こんにちは釣具マニアです。
お手軽なLTアジ。
女性や子供にも人気がある船釣りの釣り物です。
冬でも釣れる釣り物ですが夏ほど活性が高くないですね。
それでも釣れる人は釣れてしまいます。
釣れる人は地合いに関係なく、食い渋る時間帯でもアジをコツコツとコンスタントに釣るので
最終的に竿頭になったりします。
皆さんはアジが食い渋りの時からっきしだとか、隣の人はコツコツと釣れてるのに・・・。
そうゆう状況になった事ないですか?
そうなんだよね、でもちゃんとアジが泳いでる棚を釣ってるよ。
コマセの煙幕に付けエサも入ってるよ。
もしそう思われているなら、仕掛けを疑った方がいいかもしれませんよ。
食い渋りの時アジが口を使わないのはあなたの腕でが悪いわけでは無くて、
仕掛けが悪いのです。
えっ!ちょっと待ってよ仕掛けは有名メーカーの物を買ってるんだよ。
仕掛けが悪いって・・・。
いったいどこが悪いんだよ思われるのではないでしょうか?
結論を言えば市販仕掛けはハリスが太いのです。
だから食い渋りの時は釣れません。
だから市販仕掛けにはない細ハリスの仕掛けを作ることをおすすめします。
実はこんなこともありました・・・
冬の日のLTアジの乗合船のことです。
おおども付近に陣取るくそ爺・・・。
失礼、老齢の常連客とでも言いましょうか。
船に乗る時から踏ん反り気味です。
「儂の座席はあるのか」
(ふんぞり)
中乗りさんに聞いているではありませんか。
「あっ・・・こちらに」
と・・・・おおどもの座席をゲット。
特権階級です。
「うぉっほん!フムフム今日は潮の流れが良かろうもん」
このくそ爺・・・じゃない老齢の常連客の名前ですが
貼巣 巻蔵というらしい。
「巻蔵さん毎週お越しいただきありがとうございます」
なななんと船長も頭を下げているではありませんか!
これは余程の常連客だと思われます。
さて、出船となり30分後
ポイントに着いたようです。
船長の合図とともにいち早く総髪をなびかしてアジビシを投入する巻蔵氏
船中の乗船客全員で一生懸命コマセをばら撒いてアジを寄せる事に集中している様子です。
しか~~し!巻蔵氏だけが手を休めて水平線を見つています・・・。
そんななか、船の彼方此方でアジが釣れ始めました。
しか~~し!巻蔵氏、腕組みをして水平線を見つめています・・・・。
そしてついに巻蔵氏の穂先が反応があり水面に伸されるように突き刺さると
おもむろに竿を握ってリールを巻き始めます。
それから1時間は頻繁にアジが釣れまくりましたが・・・。
急にアタリがピタリと止むと、今まで釣れてたアジが釣れなくなってしまったのです。
どうやら・・・・地合いが過ぎてしまった模様。
LTアジですが1日中釣れる日と、
地合いの波があってアタリがピタリと止でしまう日があります。
今日は地合いが過ぎるとアジが食い渋る日のようです。
こうなると船中だれてしまう、皆さんコマセを一生懸命撒きません。
それでも巻蔵氏だけがポツリ、ポツリをアジを釣りあげます。
だだ、船中撒くコマセの量が少ない物ですから、ポツリ、ポツリと釣れていた巻蔵氏も釣れなくなってしまいました。
たまに船長がアナウンスでコマセを切らすとアジが寄らなくなるからというのですが、
ダレた空気はどうしようもなく、弁当を食べるもの、スマホを触りだす人がチラホラと・・・。
「(・д・)チっ」
隣の巻蔵氏の舌打が聞こえてきました。
「あ~~~、君君」
「・・・・ ( ̄ー ̄)」
「君だよ、君、手を休めてチーカマ食っている君」
どうやら釣り具マニアの事を呼んでるようです。
「ヘッ・・・僕ですか?」
「そうだ、阿保面してチーカマ食っている君だ」
「はあ・・・ n(ー_ー?)」
「あのだな、コマセを撒きたまえ」
「はあ・・・ | ̄ω ̄A;」
「アジが釣れないじゃないか、何をしに釣り船に乗っておるのじゃ!」
「はあ・・・それじゃ、コマセを撒きますけど・・・」
なんか横柄な言い方です、自分が一番コマセを撒いていないくせに・・・。
「おお! 君、中々のコマセワークだね」
「はあ、恐れ入ります | ̄ω ̄A;」
