こんにちは釣具マニアです。
ベイトリールはスピニングリールと違いハンドルを左右入れ替える事ができない。
ベイトリールが左か右かなんて論争は右から左巻きのリールにシフトした時 1台余計に買わ
なければいけないので、こんな論争になるのだと思います。
所でルアーマンが使うスピニングリールは多くの人がハンドルを左に入れ替えてます。
だったらベイトも左でいいんじゃんねえ?
なんて思いますが、ベイトリールはハンドル側にギアを含むメカ部分がある構造。
右ならメカの心臓部は右に、左ハンドルならメカの心臓部は左にと。
重量配分も右は右側、左は左側と重くなります。
まあ、この重量の偏りが原因で右だ、左だ!何て事になってるのですが
本当のところはどうなんでしょうか?
因みに釣具マニアは最初右ハンドルでしたが、今では左ハンドルに変更しています。
結論から言えば最初から左ハンドルを買うべきです、特に初心者ならなおさらです。
理由ですか
まあこれか話す話を聞いてください。
バス釣りが好きなK君
バス釣りが好きなら知っている人も多いと思うが、K君は村田基氏の大フアンだ。
タックルはもちろんシマノのタックル。
ワールドシャウラにアンタレスDCと村田氏のファンらしいタックルだ。
「ここ、こんにちは釣具マニアさん、お、お久しぶりです」
「久しぶりだね、K君、何でも体を壊したと聞いたのだが」
K君は元々虚弱体質だ。
昨年の夏、暑さなのか仕事のやりすぎなのか分からないが、体を壊してしまった。
元々が虚弱体質なので復帰まで時間がかかってしまったようだ。
これから、このK君の事をキョジャックと呼ぶことにします。
今日は復帰後初のバス釣りです。
「釣具マニアさん、今はどんなルアーから投げたらいいですかね」
「あ~、とり合えずミノーからどう?」
「はあ、はあ、分かりました」
ということで、二人でミノーを投げる事に・・・。
キョジャック、先ずはミノーをフルキャスト・・・。
ミノーがヘロヘロとしょぼいスピードで飛んでいきます。
これでフルキャストとは・・・。
キョジャック、ミノーが着水すると激しいジャークを繰り返しますが・・・
左でのロッドワークがお粗末で、ミノーが全然左右にダートしません。
「キョジャック~ ミノーがちゃんと泳いでないぞ」
「はあ、はあ・・・ そうですね、自分もそう思うのですが・・・」
「もう少し、こう、こんな感じで激しく鋭く」
「こ、ここうですか、」
「もっと激しく、もっと鋭くだよ」
「はあ、はあ、こうだ、こうか!あっ!・・・・」
「どうした!」
「うう、腕が脱臼しました・・・」
「えっ?」
「左腕は力が入らないので。ぜえ、ぜえ、大丈夫です、何時もの事ですから・・・、ぜえ、ぜえ、今はめ直します」
左腕に力が入らないのは利き腕ではないからでしょうが、脱臼するまで脆いとなると話は別です。
「キョ、キョジャック、ミノーは止めようか・・・」
「そうですか、僕は大丈夫ですが釣具マニアさんが言うなら止めます」
「そうそう、ラバージグなんかどう、激しくジャークしないで済むからさ、今度は脱臼しなくて済むよ」
「そうですね、ラバージグでゆっくり誘います」
キョジャック、ラバージグに換えてカバーを打ち始めます。
すると・・・
「フィッヒヨ~」
キョジャク バスを食わせたらしい・・・。
が
村田基氏のようにフィッシュ!と叫んでからのハードフッキングをおこないたかったようです。
ただ虚弱体質のためにまともに声が出ないし、フッキングもヘロヘロです。
「ウッ! ( 〇□〇)」
今度は、何処か故障したのでしょうか?
ロッドを持った左手をだらりと下げてしまいました。
しかも暫く動く気配がありません!
「キョ、キョジャ~ク、大丈夫か!」
「キョジャク何の反応もしません!
