こんにちは釣具マニアです。
釣りには魚を釣る楽しみ以外に。もう一つ楽しみがあります。
それは魚を食べる楽しみ!
釣った時には生きていたのですから、鮮度は100%保証つき・・・なのですが、鮮度には、それなりの処置をしないと保てないのです・・・
ヒラメの船釣りに行って来た時のことです。
そのシーズンはヒラメの当たり年で船中10枚は当たり前、船頭は20枚とか本当にヒラメが良く釣れました。
その話を聞きつけたT君、釣具マニアさん、そんなに釣れるなら僕もヒラメ釣りに行きたいですと言ってきました。
「T、船釣りした事あったっけ?」
「ありませんよ!デモですねヒラメ釣ってきたら僕の釣りに対する嫁の認識が変わると思いまして」
「なるほどね、ヒラメ美味しいからね、高級魚だし、釣って捌いたらTの事を見直してくれるかもしれないな」
「それですよ、それ!もしヒラメ釣れて美味しかったら、僕の釣は社会的な地位と名誉を獲得するのです、つまり、釣りに行く機会が増えると言う事です!(キッパリ!」
「なるほどね・・・大げさだけど・・・」
と言う事でヒラメ釣りに行きました。
T君 なんと55cmのヒラメが釣れて大はしゃぎ、これで僕は社会的な地位を獲得したのだと、のたまっています。
週明け・・・・
なにやら浮かない顔のT君
「どうした?ヒラメ持って帰ったんだろ?」
「ええ・・・それが、嫁に釣ったヒラメを見せたんですけど・・・」
「ほうほう」
「ヒラメを5枚におろすと、何これ~、血が回って身が赤いわ!とか言い出しまして」
「う~ん・・・」
「それでですね、そんな馬鹿な!て事でヒラメの身を手に取ってみたんですけど」
「うーむ・・・」
「そしたらね、これの何処が鮮度が良くって綺麗な白い身なのと・・・・」
「なるほど」
「そんな馬鹿な釣りたてだぞ、保冷はしっかりしたんだと言ったんですけど」
「はあ・・・」
「それでですよ!ヒラメの身をもって僕の頬っぺたをペシ、ペシと引っ叩くんですよ、
よく見なさいよ、この身の色を、そして臭いを嗅ぎなさいと・・・・」
「臭かった?」
「臭いです」
「分かった」
「もしかした臭ヒラメという種類だとか?」
「それはメゴチ、血抜きしたのか、お前!」
「なんですか?それ」
「釣ったらエラにナイフ入れて、尾鰭の元を切って血を抜くんだよ、血抜きしないとな血が回って魚が臭くなるんだ」
「へっ・・・・?」
「ナイフぐらい持って来いよ!」
「ふはっ、ふはははっ・・・僕の12000円の船賃が・・・僕の社会的な地位が・・・」
「ご臨終様でした・・・・。」
もう一つの例は。
12月も後半、ビックなニジマスが釣れると言う管理釣り場、ここのニジマスは美味しいと有名な所。
当日は制作のG氏と、釣具マニアの釣行となりました。
「釣具マニア君、ここのニジマス凄く引くんだって?」
「ええ、元気な奴が多くてすげ~引きます!」
「楽しみだな~」
「そして、そして、実はここのニジマス美味しいので有名なんですよ」
「ニジマスが~興味ないな~」
「はあ、そうですか・・・」
「俺はスポーツフィッシングなスタイルだからな」
「それは、それは」
「じゃあ、俺向こうで釣るから」
「お大事に・・・」
G氏はその後ビックなニジマスを数匹釣って、元気なニジマスの引き味を堪能したご様子です。
満面な笑みをたたえて釣具マニアの所に釣果報告らしきものをご発表するG氏、スプーンニングのテクニカルな話とパターについてご高説をのたまうと、本日はお開きにしようと言ってきました。
釣具マニアも2匹ほどキープできるニジマスをゲットしてるので同意する事に。
「じゃあ、このニジマス捌いてきますんで」
「何だ、そのまま持って帰らないのか?」
「もちろん、取り出したいものがありますので」
「取り出す、何をだ」
「ええ、見ていてください」
管理釣り場に常設されている魚を捌く所にニジマスを持っていき、エラからナイフを入れてニジマス君を〆ていきます。
本日のニジマスは50cmオーバー、丸みのある顔立ちのメスをキープしていました。
さらに、さらに、お腹にナイフを入れると・・・
「ひゃあ!」
奇声をあげる、G氏 なんと気持ち悪いことでしょう、厳つい親父が手で顔を覆おっているではありませんか。
「おお!卵があった、卵が」
「えっ、卵・・釣具マニア君、ニジマスの卵食べるのかね」
「当たり前じゃないですか、これレッドキャビアと呼ばれていて、100g 3000円もする高級食材ですよ!これを解して醤油付けにして、ご飯に乗せると いくら丼ならぬレッドキャビア丼になる訳ですよ、このレッドキャビアの芳醇で濃厚な味わいがたまらんです」
「わ、わしも、レッドキャビア取ろうかな?」
汚い髭面に涎を垂らしながらレッドキャビアを物欲しそうに見るG氏
「けっ、ナイフを持ってきて自分で捌けよな」
「そんな~冷たいのね釣具マニア君、レッドキャビアを御裾分け」
両手を差し出して頂戴ポーズ。
「スポーツフィッシングじゃないんかい!!」
釣りには釣る楽しみ以外にも魚を食べる楽しみがあります、釣るまでは生きていたのですから、鮮度は良いのですが鮮度を保つ為の準備が必要です。
釣りナイフ(フィッシングナイフ)どのようなナイフか T
