優良釣具販売評価術
釣具マニアです。
道具の拘りは人それぞれです。
何れは理由とともに使う釣り道具は
求めるものが、より先鋭化すればするほど
道具を選ぶ基準がはっきりしてくる。
求めるものが
一流釣り道具にしかなされない場合
釣り名人は高額でも
名品と呼ばれる
釣り道具を求め
そして手にしているのである。
対極として初心者なのにいきなり高い釣り道具を購入して
カッコから入る釣り人もいる
その釣り自体を面白く感じ、なが~~く
親しむようであれば、意味もあることなのだと思う。
しかし・・・
現実は豚に真珠になることにも・・・
その考えにいたった出来事の話はこうである。
Y氏からカワハギ釣りの誘われたK氏
いろいろな釣りを長い間してきた
センスのある釣り人である。
そのK氏から釣具マニアにもお誘いの電話がきた
「釣具マニア~Yがカワハギ釣りに行こうと誘いがあったんだけど
お前もも行くか?」
「カワハギですか、いいですよ」
「俺、カワハギ釣りしたことないからさ
道具そろえるのに付き合えよ!」
「予算はおいくら万円で?」
「ぎりぎり万円」
「・・・安物でいいてことですか?」
「そう、面白いかわからないのに
俺は高い釣り道具を買うつもりはない」
「わかりました!」
ということで、竿とPEラインとオモリと仕掛けを購入して
3日後の休日に乗合船に乗り込むことに。
釣行当日、船宿で待ち合わせた、
釣具マニアとY氏とK氏
Y氏
「釣具マニアはカワハギ初心者じゃないよな」
「ま~下手糞だけど初心者じゃないですぞ」
K氏
「俺は初めてだか、皆、教えてくれよ!」
Y氏
「よし、カワハギはなかなかテクニカルな釣りだからな~
俺の隣に座って勉強してくれよ」
「・・・・すげ~上から目線」
「なんか言った!」
「・・・別に・・・」
乗合船に乗ると
まずY氏ロッドケースから
綺羅星のように燦然と輝く最新高級タックルを3セットとりだします
これが激金剛でと、これがダイワのスーパーメタルトップで
竿とリールの説明の長い講釈タイムの幕開けです。
「・・・・💧」
K氏
「😵釣具マニア~、Yの道具の講釈より
釣りかた教えて欲しいんだけどよ~」
「俺はへぼだから大したこと教えられないですよ~
船長に聞いたほうがいいですよ」
「それもそうだな」
ポイント到着すると
仕掛けの投入のアナウンスがあり
仕掛けを投入します。
ベラの猛攻を交わしつつ
何本かポツリポツリとカワハギを釣り上げる釣具マニアの横で
K氏があ~だろう、こうだろうと悪戦苦闘しています。
そしてついにK氏も初のカワハギをゲット
「やりましたね、Kさん!」
「うん、ありがとう、少し見えてきたものがあるかな~」
そして、またまた
2匹目をゲット!
今度のは26cmの良型です。
「Kさんやりましたね!しかも肝パンじゃないですか!」
「ウンありがとう!お前の選んだ竿
安いのになかなかだよ、5000円以下なのに結構軽くって、感度もあるし
調子もしっかりしてるよ」
「そうですか~前に釣り道具屋でこの竿見つけたとき
持った瞬間、軽っ!と驚いたんですよ、
普通このクラスでここまで感触のいい竿ないですよ、
オモリ掛けたら穂先の曲がりと穂持ちの感じも良かったし~」
「ところで、あちらの高級釣り道具をお持ちのY氏な、
ワッペン1匹みたいだぞ」
「そうなんですか、なんか一人事言ってるみたいですよ」
「ああ、何か、やばい、やばいよ~ってウルサイんだよね」
「まあ、まあ、自分の釣りに集中しましょう」
しばらくすると、K氏
カワハギを連荘で掛けだします。
「おおまたきたーー」
「またまたきた~~」の連呼に
たまりかねたY氏
「どうやって釣ってるのか教えろ!
