こんにちは釣具マニアです。
バス釣りでは欠かす事ができないワームフィッシング。
皆さんも8割以上はワームでバスを釣っているのではないでしょうか。
ワームを使うといっても今ではリグ、メソッドも多くなりました。
でもワームフィッシングの骨格を成すのはボトム(底)のズル引きです。
この基本的な使い方の上にさまざまなメソッド、リグが生きてくるんです。
えっ!今時底をズルズル引いて釣れるのかよ!
ズルズル底を引いてたら今は釣れませんね・・・。
でも底を引いて釣れる人たちも実は底をズルズルでバスは釣ってないんです。
底ズルズルをしてるように見えますが実は「ハングオフ」と言うテクニックでバスを釣ってるんです。
昔からあったこのテクニックが今でも釣れるのは何故でしょうか?
作為的ではない自然な動きだからです。
某有名な湖
水深 2メートルのブレイクライン・・・。
ブレイクライン沿いにある大きロックエリアにエビを集まりだしたので
その旬なエビを食べに集まったブラックバス。
「美味い!う~ん今時期のスジエビは甘味があって美味いね~( ̄~ ̄)」
「バス男さんスジエビ好きだからね~( ̄~ ̄)」
「バス美もスジエビが好きだろう」
「だって~美味しいもん(^_^)」
「あれ!・・・」
「なんだい、なんか変なエビみたいなものが・・・・n(ー_ー?)ン?」
「本当だ スジエビかな・・・違うな・・・(¬з¬)σ」
「変な動き方している~ 嘘くさ~いΣ( ̄ロ ̄lll)」
「君たち!そいつは偽物だ! 近寄ってはいけない!(# ゚Д゚)つ」
「えっ 貴方は誰?( ̄■ ̄)」
「私は犯罪心理学を専攻しているものだ」
「さっき、そのスジエビが偽物と言いましたが?」
「それは人が動かしている物なのだ」
「これが?」
「私はこのワームと呼ばれる物を動かして者を知っている、我々の仲間内では
コードネーム:サイコパッスン003と呼ばれる者だ( ̄ー ̄)」
「ヘロヘロ3サロンパスッンですか?」
「違うサイコパッスンだ!Σ( ̄ロ ̄lll)」
「それは伸びて縮んでまた伸びますか?」
「だからサロンパスとは違うと言っているだろう!」
「気持ちいい~Ψ( ̄∀ ̄)Ψ」
「かぶせてくるな!」
「湿布話はこの辺にしてくれ、事体は深刻なのだ( ̄ー ̄;」
「・・・・もしかしたら、貴方がプロフェッサーブラックと呼ばれる、怪しいワーム判定者?」
「むう、そう呼ばれる事もある」
「貴方の事は犯罪者プロファイリングで聞いた事がありますよ( 〇□〇)」
「とにかくサイコパスン003近づいてはダメだ!」
「何で、ですか」
「サイコパスンからの多くのバスが被害にあっているのだ( ̄Д)=3」
そんな事を言っていると、子バス君たちがサイコパッスンのワームを突いたりして遊び始めました。
「わ~い、スジエビモドキの嘘ワームだって~これ」
「つんつんしちゃえ!(¬з¬)σ」
「ワ~~~~~~っ!!(°◇°;)、お前ら!何をしていのだ、サイコパッスンのワームを刺激するな」
「でも、コイツ悪い奴なんでしょ!Σ(゚Д゚|||)」
「ダメだ!サイコパッスンはバスアングラーの中でも凶暴なのだ、子バスなんか釣られた日には邪魔立てするなと地面に叩きつけられて死亡した事件がいくつもある」
「ちえ、つまんないの(*_ _)」
子バス達に注意をしていると。いつの間にか偽物スジエビが消えています。
「・・・・・嫌な予感がする( ̄■ ̄)」
ドッポン!!
激しい水飛沫と共に飛んできたのは大型1ozスピナーベイト。
更にトレーラーフックが掛け針仕様になっている禍々しいルアーが投入されました。
「やばいサイコパッスンの道具的攻撃が始まった」
「ひゃ~ 助けて~」
「だから言わんこっちゃ無い サイコパッスンが逆切れしたではないか」
「あぶねえ!今掛け針が俺の横を通ったぞ」
「皆、非難するんだ! 岩の隙間に入ってやり過ごすせ!」
「あひ~」「うわ~」「逃げろ」
阿鼻叫喚の様相・・・。
スピナーベイトがガンガン岩に、底にぶつかり掛け針が蛇のようにのたくり暴れ回っています。
暫くすると・・・
大きな岩に
ガッツリ・・・
・・・根掛りました。
大きな岩から抜け出そうと暴れまわるスピナーベイト掛け針があだとなった形です。
スピナーベイトが激しく抜け出そう暴れまわるのですが・・・
なんと急に動かなくなってしまいました。
ラインブレイク・・・。
暴れすぎてラインが切れてしまった見たいです。
その後不気味な静寂が・・・。
「あれ、終わったのかな・・・」
「終わったみたいだね」
子バスも含めて岩の隙間から出てきたバスたちですが。
「だめだ、皆まだ出できてはいけない!!」
サイコパッスンの犯罪プロファイリングではこの後大変な事が起きるのだ。
「ブラックさん、なんでもプロファイリング通りにいきませんよ」
「そうだ、そうだ」
「ダメだ!できるだけ遠くに避難しろ!」
「ハハハは~ マタマタ~」
カチカチと時を刻むブラックの体内時計 10分後・・・
くる~ きっと来る~♪ ( 〇□〇)ハァハァ
水中から確認できる範囲で不穏な動きが・・・
サイコパッスンが何かを集めています。
やばい!プロファイリングの通りになりそうな予感がします。
ワームの動きが見破られた腹いせに・・・。
流星の嘘がホレ~ホ~レ♪ ハイッ♪(≧。≦_)
ドッパン!!