釣り用に作られたナイフなどは存在しません、狭義ではナイフは野外で生物を〆たり、捌いたり料理したりするもので、広義では切るための刃物でしかありません。
釣り道具メーカーのナイフは
ステンレスの鋼材を使った物が主で、値段が高いものは耐腐食性能が高い鋼材、安いものは耐腐食性能が劣るステンレス鋼の刃を使った物で特段釣り道具メーカーが梃入れして開発したものではない。
そもそも、ナイフメーカーが出している製品自体が用途別に多用なナイフを作っている訳ですから釣り場で〆たり捌いたりするのがやり易いナイフを見つければ釣りナイフとしては十分機能するとナイフだと思います。
釣りで使うナイフ
刃渡りが長いナイフはまず必用ありません
刃渡りで9cmから11cmぐらいまでが取り回しが良く魚を〆るのに適しています。
銃刀法違反に抵触するかどうか
銃刀法第22条には「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、内閣府令で定めるところにより計った刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物を携帯してはならない。との規定があります。
簡単に言えば業務上必要なら6センチメートルを超えても良いということです。
例えばキャンプ場で料理をする為に刃渡り21cm柳刃庖丁をキャンプ道具と一緒に持っていくのは業務上正当な理由である場合と判断されるわけですね。
それと同じように釣りでも釣った魚を〆るのに必用なので刃渡り10cmのシースナイフをタックルボックスに忍ばせるのは業務上正当な理由いえます。
ナイフの種類
フォールデングナイフ
ハンドルにナイフを折りたためるのでコンパクトで携帯性があるが、構造が複雑な為 耐久性が劣る、ハンドルを収納する部分にゴミなどが詰まりやすくメンテナンス性が悪い、海使用すると稼動部に錆が発生しやすくこれもメンテナンス、耐久性に劣る要因となる、
シースナイフ
ハンドルが固定されているので堅牢、メンテナンス性に優れている。折りたためないので刃がむき出しのため鞘が必要携帯性に欠ける。
シース(鞘)革か樹脂
耐久性、衛生面から考えれば、樹脂製だがアンティークな見た目を望むのなら革
両刃と片刃
両刃:表、裏共に刃があるのに対して片刃は片側にのみ刃先が存在する。
片刃:右利きで使いやすいよう刃先の向きが決められているので左利きは使いにくい。
片刃
砥石での研ぎは表刃の傾斜に沿うように研ぐので片刃の方が研ぎ易い、片刃は刃厚を厚く作れる、 刃先の無い裏側(刃裏)の切断面が鋭利
両刃
利き手関係なく使える、食材などを真っ二つに断ち切りやすい、研ぎ難い、ベベルの角度を表、裏とも一定に保つのには慣れが必要、特に裏側は難しい(両刃専用シャープナーなら容易に研げるが切れ味の事を考えるなら、結局は砥石を使わざる終えない
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鋼材
ステンレス鋼か炭素鋼
ナイフは大まかにいえばステンレスか炭素鋼のどちらかで刃の鋼材は作られているステンレス鋼は錆び難いが、炭素鋼に比べると切れ味が鈍い、刃もちは悪い
炭素鋼の鋼は錆びやすいが切れ味が鋭く、刃もちが良い
ハンドルの種類は樹脂かウッド
耐久性、衛生面から考えれば、樹脂製だがアンティークな趣を望むのならウッド
厳選 釣りナイフ(フィッシングナイフ)
価格も安く、世界各国で認知され、永く愛用されたナイフを厳選して選んで見ました。
OPINEL(オピネル)
120年の歴史を持つフランス製のフォールディングナイフ、ブレードの長さ、鋼材を含めて種類が豊富、このナイフは刃を興した時のロック機構が特殊でロータリー式のロック機構、刃を起こしたらリングを回す事で刃をロックします、またブレードの厚さがぺティナイフのように薄く作られており、ヘビービューティな使い方より食材を切る事に適している。
おすすめはNo.10 ステンレスかカーボンスチール
OPINEL(オピネル)No.10 ステンレス(海で使える)
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G.SAKAI ニュー サビナイフ
H-1鋼を使用したブレード、ステンレスの鋼材の中でも錆に強く海釣りを意識して作られたナイフ、そのため耐水性のある樹脂性ハンドル、樹脂製シース仕様
G.SAKAI NEW SABI NAIFE 2
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モーラナイフ
スウェーデン製の片刃ナイフ汎用性が高く北欧ではさまざまな場面で使用される実用ナイフ、特にヘビーデューティは刃厚が3.2mmと厚いため堅牢です、ステンレス鋼、炭素鋼の2種類があります。
モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティ ステンレス
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