コマセ撒くのに上手いヘタがあるか!!とこ心のなかで叫んでおきます。
そして・・・。
「おお~来た来た、アジが来た」
船中反応が無い中でまた巻蔵氏の竿だけが曲がってアジが釣れるではありませんか。
「・・・・あの」
「なんじゃ」
「なんで食い渋りなのに釣れるですか?」
「儂か」
「ええ」
「わしには秘伝があるのよ」
「ひ、秘伝ですか? (°◇°;)」
「そうよ我が貼巣家に伝わる一子相伝の秘伝がな」
「そうなんですか・・・」
「君~我が家に伝わる秘伝は~ 時を遡ること平安の世~ へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ」
「はあ・・・」
「代々受け継がれてきた{鯵の秘事口伝書}に記されてある秘儀 (・∩・)」
「えっと・・・LTアジは平安の頃にありましたっけ」
「・・・・ ( ̄■ ̄)」
「平安じゃなくて平成の間違いでは・・・」
「うるさい!貴様この巻物がみえぬか (#`皿´)」
「あるんだ巻物 (¬з¬)σ」
「なんだその疑わしい眼差しは ( ̄ー ̄;」
「いえ、見してください」
「下郎の分際で秘伝の書を見たいとはなんたる造言ぞ」
「まあ、まあ何を言ってるんですが大げさに、こんなものまで作って」
巻蔵氏の巻物をひったくると・・・。
「貴様何をする!! C≡(/゚Д゚)/」
「何々、アジの仕掛けのハリスの太さを0.8号にせよ、ハリスはヘラ用の高級な物を選ぶがよし ( ̄ー ̄;」
「・・・・ 。:゚(。ノω\。)゚・。」
「あの・・・ ( ̄■ ̄)」
「なんじゃ ( ̄~ ̄)」
「これだけですか ( ̄ー ̄;」
「それだけじゃ・・・・ ( ̄¬ ̄*)」
釣りはちょっとした工夫で釣れ方が変わるものです。
LTアジの仕掛けを0.8号の細ハリスで自作してたんですね。
な~んだと思うでしょうが皆さんはこんな簡単な事でも試したことがありますか?
これからハリスを細くした経緯も含めて有効性をもう少し話していきたいと思います。
1日中アジが釣れるわけではない
日によって変わりますが、アジは1日中釣れる訳ではありません。
これは乗合船の真下にアジの群れいないからではなく、
アジが餌を食わない時間帯とか日があるからです。
船長に魚探を見してもらった事がありますが
確かに魚探に魚の大きな群れが映し出されています。
なのにアジのアタリがありません。
腕が悪いんじゃないの、コマセ撒いた?
そう思う人いるんじゃないかと思うのですが
自分一人だけではなく船中全体にわたってアジのアタリが無いのです。
釣れる人は食わない時間帯にコツコツ釣果を伸ばす。
ただ食い渋りの時でも確実のアジをポツリポツリと釣りあげる人がいます。
コマセ撒く量は同じです。
何が違うのでしょう?
アジは仕掛けのハリスの太さで食い方が違う
ある時、船釣り雑誌を読んでると
アジの仕掛けのハリスは太さが2号になると食いが悪くなるのでハリスが1.5号の物を選びましょう。
このように書かれてありました。
もし皆さんがこの雑誌を読んだとしたら
あっ、そうなんだ、じゃあ2号のを買わないように注意しよう
ここまでだったりしてませんかね?
ここでもう少し考えるてみましょう。
細いハリスが釣れるなら、1号にしたらもっと釣れるんじゃないか・・
ここまで考えて、市販仕掛けを探したりします。
あれ・・・1号ハリスの仕掛けがないんだ、じゃあ辞めとくか・・・。
こうやって細いハリスを試せないまま終わってしまいます。
ここで1号が無いなら自作しよう。
自作できるなら、もっと細いハリスを試そう・・・。
0,8号の自作仕掛けを作ればもっと釣れるのでは。
ほんの少しの違いで釣果が全く違ってしまうのが釣りです。
船中で食い渋ってるのにアタリがあり。
食い込みが良いのです。
このように細い自作仕掛けを作るような人がコツコツとアジを釣りあげるます。
アジの仕掛けに使うハリス
さてハリスの太さの事を話しました。
ここでハリスの表示についてですが号数とはどんなものか判っていますでしょうか?