ドッポン!!
メテオストラ~イク!
石も枝もペットボトルにありとあらゆる物が隕石のように水中に飛来しました!
「助けて~ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ」
「1匹当たったぞ!!o(゚д゚o≡o゚д゚)o」
「逃げるんだ~ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ」
隠してサイコパッスン003により一つのポイントが潰されました・・・。
個々の人によりワームのアクションには癖があります。
シェイクのリズム、バックスライドの動き方、動くスピード。
犯罪者プロファイリングに精通しているブラックはこのような人工的な動きに対して
今日もブラックバスのスクールに注意を呼びかけているのです。
ただプロフェッサー ブラックにも唯一見分けづらいワームの動き方があります。
それは「ハングオフ」。
ワームフィッシングの精通した者のみが使うテクニック・・・。
自然に存在する障害物に引っかけて外して漂う動きだけは
まだ偽物だと見分ける事ができない。
ところで、貴方は知らず知らずの内にスジエビになってる事は無いだろうか?・・・・。
犯罪心理学者:プロフェッサー ブラック 記
釣れ続けるワームのズル引き
ゴム製のプ二、プニした感触のワームと呼ばれているルアーですが、
動かし方にズル引きという方法があります。
ズル引きはボトム(底)を取ってゆっくり引くことを言います。
ズル引きのロッドワークに説明すると、ゆっくりとロッドのストロークだけで動かします。
たまに、リールを巻いてワームを動かしている人がいますが基本はロッドストロークだけで動かします。
昔からあるワームの動かし方ですが、実はこのズル引き、今でも釣れます。
釣れている人の秘密はズル引きじゃない
ズル引きは釣れる人と釣れないひとが両極端に分かれます。
「ワームの動かし方のスピードが違うからでしょうか?」
確かにワームの動かし方が早い人にはバスは釣れません。
またゆっくり動かしてもバスはそんなに釣れないんですよ。
ズル引きで釣れる秘密
ワームをジカリグ、ツネキチ何でもいいです、底を取れて引けるものならリグは問いません。
まず、リグを底をとりながら丹念にズルびくと何かにぶつかったり。
引っ掛ったりするのが分かるとお思います。
これが障害物、バス釣ではストラクチャーと呼びます。
この引っかけて外す事で生まれるワームの動きがバスを違和感なくワームに食いつかせる動きなんです。
ズル引きは何故釣れるのか? 見破られる人工的な動き
ワームを投げてシェイク、トゥイッチなどの動きを演出してバスに口を使わせる事で昔は釣れました。
昔は釣れるワームを動かせばバスも簡単に騙せたんですね。
でも今ではこのような人が演出した動きではバスが見向きもしてくれない事が多いです。
特にメジャースポットは多くの人来て、いろんなルアーを投げ込みます。
人が動かす不自然な動きを何度も見て学習したバスはちょっとやそっとじゃ反応してくれません。
ハングアップオフが釣れる理由
ハングアップオフからもたらされるワームの動きは人工的なものではありません。
ハングオフは自然に存在するストラクチャの位置、形しだいでワームの引っ掛り方、外れ方、漂い方が不規則になります。
人が意図的に演出した動きではない分、自然な動きになります。
この自然な動きこそが、ワームと見破られない動き方なのでバスが釣れるんですね。
ハングオフに有効なリグ
ハングオフはどんなリグがいいのでしょか?
リグの種類が多いので迷ってしまいますよね。
基本的には引っかけて外すテクニックなのでどんなリグでもできます。
ジグヘッドでも・・・
テキサスでも・・・
ラバージグでも・・
スプリットショットでも・・・
ノーシンカーでも・・・
あらゆるルアーは障害物に引っかけて外す事はできます。
ただ外れた後のルアーの動き、根掛りし難さなどを考えると
ハングアップオフのテクニックがやり易いロッド
ワザと引っかけて外すにはどうすればいいのでしょうか?