自分だけパターン握っていてずるいぞ」
「はあ!?」
早くも逆転したかのような師弟関係
それでもK氏が親切に釣り方を教えると・・・
ぜんぜん釣れないじゃないか!
そんな釣り方は俺の流儀じゃないといいだすしまつで💧
「釣具マニア~Yのやつなんだけどさ
釣り方教えて文句言われたら世話ないよな~
あいつ釣り下手糞なんじゃないの~もう」
「まあ、まあ、💧」
「だって俺の方が初心者なんだぞ、
それがなんだ、コツを教えてやるだのと言ってたのは
あいつじゃないか!」
「確かに、確かに💧」
そんなことが在りつつ、沖上がりの
仕掛けあげてくださ~~いのアナウンスが
船長の釣果確認で釣具マニア17匹
K氏14匹
そして・・・・Y氏5匹
と結果になりました。
帰りの船のなかでワンカップ片手のY氏
「Kさんの竿さ何なの」
「極仙カワハギというみたい」
「へっ、極鋭」
「極仙!」
「う~~ん やんくみ?」
「それは、ごくせん」
「これはバッタ物ブランドプロマリン
値段は4000円よろしくね!」
「バ、ババッタ物~~
おおお、おれ
俺はカワハギは得意じゃないんだ!!😠」
・・・とういことでした
道具のせいにできないのも辛いですね。
今回K氏が使ったのはノーブランドの
プロマリン製カワハギ竿
CB 極仙カワハギ180M
ノーブランドに良くある表示と調子のミスギャップはありませ
表示通りミディアムMなら世間で言われるMの調子の感覚で良いと思います。
普通ノーブランドは持った瞬間
持ち重り、モッサリトした感触があるものですが
CB 極仙カワハギは持ったてすぐに分かる
軽さとシャープさがあります。
穂先の硬さ穂持ちも張りまで世間で言われるようなM調子で
スロー&横の釣りが得意な竿、
前にもプロマリンのカワハギ竿の記事を書きましたが
そのときはキッチリとしたMHの調子の竿でしたが
ブランクの質は年毎に進化していると感じました。
正直、ガイド、リールシートは海外製で
一流品の竿ほどの感度とかは持ち合わせていません
反対にY氏の持っている一流品は高感度のため
非常にインフォメーションが多い。
その為Y氏は
魚からの多くの情報の渦の中で適切なアクションができず
思うような結果が出なかったことが
このような貧しい釣果につながってしまったのではないかと
推察するにいたるのです。
これはY氏だけではなく初心者なら
多くの人にも起きてることではないでしょうか。
対照的に
鈍くもなく鋭くもない感度の中で
情報の量が絞られていた方が初心者には迷いが少ないのです。
初心者ながら釣果を伸ばしたK氏が
必要で絞られた情報(アタリ)の為
初心者でも特に扱いやすい竿だったとよの一言には
道具選びの本質は何なのかを考えさせられました。
繊細な前アタリも取り易い高感度・高バランス設計カワハギ専用調子船竿CB【極仙カワハギ180M】… |
■繊細な前アタリも取りやすい高感度・高バランス設計CB 極仙カワハギ 180S (並継) PT入 ロッド |
コメント
釣具マニアさんはじめまして。
釣り超初心者のmakotoと申します。
プロマリンの極仙カワハギを購入しようかと悩んで情報を探していたらこちらのブログに辿り着きました。
ちょっと古い記事なので失礼かとも思いましたが、どうしても質問したくてコメントさせて頂きました。
180MとSが紹介されていたのですが、MとSって使う際に何が違うのでしょうか?
プロマリンのHPも見たのですが、私にはSの方が軽いってこと位しかわからなくて。。。
私は船酔いするので、陸っぱりでカワハギを狙うつもりです。
SとMの違いや、釣具マニアさんのオススメ等ありましたら教えて下さい。
よろしくお願いします。