つまりですね、同じ太さでもラインの強度はバラバラなんですね。
安いボビン巻きの0.8号のラインでも仕掛けを作る事はできます。
ただ強度が心配になりますよね、魚が掛かったら切れるんじゃないかと・・・。
強度の強いハリスを使うと1ランク、2ランク上の強度を持っているので細くしても
大丈夫なハリスもあるんですよ。
さらにハリスを細くしたかったら強度のあるハリスで仕掛けを作りましょう。
ヘラブナのハリスは強度が強い
ヘラブナ釣りをしている人なら判りますがヘラ専用のハリスは細いのに強度が強いです。
具体的に利点を挙げると
- 引っ張り強度が強い
- 結束強度が強い
- ヨレ、チジレが少ない
こんな感じ。
40cm乗っ込みヘラを0.6号で上げられます。
50m巻きで1000円以上するので高いとお思いますが、 それに見合う価値があります。
特にハリスはちもとの結び目が切れ易いのですが
この部分の結束強度が強いハリスを選ぶことが重要です。
自分が使ったのはバリバスのスーパーヘラハリスの0.8号です。
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アジ以外の外道
アジではハリス切れした事はありません外道では40cmのサバ
サメ50cmここら辺の外道でもハリス切れはありませんでした。
ちじれ
何匹か釣って絡んだりするようなトラブルがあると
仕掛けにヨレとチジレが発生します。
これが少ないハリスがバリバスのスーパーヘラハリスです。
状態はくるくるのパーマみたいな感じですが
こうなると細いハリスでもハリスの存在が分かりやすくなってしまうので
食いが渋くなってしまいます。
なので
バリバスのスーパーヘラハリスを使っています。
もっとアジを釣りたいなと考えているなら、
LTアジ仕掛けの自作にチャレンジしましょう。
これから仕掛けづくりに必要な物、手順を解説します。
また
仕掛け作りがなるだけ低い予算でできるように考えてみました。
LTアジの自作仕掛けに必要なもの
バイス
仕掛けの一端を固定するものです。
タイイングバイスが一般的ですが、
ベンチバイスならかなり安く ホームセンターに売っています。
あると便利です。
バリバスのスーパーヘラハリスの0.8号
ムツハリ8~9号
ビーズ
小さいビーズ
釣り道具屋さんにも置いてありますが、100均に置いてる 小さいビーズ でOKです。
気分みたいなもので無しでも大丈夫です。
スナップ
アジの自作仕掛けの作り方
下の写真が基本的な既製品のアジの市販仕掛けです。
幹糸、ハリスの長さも含めて基本中の2本バリ仕掛け。
簡単に言えば幹糸、ハリスを0.8号に変えればいいだけです。
自作仕掛けの手順
ステップ1
針にハリスを結びます内掛け結びか、外掛け結びで結びますが
たぶんここが一番この仕掛けの中で難しい所で ここができれば簡単です。
自分は外掛け結で結びます。 内掛けより簡単だからです。
大事なところは本線がちもとの内側になるように注意しましょう、外側だと魚がくわえたとき針先が逃げて魚がかかりません。
2本バリなら1セット1本
3本バリバラ1セット2本
(LTアジが慣れていない人は捌き易い2本バリをおすすめします)
例えば仕掛け2本バリ 3セットなら3本作っておきます。
ステップ2
ビーズ付けたいならこの時点で通しておきましょう。
ステップ3
幹糸(ハリスと同じもの)を1.9m引き出して先端に張りを結びます。
ステップ4
次にもう片方の幹糸の端にスナップを結びます。(ユニノット、クリンチノットetc.
ステップ5
バイスにスナップを固定します。
ステップ6
幹糸に針を結んだハリスを結びます。
※幹糸とハリスの結び方はサージェントノット後1回ハーフヒッチ
ある程度釣りの経験がある方なら鼻歌交じりで作れてしまいます。
LTアジの仕掛けは自作仕掛けの中で簡単部類です
実際やり始めたら簡単なのでぜひ自作仕掛けを作ってアジの釣果を伸ばしてください。
まとめ
食い渋りのアジに口を使わせるのは細ハリスの自作仕掛けで釣果アップ。
自作仕掛けに使うハリスにはこだわろう。
ハリスはヘラ用のナイロンハリス結束強度が強くて、ヨレ、チジレが少ない物。
仕掛けを作るのは面倒かもしれませんが3本も作れば慣れます。
釣り具マニアの報告でした。
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