ディアルーナ 脅威の反発は諸刃の剣

こんにちは釣具マニアです。

C氏が新しいシーバスロッドを買ってたというので
シーバスフィッシングに行ってきました。

なんとC氏は大奮発して
シマノ ディアルーナ S1000MLを購入したのであります。


「釣具マニア~
今日は竿卸だぞ、遠投性能抜群の ディアルーナ を買った俺に敵はいない」

「ハイハイ・・・ Cよ!
遠投できればいいのだがな~
安物ダラダラロッドばかり使ってるから、慣れないとかなりピーキーな竿だぞ」

「何を言ってんだか」
といって知らんフリ。

14cm 24gのミノーを早速結びドリャーとキャスト!

ビタン!!

目の前で水柱が・・・。

「おっ!シーバスのライズか?😃」
タイミングが合わないミスキャストで水面をルアーで叩いた言い訳か

C氏は気を取り直してもう一度キャスト!!

C氏の気持ちと裏腹に
ヘロヘロと飛んでいったミノー。

「・・・・おんや?」

再度巻き上げてキャストするC氏ですが
飛距離は伸びたものの期待した飛距離は出ていない・・・ご様子。

「俺・・・シマノに騙されたかも😵」

「ん、どうしたC飛距離が出ないだって」

今回の釣行に同行していたH氏が
C氏のキャスティングを見かねて聞いてきた。

「シマノ ディアルーナを振ってみたら
期待して程飛距離が出ないんですよ~」

「どれ、どれ貸してみな」

とC氏のシマノ ディアルーナを掴むと
シュパッ!言う音と共に竿を振りぬきました。

むー相変わらず素晴らしいキャスチングホーム。

H氏の完成された無駄の無いキャスティングホームから
繰り出されるミノーが矢の様に
一直線に飛んでいくでは有りませんか!

「げ!!」

自分とは圧倒的に違う飛距離に驚くC氏・・・。

「リリースタイミングが反発より遅れたり
十分に曲げられていない場合飛距離は並の竿以下になってしまうのが
シマノ のキャスティングロッドだぞ」

一言ってC氏に竿を渡すと自分の釣り場に戻っていく。

「自信喪失した」

と喚くC氏

「CよHさんは投げ釣りで相当な人だぞ
つまり、その竿はシマノの投げ竿みたいなもんなだ」

「シマノの投げ竿?」

「そう、投げ竿遠投理論に基づいて
穂先とベリーの部分が重要な反発の役目をになう設計なんだ」

「・・・・?」

「加重が掛かると支点の移動する竿と比べると
非常にタイミングの幅がないのが特徴」

「・・・?」

「はまると鋭い切れ味でルアーをぶっ飛ばすんだ」

「むずかしいよ~」

「投げ竿はさ~シマノのお家芸的な分野なんだ
もちろん特長は先ほど言ったような竿なのだ」

「そうなの」

「一度使い慣れると
反発の感触が忘れられないような爽快感があるんだな~」

「暫く練習せんとだめだな~」

「がんがれ!!」

低弾性で柔らかく重い竿と
高弾性で硬く軽い竿

ブランクの値段は高弾性で硬く張りのある竿の方が
素材の値段も製造工程も含めて値段は高くなります。

特に遠投性能を上げようとすれば
反発スピードを上げるのが当然の成り行き。

負荷をかけた場合

元に戻ろうとする反発スピードを

早ければ早くするほど
ブランクは肉厚で高弾性の物を使わざるを得ない。

調子自体はそのメーカーの設計理論があるのだが

2節で反発させるシマノ ディアルーナは
好反発の切れ味の代償と共にもち手の技量も必要な竿なのであります。

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