ハングオフはロッドにも依存します。
例えばティップ(穂先)が硬いロッドは障害物を弾きます。
弾いただけでもルアーの動きは不規則になるのでバスは釣れますが、弾いただけの動きではワームの動きがイマイチです。
引っかけて、矯めて、弾く。
矯める事が大事です。
やり方は
ストラクチャーにショット(ガン玉オモリ)を食わせてロッドを曲げてあげます。
そして今度はショットを外して戻った反発を利用します。
そのときの穂先の反発で弾き出されたワームの動かきが
自然でバスに違和感無く口を使わせます。
このようにワザと喰わせて穂先を曲げるため柔軟な穂先のロッドが使いやすい。
ソリッド穂先かチューブラでも低弾性の柔らかい穂先のものが扱い易いですが、
低価格でも手に入るのがソリッド穂先のバスロッドです。
ハングアップオフはどんなリグが釣れるの?
ダウンショット、スプリット、ノーシンカーこの3つがハングオフで釣れるリグです。
引っかけて弾き飛ばす為、重いシンカーを使うリグは不向きです。
その為、噛ませるショットは小さくまたは噛ませません。
ショットの大きさはストラクチャーと水深に依存するので口で明確な指定はできません。
- 水深が浅ければショットは軽く。
- 水深が深ければショットは重く。
- ストラクチャー(障害物)が人工的なテトラはショットは重め。
- ゴロタ石のようなリップラップはショットは軽くか無しにします。
何れもストラクチャー×水深でショットの重さを判断してハングオフがやりやすいように調整していきます。
ダウンショット、ノーシンカーとの使い分けは、
リグ、ショットの大きさ、水深、ストラクチャーなどいろんな要素で決まるので経験で学んでもらうしかないですが・・・。
例えば
古いと思われがちなスプリットショットはウイードエリアでのハングオフには非常に良い感じで引っ掛って外れてくれます。
またショットからワームまでのリーダーが有る分 ワームの漂い方も非常に自然です。
ウイードエリアのウイードエッジには非常に有効でバスが良くつれます。
ハングオフが有効なワーム
さて、ワームの中にもハングオフした時の動きが良い物と悪いものがあります。
リアクションと言うよりナチュラルに食わせるので、
外した時の動きが良い物を選びましょう。
王道ワーム:サターンワーム3インチ
20年以上 第一線で釣れ続けるワームです。
今でも釣り道具屋さん一番売れる棚においてある、脅威のワームです。
ラージマウスバスで定評がありましたが、
最近何処の河川にもいるスモールマスにも圧倒的に強いリングワーム。
軽いため弾いた時の漂い方が半端ありません。
カーリーテール、リングワーム特有の水を噛むリブで小魚、エビなどの動きを演出します。
リグはツネキチ、スプリットショットで。
飛距離重視:ヤマセンコー 2インチ
サターンワームは軽い故にあまり飛ばす事ができません。
目標のポイントまで届かない事もよくあります。
噛ませるショットを大きくすれば飛ぶのではお思いでしょうが、ショットはストラクチャーに丁度良い引っ掛り易さで選択するもで飛距離で選ぶ事はしません。
そういう訳でもう少し飛ばしたいなと思うときは、ヤマセンコー2インチを選びます。
禁断のワームと呼べるくらいに良く釣れて、キャスト、底取りなど使っていてストレスがなく扱い易いワームです。
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クリアウォーターで釣れる: ジャッカル クロステールシャッドROBO
カラーはパープルウィニーが劇釣れです。
マッディウォーターでも釣れますがクリアウォーターで良くつれます。
小さいバスだけではなくスモールのデカバスキラー。
ダウンショットに相性が良くハングオフで外した時の
滑空しながらスライドして漂うさまにバスはイチコロです。
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根がかりが厳しい時に使う:カットテール4インチ
リップラップ(ゴロタ石)の形が険しく、
かつシャロー(浅い)場合はどんあにショットの大きさを小さくしても石に喰われて外せない時があります。
その場合はノーシンカーで攻めてください。
ワッキーリグ、ネコリグなどで有名でしたが、出始めはノーシンカーでよく釣れました。
元々4インチワームのテールをカットすると良く釣れると評判になり、
試しに使うとバスがガンガン釣れるのでビックリした経験があります。
通常ノーシンカーは底がとりにくいですが、高比重のため底とり、投げやすさなどマルチパーパスに使える万能ワーム。
持っておいて損も無くリグを選びません。
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ワームが小さくてもバスが大きい
最近はラージよりスモールが釣れる河川が多くなりました。
今揚げたワームはラージはもとよりスモールマウスバスにも相性の良いワームです。
※ラインはスピニング想定でフロロ3lb、ナイロン4lb使用
まとめ
ただのズル引きでは釣れない。
障害物に引っかけて外すハングアップを使おう
ハングアップオフには穂先が柔らかいロッドが相性が良い
ハングアップオフで釣れるワームはサターンワーム3インチ、ミニセンコー、ロボワーム ウォーターリーチ 4インチ。
釣具マニアの報告でした。
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