すると・・・
「ヒュウ~ (°◇°)」
という呼吸音と共にゴフッと大量の息を吸い込む音が・・・。
目を開いたキョジャック、現世に舞い戻ってまいりました。
「キョジャック大丈夫か!!」
「ああ、はあ、はあ、大丈夫です、少し心臓が止まっただけですから」
「し、心臓・・・ ( ゚д゚)」
「はああ~」
「どうした、また・・」
キョジャック脈を測るように腕に指を当てると・・・
「脈拍・・・・正常、呼吸正常」
と呟くと
「今呼吸を整えてます、心拍数も安定していました」
「・・・・・」
「さあ、続けましょう!」
「続けるのかよ!(# ゚Д゚)つ」
「大丈夫です、あっ、左腕が脱臼したままだ、今直します」
「また、脱臼してたのかよ!(# ゚Д゚)つ」
「ええ、僕簡単に脱臼するんですよ」
「・・・・」
「さあ準備万端です始めましょう、」
ゾンビかお前は・・・(_ _|||)
「一つ思ったんだが、キョジャックは左利きか?」
「いえ、普通に右利きです」
「リールを左ハンドルにして右でロッド操作してみたらどうだ・・・・」
「釣具マニアさん、僕は村田基氏が右巻き派なので左ハンドルに変えるなんて・・・」
「まあ、試してよ、俺の左ハンドル使ってみろよ」
無理矢理押し付けると
「これですか~、安くさいロッドですね」
「やかましい!俺は村田ファンじゃねえ!ワールドシャウラみたいな、6万もするロッド買えるか!」
「でもこのタックル軽いですね、ああリールが軽いんですね」
「それでミノー動かしてみなよ」
「村田さんは右ハンドルです」
「村田はお前と違って体が頑丈なの! 心臓も停止しないの!(# ゚Д゚)つ」
「確かに僕の体は弱いですが・・・そうですか、試しに使ってみます」
「そうそう、何でも試してみないと分からんからな」
「じゃあ、早速投げてみます、あれ、これダブルハンドルですか?」
「もうシングルハンドルのバスロッドは少ないだろう」
「はあ!じゃあ投げます」
「エイッ!」
ミノーが鋭く飛んでいくではありませんか。先ほどより飛距離は50%ほどアップしてます。
「あれ?私こんなに飛びましたっけ?」
「いいから、ミノーをジャークしてみなって」
「分かりました」
キョジャックミノーを激しくジャークすると、
先ほどのジャークより切れが良くなってます。
ミノーも激しく左右にダート。
キョジャクの腕も脱臼していません。
こ、これは・・・
「もう一度投げていいですか?」
「どうぞ、どうぞ」
今度は細かいトゥィツチの後、ワン ジャーク ロングポーズ
このパターンをキョジャク繰り返します。
するとロッドに激しいアタリが。
キョジャックのロッドにバスが食いついたようです。
「おお、利き腕の方が全然力が入る、うう、うんうん、いけますね」
38cm位のバスが無事釣れてしまいました。
キョジャク、今度は心臓も止まらないし、腕も脱臼しません。
「釣具マニアさん、私ミノーで始めて釣りました、利き腕でロッドを操作するってこんなに違うんですね、まるでラインの先まで神経がつながったみたいですよ」
「そうでしょう、ワームもミノーもトップウオーターも利き腕で動かすとこんなにもルアーが生き生きと動くようになる」
「さっきのラバージグも利き腕でフッキングすれば力が入りますよね」
「そうだよ、キョジャックも左ハンドル派に変われよ、ミノーで始めて釣った事だし記念にバスの写真を撮ろう!」
「左ハンドルに変わった記念ですね」
「そうそう、じゃあバスもって」
「こうですか?」
「違うって、もっと前にバスを突き出して」
「重いですよ~こう?」
「よし、バスが大きく見えるぞ、じゃあチーズ!」
「ごふぁあっ! _(≧。≦_)」
パチ!
キョジャック激しく吐血!
左ハンドルシフト記念の撮影が血塗られた記念写真なりました。
「救急車~」
「釣具マニアさん、少しめまいがしてきました」
「キョジャック大丈夫か!」
「見てください、利き腕がいい感じに震えてますよ、マイクロシェイクするには良さそうですOo。。( ̄¬ ̄*)」
「中気の親父か! Σ( ̄ロ ̄lll)」
「な~が~やの皆さ~ん ()´д`()」
「お前そのうち死ぬぞ・・・(_ _|||)」
器用な日本人は左ハンドル、利き腕でロッドを持ちましょう。
最初から慣れてしまえば右ハンドルよりバスが釣れるようになります。
脱臼、心肺停止、吐血もなくなります・・・。
普通はしないか・・・。
パワーフィッシャーのアメリカ人より日本人は手が器用です。
テクニカルなルアー操作は一枚も二枚も上手。
長所を生かして短所を補う、これがジャパンスタイルそして左ハンドルです。
ベイトリールの右巻き左巻き
最初バスフィッシングのベイトリールは右ハンドルしかありませんでした。
バスフィッシングはアメリカから輸入した釣りです。
黎明期は本場アメリカの模倣から始めたので当然と言えば当然なのですが、アメリカ人は日本人に比べて力がある。
釣る場所も広大な湖が多く巻物系のルアーで素早くチエックしていかないと広大な湖に散らばっているバスを釣る事は難しい。
巻物系が主体なので利き腕でハンドルを巻くといった具合。
対して日本の釣りはスポットを手を買え品を買えといった感じで、辛抱強くバスに口を使わせる釣りで。
繊細なロッドワークガ必要とされるので利き腕でのほうが圧倒的有利。
ただキャスティングは力がないので、左右ハンドル関係なく日本人はロッドのシングルハンド
ルからダブルハンドルに変わったてきた変遷を辿ると事になった。
敷居は軽い、ベイトリール 左巻きは練習で簡単に出きる
最初左手でベイトリールを巻くのは利き手で巻くよりぎこちない、スピニングリールを左手で巻くよりちょっと難しい感じがする。
ただ練習すれば左でハンドルを巻くのにそんなに時間は掛からない。
左のベイトリールを買ってきて、1日か2日ただハンドルを回す練習をすれば
実は苦もなく左でハンドルが巻けるようになります。
右巻き、左でロッドワークは難しい
対して左でロッドワークは2,3日の練習で慣れることはほぼ無理といっていい。
ワームにしろ、ミノーにしろ、シャッドにしろ、ルアーを動かす際、ちょっとしたロッドワークの違いでルアーは死にもするし生きもします。
巻くだけのレベルなら練習すれば簡単になれるが、ロッドワークが利き腕のレベルに到達するのは無理ゲーです。
例えば右手では大豆を箸でもてるが、左手で大豆を箸でもてないでしょう?
