぶっ飛ぶ感覚はゴルフのドライバーで
ぶっ飛ばす感覚ににて気もちがいいですよ。
釣具マニアの報告でした。
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