そのくらいの繊細さが必用で。
バスが釣れる人はルアーの先まで手が届くようなロッドワークをしている。
左巻きハンドルのメインパーツが左よりだからキャストが流れるって・・・
右巻きを提唱している人の理由に。
キャストした際、ハンドル側が下向きになるので、振りかぶった後の力(慣性)でロッドが流れるといいます。
ただそれはシングルハンドル(片手持ち、ワンハンドキャスト)を想定しての話し。
外人が右巻き、シングルハンドルなのは力があるから
ロッドのグリップがシングルハンドル。
ベイトリールは右ハンドル。
じゃあ、右ハンドルは上向きなのでキャストが流れないのかというと・・・。
日本人の大半の人はキャストが流れます。
シングルハンドルの理由はいくつかありますが、アメリカ人は力があるこということから始ま
っています。
キャスティングはダブルハンドルだからOK
ロッドのハンドルがダブルハンドルに変わると話は変わります。
右手で振りかぶり左側で引くようにエンドグリップ操作することで、ロッドを振るスピードが
速くなり、投げ終わりに左手でエンドグリップを強く握る事でロッドは流れない。
両手で投げれば剛竿の投げ竿でさえロッドは流れないのだから、たがが7フィート以下のバス
ロッドが流れるわけが無い。
ロッドをダブルハンドルに変えれば済むのである(今は殆どのロッドがダブルハンドル仕様)。
ミノーのようなジャークベイトはベイトリールの重量に注目
そういったって、ミノーなどのジャークベイト、ペンシル系のトップウォーターはダブルハンドルだとグリップエンドが腕にあたって使い辛いとい人もいます。
ただ、こんな話を、提唱してきたのは15年も前からです。
その当時の標準的なベイトリールの重量は250g
現在の標準的なベイトリールの重量は200g
今はエントリーモデルでもベイトリールの重さは200gです。
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シングルハンドルでミノーのようなジャークベイト、ペンシル系のトップウォーターを動かしたいなら、ベイトリールを軽くすれば良い。
キャストは右も左も関係なくなる。
それよりラインを張って、緩めて、ロッドストロークを微妙に変えたりするこれらのルアーは
利き手でロッドを動かす事でルアーが生き生きと動くようになる。
利き腕のロッドワークを重視すべき理由
ワームにしろ、ハードルアーにしろ、本来ルアーが持って能力を最大限発揮するのは利き腕です。
ポイントにバスがいた場合、ほんの僅かなルアー操作の差でバスが釣れる確立は物凄く変わります。
それは奥が深く一言では言い表せませんが。
1年間ミノーをやりこんで、1年間ワームのダウンショットリグをやりこんで。
1年間ボトムの感覚を磨いて。
3年間中層の感覚を覚えて、釣れるようになるのが今のバスフィッシング。
ただ巻きで釣れるルアーもありますが、毎日バスがただ巻きのルアーに反応してくれるわけで
はない。
隣りで同じルアーを使っているのに自分が釣れないなんて嫌じゃないですか?
大豆を箸で持てる利き腕をロッドワークに当てるべきです。
初心者から左ハンドルにする理由
最初右ハンドルのベイトリールから始めて何台か右ハンドを使用して、やっぱり利き腕でロッ
ドを操作した方がバスは釣れると分かっても簡単にはいかない。
なぜならスピニングリールと違って、ベイトリールはハンドルを入れ替えられないからだ。
例えば右ハンドルのベイトリールが3万円×3台これを全部左に入れ替えるには
9万円も掛かってしまう。
まとめ
①利き腕でロッドを動かした方か繊細にルアーを動かせる
②右巻き左ロッドは力も入らないのでカバーを打つときのハードフッキングは利き腕がロッドの方が有利
③左でハンドルを巻くのは練習しだいで2,3日で慣れる
④左手で右手のようなロッドワークを実践するには涙ぐましい練習が必要、野球で言えばスイッチヒッター。
⑤キャストが流れるのならロッドは両手で。
⑥シングルハンドルでジャークしたいならベイトリールを軽くすれば良い。
釣具マニアの報告でした。
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